ファミリー・ガイ

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ファミリー・ガイ』(Family Guy)は、アメリカ合衆国フォックス放送1999年より放送されているアニメーション作品。タイトルは「家庭思いの男」という意味。 過激な内容ゆえ、よくPTCから今週の最悪番組賞が与えられる。 2001年第3シーズンを持って一旦打ち切りになったが、DVDの売り上げとアダルトスイムでの再放送の視聴率が良かったので、2004年より再開された。現在、第16シーズンまで放送終了。

2009年から2013年まで、ピーターの友達、クリーヴランド・ブラウンが主役にしたスピンオフザ・クリーヴランド・ショウが放送されていた。

概要[編集]

アメリカ合衆国、ロードアイランド州クォーホグ(Quahog)という架空の町に住むグリフィン一家を描いたコメディザ・シンプソンズ同様、家族(特に父親)が引き金となって起こるドタバタを描いたコメディだが、タブーやモラルを軽視したより過激な内容となっている。

プロットもジョークも下品でバカバカしいものが殆どの為に批判も多いが、歴史や政治、宗教、人種といったものから、音楽や映画、TVのようなポップカルチャーまで、ありとあらゆる文化的なネタを取り上げたジョークがふんだんに使われているのが特徴。ユダヤ人、黒人を始めとする特定の人種を茶化すことも頻繁であり、「日本人はサルの味がする」などの表現が用いられることもある。作者の信条もあり、リベラルよりの内容であるが、そのリベラルもまた劇中で皮肉られることが多く、また、米タカ派の代表格として知られるラッシュ・リンボーをゲストとして本人役で登場させたりする懐の深さもある。

舞台設定[編集]

画像外部リンク
プロヴィデンスのビル群。左から右に、ワン・フィナンシャル・センター、50ケネディプラザ、バンクオブアメリカ
ファミリー・ガイ劇中におけるクォーホグのビル群

本作の舞台である架空の町ロードアイランド州クォーホグ(Quahog、[ˈkhɒɡ] [英発音:ko-hogまたは kwo-hog]))は、ピーターの先祖であるグリフィン・ピーターソンが設立したという設定である。町の名前は、ロードアイランド州名産品であるハマグリに由来している。 マクファーレンはロードアイランド・スクール・オブ・デザインに通っていたため、プロビデンスポータケットといった現実のロードアイランド州の風景と似た場面が度々出てくる[1][2]。 また、マクファーレンはプロビデンス市長だったバディ・シアンシー英語版といったロードアイランド州ゆかりの人物や物事も番組の中に取り入れている。 プロビデンスにあるフォックス系列のテレビ局WNAC-TV(チャンネル64)のニュース番組のインタビューの中で、マクファーレンはクォーホグのモデルはクランストンであると明言した[3]

特徴[編集]

ユーモア[編集]

本作でよく使われる場面転換の大半は映画で使われるカットアウェイ(cutaways)が基になっている[4] 。また、時事ネタや"時の人"を強調したギャグもよくつかわれる。

初期のエピソードでは、乳児ステューウィーが抱く世界征服や母殺し(Matricide)の野望、邪悪なる実験、気に食わない連中の排除計画といった、スーパーヴィラン的言動を題材としたギャグが多く用いられたが、番組が進むにつれマクファーレンと脚本家たちがこのキャラクター性とギャグが時代遅れになってきたことに気付いたため、結果としてステューウィーのキャラクター付けが変わった[5]

本作では放送元であるフォックス放送を笑いの種にすることも多く、第四の壁を破って視聴者に話しかけることもある。 たとえば、番組が復活してから初めての回となる"North by North Quahog"では、ピーターが家族に「番組が打ち切りになったのは、『ダークエンジェル』、『タイタス英語版』, "Undeclared", Action, That '80s Show, en:Wonderfalls,『ファストレーン英語版』、 en:Andy Richter Controls the Universe, Skin, Girls Club, Cracking Up, en:The Pitts,『ファイヤーフライ 宇宙大戦争』、『ゲット・リアル』( Get Real)、en: Freakylinks, en:Wanda at Large, Costello, 『ローン・ガンメン』(The Lone Gunmen)、en:A Minute with Stan Hooper, en:Normal, Ohio, Pasadena,『ハーシュ・レルム』(en:Harsh Realm)、en:Keen Eddie, The $treet, en:The American Embassy, en:Cedric the Entertainer Presents, The Tick, Luis,en:Greg the Bunnyの放送枠を確保するために必要なことだった」と述べる場面がある。ルイスが何か望みはないのかと尋ねるのに対し、ピーターはこれらの番組をすべて打ち切ってしまえば何とかなるかもしれないと答える(ピーターが列挙した番組は、いずれも『ファミリー・ガイ』の休止期間中に放送されたものである)[6][7][8]

