ヘルベルト・ブロムシュテット

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ヘルベルト・ブロムシュテット
Herbert Blomstedt
Herbert Blomstedt in Lund 2008-10-03.jpg
2008年
基本情報
生誕 (1927-07-11) 1927年7月11日(90歳)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
マサチューセッツ州 スプリングフィールド
出身地  スウェーデン
ジャンル クラシック音楽
職業 指揮者
活動期間 1954年 -

ヘルベルト・ブロムシュテットHerbert Blomstedt, 1927年7月11日 - )は、アメリカ生まれのスウェーデン指揮者ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団バンベルク交響楽団NHK交響楽団シュターツカペレ・ドレスデンなどの名誉指揮者。スウェーデン語では [ˌhæɹːbəʈ ˈblʊmːstɛt] ヘッルベト・ブルンムステット (発音を聞く)と発音するが、日本ではドイツ語読みのブロムシュテットで知られる。

人物・来歴[編集]

仕事で渡米していたスウェーデン人の両親の元、マサチューセッツ州スプリングフィールドに生まれる。2歳の時に一家は帰国し、その後ブロムシュテットはストックホルム音楽大学ウプサラ大学に学んだ後、イーゴリ・マルケヴィッチに師事。さらにアメリカ合衆国に留学してジュリアード音楽学校でジャン・モレルに、タングルウッドバークシャー音楽センターレナード・バーンスタインに師事した。1953年クーセヴィツキー賞を獲得し、1955年ザルツブルク指揮者コンクールで優勝する。

1954年2月にロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団ベートーヴェンヒンデミットなどの作品を指揮して指揮者として本格的にデビューする。その後、ノールショピング交響楽団オスロ・フィルハーモニー管弦楽団デンマーク放送交響楽団スウェーデン放送交響楽団の首席指揮者を歴任した後、シュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者に就任。その後、サンフランシスコ交響楽団1985年 - 1995年、現在は桂冠指揮者)、北ドイツ放送交響楽団(1995年 - 1998年)を経て、1998年から2005年までライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の首席指揮者を務めた(現在は名誉指揮者)。また、バンベルク交響楽団、DR放送交響楽団、スウェーデン放送交響楽団、シュターツカペレ・ドレスデンの名誉指揮者でもある。

1973年、シュターツカペレ・ドレスデンの来日公演の指揮者として初来日。以降、国外のオーケストラを率いての来日のほか、1981年のNHK交響楽団への初客演以降、同楽団へ積極的に客演しており、日本においてもよく知られている指揮者となっている。なお、NHK交響楽団からは1985年に名誉指揮者、2016年に桂冠名誉指揮者の称号を贈られている。

2009年11月、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団との客演指揮者としての来日公演において、東京・大阪をはじめ全国数ヶ所で、ブルックナー交響曲第8番ドヴォルザーク交響曲第8番第9番「新世界より」などを指揮した。特にサントリーホールで演奏されたブルックナーの「8番」は、大きな話題を呼んだ。

2011年6月には、ライプツィヒ市からバッハメダル賞を[1]、2014年にはスウェーデン王立科学アカデミーからショック賞音楽芸術部門を授与されている。

2016年67回NHK放送文化賞を受賞[2]

演奏スタイル・主な活動[編集]

生命力に富んだ弛緩することのない早めのテンポで、無駄のない、クリアかつシャープな響きを構築する。

リハーサルは非常に厳格で、オーケストラビルダーとしても一流である。N響団員からは尊敬されるとともに恐れられている。

90代の高齢に至ってなお、欧米を中心に活発な演奏活動を行っており、桂冠指揮者をつとめるサンフランシスコ交響楽団や名誉指揮者の称号を持つライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団バンベルク交響楽団をはじめ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、シュターツカペレ・ドレスデン、バイエルン放送交響楽団、北ドイツ放送交響楽団、パリ管弦楽団ボストン交響楽団クリーヴランド管弦楽団などの名門オーケストラに毎年定期的に客演している。

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団への初客演は2011年1月26日であり、ニコラウス・アーノンクールの代役として、ウィーンモーツァルト週間に登場した。以降は定期演奏会のほか演奏ツアー、ザルツブルク音楽祭にも登場している。

ベートーヴェンブラームスブルックナーシューベルトなどの独墺系作品をレパートリーの中心とし、大規模な合唱曲にも手腕を発揮する。また、自らが北欧出身ということもあり、シベリウスニールセンなどの北欧系レパートリーも演奏会やCDで積極的にとり上げている。

シュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者時代にはオペラも手がけた(「レオノーレ」の全曲録音あり)。現在はコンサートのみの活動である。

代表的な録音[編集]

シュターツカペレ・ドレスデンとの録音

他。

サンフランシスコ交響楽団との録音

他。ニールセンの演奏は同曲の決定盤として評価が高い。

北ドイツ放送交響楽団との録音

他。

ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団との録音

他。

エピソード[編集]

  • 初来日は1973年、シュターツカペレ・ドレスデンの客演指揮者としてである。ドレスデン時代には数回来日したが、「指揮者ブロムシュテット」が話題になることはあまりなかった。70-80年代に、日本の評論家でブロムシュテットを高く評価していたのは小石忠男だけであった(小石はドレスデンにて録音や演奏会に立ち会い、ブロムシュテットの高い音楽性と音楽への真摯な姿勢に感動したという)。
  • ブロムシュテットは徹底した菜食主義者として有名である(宗教上の理由による)。肉だけでなく、動物の関わる食材を使用しているものは口にしない。セブンスデー・アドベンチストの聖職者を父として生まれ、コンサートやリハーサルのスケジュール上の制約も自らの信条に従って決定している。NHK交響楽団へ客演した際、N響事務局は昼食に蕎麦を出したが、蕎麦つゆは鰹を出汁にしたものであると知ったブロムシュテットは麺のみを食べたという。
  • NHK交響楽団へ客演した際(マーラー交響曲第9番)、首席ホルン奏者に「もう1回吹いてくれないだろうか」と言って、本番ギリギリまで指揮者室で練習をさせた。

脚注[編集]

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外部リンク[編集]