プジョー・204

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プジョー・204
204ベルリーヌ
P204.png
204ブレーク
Peugeot 204 Break 1974.jpg
204カブリオレ
204-6.JPG
販売期間 1965年 - 1976年
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアセダン 5ドアワゴン 3ドアクーペ 2ドアカブリオレ
エンジン 直列4気筒 ガソリンまたはディーゼル
変速機 4MT
駆動方式 フロントエンジン・フロントドライブ
先代 なし
後継 プジョー・305
-自動車のスペック表-

プジョー204フランスの自動車メーカー・プジョーが1965年から1976年まで生産した小型大衆車である。1965年4月に発表され、1969年から1971年までフランスのベストセラーカーの座にあった。

エンジン[編集]

当初は直列4気筒SOHC1,130cc(フランス課税馬力6CV上限の排気量)53馬力ガソリンエンジンで登場、生産中止直前の1975年に新設計1,127cc59馬力に変更された。1968年末には1,255ccディーゼルエンジンがブレーク(ワゴン)とフルゴネット(バン)のオプションとして追加されたが、このエンジンは当時世界最小の量産型ディーゼルエンジンと言われる。1973年4月にこのディーゼルユニットは1,357ccに拡張され、1975年9月になってようやくベルリーヌ(セダン)にも搭載可能となった。1970年代末にフォルクスワーゲン・ゴルフのディーゼル版が人気を得るまで、このクラスの乗用車ではディーゼルは人気薄で、約150,000台の204ディーゼルが生産されたが、ベルリーヌは3万台以下であった。

駆動方式[編集]

204はプジョー初の横置きエンジン前輪駆動を採用した点で画期的であった。ギアボックスデフ はエンジンの真下に置かれる、いわゆるアレック・イシゴニス流レイアウトで、BMC・ADO16の影響を強く受けている。204はまた、プジョーで初めて前輪ディスクブレーキを採用したモデルでもあった。

車体[編集]

コンパクトなドライブトレーン、当時の平均より広い車幅によって、204の居住性はライバルのみならず上級の404に匹敵するほど良好であった。プレーンなデザインは404およびBMC・ADO16同様、ピニンファリーナの作である。

デビュー時はベルリーヌだけであったが、1965年秋にはブレークが追加され、1966年にはホイールベースを短縮した3ドアクーペと2ドアカブリオレが続いた。クーペ・カブリオレの価格はベルリーヌの20%増しと比較的割安であった。同年にはフルゴネットも追加され、ボディバリエーションが完成する。

1969年にはやや大きいエンジンと前年にデビューした上級の504に似た顔つきと角張ったトランクを持つ兄貴分304が登場した。これを受けて204のモデルラインは縮小され、クーペ・カブリオレは一年間だけ304と同じダッシュボードを与えられて生き延びた後、1970年に中止され304ベースに移行した。他のモデルはその後も余り変更されることなく継続生産されたが、1975年には前記のエンジン変更とともに黒いフロントグリルに変更された。

日本には総代理店新東洋企業により、1960年代にセダンが輸入されたが台数は非常に少なかった。自動車評論家大川悠カーグラフィック編集部在籍中の1973年頃、204の中古車を一時期所有していた。

関連項目[編集]