ピーターの"Freakin' sweet"や、クアッグマイアの「ギッギティ(ギッギティ・グー)!」("Giggity giggity goo")ジョーの "Bring it on!"など、レギュラー・準レギュラーキャラクターには口癖が設定されていたが[5]、近年では使われなくなった口癖も多い。 "en:Big Man on Hippocampus"という回は口癖を題材としており、記憶喪失に陥ったピーターがメグの紹介を受けて「D'oh!」と叫び、ロイスから"No, Peter, that's not your catchphrase."(いいえピーター、それはあなたの口癖じゃないでしょ)とツッコミを受ける場面がある[9]

登場人物[編集]

年齢はシーズン8(2010年本国での放映)時点のもの。 原作者のセス・マクファーレンがピーター、ブライアン、ステューウィー、クアグマイアをはじめとする男性キャラクターの声をほぼ1人で担当している。女性の声もロイス、トリシャ・タケナワ、ダイアン・シモンズ、ジョーの奥さん(ボニー)、クリーヴランドの奥さん(ロレッタ)はアレックス・ボースタインが1人で担当、また脚本とプロデューサーも兼任している。

グリフィン一家[編集]

ピーター・グリフィン(Peter Griffin
声 - セス・マクファーレン
グリフィン家の世帯主。43歳。フルネームはピーター・レーベンブロイ・グリフィン(Peter Löwenbräu Griffin)。
肥満体でメガネ、いつでも同じ白いカッターシャツと緑色のズボンがトレードマーク。「へへへへへ」と鼻に掛かったような独特の笑い方をする。
アイルランド系アメリカ人で、後述するように容姿、性格、嗜好や社会的立場もアイルランド系を馬鹿にしたステレオタイプを皮肉ったものになっている。しかしシーズンが進むにつれ、法律的にはメキシコからの不法移民であったり、先祖が黒人奴隷であったりと意外な事実が明らかになる。
教派はカトリックで、一応、毎週日曜の教会のミサには出席している模様。
初期のシーズンではおもちゃ会社に勤務するいわゆるブルーカラーだったが、その後職を失ってから以降の職業は不定。漁業を始めたと思えばアメフトスカウトされたり、とにかくいろんな職についているのがわかる。シーズン8ではビール工場で働いている。
大人になっても小学4年生を進級できていなかったほど頭が悪く、IQテストの結果、ピーターが知的障害者と診断される場面もある。
往年のTVのアイドル的な存在に今でも強く憧れており、シチュエーション・コメディ"『ハッピーデイズ』のメイン・キャラクターフォンジー英語版を文字通り崇拝しているほか、『スタートレック』も気に入っている。逆に「ゴッドファーザー」は大嫌いらしい。
このほかにも、ロックバンドキッスの熱狂的なファン。
女性蔑視を地で行くような言動と裏腹に、妻ロイスとは基本的に良好な夫婦関係を結んでいるが、ピーターの余りにも身勝手な行いにしばしば関係に危機が訪れる。そのたびに土壇場でロイスに誠意を示すことで辛くも破局を免れている。
クアグマイア、ジョー、クリーヴランドとは近所の飲み仲間であり、よく4人でバー「ザ・ドランケン・クラム」に出向きくだをまいている。
ロイス・グリフィン(Lois Griffin
声 - アレックス・ボースタイン
ピーターの妻。41歳。
ロードアイランド州ニューポート出身(この街は実在する)の女性で、実家は地元の名家であるピーターシュミット家。
長女メグと対照的に魅力的な容姿の女性という設定で、ブライアンやクアグマイアなど、彼女に憧れている男性キャラクターは多い。
トラブルメーカーの夫を助けて一家を支える。ピアノを特技としており、近所の子供に家でピアノを教えている。
初期の頃はごくまともな性格で温厚なキャラクターとして描かれていたが、シーズンを追う毎に夫勝りなクレイジーな言動が散見されるようになった。
かつてはプレイガールとして名を馳せたらしく、キッスジーン・シモンズとも一晩を過ごした経験がある。また、ピーターと結婚する前にも結婚歴がある。
キャロルという妹と、精神病院に入っているパトリックという兄がいる。
