フィフスペトル

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フィフスペトル
Fifth Petal 20090510P1.jpg
2009年5月10日 東京競馬場
欧字表記 Fifth Petal
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2006年5月22日
死没 2013年5月30日(7歳没)
登録日 2008年6月5日
キングカメハメハ
ライラックレーン
母の父 Bahri
生国 日本の旗 日本北海道白老町
生産 (有)社台コーポレーション白老ファーム
馬主 (有)キャロットファーム
調教師 加藤征弘美浦南
競走成績
生涯成績 28戦5勝
獲得賞金 2億5373万5000円
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フィフスペトルFifth Petal)は日本中央競馬会(JRA)に登録されていた父内国産競走馬である。馬名の意味は「5枚目の花びら」。

キャロットクラブでの募集価格は4000万円(400口)。

経歴[編集]

2歳(2008年)[編集]

ノーザンファーム空港牧場での育成調教を終え、5月31日加藤征弘厩舎へ入厩したが、デビュー戦を函館競馬場で迎えるため、1ヶ月後に再び長距離移動して函館に入った。そして7月12日に行われたメイクデビュー函館では三浦皇成が騎乗して単勝2.7倍の1番人気に支持され、2着馬に2馬身半差をつけて初勝利を挙げた。この勝利はキングカメハメハ産駒のメイクデビュー初勝利となった。次走はラベンダー賞に出走登録を行っていたが回避し、重賞競走初挑戦となる函館2歳ステークスに出走した。レースでは最後の直線で抜け出していたナムラミーティアを交わし2馬身半差をつけて重賞競走初勝利を挙げた。この勝利は同時に、鞍上の三浦とキングカメハメハ産駒にとっても重賞競走初勝利となった。しかしレース後、左前脚に外傷を負っていたことが判明し、8月16日にノーザンファーム空港牧場へ放牧に出されて療養することになった。療養後、11月15日京王杯2歳ステークスに1番人気に支持されて出走したが、レースでは逃げ切ったゲットフルマークスに敗れて2着だった。続くJpnI初挑戦となった朝日杯フューチュリティステークスでは、新たにクリストフ・ルメールを鞍上に迎えて出走し、レースでは中団待機から直線で一気に差しにいったが、最内の経済コースを通ったセイウンワンダーをアタマ差でかわすことができずに敗れて2着だった。そしてレース後は山元トレーニングセンターへ放牧に出された。

3歳(2009年)[編集]

帰厩後は鞍上を再び三浦に戻し、始動戦となる弥生賞に出走登録を行っていたが、3月5日の調教後に調教師サイドから「納得のいかない状態では使いたくない」との理由で同競走の回避が発表された。なお回避理由については、当初調教師サイドからは「三浦の調教ミス」という理由が発表されたが[1]、これに対し三浦の所属厩舎の調教師である河野通文が「三浦の調教は指示通りの内容」と反論[2][3]、一時加藤征弘厩舎と三浦の関係が悪化した[4]

その後、3月22日スプリングステークスに出走、鞍上は武豊に変わってレースに挑んだが、アンライバルドの3着に敗れたものの、皐月賞への優先出走権を獲得した。そして、本番の皐月賞では安藤勝己とのコンビで出走。後方からレースを進めたが、人気通りの7着に敗れた。続いてNHKマイルカップに出走したが5着に敗れた。続く東京優駿では不良馬場の中、11着と惨敗した。

夏場の休養を挟んで、秋緒戦は10月31日スワンステークスに出走したが8着に終わった。続くマイルチャンピオンシップでも8着に敗れた。12月27日ファイナルステークスではエーシンフォワードの2着と好走した。

4歳(2010年)[編集]

2010年3月14日の東風ステークスに2番人気で出走。レースでは好位追走から直線楽に抜け出してマイネルファルケに1馬身半差をつけて快勝した。続くダービー卿チャレンジトロフィーでは好位追走も先に抜け出したショウワモダンを捉えきれず4着に敗れた。

5歳(2011年)[編集]

