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ピクニック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
現代のピクニックの一例。
芝生の上に布を敷きその上に座り、談笑しながら食事を楽しんでいる。バゲット(細長いフランスパン)、樹脂製密閉容器に入れた食べ物、水筒に入れた飲み物、四角い大容器入りのワインなどを、リュックや布袋に入れて持参し、紙皿とプラスチックコップを使って食べている。
トーマス・コール画『ピクニック』。1860年以前のピクニックを描いた油絵。
1950年米国オハイオ州コロンバスでのピクニックパーティの風景。

ピクニック英語: picnicフランス語: pique-nique)とは、散歩などの途中に野外で食事をすること[1]自然豊かな場所に出かけて、あらかじめ詰めて運んだ食べ物をそこで食べること[2]。日本語の古語では野掛け(のがけ)という。

概要

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自然豊かな場所へ出かけてゆき、そこで食事それ自体を楽しむことがピクニックである。

似たような行楽にはハイキングがあるが、こちらは必ずしも食事を伴わない。ピクニックは野外での食事に重点が置かる。

歴史

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貴族のピクニック15世紀の図版

ピクニックという風習は、ヨーロッパ貴族の狩猟で栄えた。使用人も同行させ、戸外で食事をすることを贅をこらして楽しんだ。

19世紀には、富裕な市民がピクニックも楽しむようになった

アメリカ合衆国では、20世紀初頭からフォード・モデルTなどの安価な自動車が大量生産されるようになり、、一般大衆も自動車でピクニックに出かけるようになった。

食器を使わないでも食べられるようなサンドイッチを持参する、ということも一般的になった。

日本では、1888年、横浜壮年協会が「ピクニック=パーチー」と称して野外遊歩を実施した[3]

ピクニックセットの変遷

さまざまなスタイルやマナー

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公園に設置されている、ピクニック用テーブル

ピクニックでは、地面にマットを敷くなどして座ったり、簡略化した椅子やテーブル(あらかじめ行楽地などに設置されている場合もある)を利用する。

持参する料理(食品)は、運びやすいものが好まれる。

フランスなどでは、サンドイッチにする場合、食材を持参しておいて食事の場でサンドイッチを作ることもある。

樹脂製密閉容器(いわゆる「タッパーウェア」)類が普及してから、容器関連の苦労は減った。

脚注

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出典

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  1. ^ Larousse "pique-nique"
  2. ^ Oxford Dictionary "picnic"
  3. ^ 東京日日新聞1888年5月6日

関連項目

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