メグ・グリフィン(Meg Griffin
声 - レイシー・シャベール(シーズン1から2の途中まで)→ミラ・キュニス
グリフィン家の長女である17歳の少女。フルネームはメガトロン・グリフィン(Megatron Griffin)。
いつも同じ帽子にメガネの、少し太めの女の子。ジェームズ・ウッズ高校(ジェームズ・ウッズ・リジナル・ハイ・スクール)に通う12年生(日本の高校3年生に相当)。
容姿に恵まれないがゆえに誰からも疎まれており、人気を渇望するあまり、レズビアンと思い近づいてきたクラスメイトと友達になりたいため無理やり自分からレズビアンになろうとする、カルト教団やキリスト原理主義的団体に加わるといった、時々死に物狂いの無茶をやる。学校では形振り構わずクラスの人気者連中に媚を売っており、そのことでますます嫌われている。テレビ局キャスターのトム・タッカーに片想いをしたりアダム・ウェスト市長と交際したりと恋愛経験は多いが、嫌われ者の性格が災いしてかことごとく失恋している。さらに、家庭でも嫌われており、仕舞いにはロイスを始め家族の誰からも酷い扱いを受けるようになった。
2005年の長編スペシャルでは将来性転換をして男性になる設定がある。
一応車の免許を持っており車を運転するシーンがあるが、必ずと言っていいほど事故を起こす。
クリス・グリフィン(Chris Griffin
声 - セス・グリーン
グリフィン家の長男。15歳。フルネームはクリストファー・クロス・グリフィン(Christopher Cross Griffin)。
父親に似て体格は太めで、金髪でピアスをしている。
初期は中学生として登場していたが、現在は姉のメグと同じ高校に通う10年生(日本の高校1年生に相当)。
「エレファント・ベビー・ボーン」と銘打たれて新聞に掲載されるほど、生まれた時から大柄な体格をしており、赤子とともに写真に写っていたロイスは出産の苦しみでやつれきっていた。
父親の事が大好きで、ピーターとロイスが夫婦喧嘩(だとクリスは思っていたが実は野外での性的行為)をしている所を見て無条件に「ゴー・ダッド!」と父親を応援するほど。
温厚で優しい性格だが、作中ではむしろ愚鈍、のろまといった扱いで、ボケの役どころが多い。人種差別主義者の活動に色仕掛けで加担してしまったり、ヘヴィ・メタルに感化されてグレるなど、流されやすい性格でもある。
運動がひどく苦手な反面、絵を描く才能があり、一度は才能を発掘されてアーティストになるためにニューヨークに住まわされたことがある。
女性と接するのが基本的に苦手ならしく、話しかけられただけで喜ぶくらいである。
クローゼットに潜むとされるイビル・モンキーを恐れている。
ステューウィー・グリフィン(Stewie Griffin
声 - セス・マクファーレン
グリフィン家の次男である1歳児。フルネームはステュワート・ギリガン・グリフィン(Stewart Gilligan Griffin)。ラグビーボールのような輪郭をした頭部が特徴。
1歳の赤ん坊ではあるが、一家の誰をも凌ぐ知性の持ち主で雄弁。精子の頃から世界征服と母親ロイスを殺す事を目標としており、いろいろな武器発明してはその機会を伺っている。ロイス殺害の計画は度々実行に移す事もあるが悪運ゆえに失敗ばかりであり、ロイスもステューウィーの思惑に気づいていない。
当初は悪の天才といった性格だったものが、シリーズが進むにつれ変態度が増し、最近では時折『サウスパーク』のカートマンのような社会病質者的な性格をのぞかせたかと思えば、ある時にはあたかもゲイやハイティーンであるかのような奇矯な言動を見せる。シーズン7でジョー・スワンソンと妻ボニーの間に生まれた娘スージーに恋愛感情を抱いている。過去にはジャネットやオリビアというガールフレンドがいた。
何故か、家族のうち一人だけイギリス英語のアクセントで話す。母親の事は「ロイス」とファーストネームで、父親の事は「ファットマン(デブ)」と呼んでいる。また、彼の発言内容はいわゆる「罵倒用語」や恐喝のようなぶっそうな台詞が多いが、深刻な内容でもブライアン以外の家族は誰一人として真に受けていない。ブライアンとは互いに奇妙な友情で結ばれているよう。):幼児番組が大好きな他、ルパートというぬいぐるみを非常に大事にしており、(時に陰謀の部下、またゲイフレンドとして)これに話しかけるなど僅かに子供っぽい部分もある。また野菜のブロッコリーが嫌いなようでブロッコリー根絶をもくろんだりしたこともある。
