ブスー語

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ブスー語
ブスー
Busuu
話される国 カメルーン
地域 北西州, マンシャム地方, Furu-Awa Subdivision, Furu-Awa and Furu-Nangwa villages.
話者数 8 (1986年)
言語系統
言語コード
ISO 639-3 bju
Glottolog busu1244[1]
消滅危険度評価
Critically endangered (Moseley 2010)
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ブスー語(Busuu language)はカメルーンニジェール・コンゴ語族に属する未分類の言語である。1986年には8名、2005年には3名しか話者は残っていないとR. ブレトン(R Breton)は記している[2][3]

Beboid語に分類することへの疑問[編集]

Furu-Awa地区(カメルーン北部にあってナイジェリアに隣接している)では、1984年から1986年にかけてALCAM(カメルーン言語地図、フランス語Atlas Linguistique du Cameroun)による3つの作戦が行われた。対象となった言語は3つの非Jukunoid語英語版で、Bikya語英語版Bishuo語英語版は恐らくBeboid語英語版の一つであるとされたが、ブスー語はここに分類することはできなかった。 これらの言語は5つの村に住む少数の老人によってのみ話されている。 Furu-Awa村英語版と(Furu-)Nangwa村にはブスー語を、(Furu-)Turuwa村と(Furu-)Sambari村にはBishuo語を、Furubana村には Bikya語を話す住民がそれぞれいる。 語彙を分析した結果、Bishuo語とそれに近いBeboid語とは24%の語彙で類似性があった。 また、Bikya語をSaari語英語版Noni語英語版と比較したところ、それぞれ16%、17%の類似性があった。ブスー語について同様に比較すると、それぞれ類似性は8%、7%であった[4]

参照[編集]

  • busuu(ブスー語にちなんで名付けられたオンラインネットワーク)

外部リンク[編集]

メモ[編集]

  1. ^ Hammarström, Harald; Forkel, Robert; Haspelmath, Martin et al., eds (2016). “ブスー語”. Glottolog 2.7. Jena: Max Planck Institute for the Science of Human History. http://glottolog.org/resource/languoid/id/busu1244 
  2. ^ "Ethnologue report for language code: bju" Ethnologue (SIL International)
  3. ^ Ltd, Hymns Ancient & Modern (March 2005). ThirdWay. Hymns Ancient & Modern Ltd. p. 33. https://books.google.co.jp/books?id=teSrG5Vbc60C&pg=PA33&redir_esc=y&hl=ja 2011年1月1日閲覧。 
  4. ^ Breton, Roland: Is there a Furu language group? An investigation on the Cameroon-Nigeria border in Journal of West African Languages Vol. 23, Number 2, アーカイブされたコピー”. 2012年2月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年2月19日閲覧。