ベルガエ
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ベルガエ(ラテン語: Belgae)とは、ガリア(現在のフランス、ベルギー、スイス他)の内の北東部を指す古代ヨーロッパの地名である。また、ベルガエに住む部族を総称してベルガエ人(ベルガエ族)と呼ぶ。ライン川に面した地区であるため、元々はゲルマン系の部族とも考えられている。なお、ベルギー王国はこのベルガエの故地より名称を得ている。
概要[編集]
ガイウス・ユリウス・カエサルは自著「ガリア戦記」の中でガリアを3つの地区に分けており、ベルガエは北東部、アクィタニアを南西部、ベルガエとアクィタニアに挟まれた地区を「ガリア」(カエサルはケルタエ(Celtae)と呼ぶ)としている。ゲルマン人の住む地区に近く、キンブリ族やテウトネス族の侵入を単独で撃退したように、ガリアの3地区の中でも最も勇猛であった。
ベルガエ人が ガリア系かゲルマン系にルーツを持つのかは、はっきりしない。カエサルは「元々はゲルマン系で、ライン川を渡ってガリアへ住み着き、土着のガリア人を追い出した。」と記している。
ベルガエ人の一派でスエッシオネス族のディウィキアクスはブリタンニアにも影響力を及ぼしていたという。カエサル率いるローマ軍とのガリア戦争ではガリア人の中で最も激しく抵抗したが、サビス川の戦いやアレシアの戦いなどに敗れて、ローマの属州となり、後にガリア・ベルギカ属州となった。
主なベルガエ部族[編集]
- アンビアニ族(Ambiani)
- アトレバテス族
- アトゥアトゥキ族
- ベロウァッキ族
- カエロシ族(カエサルによるとゲルマン系)
- カレテス族(Caleti)
- コンドルシ族 (Condrusi、カエサルによるとゲルマン系)
- エブロネス族 (カエサルによるとゲルマン系)
- メナピィ族
- モリニ族
- ネルウィイ族
- パエマニ族 (カエサルによるとゲルマン系)
- レミ族
- スエッシオネス族
- ウェリオカッセス族(Veliocasses)
- ウィロマンドゥイ族(Viromandui)