ヘビギンポ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
ヘビギンポ
ヘビギンポ
ヘビギンポのオス
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: スズキ目 Perciformes
亜目 : ギンポ亜目 Blennioidei
: ヘビギンポ科 Tripterygiidae
: ヘビギンポ属 Enneapterygius
Rüppell, 1835
: ヘビギンポ E. etheostomus
学名
Enneapterygius etheostomus
(Jordan et Snyder,1902)

ヘビギンポ(蛇銀宝)、学名 Enneapterygius etheostomus は、スズキ目・ヘビギンポ科に分類される魚の一種。東アジアの温暖な岩礁海岸に生息する小型の底生魚である。

成魚は全長6cmほど。オス・メス共に褐色の体には数本の横帯があり、繁殖期のオスは全身が黒く染まり、尻尾付近に2本の白い横縞が浮き出る。体は前後にやや細長いが、頭と鰭は体の割りに大きい。目が大きく、吻は短いながらも前方に尖る。本種に限らず、ヘビギンポ科の魚は同様に背鰭が3基に分かれ、腹鰭は軟条が各2本出るのみなので、よく似たハゼ類、ウバウオ類、イソギンポ類などと区別できる。

日本・朝鮮半島・中国・台湾・ベトナムまで、東アジア沿岸の熱帯・温帯域に広く分布する。日本では北海道南部から南西諸島まで見られるが、最近の研究では日本で「ヘビギンポ」とされる魚の中に複数種が含まれている事が分かってきており、今後の研究が期待される。

岩礁海岸の波打ち際付近に生息し、鰭をはためかせながら岩の表面を泳ぐ。タイドプール、港の防波堤消波ブロックの表面などで素早く泳ぎ回るのが見られる。餌は藻類を食べる。

参考文献[編集]

  • 蒲原稔治著・岡村収補『魚』保育社 エコロン自然シリーズ 1966年初版・1996年改訂 ISBN 4-586-32109-1
  • 岡村収・尼岡邦夫監修『山渓カラー名鑑 日本の海水魚』(ヘビギンポ科解説 : 藍澤正宏)ISBN 4-635-09027-2
  • Enneapterygius etheostomus - Froese, R. and D. Pauly. Editors. 2008. FishBase. World Wide Web electronic publication. www.fishbase.org, version(09/2008).

外部リンク[編集]