ブランパン

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ブランパン (Blancpain) とはスイスの時計職人ジャン=ジャック・ブランパン (Jehan-Jacques Blancpain) によって1735年に創業された世界最古の時計メーカー、およびそのブランドである。

2世紀にわたって創業家が運営していたが、20世紀に入って同家の断絶やクォーツショックによって壊滅的打撃を受け、1970年代に一時休眠状態に追い込まれた。

1983年に当時オメガの専務だったジャン=クロード・ビバー(w:Jean-Claude Biver)によって、ムーブメント専門メーカーであるフレデリック・ピゲ(ビバーの当時の妻の実家)とともに僅か2万フラン程度で買収されたが、1984年に当時としては世界最小の機械式動力部を開発、1989年には世界最薄の動力部を開発するなど、のちに複雑機構の時計ブランドとして復興、1992年に6,000万フランでオメガと同じスウォッチグループに買収された。営業を再開するにあたり「クォーツは使わない」と宣言し支持を集めた。2008年には、ヴィンセント・カラブレーゼを研究開発部門に迎え入れた(2012年まで在籍)。

2011年から自動車のGTレースであるブランパンGTシリーズのタイトルスポンサーを務めている。

フィフティ・ファゾムス[編集]

フィフティ・ファゾムス (Fifty Fathoms) は回転ベゼル、100m近い防水能力(50ファゾムは約91m)を持ったダイバーズウォッチであり、1953年フランス海軍の依頼により開発された。同年にロレックスは回転ベゼルと100m防水を備えた「サブマリーナー」を開発しており、いずれか、あるいはいずれもが現代的な意味でのダイバーズウォッチのルーツである。

ワンミニット・フライング・カルーセル[編集]

ワンミニット・フライング・カルーセル (Karussel Volant Une Miniute) は、トゥールビヨンに代わるキャリッジを回転させるムーブメントとしてカルーセル (Karrusel) を搭載した腕時計で、2008年に開発された[1]

カルーセルは1892年デンマーク出身の時計師バーネ・ボニクセン(Bahne Bonniksen, 1835年-1935年)が発明したものだが、部品数が多いこともありほとんど使われてこなかった。

カラブレーゼらがこのカルーセルを復活させるとともに改良し、構想2年、開発に4年かけて初めて腕時計に搭載した。従来のカルーセルはキャリッジを一周させるのに数十分かかっていたが、ブランパンは一分でキャリッジを一周させることに成功した。

現在では、ミニッツリピーターと組み合わせた『ル・ブラッシュ カルーセル ミニッツリピーター』が発売されている[2]

外部リンク[編集]