ファイブスター物語の登場人物

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ファイブスター物語の登場人物(ファイブスターストーリーズのとうじょうじんぶつ)では、永野護漫画ファイブスター物語』に登場するキャラクターについて解説する。作中登場ファティマについてはファティマを参照のこと。括弧内は作品内で用いられている暦である"星団歴"及び"AD世紀"における生没年を表す。

イースター太陽系[編集]

惑星デルタ・ベルン[編集]

A.K.D.[編集]

天照帝(2020~∞)
物語の主人公。詳しくはアマテラスのミカドを参照。幼名から名を取ったレディオス・ソープとして(劇中及び作品上世界に)登場することが多い。
(以下本記事において単に「アマテラス」と言う場合は、この主人公を指すものとする)
外伝(もしくはパラレルワールド)的作品である『プロムナード』では、メサ・ルミナス学園の名誉理事で主人公ちゃあの親戚「大おじ様」として登場する。
天照命(1945~2100)
アマテラスのミコト。本編においては先代グリース女王であるアマテラスの母親の事を主に指す。フルネームは天照・メル・グランド・グリース・エイダス・ドライス(天照家第83代のグリース女帝)。ダイバーズ・パラ・ギルドの盟主として君臨し、コーラス19世やレーダー2世と共に星団法を制定した女傑。アマテラスの誕生(出現)時に起きた出来事やのちに彼によって引き起こされた数々の超常現象により命を縮めて早逝するが、強力なダイバーパワーによって死してなお現世に影響を及ぼしている[1]。アマテラスの分身であるメル・リンスのダイバーパワーは、最盛期の彼女の力のコピーである。生涯処女であったとされる。ラキシスに正式に「天照」の家名とアマテラスに次ぐ帝位継承権第2位を与えた。
(以下本記事においては「ミコト」と呼称する)
レディオス・フォーカスライト(収光帝)
グリース王家の始祖とされる女性。AD世紀8383年にナインからナッカンドラ・スバースの身柄とドゥター・チップを託された。強力なダイバーパワーを持ち、ナインの正体を一目で見抜いた。後にグリース王国を建国し、天照・メル・グランド・グリース・ファースト(天照家初代グリース女帝)を名乗るようになる[2]。リチウム・バランスの造った最初のファティマのひとりは彼女の名を冠している。
メル・クール・リトラ・天照(1969~2122)
天照の最初の正妻。詩女でもあり、詩女としては「荒魂(あらたま)の詩女」と呼ばれた。詩女であるが、ある使命を帯びて天照家に入り2020年のアマテラスの誕生(出現)に立ち会い、その際に起こったある出来事の結果寿命を縮め早逝することになるが、彼女が天照家に来たことで今の天照家が存在していられたとされる。その後は霊体として、未熟なアマテラスをサポートしていた。ラキシスがアマテラスに嫁いだのを見届けた後、消滅した。
彼女の死亡時期については、第4話冒頭でミコトがアマテラスに「リトラーの墓参りにでも」と言っている事からミコトより先と見られたが、新年表では先にミコトが早逝しその後しばらくして後を追うように亡くなったと記載されている。
カレン
7777年にフォーチュンで再会したアマテラスとラキシスの娘で、神の力を持つ超人類。フルネームは天照・メル・グランド・フォーチュン・エイダス・ファイブ(天照家第85代のフォーチュン女帝)で、幼名は「カレ・カ=ルル=レル=カレン」。単身K.O.G.と共に異世界タイカ宇宙に赴き、タイカの全能神U.R.I.と結ばれる。最終兵器MMTの一騎「バイナス」を駆る。さらに現在のジョーカーにもU.R.I.と共に出没し、いまだ力不足な父母のサポートをする事もある。二振りからなる神剣「懐園剣」の創造者。
アイシャ・コーダンテ(アイシャ・ルーマー)(2845~)
天照家の分家・コーダンテ(紅壇鼎)家の元当主。元A.K.D.筆頭司政官兼三軍司令官で、星団暦3031年現在はA.K.D.構成国の一つ・ルーマー国の女王。詳しくはミラージュ騎士団参照。
ワスチャ・コーダンテ(環謝・紅壇鼎)(2968~)
アイシャの実妹でコーダンテ家の(一応)現当主。幼名はチャア・ティ(茶茶)。騎士ではあるが、その能力は最弱レベル。性格も王家で生まれ育ったとは思えない「のん気な普通の女子高生」で、姉であるアイシャに対してコンプレックスを抱いている。幼少時に交通事故(実際はサリオンの両親による暗殺)により両親を失っており、庇護者であった姉と引き離されたことで周囲からの重圧と中傷に耐えられなくなり、コーダンテ家から出奔してしまう。しかしコーダンテ家が取り潰し寸前となると聞き、武功を立てるためリアル女子高生騎士団「ルミナス・ナイツ」を結成して魔導大戦に参戦する。パートナーは「エミリィ」ことバランシェ・ファティマの最高傑作と目されているヒュートラン。騎乗するMHは最強MHナイト・オブ・ゴールドの装甲を換装したルミナス・ミラージュ(新設定ではGTMマグナパレスのまま)。だが、これだけ豪華な装備を用いてもまともに戦う事は出来ない。ただし、ヒュートランの演算を上回って“偶然”にも天位騎士クライマー・パイドルを退けており[3]、個別年表によれば、単身メヨーヨ朝廷とのあいだに同盟関係を結ぶなど、ただ者ではない可能性も覗かせている。巨大な紐付きがま口財布がトレードマーク。後述の成人後のイラストでも右手に隠し持っているのが見える。
外伝『プロムナード』では幼名そのものの「ちゃあ・てぃ」として主人公を務める。メサ・ルミナス学園に通う高校生で、生活費を稼ぐためカフェのバイトに精を出している。前述のがま口財布はチップを入れるためのもの。口癖は「普通のどこがいけないの?」。この性格に癒されるのか、大物と言われている人々からは意外と人気が高い。キルスティン・スター先輩ことナトリウム・シング・桜子、ジョーディ先輩ことヨーン・バインツェルとは学友で好意を持たれている。高校卒業後に彼らの前から姿を消したジョーディを追い、キルスティンに連れられて途中合流した友人にしてパートナーであるエミリィことヒュートランと共に、戦乱のハスハに向かった。中学時代にバランシェ邸でメイドのアルバイトをしており、ヒュートランはこのとき娶った。
『F.S.S. DESIGNS 1』によれば、元服後は名を「メル・ダージリン・天照」と改め、アマテラス、ラキシスに次ぐ第3帝位継承権を得ることになっているが、実質的には第1位帝位継承権を持ち、天照家の血統を受け継ぐとされている。ちなみに、現実と同様の世界を舞台とした『プロムナード』では身長155cmだが、騎士として登場する『ファイブスター物語』本編では180cm近い長身として描かれており[4]、『DESIGNS1』に収録された成人後のイラストに添えられた設定から将来は195cmにまで成長することになる。
ルート・コーダンテ
ワスチャの子孫にあたるミラージュ騎士団メンバー。現在は名前のみの登場。
斑鳩王子(サリオン・イイ・シナーテ)
天照家のコーダンテに次ぐ今は亡き次席王家・シナーテ(紫成鼎)家の王子にして、新たに創設されたエミーテ(蝦鼎)家の当主。詳しくはミラージュ騎士団参照。
メル・ズーム・ウォンター(ウィッチ・ズーム)
フロート・テンプル内「デモンズ・タワー」に居を構える女性ダイバー。時間を制御でき、自分の趣味で自身の成長を幼女の時点で止めてしまっている。通常フロート・テンプル内で生活しているダイバーはヘル・タワー内に居を構えるのが通例ではあるが、快楽殺人癖がある危険人物のため普段はデモンズ・タワー内に「封印」されている。母親は、ユーコン財団の会長で現在はバッハトマ魔導帝国のブラック・スリーとして名を馳せているビューティ・ペール。
レフト内乱の際はシャフトと共に玉座のラキシスを襲うも「次元回廊」により敗退した。このときにお気に入りの帽子をラキシスに切断されてしまい、以後ツギハギになっている。ブラック・スリーのフロート・テンプル侵攻の際には止めていた成長をペールの力によって解放され、本来の年齢の姿に戻されてしまった。
ファルク・ユーゲントリッヒ・ログナー(…~2020、?~3010、3010~)
A.K.D.構成国の一つ・バビロン王国の国王。詳しくはミラージュ騎士団参照。
エレーナ・クニャジコーワ
A.K.D.宇宙軍情報部の連絡員で、ミス宇宙軍に選ばれている。気弱で脳天気、間抜けな性格だが、その正体はA.K.D.東方十ヶ国の一つバビロン王国の騎士
戦艦ドゥラーにコーヒーの出前を届けに行った時にドゥラーが出港してしまったので、そのままシーブル軍との戦闘に駆り出される羽目になった、というのは表向きで、本来の主であるF・U・ログナーから行方不明になったアマテラスを捜索する命を受けていた。A.K.D.軍の本陣をシーブルの機動歩兵に強襲され、陣は壊滅状態に陥るが、エレーナは素手で機動歩兵を撃破した。その後、ログナーの密命の実行に移り、アーレン・ブラフォードと遭遇して戦闘になるも当て身で倒されてしまう。内臓破裂など重傷を負ったが身体に鞭打って捜索を続行し、アマテラスとアトロポスに対する狙撃から、両足と左腕を失いながらも身を挺して二人を庇う。
夫は対シーブル戦で知り合ったA.K.D.宇宙軍の将官マイア・フォン・トッカータ。パートナーは桜子ファティマの虹姫。
魔導大戦では、またもや戦艦ミルにコーヒーを届けに行った時にミルが出撃してしまったのでハスハ入りすることになるが、出撃のどさくさに紛れてログナー用のMH雷丸と自分用のMHをかっぱらってきた。そのままログナーの密偵としてハスハ各地を飛び回ることになる[5]
ログナーの命を受けツラック隊に潜入した際には、PX(隊内売店)の店員になりすまし、ミスPXを自称していたが、 騎士であることはツバンツヒにしか看破されなかった(ハレーでも疑念を抱く程度でカーツに至っては「この人売店にいた人ですよね」と不思議がるほど)。ツバンツヒに強引にツラック隊に編入されると、当然のようにミス・ツラック隊に肩書きを変更していた。
グリーン・ネイパー
グリース王家出身の護法院「みどりの杜」の当主。A.K.D.及びグリース王国の歴代元首の戴冠を認可し、アマテラスのミカドを含む天照家およびミラージュ騎士団全てを裁くことが出来る最高審判者。フロート・テンプル内の人間からは「聖院」と呼ばれている。パートナーはリチウム・バランスが「星団初の4ファティマ」に続いて作ったダイオード。
「時の止まる空間」と呼ばれるファンタスマゴリアに250年間篭っていたが、ブラック・スリー襲撃によるミラージュ騎士団の弱体化を懸念した家老ダグラエン・ルスの要請を受けて地上に降り立った。しかし、実のところは自身が所有しているAD世紀のマシンメサイア「A.U.G.E.(オージェ)」を差し置いてエンゲージSR.1やジ・エンプレス・オブ・フレームが「星団中で最も美しいモーターヘッド」という評価を受けていることにガマン出来なかったからである。3030年、オージェが如何に美しく、且つ優れているかを星団中に認識させるためにテレビ局帯同の元、アルル・フォルティシモ・メロディが駆るエンゲージSR.1をハスハ・ノウラン近郊にて待ち伏せるが、戦闘の最中に乱入してきたエンゲージSR.3を駆るセイレイ・コーラス王女がアルルと壮絶な罵り合いを繰り広げてしまったことで戦闘の意義を完膚無きまでにぶち壊され、挙句にはエンゲージSR.1を取り逃がしてしまった。この顛末の一部始終はネイパー自身が連れてきたテレビ局によって星団中に放映されており、「国家の枠を超えアトールの巫女のために戦う正義の騎士アルルとエンゲージSR.1」というイメージが星団中に認知される反面、当のネイバーとオージェは端役に追いやられると言う非常に望ましくない結果に終わった。しかも、この時にロッゾ帝国のMHを十数機壊したことで天照はロッゾ帝国に損害賠償を支払う羽目になり、おイタをした罰としてオージェを取り上げられてしまっている。
ヘッドライナーとして強い力を持たなければ扱えないと思われる旧時代のコントローラーを用いるA.U.G.E.を自在に駆ることからも判る通り非常に強力な騎士でもある。ログナーと共に星団歴における初代剣聖ナッカンドラ・スバースよりナイトマスターの紋章を与えられているが、当のネイパー自身は「剣の腕よりも口のほうが達者」と豪語している。事実、セイレイと対峙した際には、星団法を引用してアルルとの交戦権が自身にあると弁論を振るっていたが、セイレイとアルルの口ゲンカが面白すぎて無視されてしまった。
ホワイト・リンクス
強力なテレパス能力をもち、通信システムなしであらゆる情報を伝達可能な女性。本来はダイバーズ・パラ・ギルドの一員だが、その役目上ほとんどをミラージュ騎士団で過ごしている。
Dr.ジョージョ
星団歴4000年代のA.K.D.の科学者。初出は『CHARACTERS #4』。
ユーパンドラの下でゴーズ騎士団の長官を務め、かつての力を失いつつある騎士達に機械化や薬物による強化改造を施していた。自身もその風貌から、同様にマイトの能力を強化していたと考えられる。

ゴーズ騎士団[編集]

A.K.Dの国家騎士団。ミラージュ騎士団はあくまでもアマテラス個人の騎士団であり、A.K.Dの主力は数千人規模を誇るゴーズが担っている。とはいうもののミラージュ騎士団の一人一人がアマテラスの代理人としての権限を持つため、格下に見られがちである。主力MHはブラッド・テンプル。アマテラス隠居と同時にミラージュ騎士団の活動も停止したため、ユーパンドラの時代では名実共に最強の存在として星団に君臨することとなる。

ボーギン・デ・ライバッハ
ボォス星ウォンドルシーク駐留のゴーズ騎士。命の水争奪戦において、他星に駐留しており、本国での混乱に巻き込まれなかったことから同僚のパンヘッド、ハイアットと共にルンの指揮下に入り、ブラッドテンプルを駆りシーブル軍と戦うことになるが、パイドバイパー騎士団に実力及ばず敗退している。パートナーはエラーラ。

ミラージュ騎士団[編集]

A.K.D.元首アマテラスの個人騎士団。詳細はミラージュ騎士団を参照。

惑星アドラー[編集]

トラン連邦[編集]

ミッション・ルース(ボード・ビュラード)(2849~3100)
トラン連邦共和国大統領で、剣聖ナッカンドラ・スバースに始まる「純血の騎士」の一族。しかし成人するまで騎士の能力が発現しなかったため母親に精神的虐待を受けながら成長する。その経験から自らの家系をはじめとした貴族階級へ反発することになるが、幼くして騎士の能力が発現した妹マロリーに対しては優しい。
騎士となったものの当初は一流ではなく、「ボード・ビュラード」の偽名でトラン連邦公安騎士 (S.P.I.) という騎士としては末端の職業に就職、その後曾祖父がかつてレント(トランの母体の一つ)の王であった名声を利用し大統領選挙に当選。そんな中、かつてバランシェ邸で「おでこちゃん」(=メガエラ)をからかって危うく大ケガさせそうになったのがきっかけで彼女に見初められ、マスターとなるが、偶然の成り行きとはいえ「大統領がお披露目前の(しかもバランシェ製のフローレス)ファティマに手をつけていた」というスキャンダラスな経緯であった。そのため対外的には「いつのまにかファティマを娶っていた」ということにするため、10年間の放浪の旅に出させられることになる。
復帰後も本業そっちのけで偽名を名乗り、アマテラスやコーラス23世、F・U・ログナーらとのコネクションを築きつつ星団中の不正を叩っ斬っているらしく、「水戸黄門野郎」と呼ばれる。
(少なくとも表面上は)かなりちゃらんぽらんな性格で、メガエラには星団法違反の格好をさせるわ、公共の場でソープを押し倒すわと「ご乱行」が目立つが、10期以上再選されており政治家としての腕は確か。騎士としてはバランシェ・ファティマ「メガエラ」と共に名騎「クルマルス・ビブロス」を駆り、MH戦では遅咲きながらスバース譲りの強さを発揮する[6]
彼の死に際の言葉がアマテラスにジョーカー星団侵攻を決意させたと言われている。後の子孫に、ラベル・ジューダ(コーラス26世)の戦友ウェイ・ルースがいる。
外伝『プロムナード』にも登場しているが、外見の描き方が変化している。またメガエラを娶った頃のミッションの姿は、『重戦機エルガイム』に登場したミラウー・キャオに似ており、ウェイにも引き継がれている。
ルビール・レイス
トラン連邦評議会の判事長であり騎士。ミッション・ルースの大学時代からの友人。2989年、ハグーダ帝国のコーラス領侵攻の際、コーラスに助太刀するためにジュノー入りしたミッションに同行する。その時に自身のモーターヘッド「クローマ」を持ち込んでいる。パートナーはモラード・ファティマのソリュート。
サーパ・ビュラード(サーパ・ルース)
ミッション・ルースの妻。学生時代より彼の右腕として、騎士として、支え続けている。元々はバキンラカン本土に近いエラルド島のフィルモア系列の騎士家出身。ミッションが偽名を名乗る時の姓「ビュラード」は元々彼女の家名。奔放なミッションにはメガエラ共々苦労させられている。
ナデジダ・リーフ
騎士だが、S.P.I.には属さず、フリーの騎士としてミッションを支えている。レイス、サーパと共にミッションとは学生時代の付き合い。
ジェスター・ルース
トランの前身のひとつレント王国の王。ミッションの曽祖父でディモス・ハイアラキの父。先妻と死に別れ、後妻にナッカンドラ・スバースの次女であるアラド・バスコ・スバースを迎えるが、アラドの優先ファティマだったザ・ニーヴから「マスター」と呼ばれたことで“初めてファティマから「マスター」と呼ばれた騎士”として星団史に名を刻む。ルースの姓を持つ者らしく大らかな性格の持ち主で、パートナーとなったニーヴに掛けた言葉は「あのなニーヴ、おめぇ俺のこと好きかぁ?」だった。騎士としての能力はアラドの方が遥かに上だが、アラドは彼の性格にぞっこん惚れこんだようである。
ウェイ・ルース
ミッションの子孫でラベル・ジューダ(コーラス26世)の戦友。若い頃のミッションを思わせる風貌と性格の持ち主。A.K.D.との最終決戦時にロレッタと共にフロート・テンプルに潜入、ゴーズ・テンプル騎士に囲まれるもミラージュ騎士ウピゾナ・バーデンバーグに救われる。ウピゾナのパートナーとなっていたメガエラは彼に最初のマスターの面影を見出し涙していた。
前述の様に『エルガイム』のミラウー・キャオがモデル。

バキンラカン帝国[編集]

ミマス・サオリレナ
バキンラカン帝国前聖帝。現在は娘のカンパー・ラ・シーラに帝位を譲り隠居した身ではあるものの、経験の浅い若き聖帝に助言を与えるなど未だ帝国に於いてなくてはならない人物。帝位にあった時には家臣のオルカオン・ハリスの娘、マドラ・モイライ(スパーク)の身柄を引き受け、彼女に隠された騎士としての実力を試すためにカイエンと引き合わせた。3007年、クリスティン・Vとママゾア・ユーゾッタがダグラス・カイエンと戦わざるを得ない状況になってしまった時も、少女2人が一流の騎士となるために乗り越えなければならない試練だとして暖かく見守る。聖帝の「騎士の実力を一目で見極める能力」による「天位等の授与」を「ひよこの選別」と表現するなどユーモアのある人物でもある。過去にカイエンにワンピースのスカートを胸まで捲られてしまったらしい。
オルカオン・ハリス
小天位を持つバキンラカン帝国の剣術指南役であり、ママドア・ユーゾッタの後見人。「純血の騎士の家系」に繋がる人物であり、始祖であるナッカンドラ・スバースの玄孫で慧那・ダイ・グ・フィルモアは伯母に当たり、ママドアは姪に当たる。アドラー星の出身で剣の道のみを追求する古風且つ頑固な人物であり、騎士の力がない(実際は当時自覚していなかっただけで最強の実力を持っていた)娘のマドラ(後のピッキング・ハリス“スパーク”)に対しても躊躇無く試し斬りをしたこともあった。2999年、カステポー・サッシャタウンでバッハトマの軍勢に襲われたママドアを護るためにケサギと対峙。その後、後を追ってやってきたイマラ・ロウト・ジャジャスにピッキングの近況を尋ねている。3007年、エラルド島にてダグラス・カイエンと対峙するママドアを護るために飛び込もうとするが、慧茄の真空投げで阻止された。
ママドア・ユーゾッタ
剣聖ヘリデ・サヤステの血を引くバキンラカンの騎士団長であり天位騎士。成人するまではおかっぱ・メガネ・そばかす・ふりふりブラウスにクマちゃんパンツと言う少女趣味の持ち主で、自分のイメージの中で大幅に美化されたダグラス・カイエンに憧れていた。2999年、サッシャタウンでバッハトマの忍者に人質にされかけたところをジャコー・クォン・ハッシュとオルカオン・ハリスに助けられ、再度襲われた際にはパートナーのバランシェ・ファティマ「オーロラ」がスカートの中に隠し持っていた剣で撃退する。3007年、クリスティン・Vのハイランダーの称号授与式の席で聖帝ラ・シーラの命によりクリスと対峙、授与式終了後にクリスと小学生レベルの口ゲンカとどつき合いをする。その時に止めに入ったカイエンをカイエンと見抜けず「しょぼいオッサン」と暴言を吐いた挙句に剣による戦いを挑むも、小指一本で脇腹を吹き飛ばされ返り討ちに会う。3030年、聖帝に魔導大戦への参戦を進言し、ボォスに進軍。
カンパー・ラ・シーラ
バキンラカン帝国現聖帝。クリスティン・Vにハイランダーの称号を授けている。魔導大戦にあたり、ママドア・ユーゾッタから参戦を進言されるが、中立を国是としているため一度は出兵を拒否する。しかし前聖帝ミマスから、国家を背負うことの意味と戦に出る騎士を見守ることを諭され出兵を許可する。
ディモス・ハイアラキ(ディモス・ルース)
純血の騎士ナッカンドラ・スバースを祖父に、星団で初めてファティマから「マスター」と呼ばれたレント王ジェスター・ルースを父に、やはり剣聖の称号を与えられたアラド・バスコを母に持つ騎士で、彼自身も剣聖に列せられている。二つ名はクレイジー・モス
両親や祖父に見られるように、その家系には多数の騎士を輩している。従兄弟に当たるデューク・ビザンチンを師とし、後の剣聖慧茄・ダイ・グ・フィルモアは姪。弟子にダグラス・カイエンや“シャフト”ことバーグル・デ・ライツァー、マロリー・ルースがいる。その後の名のある多くの騎士に手ほどきをしている。
性格は豪放磊落の一言。FSSのタイトルバックでファティマと連れションした唯一の人物。また幼少期からカイエンを鍛え、その能力を嫉まれてイジメられっ子だったカイエン少年に産みの母親であるクーンに「筆降ろし」の面倒まで見て貰えと言い放っている。
実妹ティティンシャ・バスコがバキンラカンの聖帝ランダに嫁いだ縁でバキンラカンの騎士となり、各地の戦役で活躍した。
初登場は第3話。2629年、ボカージュ共和国内戦に参加し、サン・ロー郊外のファティマ・ファクトリーを攻撃。そこでレディオス・ソープ(ソープ・ダッシュ)、クローム・バランシェ、そしてバランシェ初の銘入りファティマ・クーンと遭遇し交戦。クーンを返り討ちにしたものの表向きバイアであるソープと引き分け、彼女に天位騎士の称号を与えた。後にA.K.D.に渡り、ミラージュ騎士団の設立に関わるが、モラード・カーバイトの処女作ファティマ・エストとモーターヘッド「ブラックナイト」(バッシュ)を巡ってバキンラカンの騎士団が混乱に陥った際にはA.K.D.から一時帰国し、エストを預かることで事態の収拾に当たった。晩年は兄ウゴードの孫(又姪)に当たるマロリー・ルースに剣を教えたりとのんびりした人生を送ったらしい。死後、バキンラカンより永世筆頭騎士の称号を追贈。「ハイアラキ」の家名はマロリーが受け継いだ。
所有モーターヘッドはフェードラ。のちにクルマルス・バイ・オ・ラや最初のK.O.G.ことウォータードラゴン(別名シュペルター、新設定デムザンバラ)のヘッドライナーとなる。パートナーは独立前のバランシェが手がけた工場製ファティマのサロメ。後にサン・ロー戦で彼に特別な好意を抱いたクーンをパートナーとして受け入れた。
サロメはAKDに保護された後、じゃーじゃー姫ことプリンセス・タイトネイヴのパートナーとなる。また、クーンはカイエンに譲られたがカイエンのバランシェ襲撃事件後にボルサに預けられて150年の間眠りにつき、覚醒後はダイアモンド・ニューのパートナーとなる。
ティティンシャ・バスコ
ハイアラキの実妹で、彼と共にバキンラカンを支えた。剣聖慧茄・ダイ・グ・フィルモアの母親としても知られる。バキン・ラカンの聖帝ランダの後妻として産んだ子供たちは、星団各国に散っていった。性格は母アラドを継いで至って真面目。
剣聖の孫であり妹であり母であるという、ある意味とんでもない血縁を持つ人物。

