ベイビーわるきゅーれ
ベイビーわるきゅーれ | |
---|---|
監督 | 阪元裕吾 |
脚本 | 阪元裕吾 |
製作 | 『ベイビーわるきゅーれ』製作委員会 |
出演者 |
髙石あかり 伊澤彩織 |
音楽 | SUPA LOVE[1] |
主題歌 | KYONO「STAY GLOW feat.TAKUMA(10-FEET)」 |
撮影 | 伊集守忠[1] |
編集 | 阪元裕吾 |
制作会社 | シャイカー |
配給 | 渋谷プロダクション |
公開 |
![]() |
上映時間 | 95分 |
製作国 |
![]() |
言語 | 日本語 |
次作 | ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー |
『ベイビーわるきゅーれ』(英題:Baby walkure)は、阪元裕吾監督の日本映画。2021年7月30日公開[2]。続編が2023年3月24日初公開予定[3]。
概要[編集]
社会に適合できない女子高生殺し屋コンビを主人公にした青春バイオレンスアクション。阪元裕吾が監督・脚本を務め、自身の監督作『ある用務員』でも女子高生の殺し屋コンビを演じていた髙石あかりと伊澤彩織を再び同じような設定のもと主演に抜擢した[2][4]。高石、伊澤ともに映画初主演となる。
アクション監督は『THE NEXT GENERATION -パトレイバー-』シリーズやジャパンアクションアワード2014でベストアクション作品賞他三部門を受賞した『BUSHIDO MAN』の園村健介[1]が務め、終盤のアクションシーンに関して阪元は「すべておまかせ」したと述べている。なお、伊澤と三元の立ち回りでは撮影1週間前の合わせのミット打ちでパンチを笑われたため、伊澤は後日のインタビューで、肘打ちを入れるなど「半分以上がアドリブであった」と語っている[5]。
全体テーマは「殺し屋と暮らし」[6]。主演の女子高生を演じる髙石と伊澤は、実年齢では9歳の隔たりがある[7][8]。ラバーガール2人(大水、飛永)の起用は荒唐無稽な設定をリアルに演じてもらいたかったため[6]。舞台挨拶で大水は「(コンビニ店長役のため)役作りをするにあたって、歯を全部抜いた」「でもコンビニ店長は歯があった方がいいなと思って、もう1回全部入れ直しました」とボケた[9]。
当初の企画案では『JKわるきゅーれ』のタイトルであった[10]。6回ほど変わったのちに『ベイビーわるきゅーれ』に決まった[10]。
上映間の一つ、池袋シネマ・ロサでは『君の名は。』、『カメラを止めるな!』に次ぐ9か月以上に及ぶロングラン上映を記録した[11]。
あらすじ[編集]
高校卒業を控える女子高生のちさととまひろには、殺し屋という裏の顔があった。彼女たちは組織から委託される人殺しはそつなくこなせた一方、日常の生活能力は低い上、公共料金や年金・税金等の支払いが遅れることも少なくなかった。それでもちさとはかろうじてアルバイトをしていたが、コミュニケーションそのものが苦手なまひろは徐々に嫉妬心を抱く。
登場人物[編集]
- その他
- 渡部 - 三元雅芸
- 浜岡ひまり(浜岡一平の娘) - 秋谷百音
- 浜岡かずき(浜岡一平の息子) - うえきやサトシ
- 姫子(メイド喫茶の店員) - 福島雪菜
- 浜岡一平(ヤクザ) - 本宮泰風
- 田坂さん - 水石亜飛夢
- 凪子(ちさとのアルバイト先の店員) - 辻凪子
- 須佐野 - 飛永翼(ラバーガール)
- コンビニ「ハピネスマート」店長 - 大水洋介(ラバーガール)
- 和菓子屋の店主 - 仁科貴
音楽[編集]
スタッフ[編集]
- 監督・脚本・編集 - 阪元裕吾
- 製作:奥村雄二、人見剛史、松原憲、小林未生和
- エグゼクティブプロデューサー - 鈴木祐介
- プロデューサー - 角田陸、後藤剛
- アクション監督 - 園村健介
- アクションコーディネーター:川本直弘
- 音楽プロデューサー - 松原憲
- 撮影・照明- 伊集守忠
- 録音:五十嵐猛吏、植田中
- 美術・装飾 - 岩崎未来
- スタイリスト - 入山浩章
- ヘアメイク - 赤井瑞希、吉野美沙子、仁部遥香
- 撮影証明助手:呉大雅俊、山崎充
- ガンエフェクト:会田文彦
- CG・エフェクト - 若松みゆき
- 仕上:久田宗里
- 編集スタジオ:フォーディメンションスタジオ
- 音響効果 - 吉田篤史
- MA:五十嵐猛吏、下元徹(サウンドライズ)、市村聡雄(サウンドライズ)
- スチール:小野佑介
- 演出補 - 工藤渉、濱中春
- 制作プロデューサー - 吉田浩太
- 制作:新関収一、信永浩志、古谷蓮
- 衣裳協力:DRC
- 音楽 - SUPA LOVE(曽木琢磨、高橋祐子、Uio)