2011年3月26日の六甲ステークスで復帰したが5着。続く京王杯スプリングカップでは後方から追い上げたが伸び切れず6着。夏至ステークスでは道中終始先頭でレースを進めると直線でも脚は衰えず他馬を突き放して快勝した。休養を挟んで、秋緒戦は9月11日京成杯オータムハンデキャップ。中団待機から直線で鋭く脚を伸ばすと、後方から追い込んできたアプリコットフィズの追撃を振り切り、2歳時の函館2歳ステークス以来、3年ぶりの重賞2勝目を挙げた。続くスプリンターズステークスでは中団から脚を伸ばしたが6着。マイルチャンピオンシップでは先団から抜け出すが直線でエイシンアポロンとの叩き合いに敗れ2着に敗れた。

6歳(2012年)[編集]

2012年、初戦は2月26日中山記念。道中2番手につけたが直線で一杯になり6着。4月22日マイラーズカップは好位追走も直線で伸びを欠いて7着、6月3日の安田記念は後方から追い上げるも7着に終わった。

秋はスプリンターズステークスから始動したが11着に終わった。続くマイルチャンピオンシップでは13着に終わり、阪神カップでは9着に終わっている。

7歳(2013年)[編集]

2013年は高松宮記念から始動。道中後方から直線追い込んだが、8着に終わった。続く4月21日に行われたマイラーズカップでは5着に入り、久しぶりに掲示板に乗った。5月11日に行われた京王杯スプリングカップでは終始後方のまま17着に敗れた。

そして、5月30日午前、安田記念に出走するべく、美浦トレーニングセンターのウッドチップコースで追い切り中に故障発生。診療所で診察した結果、左第一趾骨粉砕骨折および左第三中足骨複骨折を発症していたため、予後不良と診断され、安楽死の処置がとられた[5]

競走成績[編集]

年月日 競馬場 競走名 頭数 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム
(上り3F)
タイム差 勝ち馬/(2着馬)
2008. 7. 12 函館 2歳新馬 10 2.7 (1人) 1着 三浦皇成 52 芝1200m(良) 1:11.8 (35.6) -0.4 (ロラパルーザ)
8. 10 函館 函館2歳S JpnIII 14 6.8 (2人) 1着 三浦皇成 54 芝1200m(良) 1:10.7 (36.4) -0.4 (ナムラミーティア)
11. 15 東京 京王杯2歳S JpnII 15 2.4 (1人) 2着 三浦皇成 55 芝1400m(良) 1:21.8 (33.8) -0.2 ゲットフルマークス
12. 21 中山 朝日杯FS JpnI 16 6.2 (5人) 2着 C.ルメール 55 芝1600m(良) 1:35.1 (35.2) -0.0 セイウンワンダー
2009. 3. 22 中山 スプリングS JpnII 16 4.6 (2人) 3着 武豊 56 芝1800m(良) 1:51.0 (34.5) -0.2 アンライバルド
4. 19 中山 皐月賞 JpnI 18 26.4 (7人) 7着 安藤勝己 57 芝2000m(良) 2:00.1 (35.7) -1.4 アンライバルド
5. 10 東京 NHKマイルC GI 18 8.1 (4人) 5着 安藤勝己 57 芝1600m(良) 1:33.3 (34.2) -0.9 ジョーカプチーノ
5. 31 東京 東京優駿 JpnI 18 72.8 (14人) 11着 安藤勝己 57 芝2400m(不) 2:35.9 (40.5) -2.2 ロジユニヴァース
10. 31 京都 スワンS GII 18 10.7 (6人) 8着 藤岡佑介 55 芝1400m(良) 1:20.8 (34.0) -0.5 キンシャサノキセキ
11. 22 京都 マイルCS GI 18 35.2 (12人) 8着 C.ルメール 56 芝1600m(良) 1:33.7 (33.9) -0.5 カンパニー
12. 27 阪神 2009ファイナルS OP 13 4.0 (2人) 2着 藤岡佑介 55 芝1600m(良) 1:33.5 (34.1) -0.2 エーシンフォワード
2010. 3. 14 中山 東風S OP 9 3.5 (2人) 1着 蛯名正義 57 芝1600m(良) 1:33.9 (34.6) -0.2 (マイネルファルケ)
4. 4 中山 ダービー卿CT GIII 16 5.5 (2人) 4着 蛯名正義 57 芝1600m(良) 1:34.7 (34.0) -0.4 ショウワモダン
2011. 3. 26 阪神 六甲S OP 18 5.4 (3人) 5着 蛯名正義 56 芝1600m(良) 1:34.3 (34.5) -0.3 ロードバリオス
5. 14 東京 京王杯SC GII 17 18.7 (9人) 6着 横山典弘 57 芝1400m(良) 1:20.6 (33.3) -0.4 ストロングリターン
6. 26 中山 夏至S OP 14 2.4 (1人) 1着 蛯名正義 56 芝1800m(良) 1:46.8 (34.4) -0.1 (オペラブラーボ)
9. 11 中山 京成杯AH GIII 14 3.6 (2人) 1着 横山典弘 57 芝1600m(良) 1:31.9 (34.7) -0.1 アプリコットフィズ
10. 2 中山 スプリンターズS GI 15 19.3 (6人) 6着 横山典弘 57 芝1200m(良) 1:07.9 (34.3) -0.5 カレンチャン
11. 20 京都 マイルCS GI 18 32.6 (11人) 2着 横山典弘 57 芝1600m(稍) 1:33.9 (35.1) -0.0 エイシンアポロン
2012. 2. 26 中山 中山記念 GII 11 10.8 (5人) 6着 横山典弘 56 芝1800m(重) 1:48.5 (36.1) -1.2 フェデラリスト
4. 22 京都 マイラーズC GII 18 8.4 (5人) 7着 横山典弘 56 芝1600m(稍) 1:33.8 (35.6) -0.6 シルポート
6. 3 東京 安田記念 GI 18 40.2 (16人) 7着 横山典弘 58 芝1600m(良) 1:32.0 (34.0) -0.7 ストロングリターン
9. 30 中山 スプリンターズS GI 16 39.5 (12人) 11着 蛯名正義 57 芝1200m(良) 1:07.4 (34.1) -0.7 ロードカナロア
11. 18 京都 マイルCS GI 18 70.1 (16人) 13着 岩田康誠 57 芝1600m(稍) 1:33.7 (35.0) -0.8 サダムパテック
12. 24 阪神 阪神C GII 18 42.7 (15人) 9着 大野拓弥 57 芝1400m(良) 1:21.6 (35.7) -0.6 サンカルロ
2013. 3. 24 中京 高松宮記念 GI 17 155.6 (14人) 8着 戸崎圭太 57 芝1200m(良) 1:08.7 (33.4) -0.6 ロードカナロア
4. 21 京都 マイラーズC GII 18 125.6 (13人) 5着 北村友一 56 芝1600m(良) 1:32.9 (34.8) -0.3 グランプリボス
5. 11 東京 京王杯SC GII 18 35.4 (13人) 17着 浜中俊 56 芝1400m(稍) 1:21.8 (35.1) -1.2 ダイワマッジョーレ