サザンド太陽系[編集]

惑星ジュノー[編集]

コーラス王朝[編集]

コーラス23世(2837~2989)
ジュノーの最大国家コーラス王朝23代目の王で、20を省略され単に3世(サード)と呼ばれる。コーラスの長子の例に漏れず強力な騎士の力を持ち「武帝」と賞された。留学中にフィルモア帝国の筆頭騎士であったラルゴ・ケンタウリとの間に生じた因縁から、最愛のファティマ・ウリクル(モラード・カーバイト作)、そして自分の命まで失ってしまった悲劇の人物。非常に高潔な人物だが、ウリクルへ愛情をそそぐあまり妻エルメラの嫉妬を買い、ファティマを娶ることになるから息子を騎士にさせないとエルメラに決意させてしまった。正規のMHマイトでないながらもそれに近い能力を持ち、三十余年をかけてMHジュノーン(エンゲージ SR3)を造り上げた。レディオス・ソープの正体を見抜きながらもあくまで友人として接し、クローソーの真のマスターとなる子孫(26世)への伝言と王家の宝刀を託した。
若かりし頃の姿は『重戦機エルガイム』の主人公ダバ・マイロードをデザインのベースとしている。
エルメラ・コーラス(旧姓 エルメラ・フロンドゥ)
コーラス23世の后でセイレイと24世の生母。23世とは高校の同級生(リッターピクトより)。彼を深く愛していたが、ウリクルの存在により愛情を受けられなかったことに愛憎入り混じった感情をもっており、コーラス王家の王母としてはやや歪んだ愛情を長子である24世に注ぐことになる。一方で愛娘セイレイには「騎士には嫁がせたくない」との願いを持ちながらも生粋の気質(後述)から煽ってもいて、結果セイレイはヤンキーとなった。魔導大戦ではセイレイの醜態がTVに流れるのを見て嘆いていた(その裏では拍手喝采していたらしい)。
リッターピクト記述によると23世と出会うまでの高校時代はヤンキーだったが、23世との出会いをきっかけにヤンキーを卒業して23世の傍にいるウリクルを意識してイメチェンを図ったとある。
リザート・マイスナー
コーラス三王家のひとつマイスナー王国の女王。対ハグーダ戦では自ら軍の指揮を執っていた女傑。生涯独身を貫く。魔導大戦ではエルメラ前王妃と共にTVでセイレイの蛮行を目にして、お目付役に甥イェンテの婚約者であるマロリー・ハイアラキを送ることを提案する。
ルーパス・バランカ
コーラス三王家のひとつバランカ王国の国王。王家の長老として老獪な発言が多い。
トラーオ・バランカ
バランカ家の王子で軍参謀。自身に騎士の力がないもののコーラスの騎士らを支えており、特に対ハグーダ戦で戦死したプルース・ランダースは弟のように接していた。その縁でプルースの姉でミラージュ騎士のシャーリィと恋仲となり、片腕と引き換えに嫁いできた彼女を終生大切にした。ハグーダ戦で死んだ者達の遺志を受け継ぎ、24世の成長に大きな影響を与えた。後にルーパスの後を継いでバランカ王となる。
プルース・ランダース(~2988)
コーラス・トリオ騎士団の騎士。ミラージュ騎士シャーリィ・ランダースの実弟。ハグーダ戦でMHマグロウとの死闘の末にパートナーのモラード・ファティマ「エルマ」と共に戦死。
コーラス24世(2990~)
23世の没後に生まれたコーラス王朝の王位継承者。ルーパス王やトラーオ王子など有能な王族の補佐により名君に成長するが、姉のセイレイを凌ぐ騎士の能力を持ちながらも母エルメラの願いによりMHに騎乗することもファティマを娶ることもしなかった。子宝にも恵まれず悲運の王とされる。9巻で幼少時の姿が、イラスト集「ジョーカー3100」で成長した姿が出ている。またトラーオに似た壮年期のデザイン画も存在する。
3032年時点ではまだ幼い少年だが、 その体内に超帝国剣聖ララファが形成されつつあることを、バーナー・レンダウドのスコーパー能力で看破されている。
コーラス暴風三王女
コーラスの現王女・元王女・次期王女のトリオ。アルセニック・バランス作の「風の3ファティマ」を持つ。魔導大戦でその悪名(?)を星団中に轟かせることになる。
セイレイ・コーラス
コーラス23世の長女でコーラス24世の姉。事実上騎士にならなかった弟に代わりコーラス筆頭騎士となる[7]。パートナーはアルセニック・ファティマのシクローン。
2巻でクローソーに付き添われて出演したときにはカーリーヘアーの可憐な王女様だったが、10巻に再登場して以降、中学校まで寝ションベン垂れ、たばこはふかす、基本的な四字熟語も読めないと言うとんでもないヤンキーぶりをアルル・フォルテシモ・メロディや側近たち、シクローンに暴露されている。しかし父の死の要因だったフィルモア帝国には激昂し父を想い涙する情に厚い一面もあり、国民はそんな彼女を心から支持している。必要ならば王女らしい上品な立ち居振る舞いも可能だが、長続きはしない(できない)様子。
父の初期型ジュノーンを模したエンゲージSR3レプリカ(ジェイド・テンプル)を駆り、魔導大戦では国宝であるエンゲージ・オクターバーSR1を持ち出して逃走したとして国賊アルルの逮捕を口実にトリオ騎士団を率いて参戦する。騎士としては一流らしいのだが、12巻では星団中に中継されている最中、交戦中にアルルと低レベルの口喧嘩をして星団中の人々を呆れさせ、母エルメラを悶絶させた。しかし、この口論がコーラスの国是に反する魔導大戦への介入に国民的合意を与え、またコーラスに外交上のフリーハンドを与えるなど、結果的にはいい方向に転がっている。以前にはダイアモンド・ニュートラルへのエンゲージSR3レプリカ発注を成功させ、ベルリンSR.2の発注をも成功させている。
本作に登場する人間の女性で体重が公開されているのは彼女とエレーナ・クニャジコーワ、アイシャ・コーダンテだけである。
アルル・フォルテシモ・メロディ4世
コーラス分家メロディ公爵家の王女だったが、父ピアノがアトールの巫女ナトリウム・フンフトと不義の子(ナトリウム・シング・桜子)を成したことでメロディ家は取り潰しとなる。その後諸国を放浪し、一時イズモ・アストロシティに身を寄せていたが、後のアトールの巫女マグダル・ビートの意を受けたハスハの騎士ロータス・バルンガにスカウトされ、マグダルの傭兵となる。その流れで魔導大戦ではハスハ・アトールの騎士として活躍するが、メロディ家取り潰しの経緯やコーラス-ハグーダ戦争の後遺症、さらに大伯父にあたる剣聖ハリコン・ネーデルノイドの神騎エンゲージ・オクターバーSR1を持ち出したことから、国賊としてセイレイ・コーラスに追われる身であり、それにハスハが巻き込まれることを憂慮していた。その生い立ちのせいか、仲間に自分のことで迷惑が降りかからぬよう全て背負い込みがちで、また自分を「悲劇のヒロイン」だと思いこむ傾向があったが、そのことはバルンガやスクリティのメンバー、マギーらに見抜かれており、後にハスハの仲間達の前でマギーから指摘され叱咤激励されることでハスハのために戦う覚悟を決めた。
現在、白と黒の一対の懐園剣のうち大剣「白い剣」は彼女が所有している。弟子に同じコーラスの王子で、コーネラ帝国騎士団長となったマヨール・レーベンハイトがいる。パートナーはアルセニック・ファティマのラ・ユリケンヌ。
肌が色黒であることを気にしており、服は全てUVカット、出撃前には数時間かけて美白メイクを行い、ヒアルロン酸を毎日欠かさず飲んでいる。しかしコーラス王家の血筋は色黒の人物が多いので徒労に終わることがほとんど。セイレイとの口喧嘩により水虫である事が星団中に暴露されている(本人は否定)。
マロリー・ハイアラキ
ミッション・ルースの妹。兄同様に家名を嫌い、師であり大叔父でもあるデイモス・ハイアラキの姓を名乗っている。パートナーはアルセニック・ファティマのモンスーン。
同窓生のイェンテ・マイスナー王子と婚約したのが縁で、魔導大戦でコーラスのエルメラ王妃からセイレイ王女のサポート(お守り)を任され、軍資金に目がくらみハスハへ赴く。金銭感覚が無いに等しく、カステポーに入った後一泊5,000フェザー(約50万円)もするホテルに泊まり歩いたために、軍資金は早々に底を突いてしまった。ムンスターまでの交通費をも使い果たしてし、兄同様モンスーンに色仕掛けでヒッチハイクをさせている。その時に通りかかったアイシャ・ルーマーの乗るドーリーに乗せてもらい、無事にムンスター入りを果たし、その地でヨーン・バインツェルと出会った。当初はアイシャを敵視していたが、ムンスターでヨーンと出会った頃にはすっかり意気投合していた。
兄ミッションに輪をかけた破天荒な性格で毒舌家だが、騎士能力の発現が遅かったために家中から虐げられていたにもかかわらずマロリーには愚痴一つこぼさなかった兄に対しては、「クソ兄キ」と悪態をつきつつも慕っているようである。彼女の子孫に、後のコーラス26世の妻となるディジナ・マイスナーがいる。
コーラス25世(3788~3960)
先代である24世から500年以上の空白を経て即位したコーラス王。星団大侵攻末期、ジュノーに集結した反A.K.D.勢力を率いた。黒騎士グラードの忠誠を得ていた名君であり、ヤクト・ミラージュを倒すなど騎士としても強力であったが、アマテラスとアトロポスの駆るナイト・オブ・ゴールド・A-Tに倒された。
コーラス26世(ラベル・ジューダ)(3960~4255)
コーラス王朝の王子。しかし幼い頃に王朝はA.K.D.に滅亡させられており、側近の手によりボォス星の中立地帯カステポーに逃がされた。カステポー西部にある聖宮ラーンで育ち、王朝復興のために反A.K.D.パルチザンに参加する。しかしパルチザンを統べる人物が居らず、コーラスの血族であることは明白であるものの王子としての証拠がないことでパルチザンを率いる資格がないとして躊躇している。その証拠としてコーラス23世が遺したジュノーンを探している。その後メル・リンスの指導によりヘッドライナーとなり、ジュノーンを改造したエンゲージ SR4を駆る。A.K.D.皇帝アマテラス(実は影武者のユーパンドラ)のナイト・オブ・ゴールド・A-Tと相討ちになるも彼自身は生還、真のアマテラスによりその出自を証明され、星団を解放する。3巻の最後で少し出演。外見は青年時代の23世とよく似ている。
デイジナ・マイスナー(デイジナ・フレット)(3968~)
マイスナー家の末裔でマロリー・ハイアラキの子孫。滅亡したコーラス王家から逃がされて、コーラス26世同様カステポーに脱出、聖宮ラーンでアトール女皇帝マグダルの保護下に置かれる。アイル・フェルノア騎士団の見習い騎士を経て反A.K.D.パルチザンに参加するが、A.K.D.からの追討から逃れるために偽名を名乗っている。自分の生まれと両親の名を知るべく、ものごころ付く前から持っていた紅い宝石に刻まれていたソープという名の人物を探している。星団解放後にコーラス26世の妃となる。3巻の最後で少し出演。見た目はファティマ・ウリクルに酷似しているが、中身はずいぶん違うようだ。
デザインのベースは『重戦機エルガイム』のメインヒロインの一人、ファンネリア・アム。
ロレッタ・ランダース
バランカ家の末裔でシャーリィ・バランカの子孫。コーラス滅亡後はA.K.D.ゴーズ騎士団のボォス統括隊長を務めていたが、MHグラン・オージェと共に反乱軍に寝返る。A.K.D.の最終決戦時にウェイ・ルースと共にフロート・テンプルに潜入、ゴーズ・テンプル騎士に囲まれるもミラージュ騎士ウピゾナ・バーデンバーグに救われる。
『重戦機エルガイム』のメインヒロインの一人、ガウ・ハ・レッシィをモデルとしている。
コーラス19世(コーラス・ディス・バイス、コーラス・ナンブ)(1911~2208)
ミコトと共に星団法の制定に尽力した人物。コーラスの王らしく、その武勇で星団に名を轟かせていた。23世に似た外見とセイレイに似た性格を持つ。メロディ家は彼の孫ソプラノ(コーラス20世の姉)を始祖とする。
ハリコン・ネーデルノイド(ハリコン・メロディ)(2560~2619)
ソプラノ・メロディの息子で、剣聖であった人物。60歳足らずの幼さで剣聖となったが、それからわずか1年足らずでシステム・カリギュラと戦い戦死したとされている。パートナーはアルセニック・ファティマのタイ・フォン。
純血の騎士の血統ではない剣聖を輩出したことはコーラス王家の謎の一つである。ナッカンドラ・スバースからアルセニック・バランスを通じて懐園剣を託されたことやタイフォンのその後など謎が多い。メロディ家はハリコンの妹フォルテが継ぎ、ピアノ、アルルと続く。
ナオ・リンドー・レイスルによると、ハリコンは超帝国剣聖ララファ・ジュノーン(本名はララファ・ネーデルノイド)のリストア体だったとのこと。

ノウズ太陽系[編集]

惑星カラミティ・ゴーダース[編集]

フィルモア帝国[編集]

