フリップル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
フリップル
ジャンル パズルゲーム
対応機種 アーケード
開発元 タイトー
発売元 タイトー
音楽 古川典裕
人数 1 - 2人(協力プレイ)
稼働時期 INT 1989071989年7月
デバイス 8方向レバー
1ボタン
システム基板 Lシステム
CPU Z80 (@ 6 MHz)
サウンド YM2203 (@ 3 MHz)
ディスプレイ ラスタースキャン
横モニター
320×224ピクセル
60.00Hz
パレット256色
テンプレートを表示

フリップル』 (Flipull) は、1989年タイトーから稼働されたアーケード用のパズルゲームである。なお、日本国外では主に『Plotting』(プロッティング)のタイトルで発売されている。

ゲーム内容[編集]

全60ステージ。レバー(上下2方向のみ使用)、1ボタン(ブロック発射)でプレイヤーが持っているブロックと同じマークのブロックに当ててブロックを消していくゲーム。ステージ開始時およびミス直後に持っているスペシャルブロックは全ブロックに当てることができる。

発射したブロックは横方向に飛び、壁や天井、パイプ(縦方向のみ通り抜け可能)に横から当たると、下方向に落ちる。当てたブロックと同じ種類のブロックが複数個並んでいると貫通して一度に消え、個数に応じて高得点が得られる。ブロックを消したあと、別の種類のブロックに当たると、発射したブロックと入れ替わってプレイヤーの手元に飛んでくる(地面に当たった場合は発射したブロックがそのまま戻ってくる)。ブロックは横か上から当てることができるが、天井やパイプの配置によって、当てることのできない列があるステージもある。

残りブロック数がクリア条件以下になればクリアとなる(アーケード版の最初のステージは「トレーニングステージ」であり、それに限り1ミスするかタイムオーバーでもクリアとなる)。アーケード版はクリア条件を満たした時点で即クリア、ファミリーコンピューター版およびゲームボーイ版は、クリア条件を満たしたうえで手詰まりまたはタイムオーバーになるとクリアとなる。メインステージの時にブロックが消せなくなったらミスとなり、スペシャルブロックの数を1つ消費する。スペシャルブロックの数が0の時にミスをするか、スペシャルブロックが何個あっても制限時間が無くなるとゲームオーバー。

他機種版[編集]

No. 発売日 対応機種 タイトル 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数 備考
1 日本 198912151989年12月15日
ファミリーコンピュータ フリップル タイトーCP開発部 タイトー 512キロビットロムカセット[1] TFC-FP-3900 - -
2 日本 199003161990年3月16日
アメリカ合衆国 1990041990年4月
ゲームボーイ フリップル タイトー タイトー 512キロビットロムカセット[2] 日本 DMG-FPA
アメリカ合衆国 DMG-FP-USA
- -
3 ヨーロッパ 1990年
Amiga
Amstrad CPC
Atari ST
コモドール64
GX4000
ZX Spectrum
Plotting TWILIGHT Ocean Software フロッピーディスク
ロムカセット
- - -
4 日本 200507282005年7月28日
PlayStation 2 タイトーメモリーズ 上巻 タイトー タイトー DVD-ROM SLPM-66057 - アーケード版の移植
5 ヨーロッパ 200510142005年10月14日
アメリカ合衆国 200510252005年10月25日
PlayStation 2
Xbox
Windows
Taito Legends タイトー
Empire Interactive
Atomic Planet
ヨーロッパ Empire Interactive
アメリカ合衆国 セガ
DVD-ROM PS2:
ヨーロッパ SLES-53438
アメリカ合衆国 SLUS-21122
- アーケード版の移植
6 日本 200607062006年7月6日
PlayStation 2 タイトーメモリーズ 上巻
TAITO BEST
タイトー タイトー DVD-ROM TCPS-10160 - アーケード版の移植、廉価版
7 日本 200706282007年6月28日
PlayStation 2 タイトーメモリーズ 上巻
エターナルヒッツ
タイトー タイトー DVD-ROM SLPM-66775 - アーケード版の移植、廉価版
ファミリーコンピュータ版
  • 全50ステージ。エンディング後は裏面が始まり、これを含めると全250ステージ(50ステージクリアごとに同内容のエンディングが流れ、ステージ250クリアのエンディング後はゲームオーバーとなる)。ブロック配置とクリア手順が固定の詰めパズル的なADVANCEモードもあり、こちらも全50ステージ。このモードは制限時間がなく手数が制限されており、手詰まり1回でゲームオーバーになるが、コンティニューが無限にできる。主人公とブロックの配置がアーケード版と左右対称になっている。
ゲームボーイ版
  • タイトーとしては初の携帯型ゲーム用ゲームソフト。全32ステージ。クリア後はエンディングなどなくステージ1の配置と同じステージ33が始まるが、ステージ49で残りブロック数の表示が異常になり、すべてのブロックを消してもクリアできなくなる。ファミリーコンピュータ版と同様、主人公とブロックの配置がアーケード版と左右対称になっている。
PlayStation 2版
タイトーメモリーズ 上巻』に収録。

