ブレンケ=チハラ多項式

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数学におけるブレンケ多項式(ブレンケたこうしき、: Brenke polynomials)とは、一般化アペル多項式の特別な場合に含まれるものである。特に直交多項式であるようなブレンケ多項式は、ブレンケ=チハラ多項式(ブレンケ=チハラたこうしき、: Brenke-Chihara polynomials)と呼ばれる。

Brenke (1945) では、一般化アペル多項式の特別な場合に含まれるブレンケ多項式 Pnが導入された。それは次の形状の母関数を持つものであった。

ブレンケは、エルミート多項式およびラゲール多項式はブレンケ多項式の例であり、他にこの形状の直交多項式はあるのかという問題を提示した。Geronimus (1947) は他のいくつかの直交なブレンケ多項式の例を新たに発見した。そして Chihara (1968, 1971) では、直交列を構成するすべてのブレンケ多項式の分類が行われた。それらは現在ブレンケ=チハラ多項式と呼ばれている。

参考文献[編集]