レーダー8世(ドル・パーマネント・レーダー8)
フィルモア帝国237代皇帝。ハグーダ - コーラス戦では、ハグーダを裏で操る黒幕として登場した。しかしラルゴ・ケンタウリの死亡を悲しみ、ブルーノ・カンツィアンの自害を自らの未熟によるものとして制止した。その後、死刑が求刑されたクリスティン・Vを恩赦するために自らの退位を早めようとし、そして自らの皇帝騎ネプチューンをクリスに譲与する。またA.K.D.の兵力増強を早くに察知して騎士団の増強を図るなど、星団有数の大国の元首として十分な度量を持ち合わせている。魔導大戦時は退位して隠居しているがいまだその影響力は健在。パートナーはクープ・ファティマのクラトーマだったが、退位に際し太后宮慧茄に譲っている。3032年、現詩女(代行)フンフトの働きかけを受けクリスをレーダー家の養子に迎える。
ダイ・グ・フィルモア5世(エラニユース・ダイ・グ・フィルモア5)(2943~)
レーダー8世を継いで238代皇帝に即位した青年。祖母は元剣聖の慧茄・ダイ・グ・フィルモア。本人もダグラス・カイエンから天位、バキンラカン聖帝よりハイランダーと、優れた騎士としての称号を授けられ、皇帝騎プロミネンスでアシュラ・テンプルを一度に3騎撃破するなど、有能な騎士でもある。しかし、祖父の先々代皇帝のフィルモア4世や騎士能力が発現せずに早逝した父ノーランドと同様に病弱で、周囲からも懸念されている。パートナーは祖母から譲られたバランシェ・ファティマのチャンダナ。
予見されているカラミティ星の滅亡に備え全国民を別の惑星に移住させるという歴代フィルモア皇帝が先送りにしてきた計画を実行するため、領地獲得を目的としてハスハの友軍として魔導大戦に介入する。しかしそれが善策であるのか悩んでいる。クリスティン・Vのことを気にかけており先帝レーダー8世の意を継いで彼女をハイランダーに迎え、妻へ渡すようにと慧茄から渡されたイヤリングを贈る。3031年、ハスハのラーン入りした際クリスを伴い「ラーンと詩女には決して剣を向けない」強い思いを告げる。かなりのおばあちゃん子であり、老いてなお元気な祖母にしばしば振り回されている。
ラルゴ・ケンタウリ(~2989)
「赤の一番(テスタロッツァ)」の二つ名で呼ばれた、ノイエ・シルチス赤騎士団長。ハグーダ帝国を支援するためにブーレイ傭兵騎士団を率いてコーラス王朝に侵攻する。学生時代のコーラス23世との因縁による屈辱を晴らすため、決戦ではフィルモアの象徴であるMHサイレンでコーラス23世の乗るジュノーンを強襲する。コーラス23世を倒したことで雪辱は果たせたものの覚醒したクローソーが単独で操縦するジュノーンに一撃で倒されてしまった。これによりフィルモアがハグーダを裏で操っていたことが公になり、フィルモアとコーラスは国交断絶となった。ケンタウリ家は、レーダー王家の散家筋のケンタウリ・バナー家の出身でレーダーの名を冠することを許されているため、レーダー王家の紋章をかたどったウォータークラウンのアウチ(ブローチ)を所有しており、そのアウチは末裔のブロード・ケンタウリに受け継がれることとなる。
慧茄(エナ)・ダイ・グ・フィルモア(2747~)
先々代のフィルモア皇帝ダイ・グ・フィルモア4世の皇后、即ち太皇太后宮(おおいおおいきさいのみや。「太后宮」と略される場合もある)であり、前剣聖且つ元ハイランダー。曽祖父に純血の騎士ナッカンドラ・スバースを持ち、代々有名な騎士や有力なダイバーを輩出する「純血の騎士」の家系に生まれ、元剣聖ディモス・ハイアラキは伯父に当たる。ダグラス・カイエンが一時行方不明になったことから再び剣聖となり、フィルモア帝国の覇権に貢献した。3031年現在は高齢のために騎士を引退し、公には足腰は弱り介添えなしでは立つことも出来ず、当然剣を持つことも出来ないとされているが、非公式に魔導大戦にも新型MHファントムを駆り、リハビリと称してロッゾ騎士団1個師団を全滅させている。かなりお茶目なお婆さんであり、孫であるダイ・グをたびたび困らせている。パートナーはバランシェ・ファティマのチャンダナだったが皇帝即位するダイ・グに譲り、レーダー8世のパートナーであったクープ・ファティマのクラトーマを新たにパートナーとして迎える。
クリスティン・V(ビィ)(2968~)
愛称クリス。フィルモアの名門ビィ家(V家)に生まれ、幼少より強力な騎士の血が発現していた少女。しかし父バーバリュースが当時無名のデコースに敗れてフィルモアの名を汚したとして周囲の壮絶ないじめに耐えかね、上級生の一般人を殴殺してしまう。一般人を殺害した罪による死刑求刑と逃亡による即時処刑が下されるが、身分を隠したレーダー8世に諭され「シバレース」として帝国に全てを捧げることを誓う。その際、父のパートナーだったバランシェ・ファティマの町と、レーダー王のMHであるVサイレン・ネプチューンを譲与される。3007年、ハイランダー称号授与式の日にママドア・ユーゾッタと共にダグラス・カイエンに「試され」、カイエンの小指一本で右腕を肩から吹き飛ばされるも、カイエンの「攻撃に耐えられたなら天位をやろう」という言葉を受けた太后宮慧茄によって天位を授与される。その後、戦いを経験しないまま皇帝代理騎士(ハイランダー)として魔導大戦の壮絶な戦闘に身を投じることになる。「普通の少女」への未練を捨てきれず、初陣の激戦で敵を倒したことにより幼少時のトラウマを引き起こし精神的に追い詰められるが、ダイ・グから渡されたイヤリングの「真意」を慧茄から聞かされてからは国と皇帝のために命を捧げる覚悟を決める。帝国がハスハ占領計画を進めていること、その一環で帝国元老院が現詩女(代行)フンフトとダイ・グの政略結婚を画策していることを知らされ、しかもダイ・グがフンフトに惹かれていることに再び動揺するが、フンフトと二人きりになった際にダイ・グから渡されたイヤリングの「由来」を教えられ、さらに「詩女の預言」を受ける。
実は、クリスがハイランダーとなっている背景には、彼女の血統がフィルモア帝国がドナウ帝国だった時代の筆頭騎士ハロルドラント・マーカスの末裔であるため、生かしてどうにかその血筋を取り込んで子を残させたいという、フィルモア元老院の配慮と思惑が絡んでいた。しかし、それによって彼女の身が元老院の意のままとなることを懸念したレーダー8世やバシル・バルバロッサ、フンフトの意向もあって、3032年レーダー家の養子として迎えられる。
バキン・ラカンの騎士ママドア・ユーゾッタとは犬猿の仲。
「クリス」は元々永野自身が自ら名づけて使用している愛称。
バーバリュース・V(ビィ)(~2998)
クリスティン・Vの父で爵位を持つ元ノイエ・シルチス青騎士団長でフィルモア最強とも言われた三銃士の一人。しかし2985年に2騎のサイレンを率いながら、当時まだ無名であったデコース・ワイズメルに敗れる。「サイレンとバランシェ・ファティマを持っているのに負けた弱い騎士」として敗北して生還する汚辱を背負わすためにデコースはとどめを刺さずに見逃す。その件によるものか黒騎士団に降格。第3話ではラルゴ・ケンタウリ戦死後の赤騎士団長人事の紛糾を嫌い、修行を兼ねてカステポーのヴァキシティに滞在。世間知らずのミューズ・バン・レイバックに騎士の身の処し方を教えたり、バング対アシュラ・テンプル戦では戦闘データを取っていたメヨーヨ朝廷の地上軍を一掃したりと活躍した。第5話ではブルーノ・カンツィアンやイアン・ケーニヒらとカステポーでアルカナ・サイレンのテストを行っていたが、クリスティンの上級生殺害事件の発生により急遽帰国。前述のフィルモアの名誉を汚した責を感じ、レーダー王のクリスティンへの恩赦を固辞し、自決する。パートナーの町はクリスに受け継がれることとなった。
ブルーノ・カンツィアン
ノイエ・シルチス青騎士団の騎士。2989年のジュノー戦にラルゴ・ケンタウリと共にブーレイ傭兵騎士団の「青」担当として参戦。ラルゴのコーラス23世殺害を見届けるも、再起動したジュノーンに斬りかかったが一撃で弾き飛ばされる。それによりブルーノも瀕死の重傷を負うがミラージュに見逃され、パートナーのパラーシャによりAP騎士団に救出される。「シルチスのルーキー君」とヤーボ・ビートに言われていることから初陣だったようだ。ラルゴと共に死ねなかったことを後悔し、生き残ったことを恥じて自分を救出したパラーシャを殴打したり、レーダー8世の前で自決しようとするが、レーダー王に制止説得され思いとどまる。ファティマを道具(武器)として扱うフィルモアだったが、パラーシャの振る舞いによりブルーノの中では変化が起きている。バーバリュース・Vに私淑しており、第3話ではバーバリュースの妻からの手紙の中で、バーバリュースの娘クリスティンの「ぞっこん」な相手として、またノイエ・シルチス赤騎士団長人事を巡るゴタゴタで「V様こそリーダーにふさわしい方なのに」と嘆いていたと書かれていた。しかしその娘クリスティンが上級生殺害事件を起こし、アルカナ・サイレンのテスト地であるカステポーからバーバリュースと共に帰国。責任を取ってレーダー王の前で自決したバーバリュースを介錯し、クリスティンに父の遺品の剣を渡す。ダイ・グ・フィルモア5世即位に伴い、L.E.D.ミラージュと対戦して生き残ったことを買われ皇帝警護騎士(アルカナ・ナイト)に任命される。魔導大戦ではアルカナ・サイレンを駆りビオレート・トライトン王子と共にクリスティンの直衛を務める。
バーバリュースからは「ファティマに転んで出世を棒に振る気か」と嘆かれていたが、ダイ・グに買われ着実に出世コースを歩んでいる。
ビオレート・トライトン
レーダー王家の縁戚に当たるトライトン・レーダー家の王子。第5話のクリスティン上級生撲殺事件では、読者にクリスティン処刑派の責任者と誤解させる演出で描かれていたが、慧茄からクリスティン保護の密命を帯びていた。そのため、フィルモア最強の強天位騎士であるアビエン・疋棟斎と剣を交えることも辞さなかった。クリスティンはシバレースになり事件は解決し、その後はクリスティンやフィルモア5世を公私共にサポートし、アルカナ・ナイトを統率し、魔導大戦開戦では騎士団の指揮を務める。レーダー王家の人間だが、自由闊達な性格で王家の壁を越えて人望も厚い。上から無理難題を押し付けられることがあり、口癖は「んもぉ~~~」。かつて小姓をやらされていたフィルモア元老院の事情にも詳しく、初めて院に立ちあうブルーノに解説した。パートナーはエトラムルから桜子ファティマの「霧姫」に換えた。
イアン・ケーニヒ
皇帝警護騎士団の一人。博士号を持つ。パートナーはサリタ・アス・ジンク作のオキストロ。元々ノイエ・シルチスのメンバーであったが、初登場時はパイドバイパー騎士団に在籍しており、撃破スコア29騎を誇る超エースとしてナッカンドラ・スバースが所有していた名騎であるクルマルス・ヴァイ・オ・ラを騎士団団長パイドバイパーから与えられていた。しかし、命の水争奪のMH戦ではA.K.D.のブラッド・テンプルは軽くあしらうものの、アイシャ・コーダンテのテロル・ミラージュに一瞬で両腕を斬り落とされ、戦線離脱。その直後に参戦したシュペルターとヤクト・ミラージュによりパイドバイパー騎士団はパイパー将軍をはじめ全滅させられてしまう。その後、ノイエ・シルチスに復帰し、ミラージュとの交戦経験などから皇帝警護騎士に抜擢され、ニオ・ハスラーと共にフィルモア5世の直衛となる。振る舞いや言動は軽薄だが騎士としての本分はわきまえており、カステポー戦では自分達の出番がないまま一般兵士達が死んでいくことに憤りを露にしていた。語尾に「~だっぺ」と付けるのが特徴。既婚。
ニオ・ハスラー
皇帝警護騎士団のひとりで、フィルモア王家の従騎士。幼少の頃から太后宮慧茄の指導のもと、エラニユース・ダイ・グ(フィルモア5世)の侍従として育てられ、フィルモア5世即位に伴いフィルモア本国の皇帝警護騎士団へ。フィルモア5世への心酔ぶりはイアン・ケーニヒにからかわれる程。元々頭が固く、慧茄ら「とんでもないおばさま」達に揉まれたもののあまり変わっていない。バキンラカンにある騎士高等学校ベイ・ポイント卒。パートナーはクープ・ファティマのストーイ。酒乱であることが13巻で明らかになる。
ジャンシー・ガラー
「白騎士」の二つ名を持つ天位騎士。フィルモア5世の代より新設された皇帝直下の騎士団「ノイエ・シルチス白騎士団」のリーダーで、それまではバーバリュースの後を受けてノイエ・シルチス黒騎士団のリーダーであった。魔導大戦初頭、メヨーヨ朝廷軍との激突の際にクリスティン・V救出のために戦場に降下したフィルモア5世の護衛としてサイレンR型を駆って出撃。パートナーはコークス・ファティマのシンドラ。
ブラウマ・イク
ラルゴ・ケンタウリ亡き後、ノイエ・シルチス赤騎士団長に就いた女性騎士。クリスティン・Vの理解者の一人で、バキン・ラカンでのクリスティンのハイランダー即位の際にはビオレート・トライトン王子とともに同行。その後クリスティンを世間慣れさせるべくトライトンが仕掛けた「クリスひとりぼっち作戦」に協力させられる。その最中にダグラス・カイエンを巻き込んで起きたクリスティンとママドア・ユーゾッタの私闘を止めようとするも、慧茄太后宮のリング・スライサーで剣を折られる。魔導大戦時には未登場。ラルゴと同形のサイレンF型を駆る。パートナーはサリタ・アス・ジンク作のオブリサイド。
ナイアス・ブリュンヒルデ
ノイエ・シルチスの教導騎士団である、グリーングループもえぎ騎士団に所属する騎士。魔導大戦では元老院より密命を帯び、ブーレイ傭兵騎士団を率いてフィルモア騎士団とは別働している。身長209cm(もしくは、205cm)の長身だが、ゴスロリファッションを身に付けており、バキン・ラカン帝国での天位授与式で服装を笑った騎士3人を叩き斬ってノイエ・シルチスを解雇されたこともある。その時期にダグラス・カイエンと出会い、服装が悪趣味と言われて決闘になるが一撃で倒されている。それ以来、カイエンに恋して再会を夢見ていたが、カイエン死亡により叶わぬものとなった。そのため、未だに処女。見かけに反して性格はかなりの乙女チックガールで、些細なことですぐに泣き出すわ、お姫様扱いされないと拗ねていじけるわと周囲に相当の苦労を掛けている。魔導大戦開戦時にはフェイツ公国にいたヨーン・バインツェルを連れ出してブーレイ傭兵騎士団に誘うが断られている。クバルカンのノンナ・ストラウスとは因縁があるようである。パートナーはバランシェ・ファティマのジゼル。強力な騎士の血を取り込みたいというアネッサ・ティルバーの養女となっている。好きな食べ物はエルメのイスパパン。
ギエロ・スガスコーニチ(~2989)
ノイエ・シルチスの騎士。2989年にブーレイ傭兵騎士団の「黄」担当としてハグーダ帝国のコーラス領侵攻に参戦。哨戒活動中にデータ収拾を兼ねて実戦テストをしていたコーラス23世のアーリィ・ジュノーン(エンゲージ・オクターバーSR3)と遭遇、未完成のジュノーンを圧倒しコーラス23世に重傷を負わせる。23世にとどめを刺すべく戦線離脱したジュノーンを追跡し23世を護ろうとしたファティマ・ウリクルを殺害した。しかしそのことが逆に戦意喪失していたコーラス23世を炊きつけてしまい返り討ちにされ死亡する。彼の遺体と乗騎であったブーレイ「黄」は本国フィルモアに送還された。
スティール・クープ作のファティマ・シューシャをパートナーとしていたが、ファティマに対する特別な感情といったものは一切持っておらず、ジュノーンとの戦闘で死亡したシューシャの遺体をゴミとして川に投棄させるなどしていた。しかしそれはギエロ独自の観念ではなくフィルモアではごく普通のもので、それまで騎士は愛情と友情を持って接するべき対象として描かれていたファティマ観が普遍的なものではないことを示した。
ミヤザ・ヘクゼイ
フィルモア帝国官房長官。フィルモアにおける官房長官は内閣のトップで、帝国議会を掌握する役職。民間出身の人物であり、フィルモアに派閥勢力争いが絶えず起こっていることを示している。3030年のハスハ介入時に、凶状持ちのクリスティン・Vの処遇に不満を持ちクリスの抹殺を目論んでいた。旗艦ダランスにてフィルモア5世に挑発的な皮肉を言うなど、フィルモアには皇帝といえども一筋縄ではいかない官僚主義の存在が伺えるかに見えたが、元老院の実態を全く知らず院の場においては民意が全く介入する余地の微塵もないことを明言され自身の立場が帝国の単なる歯車のひとつでしかないことを思い知らされてしまう。
その後、元老院の真のリーダー、アドー直々に院に迎えられ、クリスの素性を教えられたうえで絶対に殺さず子を確実に残させることを条件に彼女をどうにかして自身の指揮下に置かせるよう指示され快諾するがクリスがレーダー家の養子となったことで頓挫する。
アネッサ・ティルバー
フィルモア帝国王家のひとつティルバー家の当主で元老院のリーダー的存在だが、実際には元老院の真のリーダーであるアドーに仕える立場にすぎない。バリトー王国女王。魔導大戦にはアドーの意向でシステム・カリギュラと契約を結び、また養女のナイアス・ブリュンヒルデをブーレイ傭兵騎士団に送り込むことで関わっている。クリスティン・Vに隔意を持つが、同じ考えのミヤザ・ヘクゼイとは民意が微塵も介入できない元老院の立ち位置上たいして関わりはない。実はフィルモア5世のファンでもあり、同ファンクラブの会長。好きな食べ物はエルメのイスパパンでナイアスにコレを教えた。
アドー・バルバロッサ
フィルモア帝国元老院の真のリーダーであり、帝国を影で支えるバルバロッサ家を取り仕切っている人物。本来は絶対に表に出てくることはないが、魔導大戦と共に表舞台へ姿を現した。恐ろしいほどの野心家であり、配下においているアネッサ・ティルバーを現皇帝であるフィルモア5に差し向けハスハ占領の圧力をかけている。ハスハ占領計画を平和的に進めるにあたり、ミノグシアの民の支持を得るため、『フィルモア1と詩女の物語(花の詩女 ゴティックメード)』を利用してフィルモア5と現詩女(代行)フンフトとの政略結婚を画策していることを院の場で公開する。クリスティン・Vの血統を重要視し彼女の子を確実に残すべくミヤザを元老院に迎えいれ、彼女の素性を教えたうえでミヤザを使ってどうにか指揮下に置こうと画策するが、クリスがレーダー家の養子となったことでその目論見は頓挫する。
作者のコメントによるとこの人物は絶対に何があっても生き永らえてこの人物なりの幸せな人生を全うするとのこと。
バシル・バルバロッサ
バルバロッサ家の現当主。既に実権を甥のアドーに譲って隠居しているとされるが、「大王」としてその影響力は未だ健在である。レーダー8世とは旧知の仲であるとともに喧嘩仲間でもあったようで、その容姿からレーダー8世に「たこ入道」と渾名されている。フィルモア5の決意を尊重する主張をしている一方でクリスティン・Vの扱いに対しては甥アドーや元老とは異なり魔女として危険視しており、内心できれば抹殺したいと考えている。他者には信義に厚く寛大で優しい物腰だが、皇女茄里を手元に置いているなど、不穏な面も持っている。
エイデンス・アルク・レーダー
アルク・レーダー王家の家長で、魔導大戦時にはド・ラ・フォルモアに代わって司法長官となっている。彼もまたアドーの意向に従い暗躍している。
アビエン・ヒートサイ(疋棟斎)
帝国最高の騎士であり、刀匠でもある。以前は強天位という剣聖を除いては最高の騎士称号を持っていたが、現在はその称号をバキン・ラカン帝国に返納した(今の強天位はジャコー)。帝国の責務からは離れたが、その騎士としての腕を惜しむ声は多く、ダイ・グのハスハ出陣には実践での相談役としてともにハスハに赴いている。ちなみにハスハのデプレ・ツェン・アトールが携帯している剣もヒートサイが打ったもので、デプレが幼少の頃に、イズモにあったものをバルンガが購入し、おみやげとして差し上げた業物である。
ノルガン・ジークボゥ(2974~)
「ブラック・プリンス」の通称で知られている、畏れ多い名を捨てた「名のない少年」。ジークボゥの名前は利便性目的でノルガン財閥の戸籍を借りているもので、これも一部の親しい者達しか呼ばない名前である。
幼い頃、慧茄のもとエラルド島でダイ・グ・フィルモアと暮らしていた。
ナイトマスターの称号と「皇帝」と呼ばれる青いMHを持ち、魔導大戦中期にファティマ・オデットのマスターとなる他、エストを含めた複数のファティマを所有することになる。癖としてやや緊張すると右目がヒクつく。丸腰で剣を持たない。
ちゃあ(=ワスチャ)と同じくメサ・ルミナス学園に通う後輩で生徒会長。ヨーンの身を案じてハスハ入りしたちゃあを心配してハスハ入りすることになる。
その正体はフィルモア帝国王家ブラウ・フィルモア家の女王璃里の息子。学園に在籍していたこと、コーダンテ公女(=天照家の事実上の跡取り)たるワスチャと親交を持っていたことそのものが星団を揺るがす大事件であったとされている。現在はある理由によりフィルモア帝国に追われる立場にあり、何度か暗殺されかけて天照家典星舎に助けられている。後にフィルモア5世よりフィルモア皇帝の座を引き継ぐ(DESIGNS4)。『花の詩女 ゴティックメード』のラストシーンに皇帝となった姿で登場している。
「プロムナード3」でクラーケン・ベールが語ったロードス公とエストを立会人に、剣聖カイエンと立ち会った少年と黒髪の幼子、少年は右肩からたたき切られ、幼子は左腕を肘から切断されたが二人はお互い自分を盾として相手をかばい合い倒れた、少年がダイ・グ・フィルモアで、幼子がジークボゥである。またどさくさでAKD、メヨーヨと彼の本国フィルモアとの間に不戦協定が結ばれてしまったが、ちゃあの戯言になるか盟約として機能するかは今のところ不明。
“サクリファイス” ニーゼル、璃里(リリ)・ブラウ・フィルモア
初代皇帝サイレンの兄から続くブラウ・フィルモア家の女王にしてフィルモア帝国元老院「円卓の騎士」。「DESIGNS」での呼び名は「こいつ」。パートナーはバランシェ作のオデット(白鳥)。帝国の筆頭王家の長としてフィルモア帝国皇帝とはまた別の頂点にいる人物で、帝国そのものを守る役を担っているため表には出てこない。慧茄とは通じ合っている関係でクリスに対してもその縁で味方のスタンスをとっているが、かつて慧茄に3度戦いを挑んで敗退している。ジークボゥの実母だが彼に対しては「恋をしている」とされ、狂気をはらんだ愛情を抱いている。サクリファイスは皇位1位の人物を守る役割を持つ。
リッターピクトの記述によると地球人相当で10代の頃にジークを出産しており、いわゆるヤンママ。また、現時点でまだ学生でもある。
高校にあがることになった当時、あまりの素行不良ぶりを懸念したレーダー8世により騎士科のある帝国近衛兵学校ではなく一般の普通科に入れればおとなしくするだろうと帝都デュアンス都立高等学校に入学したが、ある日の夜遊びで補導員に乱暴をはたらいたため退学、その後新たな受け入れ先としてラーンのアトール教導学院に入学。在学中。入学の際の縁でフンフトには頭が上がらないとのこと。
三色(みしき)の娘、茄里(なり)・ブラウ・フィルモア
皇位1位の皇女。璃里の娘でジークボゥとは兄妹のため、本来はジークボゥが皇位1位の皇子である。現在はバシル・バルバロッサの元で育てられている。天照家典星舎の妨害により暗殺失敗した「裏切り者(ジークボゥ)」を自ら処刑するために、ノイエ・シルチス「氷」グループを借り、AFオディール(黒鳥)、GTMダス・カイザース(皇帝)を駆って出撃する。
サイレン(フィルモア1)
星団歴535年に東西フィルモアを統合し、初代皇帝となった人物。『花の詩女 ゴティックメード』に登場するドナウ・ガァ・トリハロン本人である。世襲による統治を行わないために子を持たず、生涯独身であった。後の世において「サイレン」は偉大な統治者の代名詞となり、口に出すのも恐れ多い名として語り継がれている。
ヨミ・ルーカ・フィルモア2
ユミ・フィルモア2とも。星団歴2000年代初頭のフィルモア皇帝。聖宮ラーンの東宮西宮蜂起に関与し、その後天照命やコーラス19世等と共に星団法制定にも関わったとされている。
アンデ・ファウ・フィルモア3
星団歴2500年代、ミノグシア動乱の時代におけるフィルモア皇帝。ハスハ連合共和国発足への援助を行った。
フルダ・ダイ・グ・フィルモア4
先々代、第236代フィルモア帝国皇帝で剣聖慧茄の夫、現皇帝エラニユースの祖父に当たる。
パーマネント・レーダー1
初代統合皇帝サイレンに続いて皇帝となった人物。パーマネント・レーダー王家は現在のレーダー8へと続いている。
レーダー6
星団歴2300年代におけるフィルモア皇帝。ジェスター・ルースが初めて「マスター」と呼ばれた場に立ち会った人物の一人で、後にS.S.Lをパートナーとしている。
ブロード・ケンタウリ
ラルゴ・ケンタウリの子孫で、A.K.D.打倒を目指すフィルモア・パルチザンのグループリーダー。ラルゴの遺品であるウォータークラウンのアウチを所有しており、その血筋から仲間たちからレジスタンス全体をまとめるリーダーに推薦されるが、血にまみれた血統はリーダーにはふさわしくないと辞退していた。同じチームにいるラベル・ジューダがラルゴの因縁のコーラス23世の子孫であることに気付いており、リーダーとして立つことを望んでいる。その後にノイエ・シルチスを復活させ、コーラス26世と共にA.K.D.打倒を目指す。

クバルカン法国[編集]

リオ・スパンダ
国民から絶大なる支持を受けているクバルカンの法王。教義と戒律が全てと言うクバルカン法王庁の中にあっても決して堅物という訳ではなく、次期法王と目されているミューズ・バン・レイバックがクバルカンの最高機密MHである「破烈の人形(S.S.I.クバルカン)」を私闘のために許可なく使用するという戒律違反を犯したときも、何の処分も助言も与えない[8]ことでミューズに「一国の王」としての成長と自立を期待し、黙認した。
星団歴3030年に魔導大戦への介入を決意。表立った軍事行動ではなくハスハ南部とギーレル周辺の難民の保護と収容を目的としたものだが、真の目的はフィルモア皇帝ダイ・グ・フィルモア5世と同じく、カラミティ星の崩壊を前提に据えた国家存亡に関わる難事業の遂行である。
ミューズ・バン・レイバック
クバルカン枢機卿。半騎士半司祭のルーン騎士団の中でも最も高潔な人物と言われ、次期法王と目されている。バランシェ・ファティマ「静」と共にMH「破烈の人形」を駆る。
平民の出だが、ノンナ・ストラウスの実家で騎士修行にいそしんでいたため、ノンナのことを「お嬢様」と呼んでいる。
「石頭の兄さん」と揶揄されるほどかなり頭の固い所があったが、カステポーでの修行を通じ、多くの友人を得て成長している様である。そのカステポーでは、想い人アイシャ・コーダンテを救うために「破烈の人形」を駆り、イラー司教のアシュラ・テンプルと対戦、見事勝利した。ボード・ヴュラード(ミッション・ルース)とも旧知で、彼の口コミで「WAX TRAX」を訪れている。
カステポー滞在時に放蕩貴族ヒューア・フォン・ヒッター子爵(ダグラス・カイエン)と行動を共にするが、最後まで彼の正体を知らなかった。他にもバーバリュース・Vやヤーボ・ビート、ジョルジュ・スパンタウゼンらとも知り合う。
魔導大戦の最中に法王に即位。前法王スパンダの残した国家の命運にかかわる計画の遂行という過酷な使命と、自己の良心との葛藤を抱えつつ、3075年のハスハ解放戦まで戦い抜く。
ノンナ・ストラウス
クバルカン法国神官長。父ガリアは法国を構成する騎士枢機卿国家ストラウス公国の大公。「慈悲のノンナ」と呼ばれており、クバルカンのみならず星団中にその名が知られている。パートナーはバランシェ・ファティマの瑠璃(ラピス)。ミューズ・バン・レイバックとは幼馴染みであり、父の養子となったため、ミューズはノンナにとっては戸籍上の義弟であり、クバルカンの法と徳と戒律を叩きこんだ弟子ともいえる。
神官長は法王庁の最高責任者であり、クバルカンの行政と司法を統括する立場にある。よってノンナも徳の高い騎士で、前述の二つ名は彼女が下す冷静だが恩情溢れる判決に由来する。だが、素では非常に口が悪く、堅物のミューズに無理難題をふっかけてイジメるのが趣味だが、これは彼女がミューズのことを自分より徳の高い人物と認めていることの裏返しでもある。「自分より5cmほど背が高いのが気に入らない」という理由だけでフィルモアのナイアス・ブリュンヒルデを敵視するなど単純なところもある。周囲や国民からはナイアスの破廉恥な言動に憤慨しているからだと思われているが、真実を知るのは瑠璃だけである。
カラミティ星の崩壊を予見したスパンダ法王の命を受けて魔導大戦に介入してきた。ハスハでのクバルカンの行動に関しては、次期法王と目されるミューズに一切の責任を負わせないことを固く決意している。
真紅のMH「カーディナル・バング(法王の操り人形)」を駆る。本来バングは男性のみで構成されるルーン騎士団にのみ与えられるが、カーディナル・バングはストラウス公国の国有騎である。
『プロムナード』では、第1話の最後に空港でチェックインを待つ乗客の一人として登場。同行していた執事を大声で罵倒していたが、ナイアスの姿をした女を見るや追いかけるが、振り切られている。
アルテン・サヤステ
クバルカン法国を構成するサヤステ公国の2000年代中期における大公で、剣聖ヘリデ・サヤステの子孫。静の先代マスターであり、初代黒騎士ツーリー・パイドルを倒した人物。作中では回想場面で名前のみ登場。
破裂の人形のファティマ制御システムの設計をバランシェ公に依頼した人物。
イゾルデ・サヤステ
サヤステ公国現当主で太閤。魔導大戦においてルーン騎士を率いて現在メヨーヨと行動を共にしている。法国最強騎士としてGTMマッハシャルトマを駆る。魔導大戦終盤では「破烈の人形」を使用する。第13巻の「プロムナード3」ではヤンキー風の服装で登場、ムンスターにおいてヤンキーを装ったルーンの騎士とちゃあとの絡みに立ち会う。ジークボゥが助けに入った事により険悪な事態になりかけたが、シトロン・メナーと「こいつ」が介入しかけたのに気づいてルーンの騎士を引き上げさせた。その後、メヨーヨ大帝のナンパを飛び越えてのちゃあへのプロポーズに唖然とさせられることとなった。

ロッゾ帝国[編集]