血統表[編集]

フィフスペトル血統ミスタープロスペクター系 / Northern Dancer 5×5×5×5=12.50%、Nijinsky II 4×4=12.50%(母内)、Nashua 5×5=6.25%) (血統表の出典)
父系

キングカメハメハ
2001 鹿毛
父の父
Kingmambo
1990 鹿毛
Mr.Prospector Raise a Native
Gold Digger
Miesque Nureyev
Pasadoble
父の母
*マンファス
Manfath
1991 黒鹿毛
*ラストタイクーン
Last Tycoon
*トライマイベスト
Mill Princess
Pilot Bird Blakeney
The Dancer

*ライラックレーン
Lilac Lane
1997 鹿毛
Bahri
1992 鹿毛
Riverman Never Bend
River Lady
Wasnah Nijinsky II
Highest Trump
母の母
Lilac Garden
1986 鹿毛
Roberto Hail to Reason
Bramalea
Balletomane Nijinsky II
Nanticious F-No.19-b
母系(F-No.)
5代内の近親交配
出典

脚注[編集]

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  1. ^ 三浦ミス!フィフスペトル回避 調教軽過ぎ弥生賞使えず - 中日スポーツ・2009年3月6日
  2. ^ 節操を貫いてほしいものです - 河野通文厩舎公式ブログ
  3. ^ 師弟不二 - 河野通文厩舎公式ブログ
  4. ^ なおその後3月15日に行われた中山牝馬ステークスでは、加藤厩舎のダンスオールナイトに三浦が騎乗している。
  5. ^ フィフスペトル安楽死、調教中に骨折 - 日刊スポーツ2013年5月30日

外部リンク[編集]