フィナ・ゲール

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アイルランド共和国の政党
フィナ・ゲール
Fine Gael
党首 レオ・バラッカー
成立年月日 1933年
本部所在地 51 Upper Mount Street, Dublin 2
ドイル・エアラン議席数
50 / 158   (32%)
(2016年)
シャナズ・エアラン議席数
18 / 60   (30%)
(2014年)
政治的思想・立場 中道右派[1][2][3]
自由保守主義[4]
リベラリズム[1]
キリスト教民主主義[4]
親ヨーロッパ主義英語版[1]
公式サイト www.finegael.ie
シンボル 青色
国際組織 中道民主インターナショナル
欧州人民党
欧州人民党グループ
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フィナ・ゲールアイルランド語:Fine Gael)は、アイルランド政党。2011年の総選挙で第一党に躍進した。統一アイルランド党などと訳される。

政党の起源は、アイルランド独立戦争とそれに続くアイルランド内戦の際の英愛条約賛成派にある。

党史[編集]

結党と自由国草創期の「野党」[編集]

結党時に制定された党旗

1923年以来、アイルランドの政治は英愛条約賛成派のウィリアム・コスグレイヴ率いるクマン・ナ・ゲールが中心となり、アイルランド自由国の国家建設を進めてきたが、1926年以降にエイモン・デ・ヴァレラを中心とした条約反対派の支持が強まり、ウラクタス(議会)においてクマン・ナ・ゲールの政治的優位を脅かすようになると、条約賛成派の大同団結と統一党派結成が必要であるという議論が高まった。1932年の総選挙でフィアナ・フォイル与党となると、その勢いはますます盛んとなった。

1933年、クマン・ナ・ゲールは国民中央党中道右派を標榜し、富農を支持基盤とした)と国民防衛軍(前陸軍戦友協会、俗に青シャツ隊)と合同し、新政党フィナ・ゲールを結党した。初代党首のオーエン・オダフィは国民保守主義と連邦制による統一アイルランドを唱えた。

2010年代[編集]

エンダ・ケニー内閣

2011年総選挙[編集]

2011年2月25日に行われたアイルランド下院(ドイル・エアラン)総選挙において、それまで最大野党だったフィナ・ゲールが76議席を獲得し、結党以来はじめて第一党となった[5]。フィナ・ゲールは中道左派労働党連立政権を組み、フィナ・ゲール党首エンダ・ケニーが第19代アイルランド首相 (Taoiseach) に就任し、内閣を組織した。

エンダ・ケニー内閣[編集]

発足当時の内閣は、金融危機の後始末と経済再建が主な課題であった。

2015年、同内閣のヌーナン財務相が2016年度予算は2年連続で少額の減税と歳出増加[6]を中心とすることを明らかにした。

2016年総選挙[編集]

2016年2月26日に投票が行われたドイル・エアランの選挙では50議席にとどまり、第一党は維持したものの連立与党も過半数割れした。

2017年5月18日、エンダ・ケニー党首が辞任。総選挙で得票率を大きく減らし労働党との連立を解消したことから、ケニー党首は求心力が低下していた[7]。その後6月2日に党首選が行われ、新党首にレオ・バラッカー社会保護相を選出[8]、14日にはバラッカー党首が新首相に就任した[9]

党首[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c Richard Dunphy (2015). “Ireland”. In Donatella M. Viola. Routledge Handbook of European Elections. Routledge. p. 247. ISBN 978-1-317-50363-7. https://books.google.com/books?id=7stgCgAAQBAJ&pg=PA247. 
  2. ^ Nicholas Rees; Brid Quinn; Bernadette Connaughton (2010). “Ireland and the European Union”. Europeanisation and New Patterns of Governance in Ireland. Manchester University Press. p. 47. ISBN 978-1-84779-336-2. https://books.google.com/books?id=e4zLCgAAQBAJ&pg=PA47. 
  3. ^ Kate Nicholls (2015). Mediating Policy: Greece, Ireland, and Portugal Before the Eurozone Crisis. Routledge. p. 80. ISBN 978-1-317-64273-2. https://books.google.com/books?id=HdAqBwAAQBAJ&pg=PA80. 
  4. ^ a b Wolfram Nordsieck. “Parties and Elections in Europe”. 2015年7月25日閲覧。
  5. ^ http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LHANBK0UQVI901.html
  6. ^ http://jp.wsj.com/articles/SB12576472522368314760904581291811560813384
  7. ^ アイルランド・ケニー首相が辞任へ 求心力低下で 朝日新聞 2017年5月18日付
  8. ^ “アイルランド初、同性愛公表の首相誕生へ”. AFP. (2017年6月3日). http://www.afpbb.com/articles/-/3130664?act=all 2017年6月3日閲覧。 
  9. ^ 新首相にバラッカー氏=同性愛公言、「多様性象徴」-アイルランド”. 時事通信社 (2017年6月19日). 2017年6月15日閲覧。

関連項目[編集]