レオ・ブーチェル
ロッゾ帝国皇帝。本編未登場。温厚で懐の広い人物として知られているが、魔導大戦で自国の騎士団が慧茄やネイパーによって壊滅させられた時は、ダイ・グにもんのすごい形相で怒鳴り込んで抗議したり、天照にA.K.Dが所有するパテントの一部を10年間無償で使用することを認めさせており、自国の利益を守るためならフィルモアやA.K.Dが相手でも断固とした態度を取ることを見せている。
ダックナード・ボア・ジィ
ロッゾ帝国総騎士団団長で天位騎士。パートナーはエーロッテン・ニトロゲン作のネロス。ミラージュ騎士団の右翼大隊No.12のウラッツェン・ジィは実弟だが、弟とは違い非常に厳格な人物。部下からは「親父様」と呼ばれている。

ウエスタ太陽系[編集]

惑星ボォス[編集]

ミノグシア連合(ハスハ連合共和国)/アトール聖導王朝[編集]

アッセルムラトワ・ディスターブ・ムグミカ・アトール(ムグミカ・ラオ・コレット)(2907~3030)
超帝国の女帝「ナ・イ・ン」からの歴史と記憶を受け継ぐアトール女皇帝(新設定での詩女)。アマテラスに匹敵する星団最高の予知能力を持つ。幼少時に両親を内戦で失い、先代女帝フンフトの不祥事による退位により幼くして帝位についた。魔導大戦開戦直後、ボスヤスフォートのダイバーパワーの前に為すすべなく死亡。女皇帝の風習により、生まれてから王宮の外に一歩も出ることなく生涯を終えた[9]。伝説にならいその死を代償としてナ・イ・ンと「十曜の守護者」を召喚した。
ヤーボ・ビートとは親友とも言える関係にあり、第3巻では、度重なる不祥事でハスハ連合共和国騎士団(エープ騎士団)を除名されかかったヤーボをカステポー駐在と言う形で救い、その際、女皇帝であるが故に王宮から出ることの出来ない自分に代わって外の世界を見、それを伝えて欲しいと告げている(その際、ヤーボにそれとなく「預言」を与えている)。ワンダン・ハレーの脱走事件に際しては、騎士権を剥奪され一市民となっていたヤーボを女皇帝直属の騎士「ネードル・シバレース」に任命し、事態の収拾を命じた。マグダル、デプレ姉弟の名付け親でもあり、あり余る力で母ヤーボとコンコードを散々困らせた二人も、ムグミカの前では大人しくなるなど、彼女を心より慕っていた。そしてマグダルは次代の女皇帝(新設定での詩女)として指名される。
祖父のコレットがハスハ連合共和国の元首を務めるが、ムグミカの帝位とは無関係であり偶然である。名前に含まれる「アッセルムラトワ・ディスターブ」とは、超帝国初代皇帝の名であり、ナ・イ・ンなど歴代の超帝国皇帝も名乗っていた。
劇中、あの女たらしカイエンがセクハラも揶揄もしなかった女性。カイエンを抱きながら、ボスヤスフォートに共に討たれた。
ラオ・コレット・クルール(~3030)
ハスハ連合共和国代表議長でハスハント共和国国王。「民政王」と称される。アトール女皇帝以外には結びつきの弱いハスハ12カ国を元首として纏め上げる政治家。その老獪さは外交・軍事面でも発揮され、アドラーではユーバー・バラダを後押しし、コーラス-ハグーダ戦争ではフィルモアとともにハグーダを極秘裏に支援、ブーレイ傭兵騎士団の一員としてマイケル・ジョーイ・ギラやヤーボ・ビートらエープ騎士団の最精鋭「スバース隊」を送り込んだ。しかし魔導大戦では目の前で孫のムグミカとダグラス・カイエンをボスヤスフォートに殺害されたことに自身の無力を感じたのか、ナ・イ・ンの脱出の勧めを辞退し、ハスハの再建を期すよう全軍に命じて炎上する王宮と運命を共にした。
いかなる事態にも動じず常に笑みを絶やさない人物。フィルモアのレーダー8世とは異なるタイプながら、随所で一国の元首にふさわしい貫禄を見せる。
ダグラス・カイエン(2672~3030)
星団暦2810~2819、2970年~3030年までの剣聖。A.K.D.子爵、アトール聖導王朝侯爵。身長219cm、体重110kg。太天位を持つ。使用MHシュペルター(新設定ではGTMデムザンバラ)。パートナーファティマはアウクソー(初期はクーン)。一時「失踪」するなどその生涯には不明な点が多い。母親は超帝國王女であり黒騎士団団長のヤーン・バッシュ、父は筆頭騎士で剣聖のアサラム・スキーンズ。その息子であるカイエンもまた超帝国の純血の騎士であり、まだ産まれぬ前からナ・イ・ンより「カイエン・バッシュ・カステポー」の名を与えられていた。純血の騎士同士の強力すぎる受精卵は自然状態での出産は不可能であったため、身篭った王女の受精卵はL.E.D.ドラゴンに託された。数千年後にL.E.D.ドラゴンからクローム・バランシェが受精卵を受け取り、彼の作品であるファティマ・クーンの子宮に着床させることにより誕生した。借り腹となったクーンの影響で遺伝子がループ状になっており、テロメアがないことから老化することがなく、成人後はほとんど容姿に変化がなかった。また彼自身の精子も卵子を破壊してしまうほど強力で、通常の方法では受精できなかった。戸籍上はバランシェの養子となってはいたものの、カイエンはバランシェにとって研究の対象でしかなく、カイエン自身は愛するクーンや自分を玩具にしたも等しいクローム・バランシェを憎み何度も殺そうとしたがその度に庇護者かつ主だった天照に阻まれた過去を持ち、2人に対して愛憎入り交じった感情を抱いている(それを本人は馬が合わないと評する)。天照が生命の危機に瀕した際にはダグエラン・ルスの依頼があったとはいえ、フロートテンプルの危機に駆け付け、タダ同然でラキシスに手を貸している。
前剣聖デイモス・ハイアラキに師事して全ての剣技、MHシュペルター(MHウォータードラゴン)とファティマ・クーンを受け継ぐ。またダイバーパワーも持ち、ハイアラキも習得できなかった剣技「ミラー(次元反転分離攻撃)」を使える。パラサイマル(預言者)としての能力も微弱ではあるが持っていた節があり、ミラージュ左翼大隊反乱時にフロートテンプルに呼ばれた際には、「デモン」の気配に恐れをなしたり、「オレのカンはよく当たるんだよ」という台詞と共にハスハへ向かうミシャル・ハ・ルンに愛機シュペルターを託すと同時にバスターランチャーを携行するよう指示している。
若年時はハスハ連合共和国統一に貢献し、時のアトール女皇帝ボルサより剣聖の称号を受ける。しかし自身の出生の秘密を知ってバランシェを暗殺しようとしてアマテラス(の分身であるメル・リンス)の「カルバリィ・ブレード」により致命傷を負い、幼いアウクソーの嘆願によりアマテラスの神の力で蘇生された。その後バランシェに勘当されたアウクソーと共にA.K.D.に渡ってミラージュ騎士団No.1になる。
ミラージュを出奔後は特定の騎士団には属さず、カステポーにてヒューア・フォン・ヒッター子爵を名乗りナイトギルドの総評議長に就く傍ら、シルバーナイトの称号とともに裏の世界では「ダークナイト」とも呼ばれ星団随一の賞金首となっていた[10]。放蕩無頼の生活を送っていたが、実子マグダルとデプレを出産したヤーボの横死を知り、その生活にピリオドを打ち自らアトール女皇帝ムグミカの元を訪れてエープ騎士団総団長兼ネードル・シバレースに就任する。
魔導大戦開戦直後に自分のパートナーだったバランシェ・ファティマ「アウクソー」を解除、2人目の息子で次代の剣聖マクスファルト・フォラスの出現を聞き知った上でミース・シルバー・バランシェに懐園剣(光剣)を託す。そして、生き延びれば王宮に攻め入ったボスヤスフォートのハイブレン・コントロールで操り人形になってしまうことを悟っていたため、ムグミカの盾となり波乱に満ちた生涯を閉じた。
普段は女好きで節操がなく、とにかく情けない男。その特異体質から子供が出来ないのをいいことに数多くの女性と関係を持っている(皮肉にも蔑称は「種馬子爵ヒッター」)。相手がヒロインだろうとアトール皇帝だろうと平気でセクハラめいたことをしでかし、修羅場になりそうになるとすぐ逃げる。とうとうヤーボを孕ませてしまった時も逃げ回って会いに行こうとしなかった。その結果ヤーボがボスヤスフォートに殺害され、ヤーボの持っていたネードル・シバレースの座を継いだのは彼なりの責任の取り方だった。息子デプレのただならぬ才能を確認してヤーボからジ・エンプレスとコンコードを受け継ぐよう指示し、天位を授けた。劇中でカイエンが天位を授けたのはこのときだけである。
アウクソーに対しては普段から大切に想っており、アウクソーが自分の盾になって瀕死の重傷を負い、プリズム・コークスからたとえ再生に成功しても記憶がなくなると言われた時には騎士の廃業すらをも考えていた。だが、彼女の正体が星団最初のファティマ、フォーカスライトだとは最期まで気づいていなかった様子である。
本気を出すことがなく、周囲の期待を裏切ることが多いが、星団最強騎士としての実力は本物[11]であり、本編でもその実力の一端を見せている。そしてダイ・グ、ジャコー、クリスティン、ユーゾッタ、ナイアスといった魔導大戦を彩る才能ある騎士を成長させ(その際に左右の肩のどちらかを自らの拳で打ち砕くという儀式めいたことをしている)、死後も人々の記憶に残る名実共の「剣聖」である。ただし、要人の相次ぐ死とハスハの悲劇により、彼の死を本当に悼んで涙したのは恋人の一人に過ぎなかったシアン夫人のみであった。
永野護によれば、外見上のモデルはF1レーサーのアラン・プロストである。
ヤーボ・ビート(2866~2998)
エープ騎士団でも最強の「スバース隊」の副隊長で事実上のリーダー。初代黒騎士ツーリー・パイドルゆかりのファティマ「コンコード」(ギエーム・アイアン作)をパートナーとしている。愛用している下着のブランドはラ・ペルラ
コーラス-ハグーダ戦でハグーダ側に付いて参戦するため、ジュノー上空で待機していたが、A.K.D.とトランの介入による戦況の一変により終戦を迎え、参戦し損ねた。その後度重なる不祥事を理由に解職されかかったところをムグミカの請願(正確には後述)により閑職に干されるに留まった。その後カステポー滞在中に昔馴染みのダグラス・カイエンとの間にもうけた双子、マグダルとデプレを私生児として出産したことでついに騎士権を剥奪される。2997年、200年間封印されていたハスハゆかりの皇帝騎ジ・エンプレスとネードル・シバレースの称号をムグミカより与えられて騎士復帰し、パートナーの寿命問題で無断離隊したワンダン・ハレーを助ける。しかしその直後、カイエンに会うために訪れたカステポーのヴァキ・シティにてボスヤスフォートと遭遇、殺害される。
騎士として華々しい活躍を見せ「ウルトラエース」「女将軍」、あるいは愛騎A-トールBS(バーガ・ハリBS-R)のベイルの紋様に因んで「ハスハの毒蛇」と称えられたが、手合いでモーターヘッドを破壊し搭乗していた騎士を病院送りにするなどトラブルに事欠かず、親友アイシャ・コーダンテと同様極めて奔放な私生活(スパークがエープ騎士団に在籍していた当時は彼女と性的な関係があった、など)もあって「エープ騎士団の汚点」「カステポーの吸い取り女」と揶揄されており、本人もネードル・シバレースに命じられた時にはその噂を気にしていた。
ムグミカから特別視された理由はヤーボ自身ムグミカと歳が近い(リッターピクトより)ということもあったが、新たな女皇帝(新設定での詩女)の母となることを「預言」されていたためで、カイエンとの間にマグダルとデプレを儲けることができたのはそのため。生まれつき自由のない彼女の目となる約束を交わした。マジェスティック・スタンド(血の召還)のためもあって生涯処女という運命を担ったムグミカにとり、ヤーボが後継者にして娘にも等しいマグダルを産んだことは目ばかりか子宮であったともいえる。
マグダル・アトール(マグダル・ビート)(2994~)
ムグミカの次の女皇帝(新設定での詩女)に指名された女児で、父は剣聖ダグラス・カイエン、母は元ハスハのエース騎士でムグミカ女皇帝の騎士(ネードル・シバレース)であったヤーボ・ビート。純血の騎士であるカイエンの子ながら、ムグミカの「預言」の加護で受精卵の段階でデプレと共に通常の胚に偽装することで出生することができた。
ナ・イ・ンら超帝国時代の皇帝と同等のパワーを持つ星団史上究極のダイバーと云われ、ボスヤスフォートを倒せるただ一人の人物とされるが、現在のところ未だ真の力は覚醒していない模様。しかし初対面で名前しか名乗っていない筈のアルル・フォルティシモを懐園剣(実剣)とエンゲージSR.1(スルーエクセルナSR1)の持ち主=メロディ家の末裔と言い当てるなど、幼少時からその片鱗は見せている。
魔導大戦でムグミカと父・カイエンが王宮に攻め入ったボスヤスフォートに殺害されたことでムグミカによる結界が解け、ボスヤスフォートの前に瞬間移動し挑むが、経験の差からボスヤスフォートにダイバー戦で完敗。視力と聴力を失ったとされる。窮余の策としてボスヤスフォートのダイバーパワーによる攻撃を無効化する仮死状態に自らなり(マグダルの昏睡の実際は、ムグミカが亡くなる直前に、マグダルの大脳にフィルターをかけて思考を停止させ、ボスヤスフォートの攻撃から脳を守った)、その直後に召喚されたナ・イ・ンによりボスヤスフォートは退けられ、マグダルは従者騎士のヘアード・グローバーに抱えられ逃げおおせた。現在はバッハトマ魔法帝国の追跡から逃避行中。
魔導大戦終結後はハスハ連合共和国とアトール聖導王朝を統合した「アトール聖導帝国」の皇帝に就くが、A.K.D.のボォス侵攻で聖導帝国が解体された後、元の聖導王朝女皇帝に戻るとのこと。父の影響からか長寿を保ち、アマテラスの大侵攻を見届け、ジュノーを追われたディジナ・マイスナーの保護者ともなると『F.S.S. DESIGNS』などで予告されている。
また『F.S.S. DESIGNS』によると、セントリーは詩女を守ると言われているがマグダルはセントリーの加護を受けられていないなど通常の詩女とは異なるところがある。これらの理由全てがわかるまでには長い年月が必要になるとのこと。ムグミカはマグダルの正体を知っていたが、それを秘めたままこの世を去った。
幼少時の必殺技は「泣き声」で、誕生時の産声で病院のガラス製品を全て破壊し、その後も泣く度にコンコードも含む周囲の人々は昏倒するか悶絶しており、電気製品も破壊している。宥めることが出来たのはムグミカだけであった。母・ヤーボがワンダン・ハレーの事件の収拾のためアドラーに赴く際も、その先に待つ母の死を予知したのか泣き叫んでいた。
デプレ・ツェン・アトール(デプレッサー・ビート)(2994~)
マグダルの双子の弟で、3歳にして天位を授与されたという強力な騎士。マグダル共々極端に成長が遅く、既に青年になっていてもおかしくないのに、未だ小学生の容姿である。彼自身は騎士の能力しか持たないが、マグダルとの脳共鳴によりダイバーパワーを要する剣聖剣技を使う事ができる。しかしそれが災いして、マグダルの昏睡の影響で、12巻現在、昏睡状態に陥っている。3045年には復活を果たし、母・ヤーボのパートナーで養母代わりでもあるコンコードとMHジ・エンプレス(新設定でのGTMカイゼリン)とを引き継いで騎士団総団長に就任。3075年のハスハ解放戦にも参戦。その際、逸るマキシを叱りつけている。
幼少時から腕力が強く、3歳の時点で家宝のメトロ・テカ・クロム鋼で作られた剣を素手でへし折ってしまっており、育児をしていたコンコードも生傷が絶えなかった。ロータス・バルンガがイズモ・アストロシティ出張のおみやげに買ってきたアビエン・ヒートサイの業物の剣を携帯している。
マイケル・ジョーイ・ギラ
エープ騎士団スバース隊隊長。パートナーは桜子ファティマのコロナ。スキンヘッドが特徴だが、ウィッグを着用する時もある。
騎士としても一流の腕を持つが、政治手腕にも長け、のちにはムグミカやコレット王の側近的立場となり、ダグラス・カイエンのハスハ復帰前には騎士団総団長も務めていた。魔導大戦では軍総司令として、ムグミカ、カイエン、コレットを失い解体の危機に直面するハスハの再結束に奔走。平民階層の出身ゆえか支配階層からは快く思われていないところもあるが、国民の人気は高く、マギー・コーターから「あんたは信用、バルンガは頭。2人揃ってないと議会は動かせない」と評されたように、内外からの信頼を寄せられている。後にハスハの為に戦わせて欲しいと懇願したランドアンド・スパコーンに、議会対策に身動きが取れない自らに代わりスバース隊を率いるよう要請している。
ヤーボ・ビートやスパークがエープ騎士団に在籍していたころは、その破天荒ぶりに手を焼いていた。
コーラス-ハグーダ戦ではヤーボ同様ハグーダ側に加勢するためジュノー上空で待機していたが出撃はならなかった。その際フィルモアの若手騎士ブルーノ・カンツィアンを救助し、荒れるブルーノを諌めている。
ロータス・バルンガ
エープ騎士団スクリティ・ポリティ隊の隊長。パートナーはバランシェ・ファティマのスパリチューダ。丸眼鏡ソフト・モヒカンが特徴。
スクリティ隊は数多くの部隊が存在するエープ騎士団の中において憲兵の役割を果たす一方、裏方の汚れ仕事を一手に引き受ける秘密警察的な役目も持ち、味方からも恐怖と偏見の眼差しを向けられる部隊であるが、その隊長を務めるバルンガ以下構成員一同は決して冷酷且つ残忍な人物と言うわけではなく、ただひたすらに共和国とアトール女皇帝に対して忠節を尽くし、任務を忠実に実行しているだけである。2997年、任務遂行中に私事で脱走したワンダン・ハレーの追撃戦の際、対峙したクルマルス・ビブロス(ホウザイロⅠ)のヘッドライナーがトラン連邦のミッション・ルース大統領と察知するや、たとえ国際問題に発展する危険があったとしても任務終了後に自らの首を差し出す覚悟を抱き、剣を引こうとしなかったことからも忠誠心と責任感の強さが見て取れる。戦闘が終わった時には必死に部下を守ろうとしたり、ハレー脱走の原因であったファティマ・ハルペルの真実を知ると号泣する(この時、ボード・ヴュラードと抱き合いながら泣いていた)など、根は情に篤い人物である。
ヤーボ・ビートとダグラス・カイエンの子であるマグダルとデプレは幼少の頃より彼の人格と才能を見抜き懐いており、そのおかげもあってか、後にマグダル・デプレの側近として共和国の中枢に身を置くようになる。剣や人を見る目は確かで、傭兵稼業を送っていたアルル・フォルティシモ・メロディをハスハに迎え入れたのは彼である。デプレが所有しているアビエン・ヒートサイの業物の剣も、もとはバルンガがイズモ・アストロシティ出張の際に幼いデプレへのおみやげとして見つけた物で、マグダルもいい目をしていると褒めている。
3030年、首都ペイジがバッハトマ軍により陥落した後、議会の収拾を図るために前線を離れるハスハ連合国軍総司令のマイケル・ジョーイ・ギラの命でハスハ軍司令部総参謀に就任。フィルモア帝国のノイエ・シルチスと停戦協定を結んだナカカラ駐在のディスターブ隊や、マグダルの失踪に伴う聖宮ラーンの動向にいち早く注意を向けるなど知将に相応しい采配力と才能を発揮させる。また、アルルへの好意と配慮は尋常ではなく、国家の危機に際し大切な部下二人を護衛につけるなど重要視している。彼の慧眼がハスハント解放戦にてハグーダ戦以来の冷戦関係にあったトリオ・コーラス王朝の協力を取り付ける原動力となる。
ヘアード・グローバー
アトール女皇帝ムグミカを補佐し、聖宮ラーンの最高責任者でもあるミカレス(最高神官)であり、ラーンを警護するラーン近衛騎士団と、そのベイジ駐屯分隊[12]を統括する騎士。ムグミカの後継者のマグダル、その実弟のデプレの身辺警護と世話も担当している。パートナーはスティール・クープ博士作のナールーシャ。片眼鏡をかけていたが、3030年のバッハトマ侵攻の際、王宮脱出時に失っている。
両親は女皇帝ボルサ時代にラーンに仕え、ヘアードもその道を行くものと思われていたが、騎士の血が発現したためエープ騎士団入りし、女皇帝フンフトの護衛にあたっていた。そして不倫事件でフンフトが追放され、後継にムグミカが就くと、彼女の指名でミカレスに就任した。騎士を兼ねるミカレスはラーンの歴史上初めてであり、在任中はハスハントの連合議会とラーンとの板挟みに遭うことも少なくなかったようだ。
ハスハント王宮攻防戦で、ムグミカとダグラス・カイエンの命の代償により復活したナ・イ・ンの命令を受けてマグダルと共に王宮を脱出(ムグミカの死の時点でミカレスではなくなった[13])。所属部隊がラーンに帰還した[14]ことを知ることなく逃避行を続ける。イマラからアルルを経て受け継いだ「姉ちゃんキックでモちょっとオバさんなのバージョン」で雲竜のケサギを退けている。度重なる追撃による怪我で動けなくなってしまったところをワルツ・エンデ(F.U.ログナー)からの情報を受けたランドアンド・スパコーンにより救出され、以降はランドと共に行動する。一旦はラーンに帰還しフンフトに面会を申し出るが、フンフトに仕える神官たちに退けられる。後にドヌーブらラーン近衛騎士団のメンバーとナールーシャとの再会を果たし、彼女たちから「そのままマグダルを連れて逃げるように」とのフンフトからの伝言と、大神官の証である5つのセントリー・ドロップを繋いだ首飾り「ファイブ・スター」を託され、再びランド・マグダルと共に逃避行の旅に出るが、青銅騎士団からの襲撃を受けマグダルと生き別れることになってしまう。
預かり屋の親父シゲルブ・ユキノジョウと会った際、自分たちの身分を隠すためランドから自分のことを妻だと紹介され、そのウソの一言に思わず舞い上がってしまうなど可愛い一面も見せる(13巻で実は男性と私的に関わったり付き合ったりとしたことが一度もないことが明かされる)。
複数のドラゴン・ネイチャーを召還出来るドラゴン・ドロップ(新設定でのセントリー・ドロップ)を有し、ごく限られた条件でのみ行使することが出来る。
F.S.S.公式サイトには「物語中では彼女の地位や使命などに触れられることはない」と明記されており(ただし2014年3月26日現在、ヘアードのプロフィールを記述した箇所は、サイトリニューアルにより削除されている)、『F.S.S. DESIGNS 4』でその地位が明かされることになった。『F.S.S. DESIGNS 3』には神官服を着た姿が「ミカレス大神官(Over Apostle MICHALESS of the LAAN)」の肩書と共に収録されている。
ドヌーブ・ガゼット
聖宮ラーンを守る宮殿AP騎士団支隊長。ラーン入りしたヘアードにフンフトからの伝言と大神官の証「ファイブ・スター」を託して送り出す。
フンフト・アトール(ナトリウム・フンフト)
先代のアトール女皇帝(新設定での詩女)。そのダイバーパワーでダグラス・カイエンの復活やマドラ・モイライとスパークの分離などに関わるが、コーラス分家の王子ピアノ・メロディとの間に不義の子(後のファティマ・マイト、ナトリウム・シング・桜子)を成した事で巫女の力を失い退位する。その後はカステポーで隠遁生活を送っていたが、魔導大戦開戦直後、廃都アマダ・ジーでフェザードラゴンの幼生に憑依したナ・イ・ンより、マグダル・ビートの復活まで間のアトール女皇帝復帰を命じられ、ナ・イ・ンの導きで聖地ラーンへ向かう。後の剣聖マキシの養母。
歴代のアトール女皇帝(詩女)では初めて政治に関わった人物であり、その手腕はフィルモア帝国等の大国の指導者達はもちろん、天照ですらも翻弄されるほどで、星団にアトール女皇帝(詩女)が政治に関わるとどうなるかを知らしめた。
フィルモア帝国が母星カラミティの寿命絡みでハスハを侵略しようとしていることを理解しており、その一環でのフィルモア5世との政略結婚をあえて受けることになるが、フィルモア5世やクリスティン・Vらの純粋な思いも理解しており、政略結婚の件で動揺していたクリスを煽ったあとに激励して「預言」を与える。
ワンダン・ハレー
エープ騎士団エンブリヨ隊所属の筆頭騎士。2997年、自分のパートナーである工場製ファティマ「ハルペル」が異状をきたし、壊れファティマとして処分されることを恐れたハレーは任務中に脱走、当時の星団一のファティマ・マイト、モラード・カーバイトの元に赴くが、モラードとの接触を果たした後にスクリティ隊と遭遇。交戦中にハルペルが機能停止してしまう危機に陥るも、ボード・ヴュラード(=トラン大統領ミッション・ルース)やアトール女皇帝ムグミカの意を受けたヤーボ・ビートの助けもあって危地を逃れる。しかしモラードから、ハルペルの正体は星団史上初めて生み出された4人のファティマの一人「ジ・インタシティ」であり、彼女の異状の原因は(人間で言う)老衰によるものであることを告げられ、最後まで騎士と共に在りたかったというハルペル=インタシティが天寿を全うするのをハレーは見届けるしかなかった。自身は軽い処分で住んだものの、ハルペルの件での喪失感がもとで帰国後に騎士を廃業した。
騎士廃業後落ちぶれてしまっていたが魔導大戦の渦中にあったベラ国でツラック隊の戦いぶりを見ていたところをツラック隊に拘束される。ハルペルの件で塞ぎこんでいたがナルミに説得されて復帰。その際、モラードを訪ねた時に面識のあったファティマ・ビルトを自分から頼み込んでパートナーにし、かつてヤーボが使用していたA・トールBS(バーガ・ハリBS-R)に騎乗してツラック隊に参加、3075年のハスハント解放戦にも参戦する。
ゲンジャ・ボルツ
スクリティ・ポリティ隊の騎士。パートナーはポーラ。同僚のベクター・赤城と共に行動していることが多い。上司ともども忠誠心に厚く、情に深い人物。ワンダン・ハレー追撃戦では間に入ったエンプレスをトランに寝返ったと誤解して攻撃、強烈な一撃を受けてもなお戦闘を続行しようとしたが、エンプレス投入をアトール女皇帝ムグミカの叡慮と悟ったスクリティ隊長ロータス・バルンガに制止される。
魔導大戦に入ってからはバルンガの命令でアルル・フォルティシモ・メロディの直衛につく。アルルよりも戦闘力は落ちるが隠密行動や電子戦に優れたA・トール・ESSQ(バーガ・ハリ・ESSQ)を駆り、アルルのエンゲージSR.1がノウラン近郊でグリーン・ネイバーのオージェの待ち伏せを受けた際には、エンゲージSR.3(ハイレオンSR3)で乱入したセイレイ・コーラス王女とアルルとの口喧嘩に乗じて突入、電子妨害を仕掛けアルルを救出している。
ベクター・赤城
スクリティ・ポリティ隊の騎士。パートナーはエイジア。同僚のゲンジャ・ボルツと共に行動していることが多い。ゲンジャよりも背が低くて頭がはげているのがベクター。ワンダン・ハレー追撃戦ではハレーの助けに入ったクルマルス・ビブロス(ホウザイロⅠ)と交戦、ナッカンドラ・スバースの技「モーターブーム」を受けダメージを負い、ビブロス(ホウザイロⅠ)のヘッドライナーが誰かを悟った上司のロータス・バルンガの指示で戦線を離脱。ハレーのパートナー・ハルペルの真実を知らされた時には上司・同僚ともども男泣きし、ハレー救出に動いたヤーボ・ビートからは「それでよくソージ屋がつとまるな」と突っ込まれていた。
魔道大戦ではゲンジャともどもアルル・フォルティシモ・メロディの護衛を務める。オージェ(モルフォ・ザ・スルターン)ならびにエンケージSR.3(ハイレオンSR3)との遭遇戦では、アルル救出のためにゲンジャを向かわせ単騎でロッゾ騎士団2個中隊引き付ける囮となる。グランドジャマーで目潰しをかけ時間を稼ぐが、ジャマーの死角からヘルマイネに不意を突かれ窮地に陥ってしまうが、慧茄の駆るファントムによって救われている。
ナルミ・アイデルマ
ツラック隊支隊長。大雑把な性格だが騎士団長としての適正は確か。魔導大戦の緒戦で前任の支隊長が自分を庇い戦死したため支隊長を引き継いだ。またその際に失った前のパートナーにかわり、ミース作のビューリーを娶った。以降、孤立無援状態のベラ国国防に心血を注いでいたが3031年ソープやツバンツヒと出会い、後のベラ国攻防戦で星団史に残る活躍を見せる。ハルペルを失って以来塞ぎこんでいたハレーを自分と同じようにパートナーを失った立場で説得して復帰させた。

