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ブルーロマン号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ブルーロマン号(ブルーロマンごう)は、長崎県長崎市諫早市大村市宮崎県えびの市小林市都城市宮崎市を結ぶ高速バス路線である。現在は1日2往復が運行されている。

概要

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本路線は2005年2月に運行開始。九州の高速バス路線では路線距離・所要時間面でも福岡 - 宮崎線「フェニックス号」福岡 - 延岡線「ごかせ号」を抜いて第1位とも言える最も長距離を走る路線であった。運行開始から長らく毎日運行であったが、2020年4月に新型コロナウイルスの世界的感染拡大の影響により本路線も一時期運休となり、コロナ禍も落ち着き始めた2022年以降はお盆や年末年始ならびにゴールデンウィーク等の数日間といった多客時期のみの季節運行に切り替えられていた。

しかしながら、昨今の慢性的な運転手不足により人員確保が困難であることに加え、路線の安全性・快適性を維持するための高速バス専用車両の維持・更新、さらには原油価格の高騰をはじめとする各種経費の高騰といった課題が重なり、通年運行再開も視野に入れつつ長きにわたり検討していたものの、これらの事情から見通しが立たなくなり、結果的には将来にわたって安定的な運行と安全なサービスを提供することが困難であるとの判断に至ったため、2026年8月7日 - 16日までの計10日間の運行を最後に路線が廃止される予定[1][2][3]

沿革

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  • 2005年2月17日 - 路線開設
  • 2011年10月1日 - 「宮崎駅前」の乗降場所が、駅舎から道路を挟んだ向かい側にあった宮崎交通宮崎駅前バスセンターから駅西口前のKITEN(宮崎グリーンスフィア壱番館)に新設された高速バスターミナルに移転。また、宮崎市内においてこれまで停車していた橘百貨店沿いにあった「デパート前」バス停から、長崎行きが「山形屋前」(乗車のみ)・宮崎行きが「カリーノ宮崎前」(降車のみ)の各停留所に停車場所を変更。
  • 2018年4月1日 - SUNQパスの規約改定により「全九州+下関版」の利用による乗車が可能になる(「北部九州+下関版」および「南部九州版」での利用は不可)[4]
  • 2020年4月25日 - 新型コロナウイルスの世界的感染拡大の影響による利用客減少を受け、この日より運休。2022年以降は多客時期のみ期間限定で運行している。
  • 2026年7月3日 - 昨今の慢性的な乗務員不足や原油価格等の高騰等の様々な事情により、同年のお盆期間(8月7日 - 16日(10日間))の運行を最後に路線を廃止する事が長崎県交通局・宮崎交通の2社局により発表[1][2][3]。8月16日の長崎・宮崎双方の最終便を以って運行終了予定。なお、同年7月28日令和8年熊本地震が発生し、途中経路である九州自動車道の八代 - えびのIC間における道路損傷等が著しい事による同区間全面通行止めの影響により、この期間は以下の経路により迂回運行[5][6]
    • 長崎駅前 - 昭和町 - 川平料金所 - (長崎バイパス) - 長崎多良見IC - (長崎自動車道) - 諫早IC - 大村木場 - 大村IC - 松原 - 鳥栖JCT - (大分自動車道東九州自動車道) - 宮崎西IC - 宮崎駅
      • えびのIC - 宮交シティ間は停車しない[7]。所要時間が7時間ほど要するため、乗務員は1便につき2名体制での運行となる。
      • 長崎道川登SA・大分道玖珠SA・東九州道道の駅北川はゆまで各10分、または15分ずつの途中休憩あり。便によっては長崎道多久西PA・大分道萩尾PA・東九州道大分松岡PAで休憩となる。

運行経路・停車停留所

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太字は停車停留所。長崎県内のみ、宮崎県内のみの利用不可。

長崎駅前 - 昭和町 - 川平料金所 - (長崎バイパス) - 長崎多良見IC - (長崎自動車道) - 諫早IC - 大村木場 - 大村IC - 松原 - 鳥栖JCT - (九州自動車道) - えびのIC - えびのJCT - (宮崎自動車道) - 小林IC - 都城北 - 清武 - 宮崎IC - 宮交シティ - 宮崎駅前
  • 長崎駅前は駅から歩道橋を渡った場所にある交通会館(県営バスターミナル)から、宮崎駅前は駅西口前の高速バスターミナル(「KITEN」1F)Cのりばから、宮交シティは7番のりばから発車する。
  • かつては宮交シティ - 宮崎駅前間において、宮崎市街地の「たまゆらの湯」「橘通一丁目」「カリーノ宮崎前(宮崎行のみ)」「山形屋前(長崎行のみ)」(いずれも宮崎行きは降車のみ、長崎行は乗車のみの扱い)にも停車していたが、2020年4月の新型コロナウイルス感染拡大の影響による運休以降、これらの停留所には停車しなくなっている。
  • 上下線とも長崎自動車道山浦PAと九州自動車道山江SAの2箇所において途中休憩する。
    • 運行開始時から2012年頃までは長崎自動車道多久西PAと九州自動車道宮原SAで休憩を行っていた。

運行会社・運行車両

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両者が各1往復ずつを担当。

車内設備

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  • 3列シート
  • トイレ

注意事項

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  • 座席は全席指定で、あらかじめ乗車券を購入しなければならない。
  • 2018年4月1日よりSUNQパス「全九州+下関版」の利用が可能となった[4]。なおそれまでは、九州島内の運行でなおかつ運行事業者がSUNQパス運営委員会に加盟していたが、当時販売されていた往復乗車券がSUNQパスより高額だったため使用できなかった。
  • 2026年8月の運行を以って両都市間の直通手段は消滅する事により、以後におけるバスによるアクセス手段は高速基山で「フェニックス号」と「九州号」または「出島号」とを乗り継ぐか、熊本経由(益城インター口もしくは桜町BTなど)で「なんぷう号」と「りんどう号」とを乗り継ぐ形となる[1][2][3]

脚注

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  1. 1 2 3 高速バス 長崎~宮崎線「ブルーロマン号」お盆期間運行と路線廃止について (PDF). 宮崎交通 (2026年7月3日). 2026年7月3日閲覧。
  2. 1 2 3 高速バス 長崎~宮崎線「ブルーロマン号」お盆期間運行と路線廃止について (PDF). 長崎県交通局 (2026年7月3日). 2026年7月3日閲覧。
  3. 1 2 3 “高速バス「長崎-宮崎」を廃止へ…ブルーロマン号、8月7~16日の運行が最後に”. 長崎新聞. 長崎新聞社. 2026年7月4日. 2026年7月4日閲覧.
  4. 1 2 SUNQパス『南部九州3日券』新発売! - SUNQパス運営委員会(西日本鉄道 総務広報部プレスリリース)2017年2月9日現在のオリジナル (PDF) をアーカイブ化。
  5. 【8/7 11:00現在】長崎~宮崎線「ブルーロマン号」の広域迂回ルートによる運行について(2026年8月7日)長崎県交通局
  6. 長崎~宮崎線「ブルーロマン号」広域迂回ルートによる運行について (PDF). 宮崎交通 (2026年8月7日). 2026年8月10日閲覧。
  7. 宮交シティ - えびのIC間から利用予定で既に予約・乗車券購入済みの乗客に対しては、差額料金なしで宮崎駅からの乗降が可能となる措置が取られるほか、乗車券の紙券・WEB券のキャンセルは窓口において手数料なしで払戻し対応がなされる(インターネットによる購入分に関しては各自にて予約したウェブサイトで手続きが必要)。

外部リンク

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