ブリンズリー・シュウォーツ

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ブリンズリー・シュウォーツ
Brinsley Schwarz
出身地 イングランドの旗 イングランド
ジャンル ロック
パブロック
カントリーロック
活動期間 1969年 - 1975年
レーベル リバティ、ユナイテッド・アーティスツ(英国)
キャピトル、ユナイテッド・アーティスツ(米国)
旧メンバー ニック・ロウ
ブリンズリー・シュウォーツ
ビリー・ランキン
ボブ・アンドリュース
イアン・ゴム

ブリンズリー・シュウォーツ[1][2] (Brinsley Schwarz) は、ブリンズリー・アーンスト・ピーター・シュウォーツ(ギター、ドイツにおける正しい姓名は「ブリンズレー・エルンストゥ・ピエテル・シュヴァルツ」1947年5月25日生まれ)、ニック・ロウベースボーカル)、ボブ・アンドリュース(キーボード)、ビリー・ランキン(ドラムス)をオリジナル・メンバーとして1969年に結成されたイングランドパブロックバンド1975年の解散までにパブロック・ムーブメントの中心バンドとして活動し、現在もなお根強い人気を誇る。

結成当初はザ・バンド等から影響を受けたカントリーロックのスタイルであったが、中期から後期にかけてはニック・ロウのソングライティングの個性が強まり、ソリッドなパブロックパワー・ポップ的なサウンドへと変化していった。

概要・来歴[編集]

1970年9月にはオーディションによりイアン・ゴム(ギター)が参加し5人となる。1970年に1stアルバム『ブリンズリー・シュウォーツ』をユナイテッド・アーティスツから発表し、本国からプレス関係者を招いてニューヨークフィルモア・イーストヴァン・モリソンの前座としてギグを行ったが、飛行機到着時間の遅れによるリハーサル不足等により大失敗に終わり、大きな負債を残すことになる(フィルモア・ハイプ)。1970年に『ディスパイト・イット・オール』、1972年には『シルヴァー・ピストル』、『ナーヴァス・オン・ザ・ロード』といったアルバムを発表し、ニック・ロウ作の優れた楽曲とパブを中心としたライブで、徐々にライブバンドとしての人気を獲得していく。

1974年6月には後にエルヴィス・コステロがカバーしたことで有名となるシングル「ピース、ラヴ・アンド・アンダースタンディング」を発表。同年にデイヴ・エドモンズプロデュースの『ニュー・フェイヴァリッツ・オブ・ブリンズリー・シュウォーツ』を発表する。

1975年に解散。以降、ニック・ロウはソロ活動のほか、エルヴィス・コステロのプロデュースで名を知られる。また、ブリンズリー・シュウォーツとボブ・アンドリュースは、1970年代後半はグラハム・パーカーのバック・バンド、ルーモアのメンバーとして活動していた。

ディスコグラフィ[編集]

スタジオ・アルバム[編集]

  • 『ブリンズリー・シュウォーツ』 - Brinsley Schwarz (1970年)
  • 『ディスパイト・イット・オール』 - Despite It All (1970年) ※旧邦題『ブリンズレー・シュワルツ登場』
  • 『シルヴァー・ピストル』 - Silver Pistol (1972年) ※旧邦題『銀の拳銃』
  • 『ナーヴァス・オン・ザ・ロード』 - Nervous on the Road (1972年) ※旧邦題『大通りの臆病者』
  • 『プリーズ・ドント・エヴァー・チェンジ』 - Please Don't Ever Change (1973年) ※旧邦題『ゆるぎない心』
  • 『ニュー・フェイヴァリッツ・オブ・ブリンズリー・シュウォーツ』 - The New Favourites of... Brinsley Schwarz (1974年)
  • 『イッツ・オール・オーヴァー・ナウ』 - It's All Over Now (2017年) ※1974年録音

ライブ・アルバム[編集]

  • 『ライヴ・フェイヴァリッツ』 - Live Favourites (2015年)
  • 『ライヴ・アーカイヴ Vol.1 ライヴ・イン・ティルブルフ』 - Live Archive Volume One Tilburg (2019年)

コンピレーション・アルバム[編集]

  • 『オリジナル・ゴールデン・グレイツ』 - Original Golden Greats (1974年)
  • 『15 ソーツ』 - 15 Thoughts of Brinsley Schwarz (1978年)
  • 『サレンダー・トゥ・ザ・リズム - ベスト・オブ・ブリンズリー・シュウォーツ -』 - Surrender to the Rhythm (1991年)
  • Nervous On The Road/The New Favourites Of... Brinsley Schwarz (1995年)
  • Hen's Teeth (1998年) ※シングル集
  • Rarities (2000年)
  • 『ピース、ラヴ・アンド・アンダースタンディング』 - What IS So Funny About Peace Love & Understanding? (2001年) ※BBC録音
  • 『恋するふたり』 - Cruel to Be Kind (2004年) ※BBC録音

参加コンピレーション・アルバム[編集]

  • Glastonbury Fayre (1972年)
  • Greasy Truckers Party (1972年)

バック・バンドとして参加したアルバム[編集]

  • 『アーニー・グレアム』 - Ernie Graham (1971年) ※アーニー・グレアムのソロ唯一作
  • 『ワンス・イン・ア・ブルー・ムーン』 - Once in a Blue Moon (1973年) ※フランキー・ミラーのデビュー・アルバム
  • 『ひとりぼっちのスタジオ』 - Subtle as a Flying Mallet (1975年) ※デイヴ・エドモンズのアルバム。ライブ・トラックのみ

脚注[編集]

  1. ^ ブリンズレー・シュウォーツ」「ブリンズレー・シュワルツ」等の表記もある。
  2. ^ ここでは同名のギタリストが率いるバンドについて取り扱っている。

外部リンク[編集]