プジョー・505

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プジョー・505
セダン フロント(北米仕様)
1987 Peugeot 505 Turbo S, left front (US).jpg
セダン リア(北米仕様)
1987 Peugeot 505 Turbo S, left rear (US).jpg
ステーションワゴン
カナダケベック州モントリオール撮影)
Peugeot 505 Wagon (Front).JPG
製造国 フランスの旗 フランス
 インドネシア
中華人民共和国の旗 中華人民共和国
 台湾
スペインの旗 スペイン
アルゼンチンの旗 アルゼンチン
 エジプト
オーストラリアの旗 オーストラリア
タイ王国の旗 タイ
ポルトガルの旗 ポルトガル
ナイジェリアの旗 ナイジェリア
マレーシアの旗 マレーシア
 チリ
販売期間 1979年5月 - 1992年6月(欧州)
1981年 - 1987年(インドネシア)
1981年 - 1991年(台湾)
1981年 - 1995年(アルゼンチン)
1990年 - 1997年(中国)
乗車定員 5名
ボディタイプ 4ドアセダン
5ドアステーションワゴン
エンジン ガソリン:
1.8/1.9/2.0/2.1/2.2/2.8L I4
2.7L V6
ディーゼル:
2.3/2.5L I4
駆動方式 FR
変速機 4/5MT
3/4AT
全長 4,580mm (セダン)
4,900mm (ワゴン)
全幅 1,735mm (セダン)
1,730mm (ワゴン)
全高 1,425-1,445mm (セダン)
1,500mm (ワゴン)
ホイールベース 2,745mm (セダン)
2,900mm (ワゴン)
車両重量 1,210-1,410kg
総生産台数 1,351,254台[注釈 1]
先代 プジョー・504
-自動車のスペック表-
テンプレートを表示

プジョー505Peugeot 505 )は、フランス自動車会社、オートモビル・プジョーが1979年5月から1992年6月にかけて製造・販売した中型乗用車(中国広州標致汽車では1997年まで生産が続けられた他世界各地での生産があった)。

概要[編集]

1979年、それまでの主力中型車、504の後継車として登場。デザインはプジョーと親しい関係にあったイタリアピニンファリーナが担当し、吊り目のヘッドライトに特徴付けられた端正で優美なもので、ボディ形状は4ドアセダンと5ドアステーションワゴンで、フランスなどではワゴンモデルを改造した救急車、また1986年からフランスの四輪駆動換装メーカーダンジェルが製作した4x4仕様「505 Break Dangel 4x4」も存在した。

メカニズム[編集]

サスペンションは504のを踏襲しているが、リアサスペンションは604のもの(セミトレーリングアームの4輪独立懸架)を導入したため、504と同じホイールベースでありながら後席のスペースは増大していた。

エンジンはプジョー、ルノー、ボルボ共同開発のPRVエンジン(オールアルミ4気筒SOHC 2,000cc)を搭載している。このエンジン自体は既にルノー・20に搭載されていたが、505ではボッシュKジェトロニックを採用していた点が違っていた。

年表[編集]

  • 1979年5月 - 504の後継としてデビュー。エンジンラインナップは、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの二本立てで、1,800cc(OHV)、2,000cc(OHC)のガソリンエンジン、2,300ccのディーゼルエンジンが当初搭載された。尚どれも直列4気筒。
  • 1980年 - ターボディーゼル追加。
  • 1981年 - 2,000cc SOHCを2,200ccに拡大。
  • 1982年 - プジョー初のガソリンターボ、OHV 2,200ccターボを追加。
  • 1984年 - ブラックのドアトリムやリアスポイラーを採用したスポーティー版「GTI」を追加。これは日本にも導入された。
  • 1986年 - 604の生産中止を受けてプジョーの最高級車となり、604に搭載されていたV型6気筒を引き継ぐ。
  • 1991年末 - 生産終了。

1991年末の生産終了後も、アルゼンチン等ではしばらく生産が続行された。また、中国南部、広東省広州市での合弁企業「広州標致汽車(グァンチョウ・プジョー)」でも生産された(後に経営難で事業をホンダに譲渡し、アコードオデッセイなどを生産)。

日本での販売[編集]

日本では西武自動車販売がセダンのみを正規輸入し、初期には2,000ccのTI/STI(右ハンドル)が、マイナーチェンジ後には2,200ccのGTIと2,700ccのV6(左ハンドル)が販売されているが、日本でのバブル景気以前の車種ということもあり、絶対数はきわめて少ない。

後継車について[編集]

505は先代504、先々代404とは違い特定の後継車は存在しない。これは従来の305がモデル末期に入った頃、305と同格の309の他に、そのワンランク上(とはいえ505からすれば格下)に当たる「405」を1987年に登場させたことが原因で、それによって505は直接的な後継を持つことができなかった。しかしながら車体寸法的には505のそれに近く、後継と呼ぶに不足はなかった。また1989年には1985年に生産中止した上級乗用車604の後継「605」が発売されており、604の後継を一時的に担っていた505にとっては上級移行した後継車と見ることもできる。事実505のV型エンジン搭載車は604の暫定的な後継車である。

参考文献[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

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  1. ^ 1978年から1999年までの累計。うちセダン(サルーン)は全体の約83%にあたる1,116,868台。

出典[編集]

[脚注の使い方]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]