ヘイズ郡 (テキサス州)

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テキサス州ヘイズ郡
Hays courthouse.jpg
サンマーコス市にある190年建築のヘイズ郡庁舎、折衷様式
ヘイズ郡の位置を示したテキサス州の地図
郡のテキサス州内の位置
テキサス州の位置を示したアメリカ合衆国の地図
州のアメリカ合衆国内の位置
設立 1848年
郡庁所在地 サンマーコス
面積
 - 総面積
 - 陸
 - 水

1,761 km2 (680 mi2)
1,756 km2 (678 mi2)
5 km2 (2 mi2), 0.28%
人口
 - (2010年)
 - 密度

157,107人
89人/km2 (231.7人/mi2)
標準時 中部: UTC-6/-5
ウェブサイト co.hays.tx.us

ヘイズ郡: Hays County)は、アメリカ合衆国テキサス州の中央部、エドワーズ高原に位置するである。2010年国勢調査での人口は157,107人であり、2000年の97,589人から61.0%増加した[1]郡庁所在地サンマーコス市(人口44,894人[2])であり[3]、同郡で人口最大の都市でもある。ヘイズ郡は1848年に設立され、郡名は、テキサス・レンジャー米墨戦争で士官だったジョン・コフィー・ヘイズ因んで名付けられた。

年譜[編集]

ヘイズ郡庁舎別館、郡庁舎とは通り向かいにある
退役兵記念碑
  • 紀元前6000年、ヘイズ郡となった地域の最初に住人はパレオ・インディアンだった[4]
  • 西暦1200年、考古学遺跡調査で、トンカワ族インディアンが農耕を行っていたことがわかった[4]
  • 1709年、イシドロ・フェリクス・デ・エスピノーザ神父、アントニオ・デ・サン・ブエナベンチュラ・イ・オリバレス神父およびペドレオ・デ・アギレがこの地域を遠征した[5]
  • 1714年、フランス系カナダ人探検家ルイ・ジュシュリュー・ド・サンドニが、コマンチ族に攻撃された[6]
  • 1755年、アパッチ族集落にサンフランシスコ・ザビエル・デ・ロス・ドロレス伝道所が設立された[7]
  • 1831年、コアウイラ・イ・テハス州が、フアン・マルティン・デ・ベラメンディに土地特許を発行した[8][9]
  • 1832年、コアウイラ・イ・テハス州がフアン・ビセンテ・カンポスに土地特許を発行した[4]
  • 1834年、コアウイラ・イ・テハス州がトマス・ジェファーソン・チェンバーズに土地特許を発行した[4]
  • 1835年、コアウイラ・イ・テハス州が最初のイギリス人であるテネシー州のトマス・G・マクギーに土地特許を発行した [4]
  • 1848年3月1日、テキサス州議会がトラヴィス郡の一部からヘイズ郡を設立した。郡名はテネシー州からの移住者でテキサス・レンジャーの大尉ジョン・コフィー・ヘイズ因んで名付けられた。サンマーコスが郡庁所在地に指定された[10]
  • 1858年、テキサス州議会がヘイズ郡の一部からブランコ郡を設立したが、コマール郡の一部をヘイズ郡に併合した。リッシャー・アンド・ホール駅馬車線が州内の31有る旅客郵便路線のうち16を運行していた[4]
  • 1861年、ヘイズ郡はアメリカ合衆国からの脱退に賛成した[4]
  • 1862年、テキサス州議会がさらにコマール郡の一部をヘイズ郡に併合した[4]
  • 1867年、ヘイズ郡からカンザス州に向けた最初の牛追いが出発した[4]
  • 1880年、インターナショナル・グレートノーザン鉄道が、オースティンからサンマーコスまで開通した[4]
  • 1896年、ベンジャミン・マカロック准将に因んで名付けられたキャンプ・ベン・マカロックが、南軍元兵士の再集会のために組織化された.[11]
  • 1899年、南西テキサス州立師範学校がサンマーコスに設立された[12]
  • 1900年、ワンダー洞穴が一般公開された[13]
  • 1908年、現在の郡庁舎が建設された。ボザール様式のこの建物はC・H・ペイジ・アンド・ブラザーズ社が設計した[14]
  • 1928年、サンマーコス市にアクアリーナ・スプリングスが開設された[15]
  • 1930年、リンドン・B・ジョンソンが南西テキサス州立師範学校を卒業した[16]
  • 1942年、サンマーコス陸軍飛行場の建設が始まった[17]
  • 1953年、サンマーコス陸軍飛行場が、第二次世界大戦でサンマーコス出身者として最初に戦死したアーサー・エドワード・ゲーリー中尉を称え、ゲーリー空軍基地と改名された[17]
  • 1955年、州議会がヘイズ郡とトラヴィス郡の郡境を再測量して、ヘイズ郡に16,000エーカー (65 km2) を付加した[4]
  • 1964年、アメリカ合衆国大統領リンドン・B・ジョンソンが、再開されたゲーリー空軍基地に職業訓練センターを設立すると発表した[18]

地理[編集]

アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は680平方マイル (1,761.2 km2)であり、このうち陸地678平方マイル (1,756.0 km2)、水域は2平方マイル (5.2 km2)で水域率は0.28%である[19]

主要高規格道路[編集]

隣接する郡[編集]

人口動態[編集]

人口推移
年度 人口 変動率
1850 387
1860 2,126 449.4%
1870 4,088 92.3%
1880 7,555 84.8%
1890 11,352 50.3%
1900 14,142 24.6%
1910 15,518 9.7%
1920 15,920 2.6%
1930 14,915 −6.3%
1940 15,349 2.9%
1950 17,840 16.2%
1960 19,934 11.7%
1970 27,642 38.7%
1980 40,594 46.9%
1990 65,614 61.6%
2000 97,589 48.7%
2010 157,107 61.0%
U.S. Decennial Census[20]
Texas Almanac: 1850-2010[21]

