フリクション

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フリクション
基本情報
出身地 日本の旗 日本
ジャンル ロック
ニュー・ウェイヴ
パンク・ロック
活動期間 1978年 - 1996年
2006年 -
公式サイト FRICTION
メンバー
レック(ベース)
中村達也(ドラムス)
旧メンバー
チコ・ヒゲ(ドラムス)
ラピス(ギター)
ツネマツマサトシ(ギター)
茂木恵美子(ギター) 
Scher-Z Haruna(パーカッション)
セリガノ(キーボード)
ヒゴヒロシ(ギター)
佐藤稔(ドラムス)
サイトウ・ゴウ(ギター)
イマイアキノブ(ギター)

フリクション(Friction)は、東京ロッカーズというムーブメントが起こった頃から現在に至るまでレック(ベース)を中心に活動し続けるバンド

来歴[編集]

1971年頃、後に村八分に参加するカント(渡辺作郎)を中心にマルチ・アート集団「○△□(まるさんかくしかく)」が始められ、これにレック、チコヒゲも参加。即興演奏中心のアバンギャルド音楽のバンドだった。

1973年、○△□のバンド名がそのままタイトルになったアルバムが限定盤として発売。

1975年、レック(当時はギター)、チコ・ヒゲ(ドラムス)、ヒゴ・ヒロシ(ベース)の3人で結成した「3/3」のアルバムをわずか10枚のみ制作。

1977年、レックはNYへ。コントーションズティーンエイジ・ジーザス・アンド・ザ・ジャークスに参加。また、レックの後を追ってNYへ渡ったチコ・ヒゲもコントーションズに参加し、2人でノー・ウェーブ・ムーブメントを肌で実感した。

1978年、日本へ帰国したレック(ベース)、チコ・ヒゲ(ドラムス)と元ブロンクスのラピス(ギター)と3人で「フリクション」を結成。秋より、貸スタジオ「S-KENスタジオ」を中心として活躍していたバンドであるLIZARDミラーズミスター・カイトS-KENとともに、「東京ロッカーズ」と称し、シリーズ・ライブを開始。また11月にラピスが脱退し、元はぐれ雲のツネマツマサトシ(恒松正敏)が加入。

1979年、オムニバス・アルバム『東京ROCKERS』に2曲参加。そして、パス・レコードより1st.シングル『Crazy Dream』をリリース。

1980年坂本龍一のプロデュースによる1st.アルバム『軋轢』、シングル『I Can Tell』でメジャーデビュー。また12月に、前年に京都・磔磔で行ったライブをアルバム『'ed 79 Live』としてリリースしたが、ツネマツマサトシが脱退し、E.D.P.S(エディプス)を結成。

1981年、茂木恵美子(ギター)、Scher-Z Haruna(パーカッション)が加入して4人編成となる。

1982年、アルバム『Skin Deep』をリリース。

1985年、1984年にローマで行われた「Japan Japan Festival」にゲスト参加した際のライブをアルバム『Live at "Ex Mattatoio" in Roma』としてリリース。

1986年、Scher-Z Haruna、茂木恵美子が脱退し、セリガノ(キーボード)、ヒゴ・ヒロシ(ギター)が加入。

1987年、チコ・ヒゲが脱退し、佐藤稔(ドラムス)が加入。

1988年、ゲストにジョン・ゾーンサックス)を迎え、アルバム『Replicant Walk』をリリース。

1989年、セリガノが脱退し、ラピスが再加入しギターが2本になる。また、渋谷クラブ・クアトロでのライブをビデオ『Dumb Numb Video』(監督・石井聰互)としてリリース。

1990年、ビデオと同日のライブを収録したアルバム『Dumb Numb CD』をリリース。同時期、ヒゴ・ヒロシが脱退。

1993年、再びラピスが脱退し、サイトウ・ゴウ(ギター)が加入。

1994年、サイトウ・ゴウが脱退し、イマイアキノブ(ギター)が加入。

1995年、アルバム『Zone Tripper』をリリース。

1996年audio active小野誠彦田中フミヤによるリミックス・アルバム『Remixxx+One』をリリース。また、レック、チコ・ヒゲ、ツネマツ時代の1980年神奈川大学でのライブを収録したアルバム『Live 1980』をリリース。同年11月のライブを最後に、しばらくの間、活動を休止。

2006年にレックと中村達也(ドラムス)の2人編成で復活。8月にライジング・サン・ロックフェスティバルに出演。

2007年にはフジ・ロック・フェスティバルの最終日に出演。また、初のベスト・アルバム『Maniacs』、研究書『FRICTION The Book』をリリース。

2009年、2人編成になり3年にして初の作品『Deepers』(ミニ・アルバム)をリリース。

そして2010年、2枚組ライブ・アルバム『2013-Live Friction』をリリースした。

メンバー[編集]

