フラッシュフォワード (物語)
表示
フラッシュフォワード(flashforward、flash-forward)は、文学、映画などで用いられる物語技法で、未来のことについて語る[1]。prolepsis(先説法、予期的叙述法[2])とも呼ばれる。将来起こることが予想される出来事を表すために使用される場合が多い。過去について語るフラッシュバック(後説法、回想シーン)の反対で、ポストモダン文学で使われることが多い。類似のものに伏線やアーネスト・ヘミングウェイがつかった省略法(Ellipsis)がある。
文学
[編集]フラッシュフォワードを用いた有名な作品にミュリエル・スパークの『ミス・ブロウディの青春』がある。
ポストモダン以前では、チャールズ・ディケンズの『クリスマス・キャロル』で、主人公スクルージの死後の未来が語られる。スクルージはそれを知って行動を改め、未来を変えることができた。
映画
[編集]フラッシュフォワードを用いた有名な作品に『ひとりぼっちの青春』がある。
『メッセージ』ではフラッシュバックのように見せかけて未来のことを語っている。
ドラマ
[編集]フラッシュフォワードを用いた作品に「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~(Season4)」がある[3]。
関連項目
[編集]出典
[編集]- ^ http://www.thefreedictionary.com/flash-forward
- ^ “prolepsisとは”. webkio英和辞典・和英辞典. ウェブリオ. 2020年4月17日閲覧。
- ^ “『絶対零度』“月9”なのに衝撃描写の理由 稲葉P「無知だったからこそ」”. マイナビ (2020年1月13日). 2025年10月9日閲覧。