フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング

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Frankfurter Allgemeine Zeitung
フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング
Frankfurter Allgemeine logo.svg
FAZ Building 2.jpg
フランクフルトにある編集部ビル
種別 日刊紙
判型 Nordisch
所有者 FAZIT財団
設立 1949年11月1日(69年前) (1949-11-01
政治的傾向 中道右派[1]
言語 ドイツ語
本社所在地 ドイツ連邦共和国ヘッセン州
フランクフルト・アム・マイン
ウェブサイト www.faz.net

フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング: Frankfurter Allgemeine Zeitung、F.A.Z.)は、1949年11月1日に設立されたドイツ新聞社。ドイツの日刊紙として、中道右派の論調が知られている[2][3]。発行部数は約36万部(2006年)。

社名は「フランクフルト総合新聞」を意味し、本社もヘッセン州フランクフルト・アム・マインに設置されている。日曜版は「Frankfurter Allgemeine Sonntagszeitung(フランクフルト総合日曜版新聞)」。

概要[編集]

第二次世界大戦中の1943年に発刊禁止となったフランクフルター・ツァイトゥングの後継紙として第二次世界大戦後に復刊された。戦前にスパイ事件で日本を震撼させたソ連のスパイであるリヒャルト・ゾルゲはフランクフルター・ツァイトゥング社の新聞記者として1933年(昭和8年)に来日し、諜報活動をしていた。Frankfurter Allgemeine Zeitungとは日本語に直訳するなら「フランクフルト一般新聞」となるが、日本では外電等として誌名が紹介される際には、"Allgemeine"は「一般」「総合」(英語の"general"に相当)という意味のドイツ語のため 「ドイツ一般新聞」「フランクフルト新聞」などと訳されることがある。一般的には「フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング」もしくは単に「フランクフルター・アルゲマイネ」と言語をそのまま発音もしくはカタカナ表記して呼ばれることが多い。一般的に中道右派系の新聞社として認識されており、移民や宗教問題について保守的な姿勢を取っている[2]

即位の礼大嘗祭が終った直後、1990年(平成2年)12月3日付け社説で、「日本は本当に民主主義的になったのだろうか? 日本では民主主義という概念が西欧とは違った理解のされ方をしているということだ。自分の都合のいいように理解する実利主義的な考え方が政治や日常生活を特徴づけている」と批判していた。

2006年、イスラムを侮辱したとされる記事のためエジプトにて、当該記事の差し止めを受ける。[4]2008年11月にも再びムハンマドの漫画の掲載によって差し止めを受けている。[5]

2012年11月、スペイン経済危機の際にスペインからの移民に反対する姿勢を取ったため、スペイン国内にて強烈な批判を受けた[6]

2015年4月2日、2010年から派遣された東京特派員の記事を巡って日本の外務省から圧力を受けていたと、その記者が日本外国特派員協会のコラムで主張した。なお外務省は事実関係の誤りについて申し入れをしただけで圧力などではないとしている[7][8]。2019年には日韓の対立において、両国が共に外交的対立に貢献したが、韓国の方により批判の余地があるとの立場を示し、文在寅大統領は国内の政治的状況のために日韓慰安婦合意を破棄したことが原因と批判した。また、韓国政府は1965年の合意で決まっていた仲裁裁判所で問題を解決しようとする日本の実用的な期待を韓国は拒否したこと、日本政府や日本国民の多数派は謝罪・補償後も絶えず新しい要求をする韓国を相手にすることに疲れていることを指摘した。問題の背景について、左派民族主義的な韓国政府と大統領は、短期的に日本との関係悪化による支持率上昇で国内の厳しい経済状況・政治的困難を打開するために役立つが、外交的にどうも出来なくなったと指摘したと報道した。韓国側の対日姿勢にアメリカは怒り、中国は西側同盟国の分裂に喜んでいると指摘し、文大統領が北朝鮮からの脅威に対応する共同戦線を弱体化して、最終的に北朝鮮の非核化を困難にすることが最大のリスク原因とする記事を掲載している[9]

ギャラリー[編集]

出典[編集]

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  1. ^ Towards a Europeanised Public Sphere? Comparing Political Actors and the Media in Germany (Report)”. Centre for European Studies (2007年5月). 2014年12月19日閲覧。
  2. ^ a b 日本国語大辞典, デジタル大辞泉,精選版. “フランクフルターアルゲマイネとは” (日本語). コトバンク. 2019年9月12日閲覧。
  3. ^ Fairless, Tom. “ラガルド氏、ECBでの初仕事は「ドイツの取り込み」” (日本語). WSJ Japan. 2019年9月12日閲覧。
  4. ^ The impact of blasphemy laws on human Rights (Policy Brief)”. Freedom House. 2013年9月29日閲覧。
  5. ^ “Der Spiegel issue on Islam banned in Egypt”. France24. (2008年4月2日). http://www.france24.com/en/20080402-der-spiegel-issue-islam-banned-egypt-egypt-germany 2013年9月29日閲覧。 
  6. ^ Aumenta el rechazo y temor a la 'avalancha' de españoles en Alemania”. El Mundo (2012年11月19日). 2013年2月26日閲覧。
  7. ^ 「え?私が中国のスパイだって?」ドイツ紙の東京特派員が安倍政権から圧力を受けたと告白 ハフィントンポスト 2015年4月10日
  8. ^ 「5年間を振り返って」 日本外国特派員協会会報誌『Number 1 Shimbun』ウェブ版、2015年4月1日
  9. ^ "日 횡포" vs "韓 잘못"…獨 유력지들의 상반된 시각” (朝鮮語). news.naver.com. 2019年9月12日閲覧。

外部リンク[編集]