ファランクス (ゲーム)

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ファランクス
ジャンル 横スクロールシューティング
対応機種 X68000
開発元 ズーム
発売元 ズーム
プログラマー 山尻立男
音楽 神尾憲一
美術 高荷義之
福田正和
人数 1人
メディア 5.25インチ2HDFD3枚組
発売日 日本 199105171991年5月17日
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ファランクス』 (PHALANX) は、1991年ズームが発売したX68000シューティングゲームである。

一時期ズームの公式サイトでイメージファイルが無償公開されていたが、現在は終了している。

2003年プロジェクトEGGダウンロード販売が開始された。

ストーリー[編集]

共和同名軍(RAF)第26資源惑星デリアからの通信が断たれて48時間。降下した調査隊も「細かい組織状の液体が侵入してくる」という報告を最後に消息を絶った。侵略の意志を持った異種生命体との遭遇に特殊戦術要塞・通称GODEYEのヒレンカーター司令官は全艦に迎撃体制を命じ、多目的戦闘機A-144 PHALANX投下作戦が決定された。AD2279・5・17、0時。A-144と支援艇を搭載した輸送艇はゆっくりとデリアに降下していく。目指すは、謎の液状生命体に乗っ取られてしまったシステムの中枢である。

他機種版[編集]

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数
1 ファランクス
日本 199208071992年8月7日
アメリカ合衆国 1992101992年10月
ヨーロッパ 1992年
スーパーファミコン ズーム コトブキシステム 8メガビットロムカセット[1] 日本 SHVC-PH
アメリカ合衆国 SNS-PH-USA
ヨーロッパ SNSP-PH-NOE
-
2 ファランクス
日本 200110262001年10月26日
ヨーロッパ 200101232001年1月23日
アメリカ合衆国 200112272001年12月27日
ゲームボーイアドバンス コトブキシステム コトブキシステム ロムカセット 日本 AGB-APXJ-JPN
ヨーロッパ AGB-APXP-EUR
アメリカ合衆国 AGB-APXE-USA
-
3 ファランクス
プロジェクトEGG
日本 200312032003年12月3日
Windows ズーム ズーム ダウンロード - -
X68000版の移植
4 ファランクス
日本 200912222009年12月22日
Wiiウェア ズーム ズーム ダウンロード - -
リメイク版
スーパーファミコン版
移植作業はズームが担当。BGMは、全曲差し替えられている。弾は大量にでるがあまりちらつかないなど、家庭用ハードという点を考慮しても、移植の出来は良い部類に入る。
X68000では前に取った武装へ戻すには、現在の武装をボムとして消費してしまわなければならなかったが、SFC版では切り替えボタンでいつでも変更する事ができる。また、自機の速度もプレイ中いつでも変更可能になっている。
難易度そのものはX68000版より低くなっているが、家庭用としてはかなり高い部類になる。
ゲームボーイアドバンス版
SFC版をベースとした移植となっており、GBA初の横スクロールシューティングゲームとなっている。
中間ストーリーが挿入されており話の流れがよりわかりやすくなっている。
さらに、オープニング、各ステージ開始時と各ステージクリア時のグラフィックが描き直しされている。
ライフの増加・ボムの追加・コンティニューセーブ機能等他機種に比べて難易度は最も低い。
Wiiウェア版
X68000版の復刻版とリニューアル版が収録されている。
リニューアル版ではX68000版よりも、自機の弾の発射レートが遅くなる代わりに、弾切れがしにくくなっている。一部キャラクターがアレンジされてデフォルメされている。また、SFC版同様に自機の武装や速度がプレイ中いつでも変更可能。
復刻版であるため、BGMは移植作品などで用いられたものではなく、X68000版のものとなっているが、オープニングなどの各種タイミングが実機よりもエミュレータに近く、本ゲームの特徴でもある1面後半の工業地帯などに見られる背景の多重スクロールは再現されていない。

音楽[編集]

ズームのX68000用ゲームでは唯一、外部スタッフ(神尾憲一)が作曲を担当した。

BGMは、MIDIインターフェースを介してローランド製サウンドモジュールMT-32での再生に対応している。同社SC-55のMT-32モードでも一応再生できるが、キーオフが正しく行われず一部パートの音が鳴りっ放しになる等の不具合がある。