まだ赤ん坊であるためおむつを履いており食事は離乳食で、時折ロイスの母乳を飲むシーンもある。しかし、1歳でありながら驚異的な身体能力を持ち合わせており、ブライアンと共に軍隊に入りイラクで戦ったことがある。また、車の運転やジェット機の操縦もできる。
「Victory is(またはshall be) mine!(勝利は我に有り!)」「Damn you all!(この畜生ども!)」「Blast!(忌々しい!)」「What the Deuce?!(何事だ!?)」といった口癖があったが、シリーズが進むにつれ使わなくなった。
ブライアン・グリフィン(Brian Griffin
声 - セス・マクファーレン
グリフィン家の飼い犬。8歳(人間でいうと56歳)。出身はテキサス州オースティン
ブラウン大学に在籍していたこともあり、グリフィン家の中ではステューウィーに次いで高い知識を持つ。を飲まなければ一家で一番の常識人。
フリーの物書きを自称し、著作を執筆中であるとしているが、その実こちらは一向に進まずにいる。クリエーターにあこがれており、ハリウッド映画のための脚本を執筆したりもするが、こちらもうまくいかず、実は剽窃であったり、内容も陳腐で俗物的だったりとバカにされる。
自分専用のも持っており、現在の愛車はトヨタ・プリウス
性格的には「おじさん」であるので、ピーターやロイスの相談に乗ったり慰めたりする事もある。落ち着いた物腰とよく通る低音で話す。
音楽に明るく、クラシック音楽やジャズを好み、それらへの造詣も深い。歌唱力には自信があるようで、劇中の催しなどで時折その腕前を披露する。
信条はリベラルで、民主党支持、同性婚やマリファナの合法化にも肯定的で、エコ・コンシャスでもある。軍隊の若者へのリクルート活動や共和党政権、米南部の保守的な風土などには常に批判的。大型スーパーの町内への進出に反対したり、リサイクルの為捨てられたゴミの分別を積極的に行ったりする。初期は「良くできた大人」的なキャラクターだったが、シリーズが進むにつれてリベラルを風刺する意味でのキャラクター性が強くなり、独善的で見え張り、浅はかな知識でさもエクスパートのように振る舞う、自分とそぐわない考えを野蛮で前時代的として見下すなど、ステレオタイプなマイナス面が強調されるようになり、クアグマイアから嫌われている。
リベラルでありながらひそかに黒人に偏見を持っていて、それを隠そうと大げさに振る舞うことでかえってボロがでることがある。
子守りのつもりなのか、ステューウィーとは多く行動をともにする。時に小言を言い合ったり、あるいは目的のため団結したりと、二人の間には奇妙な友情にも似た関係が確立されている。
好物マティーニを自宅やバーで飲むとして楽しみとする一方、酔いつぶれると相手構わず女性をナンパしたり、辛辣な悪口を吐くなど困った行動にでるため、アルコール依存症治療のためのセラピーに通っている。また、家族で唯一の喫煙家である模様。
カリフォルニアに住む同性愛者の従弟ジャスパーがおり、グリフィン家にて結婚式を挙げる。
ジリアン(声:ドリュー・バリモア)という人間のガールフレンドがいたが、身体的な魅力を持つ反面頭が悪いため、ブライアンはジリアンとの深い関係を望んでおらず、シーズン6のエピソード2でジリアンとは別れることになった。
ジリアンの前に付き合っていた人間の女性との間にディランという13歳の息子がいるが、ブライアンとの血縁上のつながりはない。
シーズン12のエピソード6で車に撥ねられ死亡。グリフィン家はその後釜としてヴィニーという犬を迎えた。こちらも二足歩行をし人語を話すが、イタリア系アメリカ人のステレオタイプといった性格をしている。
ブライアンの死のエピソードは多くの視聴者からの反感を買い、ネット上では復活を求めるサイトが立ち上がるなど騒然となった。同シーズンのエピソード8で、未来から来たステューウィーに命を救われ復活する。