  • レック(ベース) ※1978年~
  • チコ・ヒゲ(ドラムス) ※1978~1987年
  • ラピス(ギター) ※1978年、1989~1993年
  • ツネマツマサトシ(恒松正敏)(ギター) ※1978~1980年
  • 茂木恵美子(ギター) ※1980~1986年
  • Scher-Z Haruna(パーカッション) ※1980~1986年
  • セリガノ(キーボード) ※1986~1989年
  • ヒゴヒロシ(ギター) ※1986~1990年
  • 佐藤稔(ドラムス) ※1987~1996年
  • サイトウ・ゴウ(ギター) ※1993~1994年
  • イマイアキノブ(ギター) ※1994~1996年
  • 中村達也(ドラムス) ※2006年~

ディスコグラフィー[編集]

アルバム

  • 軋轢」(1980)
  • 「ed '79 Live」(1980) ※ライブ・アルバム、1979年のライブを収録、2005年の再発CDはDVD付
  • 「Skin Deep」(1982)
  • 「Live at "Ex Mattatoio" in Roma」(1985) ※ライブ・アルバム、1984年のライブを収録
  • 「Replicant Walk」(1988)
  • 「Dumb Numb CD」(1990) ※ライブ・アルバム、1989年のライブを収録
  • 「Zone Tripper」 (1995)
  • 「Remixxx+One」(1996) ※リミックス・アルバム
  • 「Live 1980」(1996) ※ライブ・アルバム、2007年に「Live-Pass Tour '80」として再発
  • 「Zone Tripper (US edition)」(1999) ※Tzadikより発売されたUS版
  • 「Maniacs」(2007) ※2枚組ベスト・アルバム
  • 「Deepers」(2009) ※ミニ・アルバム
  • 「2013-Live Friction」(2010) ※2枚組ライブ・アルバム、2006年以降のライブを収録

シングル

  • 「Crazy Dream / Kagayaki / Big-S」(1979)
  • 「I Can Tell / Pistol」(1980)
  • 「Remixx」(1996) ※12インチEP

オムニバス

  • 「東京ROCKERS」(1979)
  • 「レベル・ストリート1」(1982)
  • 「PASS Records 1980-1981」(1990)
  • 「WAX the ALBUM」(2001)
  • 「PASS NO PAST - EPs & Singles」(2005)

関連作品

  • 「3/3」(1975) ※2007年にフリクション結成直前のライブ音源を追加収録した2枚組CDで再発

映像

  • 「Dumb Numb Video」(1989) ※2007年に「Dumb Numb DVD」としてDVD化
  • 「FRICTION LIVE 2006-2007」(2007) ※ライヴ会場限定販売のDVD
  • 「Passed 1980-83」(1990) ※オムニバス・ビデオ

書籍

  • 「FRICTION The Book」(2007) ※1978~1981年のライブを収録したDVD付
  • 「Zone Tripper/Friction 1978-2008」(2008) ※写真集+1978.11.01のライブCD
  • 「ロック画報Vol.19 特集・フリクション」(2005) ※CD付

備考[編集]

  • レックとチコ・ヒゲは、フリクション結成前にリディア・ランチ(en:Lydia Lunch)率いるティーンエイジ・ジーザス・アンド・ザ・ジャークス(en:Teenage Jesus and the Jerks)のメンバーだった。
  • レックとチコ・ヒゲは、コントーションズ(en:James Chance and the Contortions)の最初期のメンバーだった。
  • レックは、近藤等則が率いるIMAのギタリスト(曲によってはベースも担当)であった。
  • レックは、2002年から2005年まで、灰野敬二ヴォーカル、ギター)、元Lip CreamのPILL(ドラムス)とともに「HEAD RUSH」を結成し活動していた。
  • 恒松正敏は、フリクション脱退後、E.D.P.Sで活動。1984年の同バンド解散後は画業に専念するため数年間活動を休止、90年代からソロ活動や町田康とのバンド「グローリー」を経て現在は画家の傍ら元ALLERGYの荒木康弘らと「恒松正敏GROUP」として活動中。
  • チコ・ヒゲは、フリクション脱退後、山口冨士夫のライブやアルバムに頻繁に参加している。また、自身のバンドCHICO-HIGE & THE UNITとしても活動。
  • 佐藤稔、イマイアキノブは後にチバユウスケ照井利幸らが結成したROSSOに加入する。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]