フェラーリ・512TR

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フェラーリ・512TR
概要
販売期間 1991年 - 1994年
ボディ
乗車定員 2人
ボディタイプ 2ドア クーペ
駆動方式 MR
パワートレイン
エンジン TipoF113型 4,942cc
180°V型12気筒 DOHC
最高出力 428PS/6,750rpm
最大トルク 50.0kgf·m/5,500rpm
変速機 5速MT
車両寸法
ホイールベース 2,550mm
全長 4,480mm
全幅 1,975mm
全高 1,135mm
車両重量 1473kg(乾燥重量)
系譜
先代 フェラーリ・テスタロッサ
後継 フェラーリ・F512M
テンプレートを表示

512TR(Ferrari 512 TR)は、イタリアの自動車メーカーフェラーリが製造していたスーパーカーである。

概要[編集]

フェラーリ・テスタロッサを1992年モデル用に再設計し、ロサンゼルスオートショーで新型車512TRとして発表された後継モデル。「512」の「5」とは排気量5.0Lを指し「12」はV型12気筒エンジンを搭載することを意味し「TR」とはテスタロッサの略である。

リトラクタブルヘッドライトとルーバー越しの角型テールライトなど大半のディティールはテスタロッサを踏襲するが、フロントグリルとウインカーの間には1989年発表の348のようにボディ色の桟が入れられ、ホイール径はテスタロッサの16インチから18インチに変更され、エンジン出力は428PSとなった。また分割式のフレームを一体式に改め、エンジン重心を下げ、操縦安定性に関する改良も行われており、長きに渡り造られたテスタロッサの水準を引き上げる努力も随所にみられる。フロント41%、リア59%に重量配分が改善され、計2,261台が生産された。

ホイール[編集]

ホイール径18インチ。フロントは8J、タイヤは235 / 40ZR 18、リアは10.5J、タイヤは295/35 ZR18。フロントブレーキの直径は315mmで、リアブレーキの直径は310 mm。

脚注[編集]

関連項目[編集]