フォールガイズ アルティメット ノックアウト

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フォールガイズ
アルティメット ノックアウト
Fall Guys Ultimate Knockout Logo.svg
ジャンル パーティーゲーム
対応機種
開発元 メディアトニック
運営元 Devolver Digital
ディレクター ジェフ・タントン
デザイナー ジョー・ワルシュ
音楽 ジュキオ・カリオ[1]
バージョン 1.06
人数 オンライン最大60人
メディア ダウンロード販売(必要容量3.95GB)
運営開始日 2020年8月4日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
売上本数
  • PS4: 1560万本[2]
  • PC: 700万本[3]
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フォールガイズ アルティメット ノックアウト英語: Fall Guys: Ultimate Knockout)』 は、2020年8月4日に発売されたPlayStation 4およびWindowsPC(Steam)コンピュータゲームソフト。

ゲーム内容[編集]

最大60人によるオンライン対戦のアクションゲーム。CNNは「ゼリービーンズのような生き物としてプレイし、60人のプレイヤーの中で最高のプレイヤーとなるために迷路やジャンプチャレンジ、その他のゲームショーのようなアクティビティをこなしていく」[4]と報じている。

最大4人までフレンドと組んでプレイすることが可能。チーム戦のゲームでは同じチームに配属される。

1エピソードは残り人数に応じたラウンド数で構成され、ラウンド毎に数人から十数人ずつ脱落(ELIMINATED)していく。ゲームを問わずクリアした人数が1人だった場合はその時点で優勝となる。エピソードの終了後(優勝もしくは脱落)に成績に応じた「名声」や「KUDOS」の報酬がもらえる他、優勝した場合はクラウンを手に入れられる。KUDOSやクラウンは、ストアでフォールガイの見た目を変えられるアイテムと交換が出来る。

2020年10月、シーズン2の配信が予定されている。

ゲームの種類[編集]

シーズン1[編集]

2020年10月頃までの予定。9月15日に配信されたミッドシーズン アップデートにより、一部のステージでレイアウトやオブジェクトの配置が変化するようになった。またPC版は日本語表記に対応した。

レース[編集]

規定人数が勝ち抜ける障害物競走。表示はされていないものの制限時間内にゴールできない場合も脱落となる。ステージから落下しても最後に通ったチェックポイントから復帰が出来る(スライム・クライムは除く)。

スピンレース(DIZZY HEIGHTS)
回転する床が多数配置されているコース。
ヒットパレード(HIT PARADE)
一本橋や回転ドア、振り子などが多数設置されているコース。
ぐるぐるファイト(THE WHIRLYGIG)
回転するプロペラが多数配置されているコース。
ゲートクラッシュ(GATE CRASH)
上下に動くドアや左右に動く障害物が多数設置されているコース。
ドアダッシュ(DOOR DASH)
無数に並んだドアを突き破りながらゴールを目指す。通過できない偽物のドアも紛れているが、途中からドアの見た目に僅かな違いがある。
シーソーゲーム(SEE SAW)
巨大なシーソーの上を駆け抜けてゴールを目指す。人数によっては大きく傾き落下する可能性が高くなるため、バランス性も求められる。
スライム・クライム(SLIME CLIMB)
ジグザグに組まれたコースを登っていくサバイバルレース。時間と共にスライムが上昇し沈没するため、それまでにゴールに到達しなければならない。
フルーツパニック(FRUIT CHUTE)
ベルトコンベアを逆走しながらゴールを目指す。巨大なフルーツやシナモンが転がってくる。
ヒヤヒヤロード(TIP TOE)
踏んでも消えないタイルを探しながらゴールを目指す。偽物のタイルは時折揺れるので見分けることは出来る。

ハント[編集]

しっぽオニ(TAIL TAG)
しっぽを奪い合うハンティングゲーム。終了時にしっぽを持っていないと脱落。

サバイバル[編集]

一定時間、もしくは規定の人数が脱落するまで行われる。

ロールアウト(ROLL OUT)
回転するホイールを渡り、障害物などに注意しながら乗り移っていく。
ジャンプクラブ(JUMP CLUB)
回転するポールをひたすらジャンプしていく。時間と共にポールの回転速度は速くなる。
ブロックパーティ(BLOCK PARTY)
迫ってくる壁や足場でステージから押し出されないようにジャンプなどでかわしていく。

ロジック[編集]

