フクユタカ

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フクユタカは、日本大豆品種。在来種ではなく、1980年(昭和55年)に育成された育成品種である[1]。高タンパクのため豆腐油揚げの原料として用いられ[2]納豆には向かない。広域適応性が高いとされ[2]、主に東海近畿九州地方で栽培される[3]。外観品質(裂皮・淡褐目)が劣る欠点があるとされる[1]

作付面積[編集]

大豆の作付面積では全国トップシェアである[1]

品種別作付面積[編集]

2006年の大豆の品種別作付面積[1]
  • 1位 - フクユタカ - 31,560ヘクタール、22.2% - 主に九州・東海・近畿
  • 2位 - エンレイ - 16,619ヘクタール、11.7%、主に北陸
  • 3位 - タチナガハ - 10,741ヘクタール、7.6%、主に関東
  • 4位 - リュウホウ - 8,108ヘクタール、5.7%、主に東北
  • 5位 - ユキホマレ - 6,284ヘクタール、4.4%、主に北海道

都道府県別作付面積[編集]

2016年のフクユタカの都道府県別作付面積[2]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 大豆の品種開発の現状と成果” (PDF). 作物研究所. 2021年4月4日閲覧。
  2. ^ a b c 国産大豆の品種特性 ~加工適性と栽培特性~” (PDF). 農林水産省 (2019年3月). 2021年4月4日閲覧。
  3. ^ 大豆のまめ知識”. 農林水産省. 2021年4月4日閲覧。