フサトゲニチリンヒトデ

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フサトゲニチリンヒトデ
Crossaster papposus
Crossaster papposus
分類
: 動物界 Animalia
: 棘皮動物門 Echinodermata
: ヒトデ綱 Asteroidea
: ニチリンヒトデ科 Solasteridae
: Crossaster
: フサトゲニチリンヒトデ
C. papposus[1]
学名
Crossaster papposus
(Linnaeus, 1776)
和名
フサトゲニチリンヒトデ(房棘日輪海星)
英名
Common sunstar

フサトゲニチリンヒトデ(房棘日輪海星、Crossaster papposus)は、ヒトデ綱ニチリンヒトデ科ヒトデ

は10本前後。一般的なヒトデに比べ、盤が占める割合が大きい。色は朱色で、盤に同心円状の模様が見られることが多い。表面には棘の集合体である小柱体が多くついている。和名は、上から見た形と色が日輪を思わせるニチリンヒトデの仲間で、小柱体が房状に見えることに由来する。

エゾニチリンヒトデとともに、成体がキヒトデなど他のヒトデを捕食することで知られる。

日本では、親潮の流れる太平洋側でよくみられる。また、登別マリンパークニクスおたる水族館鶴岡市立加茂水族館で飼育されている。登別マリンパークニクスは、2004年にフサトゲニチリンヒトデの自然繁殖に成功し、日本動物園水族館協会から繁殖賞を受けた。

脚注[編集]

  1. ^ フサトゲニチリンヒトデ - Biological Information System for Marine Life (JAMSTEC)

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]