スタッフ[編集]

  • ゴッド・ファーザー:福田正和
  • 原作:COOL BOY!
  • メイン・プログラム:山尻立男
  • オブジェクト・プログラム:山尻立男、竹田淳一、大西弘海
  • マップ・プログラム:山尻立男
  • オブジェクト・エントリー:増田睦子、大西弘海
  • オープニング:山尻立男
  • エンディング:増田睦子
  • スタッフ・ライト:佐藤明
  • メイン・デザイナー:福田正和
  • オブジェクト・デザイナー:福田正和、上戸直樹
  • オリジナルGFX:福田正和、上戸直樹
  • 背景デザイン:上戸直樹、桑原美生
  • タイトル・デザイン:福田正和
  • パッケージ・アート:高荷義之
  • 音楽:神尾憲一
  • スペシャル・サンクス:たかみかずのり、いとうよしひと、おおくぼゆうこ、ログインポプコムコンプティークテクノポリスOh!XマイコンBASICマガジン、Milon Enterprise、ライトリンクミュージック

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体 結果
ファミ通 19/40点 (SFC)[2]
26/40点 (GBA)[3]
GameFan 88/100点 (SFC)[4]
GamePro 4/5点 (GBA)[5]
GameSpot 7.8/10点 (GBA)[5]
GameSpy 75/100点 (GBA)[5]
GameZone 9/10点 (GBA)[5]
ファミリーコンピュータMagazine 21.45/30点 (SFC)[1]
(総合106位)
ASM 9/12点 (SFC)[4]
スーパーファミコン版

ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、6・4・5・4の合計19点(満40点)[2]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、21.45点(満30点)となっている[1]。この得点はスーパーファミコン全ソフトの中で106位(323本中、1993年時点)となっている[1]。また、同雑誌1993年8月情報号特別付録の「スーパーファミコンオールカタログ'93」では、「難易度はかなり高いので、シューティングマニアを自負する人におすすめ」と紹介されている[1]

項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.48 3.55 3.79 3.64 3.45 3.55 21.45
ゲームボーイアドバンス版

ゲーム誌『ファミ通』の「クロスレビュー」では合計26点(満40点)になっている[3]

関連作品[編集]

タイニーファランクス
プレイステーション用ソフト『ZERO DIVIDE』のゲーム起動時、ズームのロゴが消えるまで2P側コントローラのSTARTとSELECTを押しっぱなしにすると、隠しゲームの『TinyPhalanx』が遊べるようになる。
プレイステーション版PHALANXとして開発が進められていたが、売り上げが見込めないという理由で開発が中断されたため、『ZERO DIVIDE』におまけという形で入った。
全3ステージ構成、BGMは上記の移植版とも異なるオリジナルのものとなっている。
セガサターン用ソフト『ゼロ・ディバイド-THE FINAL CONFLICT』で総プレイ時間が3時間以上を超えると、隠しゲームの『MiniPhalanx』が遊べるようになる。
ゲーム中は一切の音が鳴らない・背景が黒一色・敵やアイテムの種類が少ない、一定の展開をループするなど力の入ったものとはなっていない。
上記のプレイステーション版『タイニーファランクス』とおまけである点と、タイトルにファランクスを含む以外は別のものである。

関連項目[編集]

同社より同一機種で発売された作品。

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d e 「8月情報号特別付録 スーパーファミコンオールカタログ'93」、『SUPER FAMICOM Magazine』、徳間書店1993年8月1日、 54頁。
  2. ^ a b ファランクス まとめ [スーパーファミコン]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2017年10月21日閲覧。
  3. ^ a b ファランクス まとめ [GBA]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2017年10月21日閲覧。
  4. ^ a b Phalanx for SNES (1992) - Moby Games”. Blue Flame Labs. 2017年10月21日閲覧。
  5. ^ a b c d Phalanx for Game Boy Advance (2001) - Moby Games”. Blue Flame Labs. 2017年10月21日閲覧。

外部リンク[編集]