ブラック・ブロック
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2007年、ハンブルクの反弾圧デモでのブラック・ブロック
ブラック・ブロック(英語: black bloc、黒い塊)は、街頭での抗議行動などにおけるデモンストレーションの戦術の1つで、各参加者が黒色の衣服、帽子、ヘルメット、サングラス、マスクなどを着用して行う[1][2]。戦闘的無政府主義者の一団[3]。黒衣・黒マスクで現れるアナキストや反資本主義運動家などの集団で、暴力的行動を行うことで知られる[4]。
概要[編集]
この服装は、警備側に対して参加者内での個人の識別と特定を困難にする、警備側が使用するスプレーなどからの顔や眼の防護、集団を1つの巨大な塊に見せる、連帯感を高める、などの戦術的効果のために使用されている[5]。またブラック・ブロックの参加者はしばしばアナキズムと関連しており、黒はアナキズムのシンボルカラーでもある。 この戦術は1980年代のヨーロッパで、スコッターの退去処分、核兵器、妊娠中絶規制などへの抗議行動を行うオートノミズム運動によって構築された[1]。また1999年の第3回世界貿易機関閣僚会議への抗議行動の際に、シアトルのダウンタウンに位置したGAP、スターバックス、オールド・ネイビーなどの多国籍企業の小売店に損害を与えた事で、ヨーロッパ以外のメディアに広く注目された[1]。
ブラック・ブロックは、他の時期の他の抗議を行う人々によっても時折採用されている。
ブラック・ブロック活動を行った団体の例[編集]
- Residents Against David Irving(アメリカ)
- ATTAC(ドイツ)
- BloccoNero(ブラック・ブロックの意味)(イタリア)
- 無政府主義労働組合(スペイン)
- レイシストをしばき隊(日本) ‐ 対レイシスト行動集団の前身)
- Black against Black(日本) ‐ 2010年代に活動している団体。就活ぶっこわせデモの後継団体。
- 2014年4月 ブラジルでのFIFAワールドカップへの抗議行動[6]
- 2017年7月 ドイツ・ハンブルクでのG20サミットに対する極左暴徒による抗議デモ[7]
参考文献[編集]
- ^ a b c Autonomia and the Origin of the Black Bloc. Retrieved 7 November 2008.
- ^ Carlson, Kathryn Blaze (2010年6月15日). “Black Bloc & Blue”. National Post. オリジナルの2010年6月15日時点によるアーカイブ。 2010年6月15日閲覧。
- ^ ネットワーク、ネット闘争、未来への戦いデビッド・ロンフェルト、ジョン・アキーラ、ランド研究所、多摩大学
- ^ [G 8 サミットへのNGO・市民社会の関与]川西晶大 (国立国会図書館, 2008-05
- ^ “Fashion Tips for the Brave”. CrimethInc.. 2013年8月26日閲覧。
- ^ W杯反対で5度目のデモ=聖市とリオで破壊行為も - ニッケイ新聞
- ^ 悪夢のような集団が街を破壊…G20サミットの「地獄絵図」日本メディアが報じなかった現実川口マーン惠美、現代ビジネス、講談社、2017.7.14
外部リンク[編集]
- zman.orgより、ブラック・ブロックについて(英語)
- counterpunce.org ブラック・ブロックの記事(英語)
- 反グローバリズムを掲げる過激な勢力の脅威 警察庁、2010年