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ピロリン酸テトラエチル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ピロリン酸テトラエチル
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ECHA InfoCard 100.003.179 ウィキデータを編集
性質
C8H20O7P2
モル質量 290.189
外観 無色でわずかに芳香臭のある湿性の液体
融点 124
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。

ピロリン酸テトラエチル(ピロリンさんテトラエチル、英語: TetraEthyl PyroPhosphate, TEPP)は化学式がC8H20O7P2有機化合物で野菜、果樹の害虫の殺虫剤として使用されていた有機リン化合物である。現在はその高い毒性により農薬の指定からはずされ、毒物及び劇物取締法において特定毒物に指定されている。

また、水によって加水分解し、熱することで有毒なPOxのガスを生じる。また、吸湿性を持つ。

用途

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1950年8月3日に有機リン系農薬の第一号として登録を受けた。「テップ」や「ニッカリン」の商品名で稲のウンカ、果樹・花卉・野菜のアブラムシキジラミヒメハムシの駆除などに使われたが、1969年12月31日に失効した。

毒性症状

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温血動物に対しても強い毒性を示し、経口摂取、筋肉内摂取より中枢神経系に影響してパラチオンに似た毒性を示す。急性毒性は経口投与の場合、LD50 7mg/kg(マウスにおける値)である。

関連項目

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