バッハトマ魔導帝国[編集]

ディス・ヒフツェン・ボスヤスフォート(~2121、2992~3075)
バッハトマ皇帝。超帝國の血を引く純血のダイバーを自称しており、実際に現在では失われた筈のダイバーフォースを有している。ヒフツェンの名は、歴史上に13人目までしか記録が残っていない超帝國総帝の15代目を意味しているが僭称である。かつてダイバーズ・パラ・ギルド当主の座を求めて天照の命(ミコト)に戦いを挑むが、その息子レディオス・ソープの神力の前に敗北し、ソープにより次元の狭間に送り込まれる寸前に天照の命に制止され、肉体を失う。以後「憑依の法」によりダイバー達の精神の片隅に取り付いて生き延び、小国シーブルの宰相ディ・バローを操ってL.E.D.ドラゴン(すえぞう)の「命の水」で本来の能力を取り戻し復活する。復活後はシーブルを乗っ取ってバッハトマを興国、黒騎士デコース・ワイズメル率いる騎士団とビューティ・ペール率いる魔導軍とを組織する。3010年、天照を挑発せんと、デコース、ペールと共にA.K.D.フロートテンプルを奇襲してミラージュ騎士団を事実上壊滅させるも、メル・リンスによって重傷を負わされる。その後、バッハトマが国力を付けたことで3030年ハスハに侵攻し、星団中を戦渦に巻き込む魔導大戦を引き起こす。その目的は超帝國の血筋でないものがのさばるのを不愉快に感じていたからと言われている。ハスハへの宣戦布告と同時に自らハスハの王宮に出現しダグラス・カイエン、ムグミカ・アトールを殺害、マグダル・ビートを昏睡状態にさせ、コレット・ラオ・クルールを自決に追い込むが、最後の力を振るったムグミカに召喚されたナ・イ・ンの炎により再度重傷を負う。アマテラスの正体を見抜き、アマテラスにとって自分をはじめ人類は虫けら同然と見ており、魔導大戦もアマテラスにとって取るに足らないものだと指摘する。ただし自身の正体について自覚のないアマテラスには詭弁と評されている。
悪役として描かれてはいるが、他人に対して礼節は欠かさず、無名であっても実力のある人材を多く登用するなど王としての品格は備えた人物である。逆に言えば、作中においては絶対的な「悪」や「魔王」といった存在ではなく、あくまで新興国の有能な君主でありダイバーにすぎない。
『DESIGNS』での設定上では最終的に3075年にマグダルによって完全に滅ぼされる。
デコース・ワイズメル
#黒騎士の項を参照のこと。
ビューティ・ペール
バッハトマ魔導軍団長。ザンダ財団と対立するユーコン財団の会長でもありバッハトマを財政上も支えている。元々ディ・バローを支援していたが、復活したボスヤスフォートが成り代わるとそのまま臣従した。フロートテンプル奇襲では「エイリアス」を使った攻撃でハインド・キルやミューリー・キンキーを翻弄した。またミラージュの魔導士「ズーム」の母親であり、フロートテンプルで再会した時には彼女が自ら止めていた成長を促進させてしまった。実は超帝國皇帝団の直系の血筋を引いており、フルネームには皇帝を示す「アッセルムラトワ・ディスターブ」の名が入っている。また、マグダルやボスヤスフォートほどではないがダイバーフォースの力を有しており、登場する時代が違えばアトールの巫女になった可能性がある。なお初登場時は化粧の物凄く濃いキャラとして描かれていたが、その後は登場する度に化粧は薄くなっていき、最終カットであるハスハ戦の際には別人といっていいほどに若々しく描かれていた。
ケサギ
バッハトマ騎士団の副将格。ミミバ族出身だが、相撲取りのように丸々と太っている。しかし見掛けに反して動きはすばやい。小天位であるオルカオン・ハリスを足止めするほどの腕前を持つ。捕まえた相手にカエルの着ぐるみを着せて泳がせたり、リアル羽根突きで顔を真っ黒にするのが趣味らしい(傍目には気味悪い事ばかりしているが憎めない性格のためバッハトマでは重宝されているとのこと)。魔導大戦では騎士とダイバーを率いて逃走するマグダル皇女とヘアード・グローバーを追跡するが、ヘアードの「ねーちゃんキック、でもちょっとオバサンなのバージョン」を喰らって悶絶、数年間入院生活を送る羽目になる。
カエシ
ケサギのパートナーで常に行動を共にしている。ジュノーでの内戦ではガスト・テンプルを駆ってケサギと共に30騎のMHを撃破する。マグダル皇女とヘアード・グローバーを追跡してあと一歩まで追い詰めるが、突如乱入したファルク・U・ログナーに阻まれて断念する。ログナーと対峙した時は騎士戦になると思われたが、一目でログナーの実力を知ると一礼し、「死神は本当にいるもんだ」と呟きながらその場から逃げている。
泉興京巴(せんこうけいともえ)
本名は「堀川南桐院亜矢之巴(ほりかわみなみのとういんあやのともえ)」。デルタベルン星の貴族出身の騎士だが、ファティマが大嫌いなために(実際に騎士としての能力自体は低い)モーターヘッドには乗らず、諜報、工作といった活動を専門に行う(こちらの能力に関しては突出して高い)女忍者。前述した事情から剣による一対一の戦いよりも、配下の忍者を集団で差し向け、手裏剣や煙幕などで攪乱しながら戦うと言った戦法を好む。諜報員としては優秀な部類に入るのだが、情報収集のために「亜矢子」の偽名を使って接近していたヒューア・フォン・ヒッター子爵の正体がダグラス・カイエンであることを最後の最後まで見抜けなかったなど、時々間の抜けていることもある。ちなみにヒッター子爵のことはバカにしながらも意識して気にかけていたようである。バッハトマ入りする前まではフリーの女スパイとしてイラー・ザ・ビショップと契約、アシュラ・テンプルの試し斬り相手を探すために奔走していた。ファティマへの嫌悪と憎悪は相当の物らしく、パルスエットがアシュラ戦後に陵辱されるように町のチンピラを焚き付けていたり、アイシャ・コーダンテを誘い出すため拉致したアレクトーの脚筋を切断したりしている。
バギィ・ブーフ
バッハトマのペイジ侵攻時にデコース・ワイズメルの右翼を務めた強力な騎士。本人はそのことに非常にプライドを持っており、自分を差し置いて自分より腕の劣る若い騎士たちが分不相応なほどの多大な恩賞を受けたり、実力の無い騎士ほど自分を売り込みたいがために強がったりハデな格好をしたりすることに正直辟易しているようだ。アララギ・ハイトとは旧知の仲。
ジョー・ジィッド・マトリア
元三ツ星傭兵騎士団の若い騎士。パートナーはクープ・ファティマのニナリス。名誉欲が強く、星団トップクラスの騎士やファティマを軽口ながら人前で堂々とこき下ろし、後に「背徳者ジィッド」と呼ばれるようになるらしい。ハスハ陥落戦にMHアウェケンを駆って参戦し黒騎士デコース・ワイズメルに次いでA-トールを撃破する。バッハトマに接収された剣聖ダグラス・カイエンのMHシュペルター(新設定ではGTMデムザンバラ)を自ら望み、その戦功の褒美として与えられる。いささか高すぎる報償だが、デコースやボスヤスフォートはこうしたバッハトマ内の実力主義が外部に知れ渡ることで、功名心を抱く無名の才能が多く流入することを期待している。実はシュペルター(デムザンバラ)を扱えるだけの技量はなく、パートナーのニナリスがデチューンすることで扱えていることに全く気付いていない。ベラ国攻防戦終盤、勝敗を決するためツラック隊隊長ナルミを確実に討ち取るべく奇襲をしかけるが想定外のアイシャの参戦により返り討ちにされて敗退する。
アララギ・ハイト
ダグラス・カイエンによく似た風貌を持った騎士。ただし騎士としての実力はカイエンに遠く及ばないどころか工場製のファティマにすら見向きもされないほどの最下級の「クズ騎士」[15]。カステポーで騎士警察をしていたが、立身出世を夢見て騎士警察の任務を放棄してナカカラ入り。どこかの国家騎士団に興味を持ってもらおうとカイエンの名を騙り振れ回っていたが、自分のことを知るバギィ・ブーフに正体を明かされ暴行を受ける。しかしハイトはその場でバッハトマに雇ってもらえるよう懇願し、泉興京巴の忍者部隊の一員として雇われる。見たままの最下級の実力ではあるが、なぜかデコースのような強い騎士をして「何かある?」と感じさせるものがあるらしい。3031年デコース直々の指名でリフレッシュのため里帰りすることになったエストのエスコート役となり、その先で会ったミースに惹かれて後にミースのために命を掛けるようになっていく。

メヨーヨ朝廷[編集]

クラーケンベール・メヨーヨ
メヨーヨ朝廷の第3王子でランナバウト(遊撃)騎士団団長。イラー・ザ・ビショップの死亡によってロスト・ファティマとなっていたアナンダから機密が漏れることを防ぐために、ファティマ娼館に潜伏していたアナンダを殺害。同時に娼館関係者を皆殺しにすると共に捕らえられていたエストやパルスェットら他のファティマを解放した。その時エストのパートナーになるも黒騎士にはなっておらず、エストの意を汲んで短期間で契約を解消している。その後、父を倒して皇帝の座を奪いクラーケンベール大帝となる。ダイアモンド・ニュートラルが開発したアシュラ・テンプルの性能が十分に高く、アシュラ・テンプルDDとして正式に主力MHに採用されてしまったため、自分専用騎としてフランベルジュ・テンプルを発注し、姫沁金剛と命名している。バランシェ・ファティマのアンドロメーダをパートナーとし、魔導大戦に自らMHを駆り参戦している。非常に好戦的な人物だが、人望は厚い(作者いわく、「敵にまわしさえしなければ、かなりの好人物である」)。大帝になってから髭を生やしていた(実際は付け髭)が、3031年ワスチャ・コーダンテと出会い彼女にプロポーズした折、「髭が似合わない」と言われて外した。その際ワスチャに「そのほうが絶対いい♪」と言われ気を良くしていた。
クライマー・パイドル
クラーケンベールの副官で天位騎士。初代黒騎士ツーリー・パイドルの血縁と考えられる。魔導大戦では「ドラゴン・トゥース」装備の先行生産型のアシュラ・テンプルDDを駆り、フィルモアとの軍団戦に参加する。その後、訳のわからない動作をするワスチャ・コーダンテとヒュートランの駆るルミナス・ミラージュに翻弄されるハメになる。
イラー・ザ・ビショップ(~2989)
メヨーヨ戦闘司教でランナバウト騎士団教官。パートナーはサリタ・アス・ジンク作の少年型ファティマ・アナンダ。新開発のMHアシュラ・テンプルの実戦テストとしてカステポーで29騎の首狩りを行っていた。アシュラ・テンプルの性能の高さは十分に証明されたが、30騎目のミューズ・バン・レイバックのバングに敗れ自爆する。

コーネラ帝国[編集]

アジャンタ・ルーパート二世
コーネラ帝国の皇帝。ナン大陸南方の小国だったコーネラ国を重産業国家に確立することで帝国として勃興させた。自らも優秀な科学者である彼は、システム・カリギュラの手を借りエトラムルファティマを固定装備とすることでファティマの不安定性を排除したMHカナルコード・エリア・ナインの開発を進めている。爬虫類のような独特の容貌をした人物。
マヨール・レーベンハイト(マヨール・バランカ)
元はコーラス王朝バランカ家の王子であるが、国を出て修行のため傭兵として諸国を転々としている騎士。剣の師はアルル・フォルティシモ・メロディ。アマテラスの分身・東の君がその実力に目をつけ、間者に監視させていたという。バランシェ・エトラムル「ロンド・ヘアライン」を所持。
3007年、庇護下にあったイズモより旅立ち、コーネラ帝国の騎士団長となる。以後K.A.N.のテストパイロットとして開発に当たる。3030年、皇帝アジャンタ・ルーパート2世の命を受け、試作機カン・アーリィと共に実戦テストのため魔導大戦に参戦するが、彼と行動を共にすることになる「シオの番人」ビビエ・6には警戒心を持っている模様。

ガマッシャーン共和国[編集]

ナオ・リンドー・レイスル(シュバイサー・ドラクーン)
ガマッシャーン共和国、レイスル3党首の一人でレイスル騎士団長。2代目黒騎士ロードス・ドラクーンの孫。
世間では「ナイトキラー」「泰天位蹴り」などの大仰な二つ名で知られているが、その実態は「へたれ騎士」であり、 実戦にあっても後方から指示を出す「軍師」という立場を取り、なにかと戦いを避ける傾向にある。祖父がエストのマスターだったからといって、周りがエストを継承させようとしたが拒否されてしまうという恥ずかしい逸話持ちで、そのことで部下にも笑われているほか、パートナーの令令謝にもあなどられている。

惑星カーマントー[編集]

イズモ・アストロシティ[編集]

ダイアモンド・ニュートラル(金剛)(2930~)
愛称は「ニュー」。宇宙労働者の家系出身で、騎士の力に加え、星団で唯一MHマイトとファティママイトの能力を持つ。パートナーはバランシェ・ファティマNo.1のクーンであるが、バランシェ開発のエトラムル・ファティマ「ムーンチャイルド」も所有する。
ファンタスマゴリアと呼ばれる「時の停止する空間」で宇宙船事故に遭い、その場に居たファティマ・ラ・オプティカル・タイ・フォンに資質を見出され助けられたことからその能力が開花したものと思われる。本来は男性だが、研究の邪魔であるとして自ら男性器を切除しており、星団で唯一「中性」と認められている。国家や騎士団からの依頼により開発するMH「テンプル・シリーズ」がMHの代表作。またL.E.D.ミラージュのイレイザー・エンジンとネオキチン製半透明積層装甲をアマテラスより手に入れ、3騎の「マィティ・シリーズ」を開発する。また彼の開発したファティマたちは「スターズ・シリーズ」と銘打たれている。
3007年、ジョーカー星団では使えないほどの強力なレッド・ミラージュを作ったアマテラスの真意を察し、人類の誇りにかけて神々との戦いを決意する(後の時代に「システム・カリギュラ」に加わる)。その8年後、プリンセス・タイトネイプの件で泰千錫華と共にフロート・テンプルに乗り込んだ際には、想定敵であるはずのアマテラスとラキシスのあまりの飾り気のなさに慌てふためいている。
備考:通常マイトはそれぞれ最高5本のシグナル・ボーダーの着装が許されているが、ダイアモンドは10本ボーダーを着装する。万能であるアマテラスもダイアモンドと同様の能力を持ってはいるが、バランシェの存在からファティママイトとしての活動は行っておらず、レディオス・ソープとして行動する際にも、マイスターを示す4本ボーダーを着けていない。
泰千錫華(たいせんすずか)
イズモ市長。同市の特産品であるメトロ・テカ・クロム鋼「玉鋼」は騎士やMHの刀剣の材料として珍重されており、その価値を利用して市の自治権を勝ち取ると共に、長年虐げられてきた宇宙労働者の地位向上に尽力している女傑。自身も優れた刀匠であり、騎士にして4本ボーダーを持つファティマ・マイスター。ダイアモンド・ニュートラルの庇護者でもある。パートナーはダイアモンド作のカリオペー002。

黒騎士[編集]

ファティマ・エストをパートナーとする騎士にのみ許された称号。またエストと共に開発されたMHバッシュ・ザ・ブラックナイト(新設定でのGTMダッカス・ザ・ブラックナイト)の通称でもある。バッシュ(ダッカス)に相応しいとエストから認められた騎士は「黒騎士」と呼ばれ、自動的にバッシュ(ダッカス)の騎士となる。ただし黒騎士はエストの生涯を通じて5人のみであり、エストは様々な騎士をパートナーとする経歴を持つが必ずしも黒騎士を名乗るわけではない。黒騎士を名乗れるのはあくまでバッシュ(ダッカス)との相性が良く、バッシュ(ダッカス)を乗機とすることの出来る騎士だけなのである。なお歴代の黒騎士の中では3代目のデコースが最もエストとバッシュ(ダッカス)を使いこなした騎士として記録に残っている。5代目グラードの死亡によりエストはバッシュ(ダッカス)と共に眠りに就くことを決意するが、それ以降も歴史には名を残していることから復活すると見られる。

