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ブラックストリート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブラックストリート
出身地 アメリカ合衆国 ニューヨーク州, ニューヨーク
ジャンル ニュージャックスウィング, ネオソウル, R&B
活動期間 1991–現在

ブラックストリート英語: Blackstreet)は1991年にテディ・ライリーとチャウンシー・ハンニバルを中心として結成されたアメリカ出身のR&Bグループである。

キャリア

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ガイを解散させたテディー・ライリーは、彼自身をフィーチャーした新たなグループを着想し、結成メンバーの名字「ストーンストリート」をグループ名にしかけたが、それに他のメンバー、チャウンシーのあだ名である「ブラック」を組み込んで「ブラックストリート」と名付けた。 結成当時のメンバーは、テディ・ライリーを中心に、チャウンシー・ハンニバル、リーバイ・リトル、ジョセフ・ストーンストリートの4人であったが、ストーンストリートはバンドのデビューアルバムが発売される前にデイヴ・ホリスターと交代している。

ニュー・ジャック・スウィングは93年ごろまでで終了していた。だが、彼らの最初のシングル "ベイビー・ビー・マイン・Baby Be Mine" は、テディが手掛けたNJS曲では最後の残り火とも言える出来の良い曲だった。同曲は、ユニバーサル・ピクチャーズの『CB4』というコメディ映画のサウンドトラックとして、 1993年に発売された。この曲はストーンストリートがリードをとり、ライリーはプロデュースと、ストーンストリートとの共同での作曲を行った[1]。 しかし、ストーンストリートはこのシングルの発売から間もこのグループを去ることになり、その後釜として、ホリスターが加わることとなった。

彼らのデビューアルバム "Blackstreet" はプラチナディスクを獲得する成功を得て、同様に、このアルバムからシングルカットされた "Booti Call" や、 "Before I Let You Go"[2]、"Joy" のうち2曲がトップ40に入るヒット、中でも "Before I Let You Go" はトップ10入りの成功を収めた。その後メンバーが入れ替わり、マーク・ミドルトンらが加入した。ミドルトンは短命に終わったモータウンのグループ「ブリック・シティ」の元メンバーだった[3]

続く1996年のアルバム "Another Level" は、ドクター・ドレーと共演した "ノー・ディギティ・No Diggity" がビルボードホット100で同年の11月「ナンバー1ヒット」[4]になるなど、更なる成功をもたらし、同様にこのアルバムからシングルカットされた "Don't Leave Me" もトップ40に入るヒットを記録した。そして1998年のグラミー賞においてデュオ・グループによる最優秀R&Bパフォーマンスの表彰を受けた。 結果としてこのアルバムは、アメリカ国内において4つのプラチナディスク(=400万枚以上のセールス)を獲得し、ビルボードにおけるチャートでも最高で3位にまで達した。

彼らの3枚目のアルバム "Finally" からのシングル "Girlfriend/Boyfriend" では、ジャネット・ジャクソンとのコラボレーション、および、ジャ・ルールイヴをフィーチャーし、アメリカ国内よりもイギリス、カナダ、日本などでヒットした。そして、このアルバム自体もアメリカのビルボード200で10位内に入る大ヒットとなった。

1999年には「テイク・ミー・ゼア」をマイヤ、メイス、ブリンキー・ブランクとの共同名義で発売し、ヒットさせた[5]。しかし、このころになるとメンバー間の不和が徐々に表面化し、それがアルバムのセールスにも響き、結果としてグループは空中分解してしまった。

テディー・ライリーは2000年にガイのメンバーも含めて再結成アルバムのレコーディングを行い、それに続いて彼自身のソロアルバムのための作業に取り掛かった。そんな中で、ライリーは険悪になっていたハンニバル、ミドルトン、ウィリアムスとの関係を修繕するよう考えを改め、それにより、彼らがグループに復帰し、結果としてライリーのソロアルバムの計画は、ブラックストリートの再結成へと変化していった。 法的な問題に対するさまざまな噂が飛び交う中で、再結成されたブラックストリートとして2003年にアルバム「Level Ⅱ」を発表した。