ピーターの友人達[編集]

グレン・クアグマイア(Glenn Quagmire
声 - セス・マクファーレン
グリフィン一家の隣人である41歳の男性。
職業はパイロット。かつて海軍に在籍しており、カーターの策略で海に投げ捨てられ漂流しているピーターを救助した経験を持つ。
独身だが、セックス依存症で女性には見境なく声をかける。密かにロイスを狙っている模様。
家にはバーカウンターやらミラーボールやらが完備されているほか、際どい仕掛けも随所に施されている。時折女性を招いてパーティを催している。
性的に興奮したり興味をそそられた時に"ギッギティ(ギッギティ・グー)!"、ナンパが成功したときなどに"ハアッ、ハアッ、オーライ"等のキメ台詞(?)を吐く。
尚、「クアグマイア」は英語で「泥沼」という意味を持つ。その奇妙な苗字からか、ロイス以外の親しい者の間でも殆どの場合「グレン」ではなく「クアグマイア」と呼ばれる。
また、極端にエラが出っ張っているが、これは意図的に亀頭に似せている。
セックス依存症ではあるが、作中でも醜いキャラクター(メグ・グリフィンなど)は敬遠するが、18歳になったメグと一度デートしていた。
作中で母方の祖父が日本人で大戦中帝国空軍のパイロットでミッドウェー海戦で神風特攻隊として死亡したと言っている(しかし、史実の大日本帝国には空軍が無い上に実際はミッドウェーでは神風特攻は行われておらず、神風特攻が敢行され始めたのはその2年後のサイパン島陥落からである)。これがきっかけでパイロットになった。
同時に祖父の言い伝えとして「たくさんの真珠が足の指の間にある限り、男は貧乏にはならない」と意外にも流暢な日本語を披露しているが、肝心な意味は不明である。
ブライアンとの関係は険悪で、ブライアンに変性した父と食事に誘われた後も、罵倒して帰ってしまった。
ジョー・スワンソン(Joe Swanson
声 - パトリック・ウォーバートン
グリフィン家の隣人である39歳の男性。シーズン1のとき、家族とともにグリフィン家の隣の家に引っ越してきた。
職業は警察官で、クリスマスに泥棒と格闘した際屋根から転落し、その事故が原因で半身不随となるも、警察官の仕事を続けているv。
マッチョな性格で、スポーツ観戦などで熱狂すると人目をはばからず怒鳴るように歓声をはり上げる。スティーブン・セガールの映画が大好き。
警察官として、たとえ隣人(ロイス)であれ、違法行為には容赦せず毎回ハリウッド顔負けのアクロバティックな逮捕劇を繰り広げる。
いつも車椅子に乗っているが、筋肉質なその体型のお陰で健常者以上に機敏に動いたり、スポーツをしたりできる。
奥さんのボニーは引っ越してきてからずっと妊娠したままで一向に赤ん坊が生まれる気配がなく、そのことを劇中でもジョークのネタにされた。
しかしシーズン7のエピソード7において6年以上の妊娠の後ついにスージーという娘が誕生する。
ケビンというメグと同世代の息子がおり初期には時々登場していたが、序盤シーズン以降ぱったりと登場しなくなる。イラクで死亡したことがシーズン7のエピソード13で明かされたが、シーズン10で再登場、その死が嘘であったことが判明する。
クリーヴランド・ブラウン(Cleveland Brown
声 - マイク・ヘンリー
グリフィン家の向かいに住む、42歳のアフリカ系アメリカ人男性。名前の由来はNFLクリーブランド・ブラウンズから取られている。
とても温厚な性格で、ゆっくりとしゃべる。
ロレッタという妻とクリーヴランドJr.という息子がいたが、クアグマイアとロレッタが不倫をしたことがキッカケとなり離婚
2009年9月27日、彼を主人公にしたスピンオフアニメ「ザ・クリーヴランド・ショー(The Cleveland Show)」が放送開始。息子と共にバージニア州に引っ越し、高校時代の知り合いダナーと再婚して新しい家庭を築いている。これに伴いシーズン8から12終盤までレギュラーキャラとしての登場は無くなった。シーズン8のエピソード3のラストシーンにカメオ出演している他、エピソード19でバージニア州に来たピーター達と再会を果たしている。
モート・ゴールドマン(Mort Goldman
声 - ジョン・G・ブレナン
クォーホグに住むユダヤ人薬剤師で、年齢不詳。既婚。奥さん、子供共に大変容姿が酷似している。
名前、職業、容姿や性格もユダヤ人のステレオタイプを皮肉ったものになっており、赤い縮れ毛とメガネと出っ歯が特徴。潔癖症。神経質で物凄く気が小さい。
痔などの病歴を人前で非常に生々しく描写するイヤな癖がある。
ピーターの知り合いで、ピーターも時折彼の店に訪ねたり、ボウリングをして一緒に遊んだりしている。(パーフェクトゲームを達成したこともある)

