フラン-2-イルメタンチオール

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フラン-2-イルメタンチオール
Furan-2-ylmethanethiol
識別情報
CAS登録番号 98-02-2 ×
PubChem 7363
ChemSpider 7085 チェック
EINECS 202-628-2
国連番号 3336
MeSH furfuryl+mercaptan
RTECS番号 LU2100000
バイルシュタイン 383594
特性
化学式 C5H6OS
モル質量 114.17 g mol−1
精密質量 114.013935504 g mol-1
外観 無色ないしごく薄い黄色の液体[2]
匂い 焙煎したコーヒーの香り
嗅覚閾値 <0.05ppb[3]
密度 1.132 g cm-3
沸点

155℃

蒸気圧 531 Pa
危険性
GHSピクトグラム The flame pictogram in the Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals (GHS)
GHSシグナルワード WARNING
EU分類 刺激性 Xi
Rフレーズ R10, R36/37/38
Sフレーズ (S2), S24/25, S26, S36
引火点 45℃
半数致死量 LD50 100mg kg-1 (マウス、腹腔内注射)[2]
関連する物質
関連物質 フルフリルアルコール
フルフリルアミン
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

フラン-2-イルメタンチオール: Furan-2-ylmethanethiol)は、フランにスルファニルメチル基が結合した有機硫黄化合物である。一般にフルフリルメルカプタンの呼び名で知られ、コーヒーチョコレートの重要な香気成分である[4]。純粋なものは無色透明であるが、時間経過により黄色みを帯びる。

武田薬品工業は、ニンニク臭を消すために肉料理を食べた後コーヒーを飲む習慣から、フラン-2-イルメタンチオールを還元させたものをビタミンB1と結合させることにより、プロスルチアミンのニンニク臭を改善したフルスルチアミンを開発した[5]

脚注[編集]

  1. ^ furfuryl mercaptan - PubChem Public Chemical Database”. The PubChem Project. USA: National Center for Biotechnology Information. 2014年2月20日閲覧。
  2. ^ a b 製品安全データシート東京化成工業
  3. ^ 井上重治 『微生物と香り ミクロの世界のアロマの力』 フレグランスジャーナル社2002年8月1日、62頁。ISBN 4-89479-057-2
  4. ^ 製品安全データシート(安全衛生情報センター)
  5. ^ フルスルチアミンの誕生武田薬品工業 アリナミン