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フェラーリ・ローマ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フェラーリ・ローマ
フロント
リア
インテリア
概要
製造国 イタリアの旗 イタリア
販売期間 2020年 -
デザイン フェラーリデザインセンター
ボディ
乗車定員 2+
ボディタイプ クーペ
エンジン位置 フロントミッドシップ
駆動方式 FR
プラットフォーム ポルトフィーノ
パワートレイン
エンジン 3,855ccV型8気筒ツインターボ
最高出力 620PS(456kW)/5,750~7,500rpm
最大トルク 760Nm(77.5kgm)/3,000~5,750rpm
変速機 8速DCT
車両寸法
ホイールベース 2,670mm
全長 4,656mm
全幅 1,974mm
全高 1,301mm
車両重量 1,472kg(乾燥時)
その他
0-100km/h 3.4秒
最高速度 320km/h以上
系譜
先代  
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フェラーリ・ローマ(Ferrari Roma)は、イタリアの自動車メーカーであるフェラーリが生産しているスポーツカーである。

概要

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2019年11月13日発表。先んじて登場していたポルトフィーノクーペ版といえるが、スタイリングはポルトフィーノとは大きく異なり、ローマは1950年代から1960年代ローマの街で流行した「自由で気ままな甘い生活」(La Dolce Vita)および同名のイタリア映画を開発コンセプトとし、現代版「La Nuova Dolce Vita」(ラ・ノーヴァ・ドルチェ・ヴィータ)“新しい甘い生活”として具現化したモデルである[1]。同年12月19日にはYoutubeにシネマ風のプロモーション・ビデオがアップロードされた。

乗車定員は2+2ではなく「2+クーペ」と表現される。後席自体はあるものの、子供しか着座できないほどの狭さを意味するが、その後席の狭さがエレガントなファストバックスタイルを生み出しており、フロントまわりの曲線的なデザインと相まって、1950年代から1960年代にかけてのフェラーリのスタイルが意識されている[1]。トランクは独立したトランクリッドを持ち、リアウインドウとトランクリッドの間には可変ウィングが装備される。また、フェラーリ伝統の丸型テールランプを不採用とするなど、フェラーリの今後の新たなデザイン言語を示す形となった[2]

日本では2020年4月1日に発表。デリバリーは2021年初頭から開始された。

2023年1月、中国で1台限定の中国進出30周年モデルを発表した[3]

2023年3月、オープントップモデルのスパイダーが発表された[4][5]

メカニズム

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V型8気筒3,855ccツインターボエンジンをフロントミッドシップに搭載し、後輪を駆動する。トランスミッションはリアアクスル付近に配置されるトランスアクスル方式を採用。エンジン自体はポルトフィーノと同一だが、最高出力は20馬力増加し620馬力を発生する。

トランスミッションはSF90ストラダーレに採用されている8速DCTを採用(ポルトフィーノは7速DCT)。走行モードである「マネッティーノ」は「ウエット」「コンフォート」「スポーツ」「レース」「ESCオフ」の5種類のモードを持つ(ポルトフィーノは3種類のみ)。GT系で5つの走行モードを装備しているのはローマが初である[6]。ボディサイズは全長4,656mm×全幅1,974mm×全高1,301mm、ホイールベースは2,670mm。ホイールベースはポルトフィーノと同値だが、ボディサイズはポルトフィーノより70mm長く、36mm広く、17mm低くなっている。

脚注

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  1. ^ a b フェラーリ・ローマ(FR/8AT)【試乗記】 あなたに着こなせるか”. webCG. 2023年9月22日閲覧。
  2. ^ フェラーリの新しいデザイン言語”. www.ferrari.com. 2023年9月22日閲覧。
  3. ^ 1台限りのフェラーリ、特別な茶器が付属…中国進出30年を祝う”. レスポンス(Response.jp) (2023年1月17日). 2023年9月22日閲覧。
  4. ^ フェラーリの最新モデル「ローマ・スパイダー」がついに発表! 見た目はエレガントだけど、乗るとFRスポーツカーなフェラーリ・ローマの走りを振り返る!”. ENGINE (エンジン). 2023年9月22日閲覧。
  5. ^ フェラーリが「ローマ スパイダー」を日本初公開 最新のオープンモデルが早くも日本上陸 【ニュース】”. webCG. 2023年9月22日閲覧。
  6. ^ 【フェラーリ ローマ】イブニングドレスに身を包んだF1マシン”. レスポンス(Response.jp) (2020年4月19日). 2023年9月22日閲覧。

関連項目

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  • 映画『甘い生活』(ローマの開発コンセプトの元となった1950年代からの甘い生活が描かれている)

外部リンク

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