その他の登場人物[編集]

アダム・ウェスト市長(Mayor Adam West
声 - アダム・ウェスト
クォーホグの市長を務める78歳の男性。
モデルは、バットマンのテレビシリーズでバットマン役を演じたアダム・ウェストであり、声も本人が担当している。
しゃべり方は落ち着いてはいるが、かなりの変人であり、時折無茶苦茶なお触れをだして市を混乱させる。
独身だが、一時期メグと交際していた。しかし、家族の反対から別れてしまう。シーズン9がらロイスの結婚生活がバツ9の妹、キャロルと結婚していた。
ジョナサン・ウィード(Jonathan Weed
声 - カルロス・アラズラキ
ピーターが一時期勤務していたおもちゃ会社「ハッピー・ゴー・ラッキー・トイ・コンパニー」の社長。
グリフィン家を訪れた際、ディナーロールをノドに詰まらせて死亡。
その後、彼の遺言に従い会社工場を破壊、ピーターは職を失う事となる。
実は隠れ同性愛者であり、葬儀の際にも恋人とのVTRが誤って流されてしまった。
フランシス・グリフィン(Francis Griffin
声 - チャールズ・ダーニング
ピーターの養父である80歳。
厳格なカトリック教徒で、プロテスタントであるロイスを嫌う。
ステューウィーに聖書から神罰や地獄に関する恐ろしい部分を読んで聞かせたり、クリスがトイレで自慰行為をしているものと思い込みトイレに行かせないようにしたり、“怠惰は罪”としておもちゃ工場の従業員を休み無しに働かせたりと、自らの極端な信仰を周囲に強要するのを厭わない。さらにはこれをなだめに来たローマ教皇を不信心と罵倒することまでやってのける。
シーズン5においてメグの誕生日パーティーで悪ふざけをして階段から転落したピーターの下敷きになり死亡した。
その際に、ピーターは本当の父親(ミッキー)の存在をセルマから打ち明けられる。そしてピーターはアイルランドにブライアンと共に旅立ち、実際にミッキーと出会うことになる。
セルマ・グリフィン(Thelma Griffin
声 - フローレンス・スタンレーフィリス・ディラー
ピーターの母親である82歳の女性。夫と対照的にモラルに縛られない奔放な性格をしており、のちに離婚した。
ヘビースモーカーで、ラスベガスでギャンブルにのめり込んでいる。
ミッキー・マクフィニガン(Mickey McFinnigan
声 - セス・マクファーレン
ピーターの本当の父親であるアイルランド人。
両親が全くピーターに似ていないのに対し、ミッキーの容姿はピーターに酷似している。
オブライエンという羊を飼っているが、彼もブライアンの容姿に酷似しており、二足歩行をしてしゃべる事が出来る。
町一番の大酒のみで大変に明るい性格で周りの笑いを取る。当初はアメリカから来たピーターを自分の息子として認めようとしなかったが、どちらが酒に強いか勝負した際にピーターに負け、確かに自分の息子だと確信する。
カーター・ピーターシュミッツ(Carter Pewterschmidt)
声 - セス・マクファーレン
ロイスの父親で、地元の名士。70歳。
婿であるピーターをとことん嫌っており、結婚前にロイスと別れさせる為に100万ドルの小切手を提示した事もある。
何かというとピーターに嫌がらせとしか取れない仕打ち(松ぼっくりを食べさせる、自分の血液を飲まさせる等)を見せるが、ピーターは健気にも彼に気に入られようと努力している。(が、行儀良く出来ているわけではない。)
ミスター・ハーバート(Mr.Herbert
声 - マイク・ヘンリー
グリフィン家の近所に住む老人。歩行補助機のようなものを使っているのと、高い声が特徴。退役軍人でもある。
ショタコンの変態で、ひそかにクリスに思いを抱いている。しかし、クリスの天然ボケのせいか本人には殆ど実害がない。
飼い犬も相当の老犬で、前腕のみで這うようにして主人に付いて回る。少年を見たときの主人とそっくりのため息(?)を吐く。
ニール・ゴールドマン(Neil Goldman
声 - セス・グリーン
モートの息子。見た目は父親そっくり。ヒョロヒョロした体系にそばかす、黒ぶちめがね、アメコミやスタートレックが大好きといった絵に描いたようなオタク青年。
メグの同級生で、作中では唯一メグを好いている人物。しつこくメグに迫るが、徹底的に嫌われている。
歯列矯正の為の道具を口内から外すと、なぜか声が一変し渋い低音に変わる。
本作の脚本家の1人が彼と同姓同名である。
バートラム(Bertram
声 - ウォレス・ショーンスコット・メンヴィル(泣き声)
ピーターの血縁上の息子にあたる1歳児で、育ての親はレズビアンのカップル。メグ、クリス、ステューウィーの異母弟にあたる。
ピーターが病院で保存された精子のケースを壊してしまい、自分の精子で補充し、カップルに渡されたという経緯を持つ。
