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フェナカイト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フェナク石 Phenakite
分類 ケイ酸塩鉱物
化学式 Be2SiO4
結晶系 六方晶系
へき開 なし
断口 貝殻状
モース硬度 7.5 ~ 8
光沢 ガラス
無色透明
条痕 白色
比重 2.97 ~ 3
屈折率 1.65
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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フェナカイト(フェナク石、英語: phenakite)とは、クォーツトパーズなどに間違われることのある、無色透明のケイ酸塩鉱物。フェナサイト(フェナス石、、英語: phenacite)とも呼ばれる。

概要

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ベリリウムケイ酸塩鉱物でその特質から英語名の由来がギリシャ語のphenax(騙す者詐欺師の意)とphenakos(騙すの意)に由来する。化学式はBe2SiO4で、ベリル系鉱物の中では唯一、アルミニウムを含有しない。それぞれ同一の鉱物のはずだが、発見場所が異なることにより、別の鉱物だと決めつけられたことにより、英名のつづり方が異なる。トパーズベリルクォーツなどと共に産出される場合もあり、主な産地はブラジルロシアマダガスカルミャンマーなど[1]

ギャラリー

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関連項目

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脚注

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