- 音楽プロデューサー - 松原憲
- アソシエイトプロデューサ:米谷陵
- 製作 - 「ベイビーわるきゅーれ」製作委員会(TOKYO CALLING/ライツキューブ/SUPA LOVE/渋谷プロダクション)
- 制作プロダクション - シャイカー
- 配給 - 渋谷プロダクション
特典CD付きパンフレット[編集]
1枚の特典CDに下記を収録。
- 映画挿入歌 髙石あかり×伊澤彩織「らぐなろっく 〜ベイビーわるきゅーれ〜 feat. Daichi」avex trax
- ドラマCD(主人公ちさととまひろの日常を描いたオリジナルドラマ)声の出演:髙石あかり/伊澤彩織
- 第1話「手榴弾」
- 第2話「徳永さん」
- 第3話「ふたり」
ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー[編集]
2023年3月24日、新宿ピカデリーほかにて公開公開予定[3]。『ベイビーわるきゅーれ』の続編。主演は引き続き、高石あかり・伊澤彩織。
キャスト[編集]
- 杉本ちさと - 高石あかり
- 深川まひろ - 伊澤彩織
- 田坂 - 水石亜飛夢
- 宮内茉奈 - 中井友望[12]
- 須佐野 - 飛永翼
- 橋野純平
- 安倍乙
- 新しい学校のリーダーズ
- 商店街のおじいさん・松本 - 渡辺哲
- ゆうり - 丞威[12]
- まこと - 濱田龍臣[12]
スタッフ[編集]
- 監督・脚本 - 阪元裕吾
- アクション監督 - 園村健介
- 制作プロダクション:シャイカー
- 配給:渋谷プロダクション
脚注[編集]
- ^ a b c “映画『ベイビーわるきゅーれ』特報解禁!”. 映画ログプラス (2021年5月6日). 2021年5月8日閲覧。
- ^ a b c “阪元裕吾の新作は女子高生殺し屋コンビの社会勉強描く「ベイビーわるきゅーれ」”. 映画ナタリー (2021年5月6日). 2021年5月6日閲覧。
- ^ a b “『ベイビーわるきゅーれ 2 ベイビー』2023年3月24日公開決定 ティザービジュアル&映像も”. リアルサウンド映画部 (2022年12月21日). 2023年1月15日閲覧。
- ^ “話題の女優・髙石あかりが『ベイビーわるきゅーれ』で映画初主演「メイドの自己紹介は本気で考えたって知ってほしい(笑)」 - エンタメ - ニュース”. 週プレNEWS[週刊プレイボーイのニュースサイト] (2021年7月30日). 2021年8月3日閲覧。
- ^ “【ベイビーわるきゅーれ】主演 伊澤彩織&アクション監督 園村健介が語る制作舞台裏”. JAPAN ACTION CHANNEL (2021年7月30日). 2021年8月8日閲覧。
- ^ a b “「殺し屋なのにギャップ」みたいなものを中心に!『ベイビーわるきゅーれ』阪元裕吾監督の脚本に注目! 映画ログプラス”. 映画ログプラス (2021年7月17日). 2021年8月8日閲覧。
- ^ “髙石あかり&伊澤彩織「バイトが苦手」な殺し屋コンビを熱演 映画『ベイビーわるきゅーれ』”. nippon.com (2021年7月30日). 2021年8月3日閲覧。
- ^ “Vol.1021 女優/スタントパフォーマー 伊澤彩織(映画『ベイビーわるきゅーれ』について) | OKWAVE Stars”. okstars.okwave.jp (2021年8月7日). 2021年8月8日閲覧。
- ^ “ラバーガール・大水、コンビニの店長の役づくりで「歯を全部抜いた」”. フジテレビュー!! (2021年7月30日). 2021年8月8日閲覧。
- ^ a b “映画『ベイビーわるきゅーれ』初日舞台挨拶に主演・髙石あかり登壇! - モデルプレス”. モデルプレス - ライフスタイル・ファッションエンタメニュース (2021年7月31日). 2021年8月3日閲覧。
- ^ Re-solution (2022年10月29日). “GirlsNews| 髙石あかり&伊澤彩織の殺し屋女子コンビ再び!『ベイビーわるきゅーれ』続編がクランクアップ”. GirlsNews. 2022年10月30日閲覧。
- ^ a b c “新たな敵は兄弟コンビ!『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』予告編&場面写真”. cinemacafe.net. 2023年2月19日閲覧。
外部リンク[編集]
- ベイビーわるきゅーれ - 公式サイト
- 映画「ベイビーわるきゅーれ」公式 (@babywalkure2021) - Twitter
- ベイビーわるきゅーれ│Rights Cube
- ベイビーわるきゅーれ - 映画.com