ブラッド・ダイヤモンド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
ブラッド・ダイヤモンド
Blood Diamond
監督 エドワード・ズウィック
脚本 チャールズ・リーヴィット
製作 ポーラ・ワインスタイン
エドワード・ズウィック
マーシャル・ハースコヴィッツ
グレアム・キング
ジリアン・ゴーフィル
製作総指揮 レン・アマト
ケヴィン・デラノイ
ベンジャミン・ワイスブレン
出演者 レオナルド・ディカプリオ
ジャイモン・フンスー
ジェニファー・コネリー
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
撮影 エドゥアルド・セラ
編集 スティーヴン・ローゼンブラム
配給 ワーナー・ブラザース
公開 アメリカ合衆国の旗 2006年12月8日
日本の旗 2007年4月7日
上映時間 143分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
アフリカーンス語
製作費 $100,000,000[1]
興行収入 $171,407,179[1]
テンプレートを表示

ブラッド・ダイヤモンド』(原題:Blood Diamond)は、2006年製作のアメリカ映画アフリカシエラレオネ共和国での内戦1991年 - 2002年)での、「ブラッド・ダイヤモンド」(紛争の資金調達のため不法に取引されるダイヤモンド、いわゆる紛争ダイヤモンド)を巡るサスペンス。

第77回(2006年)ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞のトップ10で第3位に選ばれ、ジャイモン・フンスーが助演男優賞を受賞した。また、第79回(2006年度)アカデミー賞では主演男優助演男優音響編集録音編集の5部門に、第64回(2006年度)ゴールデングローブ賞では主演男優賞(ドラマ部門)にノミネートされた。

ストーリー[編集]

内戦が続くアフリカ西部のシエラレオネ共和国。反政府勢力のRUF(革命統一戦線 Revolutionary United Front)に村を襲われた漁師のソロモンは、家族を逃がすことができたものの、自身はRUFに捕まってしまう。RUFの武器調達の資金源となるダイヤモンド採掘場での強制労働中、ソロモンは大粒のピンクダイヤモンドを発見し隠そうとするが、RUFのポイゾン大尉に見つかってしまう。丁度その時、政府軍による攻撃が始まり、爆発で顔を負傷したポイゾンを横目にソロモンはピンクダイヤを採掘場近くに埋めて隠す。ソロモンとポイゾン大尉は、政府軍に捕まり留置場へと連行される。

ローデシア(現:ジンバブエザンビア)出身の元白人傭兵のアーチャーは、RUFから武器調達と交換でダイヤを受け取る。受け取ったダイヤを隣国リベリア密輸しようとするが、途中シエラレオネ政府軍に見つかり逮捕されてしまう。留置場でソロモンとポイゾンのやり取りを聞いたアーチャーは、ソロモンが見つけたピンクダイヤを横取りしようと考え、出所後ソロモンも釈放させ、ピンクダイヤの在り処を聞き出そうとする。

フリータウンの海辺のクラブで、アーチャーは紛争ダイヤの密輸の実態を追うジャーナリスト、マディーと知り合う。マディーはアーチャーが紛争ダイヤのブローカーだと知ると、証拠を求めて接近するが、アーチャーは彼女を敬遠する。 RUFが首都フリータウンを制圧すると、自由の身となったポイゾン大尉は、拉致したソロモンの息子ディアを麻薬漬けにして少年兵として育て上げる。アーチャーは、ソロモンとともに採掘場を目指す途中、マディーの協力でソロモンを離散した家族と引き合わせる。しかし息子がRUFに拉致されたことを知ったソロモンは悲しみに暮れる。

取材陣に紛れて採掘場近くの町へ移動中、一行はRUFに襲撃され、アーチャー、マディー、ソロモンは命からがら逃走する。 途中、ジャングルの中で、RUFの元少年兵を厚生させる村にたどりつく。そこでアーチャーとマディーは心を通わせる。 村を出たアーチャーは、南アフリカ軍時代の元上官であり、民間軍事会社を率いるコッツィー大佐の部隊に合流する。大佐はシエラレオネ政府軍より、RUFへの攻撃の任務を請け負っており、アーチャーにも参戦を迫る一方でソロモンのピンクダイヤを狙っていた。 ダイヤの裏取引の証拠をマディーに託したアーチャーは、ソロモンと2人で採掘場を目指す。途中、息子を必死に助けようとするソロモン見てアーチャーの心は揺れ始める。

採掘場にたどり着くと、アーチャーはコッツィー大佐の部隊に明朝の空爆を依頼する。しかしその夜、ソロモンが抜け出して採掘場に忍び込みディアを探しだすが、すっかり洗脳されたディアはソロモンを「敵だ」と言い、ソロモンは拘束される。 翌朝、ポイゾン大尉はディアを人質に、ソロモンにピンクダイヤを掘り出すよう迫るが、その時コッツィー大佐の攻撃ヘリコプターによる空爆が始まる。潜んでいたアーチャーは、空爆の最中ディアを助けようとするが失敗、大佐の部隊が攻め寄せ採掘場は制圧される。 コッツィー大佐はディアを人質に、ソロモンにピンクダイヤを掘り出させようとする。しかし寸でのところでアーチャーがコッツィーと傭兵達を倒すが、自身も脇腹に被弾する。 ダイヤを掘り出したソロモンとディアを連れて、アーチャーは大佐の残存兵から追われて逃走する。しかし負傷のため動けなくなると、ダイヤをソロモンに渡し、殿となって追手に銃を向ける。 アーチャーは最後に雄大な自然を見ながら衛星電話でマディーに連絡し、ソロモンを助けて欲しいこと、そして別れを告げて息絶える。

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹替
ダニー・アーチャー レオナルド・ディカプリオ 浪川大輔
ソロモン・バンディー ジャイモン・フンスー 乃村健次
マディー・ボウエン ジェニファー・コネリー 浅野まゆみ
ディア・バンディー カギソ・クイパーズ
コッツィー大佐 アーノルド・ヴォスルー 菅生隆之
コーデル・ブラウン アントニー・コールマン
ポイズン大尉(RUF) デヴィッド・ヘアウッド 宝亀克寿
ベンジャミン・マガイ ベイジル・ウォレス
ナビル ジミ・ミストリー
ルパート・シモンズ マイケル・シーン 家中宏
ヴァン・デ・カープ マリウス・ウェイヤーズ
ウォーカー スティーヴン・コリンズ 小島敏彦
メド ンタレ・ムワイン

キャッチコピー[編集]

  • ダイヤの価値を決める“4つのC”―
color(色) cut(カット) clarity(透明度) carat(カラット)
しかし、実は5つめのC<conflict(紛争)>が存在することを、あなたは知る―
  • 「自由」「家族」「真実」―彼らはダイヤにそれぞれ違う輝きを見た。

その他[編集]

  • この映画では、反政府勢力のRUF側にのみ少年兵が登場するが、実際にはシエラレオネ政府軍も少年たちを兵士にしていた。
  • ダニーの肩に彫られた刺青は、白人政権時代の南アフリカ国防軍に存在していた精鋭部隊第32大隊の紋章である。
  • エンド・ロールでは、 ラッパーNASによる「SHINE ON 'EM」(この映画の為に作られた楽曲)が流れるが、この曲はOST(オリジナル・サウンドトラック)版には収録されていない。
  • 映画には、実際に南スーダンで少年兵として戦い、その後英国人エイドワーカーに救い出されラッパーとなったEmmanuel Jalが参加している。

出典[編集]

  1. ^ a b Blood Diamond (2006)” (英語). Box Office Mojo. 2010年6月30日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]