パーフェクトマッチ(PERFECT MATCH)
タイルに表示されるイラストを記憶し、スクリーンに表示されるイラストを一致させるゲーム。異なるイラストのタイルは全て消え、乗っていると落下し脱落となる。全3問で、回を追うごとに表示されるイラストの種類は増えていく。

チーム[編集]

2〜4チームで行われ、最下位のチームが脱落となる。最下位が同点の場合は決着がつくまで延長戦が続く。

チームしっぽオニ(TEAM TAIL TAG)
黄色、青、赤、緑の4チームでしっぽの保有数を争う。
ためこみ合戦(HOARDERS)
黄色、青、赤の3チームでステージに配置された巨大なボールの保有数を争う。
エッグ・スクランブル(EGG SCRAMBLE)
黄色、青、赤の3チームでステージに配置された複数のタマゴを自軍のゴールに入れた数で争う。タマゴ1つで5点となる金色のものも混じっている。
ロックンロール(ROCK 'N' ROLL)
黄色、青、赤の3チームによる大玉転がしでゴールに入れた順に勝ち抜ける。
フープ・ループ・ゴール(HOOPSIE DAISY)
黄色、青、赤の3チームでステージに出現するフープの中を潜った回数で争う。白いフープは1点、金色のフープは5点。
フォールボール(FALL BALL)
黄色、青の2チームによるサッカーのようなゲーム。主にサッカーボール、不規則な動きをするアメフトのボールも1点。金色の卵は5点。同点の場合はどちらかに点が入るまで延長される。
バッドラック(JINXED)
黄色、青の2チームによる対戦。ピンクのモヤモヤ“不運”を相手チーム全員に感染させたチームが勝利。

ファイナル[編集]

このラウンドを勝ち抜ければ王冠が手に入る。優勝者は基本的に1人。サバイバル形式のみ、一定時間生き残ったプレイヤー全員が優勝者となる。

止まるなキケン(HEX-A-GONE)
サバイバル形式のファイナル。乗ると消える六角形のタイルが並ぶステージで争う。スライムの海に落ちた時点で脱落となる。
クラウンマウンテン(FALL MOUNTAIN)
レース形式のファイナル。コースの頂上にあるクラウンを目指すレースゲーム。
ロイヤルファンブル(ROYAL FUMBLE)
ハント形式のファイナル。しっぽオニの発展版で最後まで保有していたプレイヤーが優勝。
ジャンプ・ショーダウン(JUMP SHOWDOWN)
サバイバル形式のファイナル。2020年8月13日のアップデートで追加されたジャンプクラブの発展版。回転するポールや一定時間毎にステージが落下するなど異なる部分がある。

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開発[編集]

企画[編集]

2019年当初はバトルロイヤルゲームが多数発売されており、市場は飽和状態になっていたため、普通のバトロワものの企画は通らないと思われていた。

ジョー・ワルシュは『痛快なりゆき番組 風雲!たけし城』や『SASUKE』のようなテレビのバラエティ番組や『ワイプアウト』などの障害物レースをヒントにゲームを企画した[5]

パブリッシャーのDevolver Digitalの後押しを受け、開発チームは本作の開発を始めた[6]

ゲームデザイン[編集]

ミニゲームの中にはバラエティ番組のほかにも、子どものころに親しんだ遊びをもとにしているものもある[7]。リードデザイナーのジョー・ワルシュはBitSummit Gaidenの生放送の中でミニゲームの選定基準の一つとして、直感的にルールが理解しやすいものを挙げている[7]。また、ステージのデザインに当たっては、プレイヤーの技能や運に頼りすぎることなく、それぞれが半分となるよう調整され、リプレイ性も重視された[6]。たとえば、六角形の足場が徐々に消える「止まるなキケン」は『マインクラフト』のミニゲーム「TNT Run」からヒントを得ており、一度もクラウンを獲得できないプレイヤーの救済措置であると同時に、レース以外のステージが必要だということで作られた[6]。開発初期、本作は「Fool's Gauntlet」や「Stumble Chums」といった仮称が付けられており、リスポーンがないなど、製品版よりも過酷な内容となっていた[8]。また、当初の最大プレイ人数は100人とされていたが、ある一定の人数となるとプレイヤーが状況を読みにくくなるため、最終的には60人までに絞られた[8]

本作のキャラクターはミスをしても笑えるようなデザインにするという方針が立てられており[6]、クリエイティブディレクターであるジェフ・タントンは、番組内で参加者が転ぶ場面が面白かったため、本作のキャラクターのデザインも転びやすくするために重心が高くしてあると述べている[7]。その一方で、開発チームは、『マリオパーティー』シリーズのようなレスポンスの良いアクションと、『Gang Beasts』のようなラグドール物理との両立に苦心した[6]

