ブラジリアンワックス脱毛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

ブラジリアンワックス脱毛(ブラジリアンワックスだつもう)は、ビキニラインの部位を含むワックス脱毛の一種である。この脱毛では、肛門会陰、および外性器大陰唇もしくは男性器、および恥丘)周辺のを完全に取り除く(外性器の上部の陰毛を小さな線状に残す、全て取り去るなど、ヘアのデザインは好みで決めることができる)。ブラジリアンビキニワックス脱毛あるいはアンダーヘア脱毛などとも呼ばれる。

女性Tバックビキニ水着を着用するために行われるようになったもので、Tバック発祥の国ブラジルから命名されたという説があり、後に男性に対しても行われるようになった。

手順[編集]

消毒薬を用いて肌の消毒を行う。二次感染を防ぐ為。脱毛をする部位に温めたワックス剤を塗布し、その上にワックス脱毛専用の不織布をあてて引きはがすのが一般的な手順である。また、ワックス剤にはソフトワックスとハードワックスがあり、施術部位より用途が異なる。

ブラジリアン部位にはワックス自体が冷えると固まり、毛と一緒に剥がすハードワックスを用いるのが世界標準の施術方法である。

ビキニライン、恥丘および陰部を脱毛する際には、ベッドにあおむけの姿勢をとり、脚の間の部位はそのまま開脚して脱毛を行うことが多いが、国や店によってやり方はまちまちである。下半身には何も着用しない場合が多いが、何もはいていないことによる不安感や羞恥心を和らげるために、腰のゴムひもを布地が左右にスライドできるように作られた使い捨てのTバックショーツをはき、脱毛する部位だけが露出するように布地をずらしながら実施される場合もある。下着を着用するかどうかにかかわらず、脱毛を受ける者のプライバシーが守られていることと、相互の信頼関係にもとづくリラックスした雰囲気が重要である。

恥丘に一定の幅だけ毛を残す場合などには、脱毛しない部分に紙などを当てて、その周囲を脱毛する。一定の形状(例えばハートの形など)に毛を残す場合も同様であるが、ワックスで脱毛しきれずに残った極わずかな毛や生え際の部分はピンセットで1本ずつ抜いて整える。

脱毛後、皮膚に残ったワックスを取り除き、さらに鎮静効果のあるローションなどを塗ることもある。

起こりうる皮膚疾患[編集]

肌荒れ、表皮剥離(施術箇所が赤くなる)、毛膿炎(毛穴がブツブツと赤くなる)、内出血(施術箇所が痣になる・腫れる)、軽度の火傷(施術箇所が熱を持つ)、埋没毛色素沈着などの症状が起きうる。これらはワクサーの技術不足、間違ったワックスの使い方、アフターケア説明を怠った、などが原因で引き起こされる。

正しい知識と技術のある技術者に施術してもらうことで、このようなトラブルの多くは予防できる。

サービスの状況[編集]

古代ギリシアの時代から陰毛の脱毛が行われていた欧米において、女性たちは比較的容易にこの脱毛法を受け入れて一般的になっている、しかし、男性が陰毛を脱毛することは人に言いにくいとされ、1990年代以降に受け入れられるようになってきた。

2008年の日本においては、衛生的 (hygiene) な女性に由来する「ハイジニーナ」という言葉が、陰毛を脱毛処理した女性という意味で何度も雑誌に取り上げられ、ブラジリアンワックス脱毛も話題になった[1][要ページ番号]。この施術を提供しているエステティックサロンも増加してきたが、男性向けは少数である。また、すでにレーザー脱毛が普及してきており、これによって陰毛の脱毛処理を受けることもできる。

スネ毛や脇毛など多くの部位に使える一方、男性のヒゲなど、太く短い毛には適していない[2]

技能習得[編集]

日本においては、エステティシャンのための教育の一環としてワックス脱毛の基本を学ぶことが多い。日本でも昨今スクールが多数存在しており、2010年に設立された一般社団法人日本ブラジリアンワックス協会では、絵生面の確立と技術の統一を設立趣旨としてかかげ技術者養成に力を入れている。技術に関しては、国家資格ではなく民間資格であり各協会団体が独自の規制を設け普及に努めている。

脚注[編集]

  1. ^ サイゾー』2008年7月号、『サイゾー』2008年8月号、『BLENDA』2008年8月号、『an・an』2008年8月6日号など。
  2. ^ 髭のように短くて太い毛は上手く抜けず、痛い思いだけすることになるから注意。-自宅でできるヒゲ脱毛方法

関連事項[編集]