また、生まれる前にもステューウィーが特殊な乗り物でピーターの精巣に潜入した際に遭遇している。
基本的にはステューウィー同様サイコな性格をしており、ステューウィーに関しても排除すべき対象という認識だが、「ロイスを殺す」という目的で意気投合する場面もある。
尚、アメリカで発売されている本作品のゲームでは、敵として登場している。
イビル・モンキー(Evil Monkey
声 - ダニー・スミス
クリスの部屋のクローゼットに棲み付いている猿。何故かクリスにしか見えない。
実害を加えることはないが、クリスを見つけると指を差して睨み付け、怖がらせている。
クリスは時折家族に訴えるが、誰にも本気に相手にしてもらえなかった。シーズン8のエピソード5で捕獲しその存在を家族に証明した。
クリスの部屋以外にも仲間がいるようで、チャイナタウンにも東洋人顔のイビル・モンキーが出現した。
妻の浮気が原因で離婚して以来クリスのクローゼットに9年間住まわされていたこと、クリスに指を差していたのは単に友達になろうとしていただけで怖がらせるつもりはなかったことを自ら明かし、グリフィン家と打ち解けた。実際には悪ではなく、ピーターとクリスの喧嘩を仲裁しようとするなど心優しいキャラクターである。
同エピソードの終盤でグリフィン家のもとを去り、現在はトム・タッカーの息子ジェイクのクローゼットに住んでいる。
トム・タッカー(Tom Tucker
声 - セス・マクファーレン
クォーホグのテレビ局「クォーホグ5」のキャスターである30歳の男性。
ナルシシストで、常にカメラ写りを気にする。口ひげが気に入っているらしい。
時折買春に手を出しているようで、その最中モーテルで取材班に発見されてしまったりしたことも。
一時期セルマと恋仲になり、ピーターの義理の父親となっていたことがある。
ジェイクという息子がいるが、何故か顔が逆さまになっている。息子を周囲に普通に扱って貰おうとしている反面、自分が一番これを気にしているようである。また、ジェイクはクリスの同級生でもある。
良く同僚キャスターのダイアンに対して生放送中に皮肉や当てつけのような発言をして挑発している。
ダイアン・シモンズ(Diane Simmons)
声 - アレックス・ボースタイン
「グォーホグ5」の女性キャスター。年齢不詳。
既婚だが、離婚歴がある。黒人差別主義者な模様。
時折、どうしようもない発言をしたトムを皮肉ったり、挑発に応じたりしている。
第9シーズン第1話でステューウィーによって射殺される。
トリシャ・タカナワ(Tricia Takanawa)
声 - アレックス・ボースタイン
「クォーホグ5」のリポーター。年齢不詳。
紹介される際は必ず「アジアン・リーポーター(コレスポンデント)」と強調される。日系人(劇場版で触れられている)。
時折「タカヌーワ」の表記が見られるが、正しくは「タカケワ」。
いかにも西洋人が想像する東洋人顔(目が細くてつり上がっている)をしている。
どんな状況でも的確なリポートをするが、デビッド・ボウイの前では我を見失ってしまった。
オーリー・ウィリアムス(Ollie Williams)
声 - フィル・ラマール
「クォーホグ5」のお天気キャスターを務める黒人男性。年齢不詳。
レポーターなのに一言しか返事を許されず、どんな問いかけに対しても"それは雨ってことですね!"などとやたらとオーバーに怒鳴り返す。
ドクター・エルマー・ハートマン(Dr. Elmer Hartman)
声 - セス・マクファーレン
クォーホグの病院の医師。登場人物の殆どを彼が診察しているが、相当なヤブでかなりの件数の訴えをおこされている。診察の結果を中々明らかにせず、意図せずヒヤヒヤさせるようなことばかり並べ立てる。一度直腸診でピーターにセクハラ告訴を起こされたことがある。
デス(Death)
声 - ノーム・マクドナルド
グリフィン家とは何かと縁のある死神。黒いガウンの下は実は骸骨だけ。
ピーターを連れて過去にタイムスリップし歴史を変えることにより、ピーターとロイスの結婚に一役買っている(デスの介入が無ければロイスはクアグマイアと結婚していた)。
気の抜けたような声色で話し、ことあるごとに人を小ばかにしたような発言をするいわゆる「嫌な奴」。
プライベートでは母親(やはり死神のガウンを着ている)と二人暮しで、女性と接するのが苦手という情けない一面を持つ。
アーニー・ザ・ジャイアント・チキン(Ernie the Giant Chicken)
ピーターにしか見えない巨大なニワトリ
チキンの販売店の前でクーポンを配っていたが、期限切れで使えなかったことにピーターが激怒し、大乱闘を巻き起こした。
忘れた頃に唐突に登場し、劇中の話の流れをぶった切ってピーターと血みどろの格闘を繰り広げる。