以下は2000年国勢調査による人口統計データである。

基礎データ

  • 人口: 97,589人
  • 世帯数: 51,265 世帯
  • 家族数: 22,150 家族
  • 人口密度: 56人/km2(144人/mi2
  • 住居数: 55,643軒
  • 住居密度: 20軒/km2(53軒/mi2

人種別人口構成

年齢別人口構成

  • 18歳未満: 24.5%
  • 18-24歳: 20.5%
  • 25-44歳: 28.2%
  • 45-64歳: 19.1%
  • 65歳以上: 7.7%
  • 年齢の中央値: 28歳
  • 性比(女性100人あたり男性の人口)
    • 総人口: 101.3
    • 18歳以上: 99.5

世帯と家族(対世帯数)

  • 18歳未満の子供がいる: 34.0%
  • 結婚・同居している夫婦: 53.1%
  • 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 9.0%
  • 非家族世帯: 33.7%
  • 単身世帯: 21.0%
  • 65歳以上の老人1人暮らし: 4.9%
  • 平均構成人数
    • 世帯: 2.69人
    • 家族: 3.21人

収入[編集]

収入と家計

  • 収入の中央値
    • 世帯: 45,006米ドル
    • 家族: 56,287米ドル
    • 性別
      • 男性: 35,209米ドル
      • 女性: 27,334米ドル
  • 人口1人あたり収入: 19,931米ドル
  • 貧困線以下
    • 対人口: 14.3%
    • 対家族数: 6.4%
    • 18歳未満: 10.3%
    • 65歳以上: 9.7%

都市と町[編集]

教育[編集]

ヘイズ郡東部では、幼稚園生から高校生までヘイズ統合独立教育学区の学校に入学する。2009年時点で3つの高校、5つの中学校、11の小学校がある。その他にサンマーコス統合独立教育学区、ドリッピングスプリングス独立教育学区、ウィンバリー独立教育学区がある。

高等教育機関としてサンマーコス市にある4年制のテキサス州立大学がある。オースティン・コミュニティ・カレッジが運営する遠隔学習センターが3か所ある。

ギャラリー[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Quickfacts.census.gov - Hays County - accessed 2011-12-06.
  2. ^ Quickfacts.census.gov - San Marcos, Texas - accessed 2011-12-06.
  3. ^ Find a County, National Association of Counties, http://www.naco.org/Counties/Pages/FindACounty.aspx 2011年6月7日閲覧。 
  4. ^ a b c d e f g h i j k Cecil, Paul F; Greene, Daniel P. “Hays County, Texas”. Handbook of Texas Online. Texas State Historical Association. 2010年12月1日閲覧。
  5. ^ Foster, William C (1995). Spanish Expeditions into Texas, 1689-1768. University of Texas Press. p. 117. ISBN 978-0-292-72489-1. 
  6. ^ Weddle, Robert S (1991). The French Thorn: Rival Explorers in the Spanish Sea, 1682-1762. TAMU Press. p. 200. ISBN 978-0-89096-480-4. 
  7. ^ Arias, David (2009). The First Catholics of the United States. lulu.com. pp. 180–181. ISBN 978-0-557-07527-0. 
  8. ^ Coahuila and Tejas”. Handbook of Texas Online. Texas State Historical Association. 2010年12月1日閲覧。
  9. ^ Juan Martín de Veramendi”. Handbook of Texas Online. Texas State Historical Association. 2010年12月1日閲覧。
  10. ^ San Marcos, Texas”. Texas Escapes. Texas Escapes - Blueprints For Travel, LLC. 2010年12月1日閲覧。
  11. ^ Winfrey, Dorman. “Camp Ben Mcculloch”. Handbook of Texas Online. Texas State Historical Association. 2010年12月1日閲覧。
  12. ^ San Marcos Campus”. Texas State University. 2010年12月1日閲覧。
  13. ^ Wonder World Park”. 2010年12月1日閲覧。
  14. ^ Hays County Courthouse”. Texas Escapes. Texas Escapes - Blueprints For Travel, LLC. 2010年12月1日閲覧。
  15. ^ Aquarena Springs”. Texas State University. 2010年12月1日閲覧。
  16. ^ Pietrusza, David (2008). 1960--LBJ vs. JFK vs. Nixon: The Epic Campaign That Forged Three Presidencies. Union Square Press. p. 20. ISBN 978-1-4027-6114-0. 
  17. ^ a b Ratisseau, Shirley. “Gary Air Force Base”. Handbook of Texas Online. Texas State Historical Association. 2010年12月1日閲覧。
  18. ^ Gary Job Corps Center”. Handbook of Texas Online. Texas State Historical Association. 2010年12月1日閲覧。
  19. ^ Census 2000 U.S. Gazetteer Files: Counties”. United States Census. 2011年2月13日閲覧。
  20. ^ U.S. Decennial Census
  21. ^ Texas Almanac: County Population History 1850-2010
  22. ^ City of Austin Full Purpose Jurisdiction”. City of Austin (2006年3月9日). 2010年5月1日閲覧。

参考文献[編集]

  • DeCook, K.J. (1963). Geology and ground-water resources of Hays County, Texas [U.S. Geological Survey Water-Supply Paper 1612]. Washington, D.C.: U.S. Government Printing Office.

外部リンク[編集]

座標: 北緯30度04分 西経98度02分 / 北緯30.06度 西経98.03度 / 30.06; -98.03