スタッフ[編集]

ファミリーコンピュータ版
  • ディレクター:高橋章二
  • オリジナル・コンセプト:K.NUMATA
  • ソフトウェア・ディレクター:しみずみつぎ
  • プログラマー、キャラクター・デザイナー:すずきのぶゆき
  • 音楽エディター、サウンド・エディター:こしなかのぼる、溝口功
  • ゲーム・デザイン:NISHIYAMAN

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体 結果
Computer and Video Games 94% (Amiga)[3]
94% (ST)[4]
Electronic Gaming Monthly 28/40点 (GB)[5]
ファミ通 21/40点 (FC)[6]
21/40点 (GB)[7]
Your Sinclair 84/100点 (ZX)[8]
ファミリーコンピュータMagazine 19.12/30点 (FC)[1]
17.63/30点 (GB)[2]
Amiga Format 81/100点 (Amiga)[3]
Zzap!64 69/100点 (Amiga)[3]
ASM 7.8/12点 (Amiga)[3]
7.8/12点 (ST)[4]
10/12点 (GB)[5]
Atari ST User 88/100点 (ST)[4]
The Games Machine 78/100点 (ST)[4]
ST Format 72/100点 (ST)[4]
ACE 710/1000点 (ST)[4]
Commodore Format 80/100点 (C64)[9]
ファミリーコンピュータ版
  • ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、19.12点(満30点)となっている[1]。また、同雑誌1991年5月10日号特別付録の「ファミコンロムカセット オールカタログ」では、「非常にシビアなゲームだ」と紹介されている[1]
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.24 2.73 3.30 3.15 3.41 3.29 19.12
ゲームボーイ版
  • ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、合計21点となっている[7]
  • ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、17.63点(満30点)となっている[2]。また、同雑誌1991年5月24日号特別付録の「ゲームボーイ オールカタログ」では、「ブロックの消し方が難しい」と紹介されている[2]
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.03 2.70 3.07 2.87 2.93 3.03 17.63

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b c d 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」、『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店1991年5月10日、 326頁。
  2. ^ a b c d 「5月24日号特別付録 ファミコンディスクカード ゲームボーイ スーパーファミコン オールカタログ」、『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第10号、徳間書店1991年5月24日、 202頁。
  3. ^ a b c d Plotting for Amiga (1990) - Moby Games”. Blue Flame Labs. 2017年6月17日閲覧。
  4. ^ a b c d e f Plotting for Atari ST (1990) - Moby Games”. Blue Flame Labs. 2017年6月17日閲覧。
  5. ^ a b Plotting for Game Boy (1990) - Moby Games”. Blue Flame Labs. 2017年6月17日閲覧。
  6. ^ a b フリップル まとめ [ファミコン]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2017年1月28日閲覧。
  7. ^ a b フリップル まとめ [ゲームボーイ]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2017年1月28日閲覧。
  8. ^ Plotting for ZX Spectrum (1990) - Moby Games”. Blue Flame Labs. 2017年6月17日閲覧。
  9. ^ Plotting for Commodore 64 (1990) - Moby Games”. Blue Flame Labs. 2017年6月17日閲覧。

外部リンク[編集]