ツーリー・パイドル(~2930)
エスト自身が探し当てた最初のパートナー、つまり初代黒騎士。しかしツーリーはその時点で既に引退していた。引退する前のパートナーはコンコード。ファティマ・静の回想に登場。静はアルテン・サヤステのバングで黒騎士を破り、ツーリーは死亡した。
ロードス・ドラクーン(~2990)
2代目黒騎士。初代黒騎士ツーリー・パイドルは初戦で死亡したため、黒騎士として世に知られた最初の人物である。筆頭騎士を返上し流浪の生き方を選んだ人物でもある。その剣技と人格で剣聖デイモス・ハイアラキと並び賞され、複数の国家で剣指南役を務めた剣豪。雰囲気にただならぬモノを感じ取りアマテラスを嫌うが、その分身であるレディオス・ソープには好感を持っていた。これはその後、伝統と化したようで、ダイアモンド・ニューと錫華御前はまったく同じ。
カラミティ星に隠棲していたモラード・カーバイトを訪問中にコーラス23世と出会い、その後コーラス23世と共に世界を旅して回り、師となった。コーラスのトリオ騎士団でも指南役として迎え入れられ、コーラス-ハグーダ戦にも参加。コーラス23世の娘セイレイも師事した。カステポーで出会ったデコース・ワイズメルの素行を正そうとしたが返り討ちとなる。急所は外れていたものの、ロードスは潔い死を選んだ。
デコース・ワイズメル
3代目黒騎士。人差し指だけで相手を斬る「ストラト・ブレード」を得意とするカステポー出身の狂戦士。性格はねじ曲がっているが確固たる意志を持っているうえ、騎士としても超一流の天才。剣術は相手や状況に合わせて一刀・二刀を使い分けるなど、我流で型を持たない。品性下劣の変態だが、魔導大戦では仲間や部下には気配りを欠かさず、剣指南としてはもちろん指揮官としても優れた面を見せる。ファティマのことは完全に兵器と理解してあつかっており、フローレスファティマであるエストを一見ぞんざいととれるコミュニケーションをしているようで完全に使いこなしている(DESIGNS4)。スパークとの間に後のミラージュ騎士で剣聖のベルベット・ワイズメルをもうける。
2988年のファティマお披露目では、領主ユーバー・バラダの甥として登場。アマテラスとラキシスのK.O.G.に一瞬で斬り倒されるが、むしろ物語の最強のトリオを相手に生き延びた事が彼の超絶な能力を示している。また、それ以前には中古のデヴォンシャとエトラムル・ファティマでフィルモア主力騎サイレン3騎を難なく倒した。まだ無名であったせいで、このときの戦闘がフィルモア国内で醜聞として広まり、生き恥を晒したバーバリュース・Vと愛娘クリスの人生を大きく狂わせてしまった。
2990年、自分に意見をした2代目黒騎士ロードス・ドラクーンを二刀流で返り討ちにし、数年後バーシャに扮したエストと巡り会いマスターとして求められたものの一旦は拒否。しかしエストが正体を現し黒騎士として認められたと判るや、ねじれた意義を見出して黒騎士となる。バッハトマ騎士団長としてA.K.D.フロートテンプルへの奇襲では、ミラージュ騎士団のステート・バルロに重傷を負わせ(絶命したと思われたが魔導大戦で復帰)、ウラッツェンを圧倒。ヌーソードを殺害するなど、鬼神のごとき力量を見せ付ける。ただし、過去に「ハスハで最強」と言われていたミラージュ騎士スパークとは、痛み分けとなっている。このとき「慧茄の出来損ないが」と悪態をついており、スパーク=薔薇の剣聖マドラ・モイライと知っている節がある。1対1の戦いだけではなく乱戦も得意としており、魔導大戦のハスハ首都ベイジ進攻では、重棍装備のA・トールを次々と撃破してMH戦でも鬼神の如き強さを見せつけた。物欲や名誉欲は乏しく、ベイジ制圧後、戦利品のMHシュペルター(新設定ではGTMデムザンバラ)を駆け出しのジィッドに与えてしまう。
バンドライン・ゴール
4代目黒騎士。詳細は一切不明。名前と「アマテラスのボォス侵攻戦時点の黒騎士」という設定だけ公開されている[16]
グラード・シドミアン(~3960)
5代目黒騎士。A.K.D.の支配下に置かれた星団で、唯一残った国家であるコーラス王朝のコーラス25世に招かれ、反A.K.D.として集った騎士らを吸収した騎士団の団長を務める。A.K.D.の侵攻により王朝は滅亡したが今後の復興に備えジュノーンとクローソーを密林の奥地に隠す任務を行う。その帰途で若きミラージュ騎士カーレル・クリサリスに捕捉され、65時間という一騎討ちの激闘の末、カーレルの捨て身により討たれて死亡する。その地でエストは黒騎士と共に眠りへ就くことを決意する。
星団史上最強且つ最凶の性能を持つL.E.D.ミラージュを擱坐寸前まで追い詰めた唯一の人物。グラードが搭乗していた当時のバッシュは、彼の名を取って「ブラック・グラード」と呼ばれていた。

システム・カリギュラ / シオの門番[編集]

AD世紀超帝國時代に結成されたガーランド(ここではまだGTMやファティマの開発者を指す意味ではなく、科学者組織を指す意味)。スタント遊星太陽系の調査を任務とし、同太陽系に入植した。ジョーカー星団には任務の合間の息抜きと知識の探求に干渉しているだけであり、純粋な知識の権化。モラードは彼らのことを饕餮(ここでは知識欲の魔物という意味で)と評した。「シオの門番」はカリギュラの代表騎士団。 ジョーカー星団でカリギュラが後援している代表的な組織としてはブーレイ傭兵騎士団やカステポーの預かり屋などがある。また、ウモス社会主義共和国連邦とはもっとも関わりが深い。

ビビエ・6(ゼクス)(B-B-A-6)
システム・カリギュラの代表騎士団「シオの門番」の一人。魔導大戦の最中、ボォス星のコーネラ帝国を訪れ、同国皇帝アジャンタ・ルーパート2世とある契約を交わし、それに基づいてスケーヤ騎士団長マヨール・レーベンハイトとMH「カナルコード・エリア・ナイン (K.A.N.)」、K.A.N.を設計したMHマイトのバルター・ヒュードラーらを借り受けた。第12巻終了時点ではその意図は不明。
イーヴィー・3(ドライ)(E-V-3)
システム・カリギュラによって作られた人造騎士。生体兵器とでもいえる存在で、作中では腕からヒレ状の暗器らしきものを生成させている。魔導大戦ではナカカラから聖宮ラーンに向かうアルル・フォルティシモ・メロディを追跡中。
エルディアイ・ツバンツヒ(L-D-I-20、スペック)
ミラージュ騎士団#第2期 グリーン・レフト参照。
ユーゴ・マウザー教授
ユーゴ・マウザー参照。
ギルフィー・ビリディン(プロフェッサー・ビリジアン)
『F.S.S. DESIGNS 1』初出。システム・カリギュラの主任教授で「輪波理論」の提唱者。若い頃バルチックアカデミーに在籍していたが、アカデミーと自身との学術研究の質の差から数ヶ月で去った過去を持つ。
ダイアモンド・ニュートラル
ダイアモンド・ニュートラル(金剛)参照。

その他の国家・騎士団[編集]

ディ・バロー(~2992)
ボォスの小国シーブルの宰相。強力な老魔導師(ダイバー)。高齢により既に身体は半ばミイラ化しており、ダイバーパワーによって生命を保っている。L.E.D.ドラゴンの死期が近いのを悟り、伝説の「命の水」を入手してその力で天照のパラ・ギルドを倒す事を画策、自ら捜索部隊に同行する。しかし全てはその精神に寄生していたボスヤスフォートに操られていたに過ぎず、「命の水」入手と共にボスヤスフォートに取って代わられて消滅した。
メイユ・スカ(~2992)
ボォス・ウースー共和国の国家騎士。ファティマ・リンザ(ムーン・カッパー作)と共にMHザカーを駆る。ツァイハイ自治区でカイエンに挑むも破れて撤退。その後ザカーの制作費を国家予算横領とされて国を追われ、ディ・バローに拾われてシーブル親衛騎士団長となり「命の水」捜索部隊の指揮を執る。一見権威主義で融通の利かない管理職風で、敵に対しては情け容赦ないとの悪名が高いが、騎士としての腕は確かで軍の指揮官としても一流であり、兵からは信頼されていた。また銘無しファティマを卑下する一方で、バランシェ・ファティマを「スペックばかりの役立たず」と評している。最期はヤクト・ミラージュの餌食になりリンザと共に死亡。
ミハイル・レスター(~2989)
ツァイハイ自治区で防衛に当たっていた中年の雇われ騎士。工場製ファティマ・パルスエット(彼は最期まで「パルセット」と呼んでいた)と共に中古のデヴォンシャ型MH「プルート」を駆る。以前はウモス青銅騎士団で青騎士を駆っていたが、友人であるオリバー・メルシュの弁によると現在の青銅騎士団長ベルミ・クローゼの策略によって追い出されてしまった。城に侵入してデータを盗んだダグラス・カイエンをバル・バラと地雷で追いつめるが、身を挺したアウクソーの犠牲により取り逃がす。その後ウースー本国より出張ってきたメイユ・スカに追撃の任を奪われると、密かにゲリラの拠点の村に入り、ミース・シルバーを救ってカイエンと和解する。その後スカにカイエンを取り逃がした責任を負わされてウースーを追われ、「ドラゴン・ロード」を移動中にイラー・ザ・ビショップのアシュラ・テンプルに果たし合いを挑まれて戦死。カイエンはその死を悼んだ。
オリバー・メルシュ
ウモス青銅騎士団所属第2カンプグルッペ隊長。GTM青騎士ボルドックス・ガーネット(紫苑鋼)を駆る。ミハイル・レスターとは友人だった(ちなみにレスターからはオリバー・「メッシュ」と呼ばれていた)ため彼を策にハメて追い出した現団長のベルミ・クローゼに憤りを感じている。パートナーはアニー・ポロンのジャカルナ。
ベルミ・クローゼ
ウモス青銅騎士団長。レスターを策略によって追い出した張本人だが悪人タイプの人間ではなく国家のために悪役をあえてやるタイプ。そのためレスターやメルシュに対して悪役をやれないことには理解を示さないだけで悪感情を持っているわけではない。
ゾーア・パイパー将軍(~2992)
傭兵騎士団パイドパイパーを率いる老騎士。ウモスの青銅騎士団からキャリアを始めて、AP騎士団のバローラ支隊長に就任するほどの実力者であったが地位が高くなるにつれて現場から離れてしまうため、現場で戦いたいという欲求から独立してパイドパイパーを立ち上げた。自身がバキンラカン帝国より褒賞として貸与された名騎クルマルス・ヴァイ・オ・ラを部下イアン・ケーニヒに譲って自身は青騎士を駆るなど、スカにさえ感服されるほどの高潔かつ理性的な人物であり、部下の信頼も厚く、国家騎士団で実績を積み上げたことから多くの国家の支援を受けている。パートナーはモラード公のビルト。ディ・バローの依頼によりメンバーの半分と共にカステポーに降り立ち、自ら青騎士で出撃するが、シャフトとパルテノの駆るヤクト・ミラージュの最初の餌食となる。
ジャグ・ケルシャー(~2992)
パイドパイパーに所属する騎士。同僚のケーニヒやマエッセンと同レベルの実力を持つと思われるが命の泉争奪戦において、ゴーズのブラッド・テンプルと交戦した際、後詰に回ったことが運命を左右してしまう。ケーニヒやマエッツセンは見せ場を与えられた上に生き延び、出世?を果たしたのに対し、ケルシャーはその後に降り立ったヤクト・ミラージュに瞬殺されてしまった。特に強い印象を与えられずに物語から退場せざるをえなかったという意味では不運としかいいようがない。パートナーはアルミオン・エイボスのウィルマ。
ジョルジュ・スパンタウゼン
宇宙の戦神と謳われたイオタ宇宙騎士団の前団長。平時に於いてはカステポーのヴァキシティにて「WAXTRAX」というバーのマスターをする傍ら、星団中のあらゆる情報の収集及び売却を行っているが、騎士団長の座をジャコー・クォン・ハッシュに譲った後はむしろこちらを本業としているようである。ボード・ヴュラードやダグラス・カイエン、ヤーボ・ビートとは馴染みの仲。パートナーはダスター・コバルト作の男性型ファティマ・スクラープ。
2989年、修行のためにカステポー入りしたミューズ・バン・レイバックにカイエンと壊し屋の話を聞かせる。2995年、デコース・ワイズメルに重傷を負わされたヨーン・バインツェルの処置を巡ってナトリウム・シング・桜子と言い争う。
三条 香(さんじょうこう)
イオタの女騎士でジャコーの補佐役。パートナーはバランシェの男性型ファティマ・大門。
ちなみにイオタでは光剣(スパッド)をドス(DOS、ダイナミック・オプティカル・ソード)、実剣(スパイド)をヤッパ(JAPPA、ジャパニーズ・プレシジョン・アームズ)と呼ぶらしい。
アイオ・レーン
ジャスタカーク公国の筆頭騎士であり、旗騎グルーン・エグダグラインを駆る。ファティマはバランシェ・ファティマの時。「ナイト・オブ・ナイツ」と呼ばれる程の騎士であり、天位を持つ。ジャスタカーク公国騎士団の団長であり、2980年代時のブーレイ傭兵騎士団の団長を務めたひとりである。第5話パート8で初登場し、ヨーンの心得違いを叱りつけた。魔導大戦では公国軍を率いてハスハに降下し、ギーレル・ハスハ王国東部を占領している。

ファティマ・マイト/AFガーランド[編集]

ファティマ(AF)を生み出す能力を持った人々。その能力の重要性と希少性により戦時であっても渡航が事実上自由である。故に国家の分類とは分けて記す。 なお、ファティマ・マイトの名前は地球上にある元素または化合物の名前が一部に付けられている。

星団四大ファティマ・マイト/AFガーランド[編集]

ファティマ・マイト(AFガーランド)の中でも頂点に立つ存在。時代によって変動や欠員があり、2980年代と3030年代の双方に名を連ねているのはモラード・カーバイトとプリズム・コークスだけとなっている。

クローム・バランシェ(クローム・バランス・アイツ・フェイツ・エルフ)(2460または2499~2989)
この話のヒロインである「運命の三女神」=アトロポス、ラキシス、クローソーの製作者。
元々はデルタベルン星エラン連邦のフェイツ公爵家(のちにエランを脱退し天照王朝に加入)の11代目当主。バランス家は代々科学者を輩出する家系で、5代前の先祖ウラニウムがファティマの基本理論を発案し、その孫リチウムが最初のファティマを製作している。
母アルセニックの下で幼少時より天才的な才能を発揮するが、自分の探求心や信念を世間の倫理より優先させるマッドサイエンティスト的性格のため、学会を追放されるなど周囲からは異常者扱いされて不遇の日々を送っていた。星団暦2629年、戦争中のアドラー星サン・ローのファティマ・ファクトリーでレディオス・ソープ(ソープ・ダッシュ)ことアマテラスと出会い、彼をパトロンとしてファティマ・マイトとしての名声を確立する。
同じアドラー星にあるトラン連邦のバストーニュに研究所を兼ねた居城を構え、老化が進むとファティマのボディに自らの脳を移植させてまで研究に没頭していたが、真意は老化が起こらないアマテラスとなるべく長く添い遂げたいとの思いからである。光の神であるアマテラスの正体をうすうす感じており、その分身であるソープには恋愛にも似た感情を抱いていた。
ファティマに対しては、一方ではクーンに対する生殖機能付与、運命の三女神に対するダムゲート・コントロールの除去など過酷な実験を課すなど冷徹な反面、ラキシスの「ダブルイプシオン」化や星団初の4ファティマの一人「インタシティ」のハルペルとしての再生などファティマの望みを叶える一面も見せる。ダグラス・カイエン、プリズム・コークス、ミース・シルバーらを養子として引き取ったが、カイエンとの折り合いは良いとはいえなかった。
46番目のファティマの基礎研究結果をミースに託し、2989年の冬、老衰と薬物中毒のため5巻にて死去。
宇宙船のマイトでもあり、死の直前、自ら設計した次元航行デバイス搭載艦「ザ・ウィル」の図面をアマテラスに託している。
『プロムナード』では、ちゃあ・てぃ(ワスチャ・コーダンテ)のアルバイト先の主人「公爵様」(「お館様」「領主様」とも)として登場。ただし既に故人であり、登場人物の会話の中のみでの登場となる。かなりの資産家で、ファティマ育成に関しては45人の孤児を引き取って育てていたとの説明をされている。
モラード・カーバイト
アドラー星のダスニカ神聖連合出身。クローム・バランシェの親友にしてライバルで、貴族出身で神経質な面のあるバランシェとは対照的な豪放磊落な性格。コーラス22世やその子23世、二代目黒騎士ロードス・ドラグーンとも親交があった。ミース・シルバー・バランシェの恩師の一人でもある。
同じアドラー星のシュリーズ共和国にあるマイト養成学校「バルチック・アカデミー」で「開校以来の天才」と謳われ、星団暦2876年、既に著名であったMHマイトのルミラン・クロスビンと組んで、それぞれ専用のMHブラックナイト(のちのバッシュ・ザ・ブラックナイト)とファティマ・エストを完成させる。その後両者が預けられたバキンラカンに移るが、ブラックナイトとエストとの組み合わせがあまりにも強力な戦闘力を誇ったため、この二つを得たい騎士間の争いに巻き込まれクロスビンは客死し、モラードもカラミティ・ゴーダーズ星のマルサラにて半ば世間と隔絶した生活を送っていた。のちバランシェの容体悪化を知りアドラーに帰郷、バストーニュに近いペトルカに居を構える。
作成するファティマはバランシェ作に匹敵するクオリティを誇り、バランシェ亡き今は星団最高のファティマ・マイトである。2989年、コーラス軍を支援するため訪れたコーラス城でラキシスと出会い衝撃を受け、2997年にはインタシティの老衰死に立ち会っている。特に前者は彼のその後の人生に重大な影響を与えたとされる。後にバランシェ同様に脳移植による延命を行い、最高傑作「タワー」を完成させている。
ミース・シルバー・バランシェ
クローム・バランシェの養女でフェイツ公爵家の後継者。カーマントー星の労働者の家に生まれ、父親の死後カステポーとシーブル(のちのバッハトマ)の境にあるツァイハイ自治区のメトロ・テカ・クロム鉱山に移るがそこで母を失い、反ウースー国ゲリラ首領の女性「A.T.」(アトロポス)に育てられる。A.T.の失踪後はダグラス・カイエンによってクローム・バランシェの許に預けられ、そこでマイトとしての才を見出される。バランシェの死後、その名を継ぐファティマ・マイトとなる。一般には「バランシェ」と呼ばれている。
いわゆる「女傑」の多いF.S.S.の女性キャラクターには珍しく穏健で献身的な人物だが、恩人であるカイエンに対する感情は尋常ではなく、そのことが、クロームから引き継いだMAXIMUMのプログラムを完成させ、星団暦で初めての「純血の騎士」=のちの剣聖マキシマム・ハルトフォラス(マキシ)を自分の子として生むという行動に彼女を駆り立てる動機となった。
2997年、モラード・カーバイトの助手としてワンダン・ハレー脱走事件に巻き込まれ、ハスハ・スクリティ隊が起こした山火事に遭遇するがモラード・ファティマのビルトに救われ、その行動に何らかの影響を受けた模様。3010年にハスハ入りし、自身の子宮をファティマのそれに置換するなどしてマキシ誕生の実験を行う。魔導大戦開戦後、死を予期したカイエンから光剣を託されハスハ王宮からの脱出を促されるが、カイエンのパートナーを解除されたアウクソーの精神崩壊もあってすぐには動かず、王宮で負傷者の治療やファティマのケアに当たり、その後昏倒したデプレ皇子のいるスバース市に向かう。3075年のハスハント解放戦の時点ではアウクソーともども王宮に監禁されている。
ナトリウム・シング・桜子
ボォス星アトール聖導王朝の女皇帝フンフトとジュノー星コーラス王朝を成していたメロディ公爵家当主ピアノとの間に出来た不義の子で、その事実は彼女のトラウマとなっている。アルル・フォルティシモ・メロディとは腹違いの姉妹。
母譲りの強力なダイバーパワーを持ち、スティール・クープに師事し若くして5本線のファティマ・マイトとなっている。ファティマと同じ天然素材の衣服を身に着けている。ボォス星ノーキィ・シティに住んでいたころ、ファティマ・バーシャを皮膚炎から救うために天然素材の下着を求めて自室に忍び込んだヨーン・バインツェルと出会い、その後デコース・ワイズメルとの私闘で重傷を負ったヨーンの治療にあたってから彼に惹かれている。魔導大戦ではワスチャ・コーダンテに無理やり連れ出されて戦場に立つ。現在はルミナス・ナイツ専属マイトとしてワスチャと行動を共にしている。
初期作品の霧姫とコロナがフィルモアのビオレート・トライトン王子とハスハのマイケル・ジョーイ・ギラという大物騎士のパートナーとなったことで、3020年代後半より師クープに代わって四大ファティマ・マイトに名を連ねるが、最年少ゆえ自信過剰の反面精神面でも能力面でも未熟な面があり、ワスチャや彼女のパートナー・ヒュートランの素性に気付かなかったり、ルミナス・ミラージュを装甲を換装したK.O.G.と見抜けず「しょぼいMH」と暴言を吐いたりしているが、メカ音痴であることは自身も認めている。
『プロムナード』ではちゃあ・てぃ(ワスチャ)の先輩にして悪友「キルスティン・スター」として登場。学園のプリンス・ジョーディ(ヨーン・バインツェル)にベタ惚れだったが振られた末、授業をサボり続けたことによる単位不足で1年留年するハメになった。春休みになった直後、ジョーディを追いかける為にちゃあを無理矢理連れ出した。
スティール・クープ
2980年代~3020年代において星団四大ファティマ・マイトと謳われた名マイト。
主にフィルモア帝国の騎士用にファティマを製作していた。作中にはラ・クラトーマ、シューシャ、パラーシャ、ベルクト、ニナリスが登場している。
現在は弟子のナトリウム・シング・桜子に四大マイトの座を譲って一線から退いており、やはり帝位を退いたレーダー8世らと共に「帝国老人クラブ」と呼ばれるサロンを作って余生を送っている。
プリズム・コークス
幼少時よりクローム・バランシェの養女兼直弟子としてバランシェ城で学業に励んでいた。その経歴からか、世間ではなぜか「バランシェの愛人」と呼ばれている。もっともかつてバランシェに言い寄ったが、振られたらしいことを少女時代のミースに漏らしている。
もっぱら既存のファティマのケミカル・ケアを中心に活動し、ダグラス・カイエンを庇って死亡したアウクソーを再生させている。その際、記憶を失っていたと思われたアウクソーが記憶を取り戻したことに驚愕し、バランシェが複数の情報体を製作しているのではと疑問を持つ。
アウクソーを失い落ち込むカイエンを容赦なく叱り飛ばすなど、かなりの女傑でもある。

その他のファティマ・マイト/AFガーランド[編集]

アルセニック・バランス(アルセニック・アイツ・フェイツ・バランス10)
クローム・バランシェの母で、フェイツ公爵家の先代(10代目。ミース・シルバーが継いだ時点で「先々代」)当主。国土そのものが大学ともいえるフェイツの元首として、教育機関の整備に尽力するなど学術立国に力を注いだこともあり、ファティマは「風の3ファティマ」(ユリケンヌ、シクローン、モンスーン)とオプティカル・タイ・フォンの4体しか製作しなかった。
バランス家はウラニウム以来天照家との縁が強い(治めるフェイツ公国も3020年にそれまで属していたエラン連邦から天照王朝(東方10カ国)に移籍する)が、アルセニックはコーラス王家と深い繋がりがあったようで、4体のファティマはいずれもコーラス王家に嫁いでいる。後に息子クロームが追求した超生命体「ダブルイプシロン」の基礎研究も行っており、タイ・フォンはその産物である。タイ・フォンが剣聖ハリコン・ネーデルノイドのパートナーとなっていることや特殊な任務を帯びていることなども含め、謎の多い人物である。
『プロムナード』では公爵様(≒クローム)の母親にしてルミナス学園の創立者として、登場人物の会話の中に登場する。
ウラニウム・バランス(アクチノイド・ウラニウム・バランス)
クローム・バランシェの5代前の先祖で初代フェイツ公爵。
騎士の反応速度を利用した生体コンピュータ「ファティマ」の基礎理論研究を最初に行った人物。その結果生まれたのが「生体演算理論」である。またミコトの招聘に応じて幼いアマテラスを診察し、その養育法を示唆した。
リチウム・バランス(~2389)
ウラニウム・バランスの孫で3代目フェイツ公爵。祖父・父の研究を継ぎ、史上初めてファティマの製作に成功した。フォーカスライト、ニーヴ、SSL、インタシティの4体を作り上げ、後にダイオードを製作する。
純血の騎士ナッカンドラ・スパーズからファティマの胚の基となった遺伝情報を得た見返りに、彼の血を薄め子孫をもうける手助けをしている。
発表直後からファティマの存在を快く思わない勢力から命を狙われ、居城にはフィルモアのノイエ・シルチスやコーラスのトリオなどの有力な騎士団が交代で警備に就いていた。ニーヴがジェスター・ルースを「マスター」と呼んだ首実験の会にもアマテラスやレーダー6世、エダクダらと共に立ち会っている。
ガリュー・エトラムル
リチウム・バランスの死後、非人間型ファティマを開発した。シェルで覆われた脳と脊髄のみのようなグロテスクな姿を見た識者から「これこそ、ファティマのあるべき姿だ」と絶賛され、以降、非人間型ファティマは彼の名を冠し「エトラムル」と名づけられた。
アーカス・マーキュリー
本編未登場。代表作にフローレスの称号を有し剣聖ヘリデ・サヤステのパートナーであった「湖のオーハイネ」
ギェーム・アイアン
本編未登場。代表作に「コンコード」
エーロッテン・ニトロゲン
本編未登場。代表作に「ラ・ベルダ」、「ネロス」
サリタ・アス・ジンク
女性マイト。現在はロッゾ帝国に在住しており、代表作に「オキストロ」、「アナンダ」師匠はエーロッテン・ニトロゲン博士。
アルミオン・エイボス
本編未登場。代表作に「シシステルケスレム」
カルス・スパンコール
本編未登場。代表作に「ソルティア」
ムーン・カッパー
本編未登場。代表作は「リンザ」
ガイガー・グラファイト
本編未登場。甥にミラージュ騎士団騎士のヌーソード・グラファイトがいる。