その後、この再結成は長くは続かず、それぞれが再びソロのキャリアーに進んでいった。しかし、2013年にライリーとホリスターが新たなメンバーを加え、それにより名前もBS2と改めて、あらたに活動を始めることとなった。


過去の在籍メンバー

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  • 1st single "Baby Be Mine"

Teddy Riley
Chauncey Hannibal
Levi Little
Joseph Stonestreet

  • 1st album "Blackstreet"

Teddy Riley
Chauncey Hannibal
Levi Little
Dave Hollister

  • 2nd album "Another Level"

Teddy "Street" Riley
Chauncey "Black" Hannibal
Eric Williams
Mark Middleton

  • 3rd album "Finally"

Teddy Riley
Chauncey Hannibal
Eric Williams
Terrell Phillips

  • 4th album "Level II"

Teddy Riley
Chauncey Hannibal
Eric Williams
Mark Middleton

  • 2009年来日公演メンバー

Teddy Riley
Chauncey Hannibal
Eric Williams
Mark Middleton

  • 2010年来日公演メンバー

Teddy Riley
Chauncey Hannibal
Sherman “J-Stylz” Tisdale
Kermit Quinn

  • 2013年来日公演メンバー

Teddy Riley
Dave Hollister
J-Stylz (BS2)
Lenny Harold (BS2)
Tony Tyler (BS2)

現在のメンバー構成

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  • BS2 (Blackstreet 2nd Generation) ※Teddy Riley中心のBlackstreet
    Teddy Riley
    Dave Hollister
    J-Stylz
    Rodney Poe
  • The Real Blackstreet ※Chauncey Black中心のBlackstreet
    Chauncey Black
    Eric Williams
    Mark Middleton
    Levi Little
  • MERJ

※主に欧州の国での活動
Eric Williams
Mark Middleton
Jeremy "J-Remy" Hanna

過去に在籍経験のある者

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  • テディ・ライリー (Teddy Riley)
  • チャウンシー・ハンニバル(en:Chauncey Hannibal)
  • デイヴ・ホリスター (Dave Hollister)
  • ジョセフ・ストーンストリート (Joseph Stonestreet) 2018年6月逝去。
  • リーバイ・リトル (Levi Little)
  • マーク・ミドルトン (en:Mark Middleton) 元Brik Citiメンバー。
  • エリック・ウィリアムス (Eric Williams) 元The Flexメンバー。
  • ティレル・フィリップス (Terrell Phillips) アルバム"Finally"に参加。元Companyメンバー。
  • カーミット・クイン (Kermit Quinn) 2010年来日公演メンバー。元Renaizzanceメンバー。
  • ジェイ・スタイルズ (J-Stylz) BS2メンバー。2010, 2013年来日公演メンバー。
  • レニー・ハロルド (Lenny Harold) BS2メンバー。2013年来日公演メンバー。2017年BS2を脱退。
  • トニー・タイラー (Tony Tyler) BS2メンバー。2013年来日公演メンバー。2015年癌により逝去。
  • ロドニー・ポー (Rodney Poe) BS2メンバー。

ディスコグラフィ

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  • Blackstreet (1994)
  • Another Level (1996)
  • Finally (1999)
  • Level II (2003)
  • The Very Best of Blackstreet (2003)

脚注

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  1. ^ Huey, Steve Blackstreet Biography Archived 2011-07-06 at the Wayback Machine.
  2. ^ ポップで7位まで上昇し、年間チャートでも40位だった
  3. ^ A Trio Of Talent: The `Brik Citi' Is A Hot New Motown Group, Each”. 23 February 2014閲覧。
  4. ^ 年間チャートでも8位にランクされる大ヒットとなった
  5. ^ ポップで14位まで上昇。年間チャートでは69位だった

関連項目

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外部リンク

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