ブレーメン・フィルハーモニー管弦楽団
| ブレーメン・フィルハーモニー 管弦楽団 | |
|---|---|
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ブレーメン・フィルハーモニー管弦楽団 (2011年) | |
| 基本情報 | |
| 原語名 | ドイツ語: Bremer Philharmoniker |
| 出身地 |
ブレーメン州ブレーメン |
| ジャンル | クラシック音楽 |
| 活動期間 | 1825年 - |
| 公式サイト | Bremer Philharmoniker |

(2006年)
ブレーメン・フィルハーモニー管弦楽団 (ブレーメン・フィルハーモニーかんげんがくだん、ドイツ語: Bremer Philharmoniker) は、ドイツのブレーメン州ブレーメンに本拠を置くオーケストラ。
概要
[編集]起源は19世紀初頭に遡り、約200年にわたる長い歴史を持つ。組織の法的形態は、2002年から有限会社(Bremer Philharmoniker GmbH)の形態となっている。オーケストラは、市民向けのフィルハーモニー・コンサートシリーズ、室内楽、家族向けコンサートなど多岐にわたる演奏活動を展開しているほか、ブレーメン劇場と密接に連携し、オペラ公演や音楽劇の主要な演奏を担っている[1]。また、音楽教育やアウトリーチ活動にも重点を置いている[2]。主要な活動拠点は、ブレーメン中心街に位置する歴史的建造物であるコンサートホール、ディー・グロッケの大ホールである[注釈 1][3]。
沿革
[編集]1825年に「私人コンサート協会」(Verein für Privat-Concerte) として設立される。都市ブルジョワジー(市民階級)内の少数のサークルによる自発的な集まりによって実現した。中世以来、オーケストラの創設と運営は、しばしば宮廷の資金に依存していたが、ハンザ都市であるブレーメンでは、市民が自らの手で音楽文化を創出し、維持しようとする強い意志が示された[4]。1868年には、ブラームス自身が指揮を執り、彼の代表作の一つである「ドイツ・レクイエム」(第5曲を除く) が初演された[5]。また、ハンス・フォン・ビューロー、カール・ベーム、オイゲン・ヨッフムなど錚々たる顔ぶれの指揮者が客演している[6]。私人コンサート協会は、2つの世界大戦を挟み公的な組織への変更を経て、2002年に有限会社(Bremer Philharmoniker GmbH)の法的形態へ移行した。GmbHの組織構造は、公共機関、楽員、そして主要な芸術パートナーという三者の間で株式が分割されている点に特徴がある。公共の安定性(ブレーメン市による出資)と芸術的な独立性(楽員による出資)を両立させている[7]。2022年に、コロナ禍による影響からの回復期において、上院と文化委員会は、ブレーメン劇場とブレーメン・フィルハーモニー管弦楽団に対して、3シーズンをカバーする財政支援を決定し、ブレーメン市が両機関を地域に定着した不可欠な文化基盤として認識していることを示した[8]。
歴代音楽総監督
[編集]- ヴィルヘルム・フリードリヒ・リーム (1825年-1857年)
- カール・マルティン・ラインターラー (1857年-1893年)
- マックス・フォン・エルトマンスデルファー (1893年-1895年)
- ゲオルク・シューマン (1896年-1899年)
- カール・パンツナー (1899年-1909年)
- エルンスト・ヴェンデル (1909年-1935年)
- ヘルムート・シュナッケンブルク (1937年-1943年、1945年-1953年)
- パウル・ファン・ケンペン (1953年-1955年)
- ハインツ・ワルベルク (1955年-1961年)
- ハンス・ワルター・ケンペル (1961年-1965年)
- ハンス・ワラット (1965年-1970年)
- ヘルマン・ミヒャエル (1970年-1978年)
- ペーター・シュナイダー (1978年-1985年)
- ピンカス・スタインバーグ (1985年-1989年)
- マルチェッロ・ヴィオッティ (1989年-1993年)
- ギュンター・ノイホルト (1995年-2002年)
- ローレンス・レネス (2002年-2006年)
- マルクス・ポシュナー (2007年-2017年)
- マルコ・レトーニャ (2018年- )
録音
[編集]マルクス・ポシュナーの時代には、マーラーの交響曲第1番と交響曲第7番の録音が、マルコ・レトーニャ体制に入ってからは、ベルリオーズの幻想交響曲の録音がリリースされている。また、ガブリエル・フェルツ指揮によるルイジ・ノーノの「不寛容1960(Intolleranza 1960)」などの録音がある[9]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ ヘルベルト・フォン・カラヤンが、「ヨーロッパで最も優れた3つのコンサートホールのうちの1つ」に数えたという逸話が残されている。
出典
[編集]- ^ “Finanzielle Zukunft von Theater Bremen und Bremer Philharmonikern gesichert” (ドイツ語). BREMEN NEWS (2022年11月25日). 2025年11月27日閲覧。
- ^ “Angebote für Schulen und Kindergärten” (ドイツ語). Bremer Philharmoniker. 2025年11月29日閲覧。
- ^ “Die Glocke” (ドイツ語). Bremer Philharmoniker. 2025年11月27日閲覧。
- ^ “Zwischen bürgerlicher Identität und musikalischer Profession: Die Geschichte der Philharmonischen Gesellschaft Bremen im 19. Jahrhundert” (ドイツ語). SSOAR. 2025年11月28日閲覧。
- ^ “ドイツ・レクイエムの歌詞と音楽”. KANZAKI. 2025年11月28日閲覧。
- ^ “Orchester” (ドイツ語). Bremer Philharmoniker. 2025年11月29日閲覧。
- ^ “DIE BREMER PHILHARMONIKER – ERFOLGREICH IN DIE NEUE SPIELSAISON” (ドイツ語). PRESSESTELLW DES SENATS. 2025年11月28日閲覧。
- ^ “Senat und Kulturdeputation sichern langfristige finanzielle Absicherung für das Theater Bremen und die Bremer Philharmoniker” (ドイツ語). PRESSESTELLW DES SENATS (2022年11月22日). 2025年11月28日閲覧。
- ^ “Bremer Philharmoniker” (英語). Music Brainz. 2025年11月29日閲覧。
外部リンク
[編集]- Bremer Philharmoniker - 公式ウェブサイト