フェルナン・ポワン
フェルナン・ポワン(Fernand Point, 1897年 2月25日 - 1955年3月5日)はフランスのリヨン近郊のヴィエンヌにあるフランス料理レストラン「ラ・ピラミッド」 のオーナー・シェフ。1933年より死ぬまでミシュランガイドの3つ星を守り続けた。弟子にポール・ボキューズ、トロワグロ兄弟、ウーティエなどがいる。ポワンの死後、夫人(マドの愛称で呼ばれていた)が後を継ぎ、ラ・ピラミッドは3つ星を維持し続けた。辻静雄がフランス料理を学んだのもラ・ピラミッドである。
スペシャリテ[編集]
- ひらめ(チュルボ)(Turbot)の蒸し煮シャンパーニュ風味
- 鱒のムース トリュフのソース(ソース・ペリグー)
- ピラミッド風 サラダ
- エクルヴィスのグラタン
- ブレス鶏(Bresse Gauloise)のヴェッシー包み(En vessie)
- ポワン風 大海原のクリーム
- マルジョレーヌ
など
ポワン語録[編集]
すばらしい食事は、シンフォニーのように調和がとれていなければならないし、ロマネスク様式のように構築されていなければならない。
すばらしい料理というものは客を待っていてはならない。すばらしい料理を待たなければならないのは客の方である。
腕の良い料理人は自分の学び取ったもの、すなわち自分の個人的な経験のあらゆる結果を自分のあとに続く世代に伝える義務がある。
つけ合わせというものは、釣合いが取れていなくてはならない。ネクタイと背広のように。