MHマイト/GTMガーランド[編集]

MH(GTM)の設計を行う技術を持つ人々。ファティマ・マイト(AFガーランド)同様、希少な能力を持つ存在だが、MHの性能は最高ランクの機密に分類されることが多いため、戦時の渡航は制限される。MHマイトの名前には基本的に実在する銃器メーカーの名前が当てはめられている。なおここには含まれないが、星団最高のMHマイトは自らミラージュマシンを設計したアマテラスのミカドである。

ルミラン・クロスビン
故人。カラミティ出身の天才マイトで、ベルリンやグルーンの他、破裂の人形の開発にも携わっている。モラード・カーバイトがバルチック・アカデミーに在籍していた当時はアカデミーの学長を務めており、傑出した才能の持ち主であったことが伺える。そのモラードと手を組んで、生涯最高傑作であるバッシュ・ザ・ブラックナイトを作り上げるが、エストを求める騎士の争いに巻き込まれ、心労で死亡したとされる。
ゼピア・コーター
故人。ナッカンドラ・スバースが搭乗したクルマルスシリーズや、ジ・エンプレスを製作した名工。アトール王朝と深い繋がりを持つ。
マギー・コーター
ゼピアの孫または子孫。自身もAトール・ESSQ(Aトール・スクリティ)やAトール・ダンダグラーダ(作中未登場)を手がけている。魔導大戦ではハスハにて各地の戦闘で損傷したAトールの修復や整備に追いまわされている。ファティマスーツマイスターのシアン夫人はバルチック・アカデミー在籍時代からの友人であり腐れ縁。夜這いに来たダグラス・カイエンを叩きだしたり、自身の立場に気を使うアルル・フォルティシモ・メロディに活を入れたりするなど女傑ぶりを発揮する一方で、カイエンを悼むためハスハにやってきたシアン夫人を気遣うところは女性らしいと言える。祖父と同じく鼻ピアスを嵌めている。
パラベラム・スターム
ロッゾ帝国のヘルマイネや個人所有向けのデヴォンシャシリーズ、メイユ・スカが特注したザカーを製作した名工。これらのMHはコストパフォーマンスに優れ、多くの騎士(特に傭兵)から愛用されているが、作中では登場したMHはいずれも敵役に回り、大した活躍をすることもなくやられている。もっとも、バルンシャ(デヴォンシャのロッゾ生産版)に乗り込んだデコース・ワイズメルは3騎のサイレンを瞬時に撃破し、プルート(デヴォンシャの3番騎)に搭乗したミハエル・レスターも最終的には撃破されたもののアシュラ・テンプルに剣を落とさせていることから、実力のある騎士の手にかかれば相当な能力を発揮する性能を持っている。
バルター・ヒュードラー
コーネラ帝国に所属する女性マイト。国主アジャンタ・ルーパート二世の命とシステム・カリギュラの協力によりMHカナルコード・エリア・ナイン (K.A.N.) の製作を進めている。人間型ファティマをMHの不安定要素として忌み嫌い、K.A.N.をエトラムルに特化した設計とした。
ストーイ・ワーナー
ミラージュ騎士団#第2期 グリーン・レフト参照。
ドクター・ブラウニー・ライド
星団歴初頭の科学者。MH登場以前のマシン・メースの設計が主。彼のブラウニー家は本編で活躍する多くのMHマイトの宗家でもある。ファティマ登場後はフィルモアのサイレン、ハスハのジ・エンプレスが代表作。
ルーテン・バルミドラン・シャープス
フィルモア帝国のMHを設計してきたブラウニー家の人物で、現在も多くのフィルモアMHを生み出している。最新型のMHである「ファントム」の設計者でもある。クープ同様「帝国老人クラブ」の一員。
マール・クルップ
星団暦2000年代中期のマイトにおける最高峰と言われた人物。コーラス21世の依頼によりエンゲージの設計を行っている途中に急逝、開発はルミラン・クロスビンが引き継いでいる。
メリンダ・クルップ・ショルティ
フィルモア帝国が誇るMH家系のひとつ、クルップ家の女性マイト。それまでサイレンの開発に関わっていた叔父のリーキ・クルップの後を受けて帝国筆頭MHマイトとなった。
ユーゴ・マウザー
システム・カリギュラのMHマイト(新設定でGTMガーランド)。
ストーイ・ワーナーと共に星団で使われているほとんどの機動兵器の基礎に携わっており、自身もMHローテキャバリー(新設定でボルドックスシリーズ)やブーレイT-233ボストーク(新設定でラムアド)の設計を行っている。
魔導大戦期にはバッハトマに与してGTMダッカスのオーバーホールを行いつつ、ディ・ヨーグン連合のGTMフドーも製作中。
ヘッケラー・バシントン
ユーゴ・マウザーの弟子。ローテキャバリーの構造を引き継いで青騎士を設計した。
ルーザーン・アストラ
MHマグロウを設計したMHマイト。
スカイドラ・ボーチャード
MHアウェケンを設計したMHマイト。
キアリ・セトメ
ジュノー星、ピチカート公国を拠点に活動するGTMガーランド。GTMカイリーダウン、およびそのバリエーションのアマルカルバリを手がける。
キルリ・セトメ
キアリ・セトメの孫娘。アドラーに拠点を構え、ディ・ヨーグン連合のGTMスダルダを設計することになる。

詩女[編集]

「うため」と読む。炎の女皇帝ナインより代々記憶と星団の歴史を継承している女性達で、旧設定におけるアトールの巫女に相当する存在。 ボォスの人々の支えとして数々の活動や助言を行い、表立って政治などに関わることはまずないが、星団の有力者などを始めとした後に歴史に名を残す人物へ向けた「預言」を数多く残している。 代々の詩女達はその活動内容や功績などに応じた呼び名が付けられている。

詩女原母 ヘリオス・ナイン・ユニオIII
詩女の母とも呼ばれ、詩女の記憶継承システムを構築した人物。超帝国ユニオの皇帝。詳しくは#AD世紀を参照。
黒の聖女 ヤーン・ダッカス・カステポー ユニオIV
ナインの実子。記憶を超帝国系列ではない女性に受け渡し、詩女の起点となった人物。詳しくは#AD世紀を参照。
中原の詩女 ナイミン・ハスハ・アトール
ヤーンから記憶を受け継ぎ、事実上初めて詩女となった人物。
星の詩女 スジタス・ボォス
二代目の詩女。ボォス星の名前の由来となった人物。
水引の詩女 アオイ・ラジョラ
緑の聖女 ジスデラ・トークナン
北限の詩女 ローショー・オーハイネ
開国の詩女 ヒュツァ・リルレ
ラーンの三代前の詩女。
花の詩女 ラーン・ユニオV(在位451~?)
「星団歴」と呼ばれるほど深く歴史に関わった詩女。星団歴451年に詩女となり、後のフィルモア皇帝サイレンと共に都行を行った。
実はナイン・ユニオIIIの実子であり、ヤーン・ユニオIVの妹に当たる(カイエンの叔母でもある)人物であった事が明かされており、ナッカンドラ・スバース同様何らかの理由でボォス星に残されたと見られる。
花の詩女 ゴティックメード』に登場するベリン・アジェリに当たる人物。
にきたまの詩女(輝きの詩女) ライヒ・ナカカラ(在位2010~2130頃)
クリスティン・Vに預言を伝えた詩女として登場。別名「トホホの詩女」。
あらたまの詩女 メル・クール・リトラ・天照(在位2015~2122没)
ナカカラと同時期に在位していた、もう一人の詩女。詳しくは#A.K.D.を参照。
集約の詩女 クルル・タイダル(在位2220~2300代)
全視の詩女 ホルリ・エダクダ(在位2355~2400代末)
抱擁の詩女 ルーザツギィ・ダルタン(在位2501~2600頃)
静寂の詩女 トーキィ・ジキジディ(在位2600代~2700代末)
晴天の詩女 ボルサ・バスコ(在位2803~2918)
ナッカンドラ・スバースから始まる純血の騎士の血筋を持つ詩女。2790年に始まったハスハ統一戦争に際して、若きダグラス・カイエンを剣聖にした。
沈黙の詩女・魅惑の聖女 ナトリウム・フンフト(在位2920~2961、3030~3070?)
一度は不祥事によって退位しつつも、2期目の詩女を務めた人物。詳しくは#ミノグシア連合(ハスハ連合共和国)/アトール聖導王朝を参照。
転生の王女 ムグミカ・コレット(在位2962~3030没)
詳しくは#ミノグシア連合(ハスハ連合共和国)/アトール聖導王朝を参照。
時(とわ)の詩女 マグダル・カイエン(在位3070?~3200代?)
詳しくは#ミノグシア連合(ハスハ連合共和国)/アトール聖導王朝を参照。

ドラゴン・ネイチャー[編集]

ボォス星のカステポー地方を聖域とする完全無欠の生命体である。指の数は6本。生物の形質は退化にて減ることはあっても増えることはないという事から、人間を含む脊椎動物の5本指を超える存在であることを示唆している。肉体は3次元に存在することから寿命を持つが、精神はより高次元の存在であり不滅だという。そのために一定期間の後に転生し、幼生となってまた成長を繰り返す。ただしクローム・バランシェの研究によるとそれは成長ではなく、遺伝情報体から変化していく「個体進化」であり、それを応用したのが複数の情報体を持つファティマ・アウクソーである。ドラゴンはおとぎ話にも登場することから有史以前から存在していたことになる。

AD世紀にボォス星へ入植してきた人類が我が物顔の振る舞いを見せた時、突如ドラゴンが現れ都市を攻撃し、ドラゴンと人類は全面戦争の直前にまで至った。事態はヤーン・バッシュ王女の奔走により、炎の女皇帝が謝罪したことで収拾されたが、その時に反省した人類はドラゴンとある契約を行い、それ以降カステポーは如何なる国家統治も許されない土地になった。ボォスの至る所に存在する不自然な地形は、全てドラゴンが作り出したものである。

存在するのはL.E.D.、ジェット、サンダー、フェザー、アースの5種5体。ドラゴン・ドロップと呼ばれる極めて希少な宝石を分泌し、人間やファティマに与えることがある。また、ボォス星の伝説ではそれら5体のドラゴンを統べるより高位な存在も居ると伝えられている。

なお、新設定においてはセントリーに差し替えられている。

L.E.D.ドラゴン
1本の角と白と赤のカラーリングが特徴の最強のドラゴン、ドラゴンの盟主である。この姿になると食事はしないうえに呼吸も必要がないという。L.E.D.ミラージュのデザインとカラーリングの元となっている。4100年に育ての親アトロポスとの約束を果たしデルタベルン星を消し去ることになる。3030年現在は幼生に転生している。
すえぞう
L.E.D.ドラゴンの転生した姿。本来の姿に成長した暁には再び最強の生物となるらしいのだが、騒がしく何にも役立たない手間のかかる迷惑な生き物に過ぎない。レディオス・ソープ曰く「でっかいペンギンみたいなの」「でっかいニワトリ」。人語を解する知能は持ち合わせるものの、他者をからかうような行動が多く、また物忘れが非常に激しい。食べ物の好き嫌いも激しく、基本的に野菜や果物と言った自然そのものの食べ物しか口にしない(最弱状態にある現在でもボォス生態系の頂点に座する存在であり、他の動物が彼のために食料を貢いでいる)。必殺技?は「げろブレス」
転生を予期したアマテラスは、ソープとなってL.E.D.ドラゴンにボォス星カステポーへ会いに行く。ソープは幼生の持つ命の水を求めるシーブル国の軍事行動により殺される[17]が、野獣に死体を食い散らかされているところに偶然、幼生と出会い、ソープは命の水に触れ蘇生する。幼生に連れられてL.E.D.ドラゴンの残留思念と出会い、命の水を代償として幼生を育てうる人物に託すように要請される。伝承ではL.E.D.ドラゴンはフォーチュン(未来)を差すことから「末々」、しかしそれでは立派すぎるので「すえぞう(末三)」とソープが命名した。現在はアトロポスに自分を育てさせている。赤いドラゴン・ドロップを分泌し、アマテラスを通じてファティマ・ラキシスに与えている(二つの破片をそれぞれが所有し、後にラキシスとK.O.G.が時空の彼方に飛ばされた時も、共鳴により唯一二人を結びつける道標となる)。
18097年、ジュノーですえぞうと特徴が一部似ている「きれいな動物」に再び転生しているようである。その姿は、後述するフェザー・ドラゴンの幼生「楊貴」に似ている。
新設定でセントリー幼生体となった際に姿形がそれまでの白に赤の二股尻尾から白に黒の2本尻尾に変化し「おきたらこーなってた」となんとなく『世界の改変』が起きたことを自覚している。
ジェット・ドラゴン
漆黒のドラゴン。ファティマ・バーシャ(=エスト)を守護する。黒騎士団団長のヤーン・バッシュ王女や黒き死の女神など黒という色に関連性があるのかもしれない。すえぞう曰く、バーシャがヤーン王女にそっくりなため、ジェット・ドラゴンはバーシャのことが好きであるとのこと。
サンダー・ドラゴン
青い美しいドラゴン。メヨーヨ朝廷がアシュラ・テンプル開発のために起こした「壊し屋」事件で、メヨーヨの研究班が搭乗する艦艇を消滅させ、メヨーヨの暴挙を抑止するため尽力したファティマ・静に青いドラゴン・ドロップを与えている。
フェザー・ドラゴン
黄金色のドラゴン。フロート・テンプルの動乱でサタンなどを撃退した。3010年頃に転生していたが、幼生の出現はアトール女皇帝ムグミカにより停められていた。その羽根や鱗は装飾品として希少価値が高く、その名はジョーカーの通貨単位「フェザー」と関係している。
楊貴(ヤンギ)
フェザー・ドラゴンの幼生。ムグミカの血の代償として転生を魔道大戦の勃発まで停められていた。ムグミカがボスヤスフォートに殺害されると同時に幼生は出現し、ムグミカは転生と共に作り出される命の水を用いてナ・イ・ンを召喚した。そしてナ・イ・ンは楊貴に憑依して行動することになる。なお楊貴としての性格はすえぞうとなんらかわらない(作者のコメントによるとこれは総ての幼生体に共通するらしい)。新設定でセントリー幼生体となった際やはり姿形が変化し、すえぞう同様になんとなく『世界の改変』が起きたことを自覚している。
アース・ドラゴン
翡翠色と琥珀色のドラゴン。ボスヤスフォートの前にムグミカが倒れ、本来の後継者マグダルも力を失ったことから、ナトリウム・フンフトを一時的にアトール女皇帝に復帰させ、フンフトと楊貴を連れてラーンへと向かう。
花櫚(オーリーン)
アースドラゴンの幼生。一見すえぞうより賢そうに見える顔つきはドラゴン・ネイチャーの幼生体の威厳を持っている。ただし、やはり性格はすえぞうとなんらかわらない。

セントリー[編集]

『月刊ニュータイプ』2013年5月号の設定改変以降にそれまでのドラゴンに代わって設定された同様の存在。 幼生や命の水の存在や、ボォス星における人類とのやりとりなどの設定はほぼ変わらないが、「星の意思の具象化」とされ、肉眼や観測機器では全く観測出来ず、特にボォス以外の他の星の人々からは存在自体が疑問視されている物として扱われている。しかし状況によっては目に見える姿を現すことがあり、それらが噂や伝説として各地で語られている。また、システム・カリギュラが求める「ショウメ」とはセントリーの幼生(詳しく該当するのは3031年時でまだ存在していないブラウ・ブリッツの幼生)である。

ライブ・コントローラー
セントリーの主で、物質の王としてあらゆる世界へ干渉が可能な力を持っている。人間にもその姿が見えるが、その姿は不定形で見た者によって全く異なるという。
かつてボォス南半球、旧超帝国南都ミギアを消滅させ、その名と同じ「ライブ・コントローラー」と呼ばれている跡を残している。
ブラウ・ブリッツ
雷のブリッツとも呼ばれ、空気やプラズマの実体化したセントリーとされている。
このセントリーの命の水を使ってセントリーのファティマ「タワー」を生み出せと詩女ムグミカがモラードに託した。
マグマ・ハイブレーション
星の内部の力が実体化したセントリ-。旧超帝国東都ハツーダンを飲み込んだ地形変動を引き起こしている。
カラット・ヴィンダー
光の実体化したセントリー。
パルサー・フローラ
真空と宇宙のセントリーで、主に宇宙空間に現れると言われ、地上から星が見えなくなるほど巨大であるとされている。

AD世紀[編集]

アッセルムラトワ・ディスターヴ
星団暦以前3500年頃に成立した「ファロスディー・カナーン超帝国」(超帝国ユニオ)の初代皇帝。彼と、ナインの時代が、超帝国とジョーカー人類にとっての最盛期であると言われている。
アーハト(緋紫の皇帝)
超帝国8代目泰皇帝。ナ・イ・ンは彼の抽出子であるという。AD世紀5000年代にスタント遊星と共に現れたサタン達を迎え撃ち、壊園剣を持って魔王タンツミンレを撃破している。
新設定においては同名の皇帝はナインの後に皇帝になった人物であるとされている。
ネッド・スバース(ナッカンドラ・スバース)(~2499)
レーダー太陽王の元で2000年以上凍結されていた超帝国皇帝団最後の純血の騎士。覚醒後はカラミティのスパチュラー国で圧政に苦しむ人々を助けるためにレジスタンス活動をしていたが、当時は「騎士」とは敵味方問わず破壊と殺戮を繰り返す「シバレース(呪われた騎士)」として人々の間で恐れられていたため、騎士の証である額の「ハイブレン・コントロール」の紋章をバンダナで隠し、武器もブラスターを使用するなどして自分が騎士であることを隠して行動していた。AD8383年、公安部隊との戦闘直後に現れたスパチュラー総統ヨー・タイインのハイブレン能力により行動を制御され囚われの身となるも、その時3000年ぶりに星団に帰還したナ・イ・ンと焔星緋帝騎士団によりスパチュラー国は一夜にして滅ぼされ、スバースも救出される。その後スバースはナ・イ・ンによってハイブレン・コントロールを取り除かれ、レディオス・フォーカスライトの元に引き取られた後、「ザ・ナッカンドラ・ビュー・スバース」の名前を与えられ、再度凍結される。
星団歴2200年後半に突如目覚め、各国を放浪。その道中にリチウム・バランスと出会い、自らの遺伝情報を研究対象として提供した他、アトール女皇帝エダクダの助力も得て騎士の血を薄めることで人間との間にも子供をもうけることが出来るよう調整を受ける。リチウム・バランスはスバースから受けた遺伝情報を元に星団初となるファティマの調整を開始、生まれた4体のファティマは当初全てスバースの所有となった(以降、全てのファティマの胚はスバースの遺伝情報が組み込まれて製造される)。またその当時に開発されたクルマルス・ビブロス、バイロン、ヴァイ・オ・ラの3騎のモーターヘッドも全て彼が所有していた。他にも時のバキンラカン聖帝から星団歴初代の剣聖として認められるなど、真に伝説と言える騎士。デルタ・ベルン星グリース王国の天照王家直属のダイバーだったサローン・バスコとの間に2女をもうけ、星団歴2499年没。
彼が後世に残した子孫には、長女ネリスの家系から剣聖デューク・ビザンチン、ヘリデ・サヤステを輩出した他、後述のバスコ家系と婚姻した系統よりオルカオン・ハリス、ピッキング・ハリス“スパーク”、ベルベット・ワイズメル、ママドア・ユーゾッタ、次女アラドの家系からルース家系のデイモス・ハイアラキ、ミッション・ルース、マロリー・ハイアラキ、バスコ家系の慧茄・ダイ・グ・フィルモア、エラニユース・ダイ・グ・フィルモア5世、ボルサ・バスコ・アトールと、非常に強力な騎士及びダイバーが名を連ねており、「純血の騎士の家系」と称されている。
デミライト・バーシャ(~AD8383)
「デミライト」とはAD世紀末期に製造されていた半生体アンドロイドで、人工的にその思考と行動に制御を加えられたサイボーグ・ロボットであり、骨格や大脳は機械、外見は生体細胞からなるハイブリッド・ヒューマンでもある。感情的なものはもつが自分の思考というものではない。
バーシャは超帝国、炎の女皇帝の作った最期の騎士、ネッドをサポートするために当時のフィルモア帝国が持っていた数少ないアンドロイドである。ファティマと違って、超帝国とネッドの命令ならば戦闘にも参加する。
ヨー・タイイン(~AD8383)
超帝國の血を引き、ハイブレン能力を有するカラミティ星の重工業国家スパチュラーの総統。選民思想と極端なまでの潔癖症の持ち主であり、自国内で職にあぶれスラム化した多数の移民に対し「不潔と犯罪の温床」と称して徹底的な弾圧を加えていた。200年前にカラミティ星から追放処分となった暴君・ディー・カッツエー皇帝をスパチュラーに受け入れ、皇帝の艦隊を利用することで、遙か昔に滅亡したファロスディ・カナーン超帝國の復活と自身の帝位への即位、並びにカラミティ星の統一を企図していたが、同時期にスタント遊星より3000年ぶりに帰還した本物のファロスディ・カナーン超帝國皇帝「ナ・イ・ン」とその艦隊の攻撃を受け、自身の野望とスパチュラー国はバスター・ランチャーの業火の中に消えた。

超帝国ユニオ[編集]

