ブライヤ

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ブライヤ
Erica arborea (Habitus).jpg
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: ツツジ目 Ericales
: ツツジ科 Ericaceae
: エリカ属 Erica
: ブライヤ E. arborea
学名
Erica arborea
和名
ブライヤ

ブライヤ(briar)、または、ブライア(学名:Erica arborea)は、ヨーロッパ南部から南西アジアなどの地中海沿岸地域に分布するツツジ科エリカ属の常緑低木のことで、1~3m程の高さに成長し(種によっては、最大で7m程にも成長)、葉は3枚ずつ輪生する。3~7月頃に開花させ、枝先に鐘形で赤色を帯びた白色の小花を開く。温室などで栽培することが多い。また、スコットランドなどに多いヒースに似た白い花を咲かせることから、別名としてホワイトヒース(White heath)と呼ばれることもある[1]

特徴[編集]

ブライヤは木としては強い難燃性を持ち、鉱物に比べ軽量であり、そのためタバコパイプ(喫煙具)の材料によく用いられる。このブライヤの木の根(ブライアルート(briarroot))から作られるタバコ用のパイプは、高級品(高級材)としても広く知られている[1]。ブライヤ材で作るパイプの原材料には、主にブライヤの木の根が使われることが多いが、廉価な製品では幹に近い箇所も利用される。

パイプの種類にはブライアのほか、金属や陶器、カエデやサクラなどの木材、トウモロコシの芯を使ったもの(コーンパイプ)など様々なものがあるが、ブライヤ製のものが耐久性に優れ風合いなどが好まれることから広く普及しており、しばしば「パイプの王様」と位置づけられる。

備考[編集]

  • 野生のバライバラの茂みのことを英語でブライア(brier,briar)と呼ぶため、ブライヤ材はバラの根と混同されることがある[1]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 日本パイプクラブ連盟 編『パイプ大全』第3版 未知谷 2009年、ISBN 9784896422696 pp.40-43.

関連項目[編集]