フレネ教育

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フレネ教育とはフランスの教師であったセレスタン・フレネCelestin Freinet1896年10月16日 - 1966年10月8日)が自身の勤める公立学校で始めた教育である。現在では「現代学校運動」と呼ばれ発展を続け、スペイン、ドイツ、ブラジルなど世界38か国に広がっている[1]

子どもたちの生活や興味から出発した自由な表現による学習を重視しており「自由作文」「学校印刷所」「学校間通信」などの実践が行われている。学習は個別化されており自分で計画を立て協働しながら学習を進めるという方法を取っている。また学年ごとにクラスが分けられているということはなく、子どもたちが異年齢集団の中で助け合ったり学び合うことを学ぶ。

フレネ教育の特徴[編集]

フレネ教育の特徴として、以下のものがあげられる。

1.学級協同組合

自分たちの空間を「憲法」を作ることによって自治する。最初からルールなどを大人が決めてしまうのではなく、子どもたち自身で話し合い学級や学校を運営することを通じて市民性を育むことを目的としている。

2.自由作文(学校印刷所)

子どもたち自身の作文を教科書として使う。子どもたちの書いた自由作文は投票で選ばれたのち、共同推敲され出版される。既存の教科書による大人や社会の価値観の押し付けの教育ではなく純粋な子どもの興味関心に沿った学びをすることを目的としている。当時は最先端だった印刷機を教室に持ち込み印刷されていたが、現代ではICT技術の発展によりパソコンなどを使って作文を書いて印刷することが多くなっている。

3.学校間通信

書かれた自由作文や壁新聞を他の学校と交流する。

4.個別化された学習

個々のレベルに合わせた課題を自分で計画を立て個々のペースで進めていく。教室には一人でも理解できるように工夫された教材が用意されており、それらの学習カードや教材ソフト、資料や道具の中から自由に選んで学習する。

参考文献[編集]

  • 『手仕事を学校へ』黎明書房 2010年
  • 『言語の自然な学び方: 学校教育の轍の外で』太郎次郎社エディタス 2015年

脚注[編集]

外部リンク[編集]