ヘリオス・ナイン(ナ・イ・ン、ナイン・ユニオIII)
「炎の女皇帝」の呼び名を持つ、AD世紀5000年頃に誕生した超帝国の3代目皇帝。超帝国の統治のために人工的に生み出された超人類で、統治システムとしてユニオの名を引き継ぐ。蟻や蜂と同様の生殖機能を備え、全ての人間の遺伝子を最初から持っているため、生殖行為無しでその能力を調整された子供を作る事も可能で、ナイン自身が自ら産んだ子供は超帝国皇帝ないし剣聖として生まれ育てられていった。超帝国の最盛期を築いた名君といわれており、星団歴の時代にも残る多くの高度な技術や兵器を作り出すなど、数々の新しい科学を生み出していったが、AD世紀6755年に退位し、そのまま姿を消す。その後はAD世紀7500年代のボォス(カーマイン)におけるドラゴン(セントリー)との講話時やAD世紀8383年にカラミティ星スパチュラー国を滅ぼした際などに星団に帰還している。その際には既に光子結晶に精神を移しており、救出したスバースはその後天照家初代皇帝レディオス・フォーカスライトに託している。
魔道大戦が勃発したと同時にアトールの巫女ムグミカ自身により自らの死をもって召喚され、超帝國純血の魔道士ボスヤスフォートを撃退。現在はフェザー・ドラゴンの幼生「楊貴」に憑依している。しかしナ・イ・ンの召喚意図は、魔道大戦の終結ではなくアマテラスという神と人類との対決に備えることだった。なお、MHエンプレス(GTMカイゼリン)は彼女の姿を模した物である。
ヤーン・ダッカス =バッシュ・ザ・ジェットクイーン=(旧設定ではヤーン・バッシュ)(タタラスティ・イ・ヤーン・バッシュ、ヤーン・バッシュ・カステポー、ユニオIV・ヤーン・カステポー)
超帝国宗家の王女で、旧ボォス星皇帝。超帝国皇帝団黒騎士団の長を務める騎士であり、パラ・ダイバーでもあった。ナ・イ・ンの実子であり、母から超帝国宗家の女帝の称号で超帝国その物を指す「ユニオ」の名を引き継ぐ。またダグラス・カイエンの遺伝子上の母親である。
彼女自身の称号と彼女が率いた黒騎士団にあやかり、ジョーカー星団歴上で間接的に「黒騎士」と非常に深い関わりを持つ。ファティマ・エスト(あるいは黒騎士)の紋章である「三つ巴」は、元々彼女の紋章である。また黒騎士を搭乗者とするMH「バッシュ・ザ・ブラックナイト」(新設定でGTM「ダッカス・ザ・ブラックナイト」)の名も、彼女の名から採られたもの。彼女の容姿とファティマ・バーシャ(仕えるべき黒騎士がいない状態のエスト)は非常に酷似していて、そのためか漆黒のドラゴン、ジェットドラゴンの庇護を受けている。
AD世紀のボォス星でドラゴン達と人類とが一触即発の事態になった際ドラゴンとの共存を説き、アッサラム・スキーンズを説得して味方につけ、炎の女皇帝の理解を得て和睦を実現した。その功績によってスキーンズとの子を産むことを許されるが、純血の騎士同士の自然交配による受精卵は母体を破壊する程強力な物だったために叶わず、受精卵はL.E.D.ドラゴンに託された。
新設定ではGTMフェイスラ・シュッツイエンを愛機とし、ファティマ「ニーヴ」をパートナーとして存命中。

ヘリオス剣聖騎士団[編集]

アッサラム・スキーンズ =ザ・ディグツァイト=
超帝国剣聖。ヤーンの夫で、ダグラス・カイエンの遺伝子上の父親。超帝国本星の焔星(エンシー)親衛騎士団筆頭騎士。身の丈2.5mあまりの長身だったとされる。
AD世紀8383年の星団帰還時には親衛騎士団を率いてスパチュラーを滅ぼし、帰還する騎士たちの労をねぎらうと共に、星団を離れる際に残してきたネッド・スバースの健在を知って安堵していた。この時はナ・イ・ン同様光子結晶に精神を移した姿であった。
新設定ではヘリオス剣聖騎士団のリーダー格で女皇帝付きの地位にある。
アマンダ・アルゴン =プロミネンス=
超帝国剣聖。ヘリオス剣聖騎士団7剣聖の一人。星団暦の時代にマドラ・モイライの姿に転生して現れている。
デュオ=クルマルス=
超帝国剣聖。ヘリオス剣聖騎士団7剣聖の一人。魔導大戦の時代にはガマッシャーン共和国のナオ・リンドー・レイスルとして存在している。
ミキータ=オージェ=
超帝国剣聖。ヘリオス剣聖騎士団7剣聖の一人。魔導大戦の時代にはバーナー・レンダウドを名乗り、ナオと行動を共にしている。
ララファ・ネーデルノイド =ジュノーン=
超帝国剣聖。ヘリオス剣聖騎士団7剣聖の一人。かつて剣聖ハリコンとして星団に存在していた。
コロッサス=バング=
超帝国剣聖。ヘリオス剣聖騎士団7剣聖の一人。
キーラ=ネプチューン=
超帝国剣聖。ヘリオス剣聖騎士団7剣聖の一人。
フラーマ・テレキス =アトール=
超帝国剣聖。ヘリオス剣聖騎士団7剣聖の一人。

タイカ宇宙[編集]

U.R.I.
「ユーリヒ」「ユライヒ」と発音する。マキシマム・ハルトフォラスとシルヴィス・レイス・ヴィナースの子孫として出現した全能神で、タイカ(泰華)宇宙の2大勢力のひとつ、タイカ皇帝団の大権使であり、タイカ宇宙その物の創造主。最終兵器であるMMTのひとつ「デモン」を駆る。長髪長身、頭上に光輪を頂く非常に美しい姿をしている男性ではあるが、それ以外に本来の全能神の姿と思われる4つの眼を持つ巨大な異形の姿で現われることもある。星団歴ではもはや計り切れないほど遥か先の未来、次元・時空を越えてK.O.G.と共にタイカ宇宙を訪れたカレンと結ばれる。星団歴2992年のフロートテンプル動乱の際にはラキシスを護るため、カレンと共にジョーカー宇宙にも出現した。
シルヴィス・レィス・ヴィナース
U.R.I.が出現する4万年以上前の時代にタイカの民を治めていた泰華十曜大権使<ヴィナース>にして巫女。敵対する勢力・アンカーの侵攻の際、アンカーの魔太子の襲撃を受け、自害し果てようとした瞬間、シルヴィスの祈りの声を聞きつけて出現したジョーカー宇宙の全能神・天照大神によって救われた。その時に天照大神は、シルヴィスらタイカの民が崇める神が自分の娘のカレンであることを示唆し、また、遥か4万年先の未来にタイカ宇宙に出現するカレンを受け入れ、保護するようにとの願いをシルヴィスに申し伝えた。後にアンカーに対抗しうる力を得るため、ジョーカー宇宙よりマキシマム・ハルトフォラスを召喚、長きに渡る戦いの日々の中で互いに結ばれるようになる。
死後はマキシと同様、高次元体に転生して天照大神やU.R.I.達と共に全宇宙を見守る存在となる。
カル・リス、ヴォン・リル
タイカの行政・司政の最高指導者である熾権使を務める巫女達。アンカーの襲撃の最中に脱出を促されるも、最後の神託を受けようとしていたシルヴィスを待ち続ける。
ログナー
シルヴィスの時代から4万年後の泰華十曜皇帝団最高軍団長。姿・性格はF・U・ログナーに似る。
U.R.Iの戴冠式において最終兵器MMTを渡す任務を遂行するため、最短距離だが光や通信の一切通じない"魔女のアスタロッテ海"と呼ばれる超空洞の通過を決断する。
デ・デル・ディギャオ
MMT輸送の任務を行う船の副官。カレンを乗せて出現したK.O.Gの発する救命信号をキャッチする。首を270度回転させることが出来る。
魔太子ルシファー・センタイマー
シルヴィス時代のタイカの敵勢力「アンカー」の長。強力な魔導力の持ち主。マキシの不在を狙ってシルヴィスを襲うが天照大神に退けられ、更にフロートテンプル動乱の際にジョーカーに出現してラキシスを襲うが、U.R.I.とカレンに撃退された。
クエーサー人
宇宙の中心から最も離れた天体クエーサーの民。高度に進化した超人類(スーパーサピエンス)であり、肉体を自由にコントロールして真空絶対零度でも活動し、機械と直接融合して意のままに操るなどの能力を持つ。U.R.I.の出現によりタイカに協力、最終兵器MMTデモン、ヴィナース、グラフをそれぞれ製作した。

その他[編集]

プリンチペ・シリーズ・サリアッカー・パナフランシス・シアン
バランシェ・ファティマやモラード・ファティマ、並びにフィルモア騎士団やフィルモア・ファティマなど数多くのファティマスーツ・騎士団服を手がけるスーツ・マイスター(デザイナー)であり、ダグラス・カイエンのガールフレンドのうちの一人。カステポー・ヴァキシティでヒューア・フォン・ヒッター子爵という世を忍ぶ仮の姿を纏ったカイエンに引っ付いていた時は気の弱そうな淑女と言った感だったが、年を経る毎に性格がどんどんとオバサン化してしまっている。それでもおしゃべりの多さは昔から変わらず、コマの2/3近くを全て自分の愚痴で埋め尽くすほどのマシンガントークの持ち主。荷物持ち兼お針子としてバランシェ・ファティマのマドリガル・オペレッタとカナハの2体を所有している。
従来の「デカダン・スタイル」が星団法改正により禁じられた際も、その裏を掻いた斬新な「プラスチック・スタイル」を発表、アマテラスやフィルモア王家、ファティマ・マイトらの絶大な支持を受ける(この新たなスタイルに対応すべく、アマテラスの手でMHのファティマ・コクピットが再設計された程である)。
もともとはモーターヘッドの装甲素材の研究者で、MHの音を聞いただけでそのMHの装甲バランスや状態を一瞬で解析してしまう。MHマイスターではないが、それに類する能力を持ち、それをファティマ・スーツの開発に当てている。
その名声故に、渡航の自由などファティマ・マイトに匹敵する処遇を受けており、カイエンの他、慧茄・ダイ・グ・フィルモアやミマス・サオリレナといったVIP、マギー・コーター、プリズム・コークスらマイトたちと交友範囲は広い。3030年にはカイエン死すの報を受けて「少しでも早く、少しでもあいつの死んだ場所の近くで泣いてあげたい」という理由で戦時中のハスハに入る。
シケルブ・雪之丞
カステポーにてモーターヘッドやエア・ドーリー、果ては禁制品・人間など、ありとあらゆる物何でも預かる「預かり屋」を営む親父さん(なお、この「預かり屋」が成立できてるのは後援者として「システム・カリギュラ」が付いているため)。「秘密厳守・信用第一」をモットーとしているこの道180年以上のベテランであり、ハスハ近辺の情報にも精通している。一見飄々としている人物ではあるが、ドーリーを持ち出すアイシャ・コーダンテの様子がおかしいと見るやこっそりドーリーに発信機を取り付けたり、アイシャの窮地に際し私闘のためにバングを出撃させることをためらうミューズ・バン・レイバックを叱咤し目覚めさせるなど、中々の活躍を見せる。ちなみに彼の奥さんは「アイシャと同い年」らしい。
3030年、ランドアンド・スパコーンに連れられて預かり屋を訪れたヘアード・グローバーとマグダル皇女に昔馴染みの客の忘れ物と称したイヤリングをプレゼントする。そのイヤリングはマグダルの母親であるヤーボ・ビートの物であったが、ヘアードが抱いている少女がマグダルと知っていた上でプレゼントしたのかどうかは不明。
チャーティ・ウッド
トラン・バストーニュ郊外にあるクローム・バランシェ邸(通称「バランシェ城」)の執事。元々はフェイツ公国からバランシェの側近として送り込まれた人物で、研究一筋のバランシェに代わって城の管理や外交上の執務などを取り仕切っていた。主亡き後も城を守り続けている。その職務ゆえに厳格で慇懃な人物。ボード・ヴュラード(ミッション・ルース)とはメガエラの転落事故の件以来の犬猿の仲。
本編にはメガエラの件の回想シーンで登場したのみだが、『CHARACTERS #6』および『F.S.S. DESIGNS 2』にて、インタビュー形式にてバランシェ城の生活を語っている(なおインタビュアーは『フール・フォー・ザ・シティ』に登場したソーニャ・カーリン)。
番外編「ブロムナード」でも公爵(≒バランシェ)邸で執事を務め、メイドのバイトに励むちゃあ・てぃ(≒ワスチャ・コーダンテ)を見守り、ちゃあのルミナス学園への入学に際しては推薦を引き受けている。
ユーバー・バラダ(~2988)
アドラー星トラン連邦内にある自由都市バストーニュの領主。旧王族から商人に転じ、ミッション・ルース大統領の不在中に領主に成り上がった男で、裏ではハスハのコレット王らが糸を引いていたらしい(劇中のレーダー8世のセリフより)。ルースの民主化政策に反抗する貴族らを味方に勢力を延ばし、バストーニュ独立を目論んでいた。お披露目でマスターが決まらず預かりとなったファティマを次々と毒牙に掛けるなど品性下劣で、先任のワトルマ公が人格者だったこともあり悪名が絶えなかった。騎士の能力はないと思われるがMHヘルマイネを所有し(エトラムルファティマにより基本動作は可能)、また甥と称してデコース・ワイズメルとトローラ・ロージンを傭兵にしていた。
2988年のお披露目でもラキシスとクローソーを狙い、クローソーを奪われたコーラス23世に恥をかかせたりアマテラス(アイシャ・コーダンテが変装していた)に猥褻行為を働こうとしたりとやりたい放題だったが、逃亡したレディオス・ソープとラキシスを追跡した際にK.O.G.のバスターランチャーにより死亡。公式にはトランの警察組織SPIに不正を暴かれて逃亡中に事故死と発表され、後任にはワトルマ公が返り咲いた。
モアー・ビョイト(~2988)
ユーバー・バラダの副官的な人物で、実はトランの騎士でもある。星団法違反を犯したクローム・バランシェを逮捕するべくバランシェ邸を急襲するが、ランドアンド・スパコーンに殺される。
トローラ・ロージン(~2988)
デコース・ワイズメルと同じく、ユーバー・バラダの甥として登場するが、実際はユーバーに金で雇われて養子縁組をした流れ者の騎士。ユーバーより与えられたデヴォンシャに騎乗する。レディオス・ソープとラキシスが駆るナイト・オブ・ゴールドの初陣の相手となるが、斬りかかったところをナイト・オブ・ゴールドに頭部を掴まれ、そのまま片手で握りつぶされ死亡。デコースが後に天位クラスの腕を持つと作中で明かされたのに比べ、トローラは並程度の腕と思われかちだが、その死にデコースが憤激したことやボード・ヴュラードがソープに二人まとめて「腕が立つ」と注意したこと、彼を倒した相手がソープ(アマテラス)+ラキシス+K.O.G.だったこともあり、相当の腕だった可能性もある。
アルメメイオス(~2989)
ジュノー・ハグーダ王国の女王。フィルモアやハスハの後ろ盾を得て大国コーラスに侵攻する。コーラスの首脳陣からは「成り上がり者」と評されており、言動からも卑しい生まれである事が伺える。自分が大国の操り人形であることを自覚しつつも、それを利用して国力の向上を図っていた。
最期はMH決戦の敗北を受けて勃発した民主化クーデターにより暗殺され、ログナーに看取られて息を引き取った。その後ハグーダはコーラスに統治を委託、最終的にコーラスの一領地となった。
カリコちゃん
モンド・ホータスが訪れた村の少女なのだが、それだけでなく異なる時と場所にも同じ姿で現れるモブキャラ。

サタン (S.A.T.A.N.)[編集]

星団の歴史に度々登場する異生物。「ヴィーキュル」「ライフ・ウォッチング・オーバーロード」などの別名も持つ。6本の指、外骨格、角と翼と尾を持ち、強力な兵器を扱う異形の怪物。
今までに幾度となくジョーカー太陽星団に現れ、その度にドラゴンを始めとする神々と人類が協力して撃退してきたという、兵士達の上にリーダー格のサタン・コマンダー、さらに上位にジェネリック・オーバーロードと呼ばれる固有の名前を持つ魔王達が存在する。
フロートテンプル動乱の際には封印の解けた異界との扉から出現した。L.E.D.ミラージュの本来の仮想敵であり、スタント遊星におけるミラージュ騎士団の謎の戦闘もサタンとの戦いであったと考えられるが詳細は不明。
太剛神モイキュード
ジョーカー太陽星団にサタンを送り続けている存在。バスター宇宙の創造者で、カレンとU.R.I.との間で宇宙間大戦争を行う相手とされている。
O.P.Q.L(オピクル)
ボォスのドラゴンの活躍を描いた伝説に登場した、命の水を求めてボォスはカステポーの王国にやって来たサタン達の王。
伝説の中ではアイエッタ姫が命と引き替えに召喚したドラゴン達によって撃退されているが、太古の時代では壊園剣を持つカラミティ・ゴーダース・フーバーク大帝によって倒されたという。
ノストスバスムス
オーバーロードの一人。AD世紀6000年頃にジョーカー太陽星団へとやって来た。超帝国剣聖アッサラム・スキーンズによって撃破された。
タンツミンレ
オーバーロードの一人。AD世紀5000年代には当時の壊園剣所有者であった超帝国皇帝アーハトに撃破され、その後星団暦3225年にスタント遊星と共に再び現れることになる。
星団歴2020年にドウターチップを得る直前の最後のログナーを倒した者でもある。ただしログナーは炎(ほむら)を助けようとした結果であったと話している。
カリストチェル
オーバーロードの一人。10万年前の太古の時代にアズデビュート・デルタベルン・モンソロン大帝とモナーク・セイクレッド武士団によって撃退された。
アスタローテ
炎の女皇帝衛兵。

神々・超存在[編集]

しばしば物語に割り込んでくる人知を超えた説明不能の存在。存在その物からその行動に至る全てにおいて、人類の理解できる意義や意味自体が無いものとされている。
宇宙その物を創造する力を持ち、時間を含むあらゆる法則に影響されない存在だが、基本的にその宇宙に干渉する行動は起こさないようである。
全能神やその僕など、序列が存在する場合もあり、対立し争う神々もいる。
天照大神
全能神の一人、ジョーカー宇宙の創造主。星団暦7777年に天照帝とラキシスの"融合"して現れた姿で、星団暦の世に自らを発生させ、その後ジョーカーを出現させるように仕向けている。
タイカ宇宙では、アンカーと戦うシルヴィスを助け、娘カレンを送り込んでいる。
ジョーカー
ジョーカー太陽星団の神。天照大神のプログラムによって星団に召喚され、以後不完全な天照の監視役を務める。詳しくはミラージュ騎士団参照。
サラマンデルコボルトジルフェウンディーネ
ジョーカーの僕である四大精霊。ジョーカーと共に出現し、襲われていた天照の命を救う。子供っぽい性格をしている。
ルシファー
赤子の頃の天照が召喚した強力な異次元の騎士。タイカ宇宙のアンカーの長ルシファー・センタイマーとは別の存在らしい。
如来
シャフト、ズームとの戦闘中にラキシスが発生させた次元回廊を通って現れた存在。ラキシスを引き込もうとするも、フェザー・ドラゴンによって撃退される。
ジョーカーであるスペクター曰く「封化ウィルス完全体」で、「リン酸有機生命体」のオーバーロードと共に進化の袋小路に入った下等な存在としている。
"ARCH" The Water Dragon(翠怜【スイレー】)
"アーク" ザ・ウォータードラゴン。ドラゴン達を統率する異界の全能神であり、ボォス星に5体のドラゴンを残したとされる伝説上の存在でジョーカーの分身。L.E.D.ドラゴンの転生に際し、アマテラスをボォス星に呼び寄せたがため結果的にフロート・テンプル内に惨事を招いてしまったことを気に掛け、フェザー・ドラゴンと共にフロート・テンプルに降臨。サタン達を撃退した後、ラキシスに一連の騒動についての謝罪をすると共に、犠牲となって息絶えた侍従や騎士達を蘇生させた。
門神(ゲートキーパー)
高位の存在となったアトロポスとクローソーの姿。強力な力を持つ神々の門番。
デモン・ダ・インプレッション
恐らくU.R.I(ユーリヒ)の神としての姿であるとされる。詳細不明。
大神望(おおかみののぞみ)/ ザ・ビヨンド・クラスファー・オーバーマテリアル
天照達神々のさらに上位に当たり、全能神をも越える力であらゆる次元の安定を保っているバランサー。ただし神々との間にヒエラルキーは存在しない。

脚注[編集]

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  1. ^ 早い話が幽霊だが、普通の人間にも視認可能で、ダイバーパワーも行使できる。
  2. ^ 彼女以降天照家は完全な女帝優先となっており、全85代のうち男帝(称号は「ディス」)はアマテラスを含め4人しか居ない。
  3. ^ ただしマンガの描写によると生身のログナーが足払いをかけた可能性もある
  4. ^ 月刊ニュータイプ 2013年9月号 69頁より。
  5. ^ 彼女は身長が168cmと騎士でありながら一般人と大差ない体格なので密偵としては貴重な人材。
  6. ^ アドラーにてボード(ミッション)と面会した「ハスハのウルトラエース」のヤーボ・ビートは、ダグラス・カイエンの「自分より強い相手とは戦わない主義」という言葉を引き合いに出し、「どうしてかな? 私は(騎士としての実力が)最低ランクっていう君と剣を交えたくないって感じたんだけどな」と感想を述べている。
  7. ^ 実は母エルメラは「娘を騎士には嫁がせたくない」と語っていた。
  8. ^ 『F.S.S. DESIGNS 3』p.71では騎士枢機卿位剥奪、クバルカンへの帰国禁止、無断使用に関する一切の弁明機会の却下と非常に強い処罰を与えたことになっている。しかし作中ではその事実すらミューズに全く告げず、ただ「破烈の人形」の交換部品明細書を送っただけであった。
  9. ^ 本来女皇帝は聖宮ラーンで政務を行うものであり、ムグミカの即位に際し、ベイジの王宮には女皇帝のための施設が急遽作られた。ムグミカがベイジから動かなかった背景には、国家の強化を進めるハスハ(なかんづくコレット)の意向があり、フンフト退位の経緯もあってラーンはハスハの圧力に応じざるを得なかった。
  10. ^ ただし、指名手配書には顔写真や似顔絵は掲載されておらず、ヒッターとカイエンが同一人物である事実は「知る人ぞ知る」と言えた(名だたる騎士でも、ミューズ・バン・レイバックや泉興京巴のように、全く知らない人物もいた)。なお、これらの手配については2994年のフロートテンプル動乱時に一時的にミラージュに復帰した際、アマテラスの名でほとんど帳消しになっている。
  11. ^ 本気さえ出せばマキシより強いはず(DESIGNS3)だが、劇中で本気を出したのはマドラのスカートめくりだけだった。
  12. ^ 部隊名称は『F.S.S. DESIGNS 3』に基づく。『Tales of Joker』13号では「アトール皇帝騎士団」となっている。
  13. ^ ラーンには、女皇帝(新設定での詩女)の代替わりと共に、全ての官吏が一斉に交代するというしきたりがある。『F.S.S. DESIGNS 4』p.77より。
  14. ^ 『F.S.S. DESIGNS 3』より。同書には、ハスハのラーン近衛騎士団は本来ラーンの神官議会の指揮下にあるとの記述がある。
  15. ^ 後述のバランシェ邸の警護でも、出くわしたストーイ・ワーナーの「かなり手加減した一撃(曰く、「ファティマでもかわせる」レベル)」を避けることが出来ず、治療をしたミースに「エストより長くここにいることになる」と言われていた。
  16. ^ 『DESIGNS2』より。
  17. ^ 本来ならソープは神の力ですぐ再生蘇生できるのだが、この時は全能神ジョーカーにその力を封じられていたために蘇生出来なかった。