エピソード[編集]

ファミリー・ガイのエピソード一覧

日本での展開[編集]

  • 日本向けのDVDボックスが発売されている(ただし、吹き替えは無い)。
  • 過去にはギャオにて2006年9月8日よりネット配信されていた[10]

反響[編集]

『ザ・シンプソンズ』のいくつかのエピソードではピーターが一瞬だけ顔を見せており、一度は「ホーマーのニセモノ」という解説入りで彼の写真が登場した。他にも、"ファミリー・ガイ"のロゴが「キャンセルされるべき番組」という触れ込みで劇中に登場したことがある。逆に本作のある回のオープニング・シークエンスでは、ザ・シンプソンズのホーマー・シンプソンがカメオ出演した。 サウスパークの「カートゥーン・ウォーズ」という回ではライバル番組として茶化され、ファミリー・ガイの特徴である前後撞着なジョークの無作為ぶりを皮肉られた。因みに、同作品の登場人物であるエリック・カートマンはファミリー・ガイを極端に嫌っているという設定である。

備考[編集]

  • アニメーションに挿入するための音楽のために専属オーケストラを持っている。
  • アメリカのアニメではよく見られるが、時折ミュージカルのようなシーンも挿入される。全編に渡ってミュージカルのような作りとなっている話も存在する。

脚注[編集]

  1. ^ Epstein, Daniel Robert. “Interview with Seth MacFarlane, creator of The Family Guy”. UGO Networks. 2007年11月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年5月5日閲覧。
  2. ^ Bartlett, James. “Seth MacFarlane – he's the "Family Guy"”. Greatreporter.com. http://greatreporter.com/mambo/content/view/1383/11/ 2008年6月9日閲覧。 
  3. ^ “Family Guy writer at Bryant”. The Providence Journal. 
  4. ^ Family Guy's Seth MacFarlane interviewed!”. FHM (2009年6月24日). 2009年9月24日閲覧。
  5. ^ a b Haque, Ahsan. “Top 25 Family Guy Characters”. IGN. New Corporation. 2009年5月25日閲覧。
  6. ^ Bianculli, David (2005年4月28日). “'Dad' Joins MacFarlane's 'Family'”. New York Daily News. オリジナル2010年12月6日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20101206165055/http://www.nydailynews.com/archives/entertainment/2005/04/28/2005-04-28__dad__joins_macfarlane_s__fa.html 2009年9月19日閲覧。 
  7. ^ “Back in the Fold”. Pittsburgh Post-Gazette: p. W37. (2005年4月28日) 
  8. ^ Rohan, Virginia (2005年5月1日). “An amazing comeback cartoon — Why Fox resurrected Family Guy”. The Record (Bergen County, New Jersey) 
  9. ^ Jordan, Julie. “Tiffani Thiessen Is Expecting a Baby”. People Magazine. Time Inc.. 2010年9月4日閲覧。
  10. ^ 松岡美樹 (2006年9月8日). “GyaO、アニー賞・エミー賞受賞の米アニメ作品「ファミリー・ガイ」を配信”. RBB Today. 2016年5月4日閲覧。

外部リンク[編集]