ゲームの滑稽な雰囲気を保つため、ランクマッチ等の導入はなされなかった[6]

広報[編集]

本作は2019年6月9日のE3 2019直前に行われた「デボルバー・プレス・カンファレンス&プレプレショー」にて正式発表[9]

反響[編集]

本作は発売から24時間でプレイヤー数が150万人を突破した[10]

また、他社や個人から開発元宛にキャラクターのスキン案が多数贈られてきた[11]。発売から2週間後の2020年8月18日、スキンのデザイン権を獲得するチャリティーオークションが実施された[12]

一方で、ネット上には偽情報[13]や偽アプリ[14]の公開が行われており、開発元は注意喚起を行っている。

出典[編集]

  1. ^ Ethan Gach (2020年8月7日). “Fall Guys' Catchy Music Is What Keeps Me Coming Back” (英語). Kotaku Australia. 2020年8月22日閲覧。
  2. ^ 古嶋誉幸 (2020年8月20日). “アスレチックバトロワ『Fall Guys』のプレイヤーが増加中。Steamでは発売2週間以上経ってもピークプレイヤー数を更新し続ける”. 電ファミニコゲーマー. 2020年9月10日閲覧。
  3. ^ Minoru Umise (2020年8月27日). “『Fall Guys』Steam版の売上が「700万本」突破。パーティーバトロワの破竹の勢いまったく止まらず”. automaton. 2020年8月28日閲覧。
  4. ^ Business, Shannon Liao, CNN. “These video games could give Fortnite a run for its money”. CNN. 2020年9月27日閲覧。
  5. ^ 大陸新秩序 (2020年6月29日). “モチーフは「風雲!たけし城」!? BitSummit Gaidenで配信された,バトルロイヤルゲーム「Fall Guys:Ultimate Knockout」の紹介番組をレポート”. 4Gamer.net. 2020年8月14日閲覧。
  6. ^ a b c d e f Yamanaka, Taijiro (2020年8月13日). “人気バトロワ『Fall Guys: Ultimate Knockout』は、スクワッド導入などには前向きでランクマッチには否定的。開発元が今後の運営方針などを語る”. AUTOMATON. 2020年8月22日閲覧。
  7. ^ a b c 『風雲!たけし城』にインスパイアを受けた最大60人で遊べるウワサのバラエティゲーム『Fall Guys』の開発者とSIE吉田修平氏が語る!【BitSummit Gaiden】”. ファミ通 (2020年6月28日). 2020年8月22日閲覧。
  8. ^ a b 『Fall Guys』クリエイティブディレクターが企画当初のプロジェクト名やコンセプト、デザイン案などを明かす”. Game*Spark. イード (2020年8月21日). 2020年8月23日閲覧。
  9. ^ だび (2019年6月10日). “[E3 2019]Devolver Digitalの新作バトロワゲーム「Fall Guys:Ultimate Knockout」が発表。PC/PS4で2020年に発売予定”. 4Gamer.net. Aetas. 2020年8月14日閲覧。
  10. ^ technocchi (2020年8月6日). “新作60人競争『Fall Guys: Ultimate Knockout』発売から24時間でプレイヤー数150万人を突破!”. Game*Spark. 2020年8月14日閲覧。
  11. ^ 風雲たけし城風バトロワ『Fall Guys』のスキンを自分で作りSNSに投稿するゲーム会社やイラストレーターが続出。熱い二次創作(ラブコール)のゲーム実装は叶うのか” (日本語). 電ファミニコゲーマー – ゲームの面白い記事読んでみない?. 2020年8月23日閲覧。
  12. ^ キーボード打海 (2020年8月18日). “スキン制作権を争う『Fall Guys』チャリティーオークションが盛況! ウォシュレット企業の謎メッセージTが一時筆頭候補に”. Game*Spark. 2020年8月19日閲覧。
  13. ^ モバイル版『Fall Guys』を捏造する動画にMediatonicが注意喚起……SNSで「もうこんな惑星で暮らしたくない」と漏らす”. Game*Spark (2020年8月18日). 2020年8月23日閲覧。
  14. ^ 大ヒットゲーム「Fall Guys」の模倣アプリ流通 偽サイトも出現、開発元は「詐欺」と警告” (日本語). J-CAST ニュース (2020年8月21日). 2020年8月23日閲覧。

外部リンク[編集]