ピエリ守山
| ピエリ守山 Pieri MORIYAMA |
|
|---|---|
| 店舗概要 | |
| 正式名称 | 琵琶湖クルージングモール ピエリ守山 |
| 所在地 | 〒524-0192 滋賀県守山市今浜町2620-2[1] |
| 座標 | 北緯35度7分22秒東経135度56分42.9秒座標: 北緯35度7分22秒 東経135度56分42.9秒 |
| 開業日 | 2008年(平成20年)9月20日 |
| 施設管理者 | 大和システム・オウミ都市開発[1] ↓ 大和システム[2] ↓ kodo.cc[3] ↓ アンビエントガーデン守山[4] |
| 設計者 | 類設計室[1] |
| 施工 | 大林組[1] |
| 商業施設面積 | 約55,000[2] m² |
| 延床面積 | 約79,000[1] m² |
| 店舗数 | 約200店舗(開店時点)[2] 3店舗(2014年2月時点) 約150店舗(再開店時点)[5] |
| 営業時間 | 10:00 - 20:00 |
| 最寄駅 | 守山駅・堅田駅 |
| 最寄IC | 栗東IC・真野IC |
| 外部リンク | 公式サイト |
ピエリ守山(ピエリもりやま、英称:Pieri MORIYAMA)は、滋賀県守山市今浜町に所在する滋賀県内最大級のショッピングモール。2014年2月28日に全面リニューアルのため休館し、同年12月17日にリニューアルオープンした。休館時点での正式名称は、琵琶湖クルージングモール ピエリ守山(びわこクルージングモール ピエリもりやま、英称:BIWAKO CRUISING MALL Pieri MORIYAMA)。
大和システム・オウミ都市開発が共同開発し[1]、大和システムが開業から2012年3月までは運営管理していたが[3]、同月kodo.cc(コードードットシーシー)に売却した[3]。2013年8月にマイルストーンターンアラウンドマネジメントがピエリの運営会社の株式を取得し[6]、後にサムティに譲渡された。
概要[編集]
1998年10月から2005年1月まで、伊藤忠商事系の会社が運営していたびわ湖わんわん王国[7]の跡地を、大和システム・オウミ都市開発が2006年12月に取得[8]。類設計室が設計、大林組の施工で、2007年11月に着工[9]。計画・建設時までの仮称は琵琶湖・守山リゾートショッピングセンター[9][1]、コンセプトは『豊かな自然にかこまれて1日を"クルージング"』としていた[10]。
大和システム単独で運営する施設として2008年9月18日に仮開業ののち、同年9月20日に正式に開業した[2]。開業当初の核テナントは、食品スーパーのバロー、スポーツ用品店ヒマラヤ、靴販売店のABCマートなどで、約200の専門店で構成されるショッピングセンターとして開設[2]し、開店時点の目標として年間来客数を約900万人・同売上を約180億円と見込んでいた[11]。ピエリ守山の開業は近隣地区での大型店開業ラッシュの皮切りとなり、約2箇月後にはイオンモール草津やフォレオ大津一里山などが開業している[2]。
外壁はほぼ白色で統一されており、施設全体は豪華客船を模した外観となっている[11]。施設には琵琶湖を眺めることができるテラスが設けられた[11]。
イメージキャラクターとして「ゲンゴくん」(ゲンゴロウブナ)、「アユちゃん」(アユ)、「ナズマ船長」(ビワコオオナマズ)など、琵琶湖に生息する生物を模したキャラクターが設定された[12]。毎週土・日曜日にはイメージキャラクターが館内を練り歩く「ピエリ・オールスターズパレード」が実施されていた。これは、2013年9月1日を最後に休止している。
リニューアルオープンに伴い、元AKB48で現在はモデルの光宗薫がイメージキャラクターに起用されている[13]。イメージキャラクターのうちゲンゴはいなくなり、アユとナズマ船長改めナズマ館長の2キャラはデザインリニューアルによる新規の着ぐるみを投入して、引き続きイメージキャラクターとなり、ツイッターでピエリの広報をおこなっている[14]。キャラクターのツイッターはリニューアルオープンに先立つ2014年10月より開始されたが、特に自虐的な内容を綴ったアユのツイートは開始から3日でフォロワーが3000人を超える人気となったと報じられた[15]。その後も2015年のエイプリルフールに際して、ピエリ守山が再び閉店・廃墟になったというツイート[16]を載せたりしている。2015年には「バスコ」(ブラックバス)というキャラクターが追加され、Twitterアカウントも開設されたが、同年11月にマツコ・デラックスが自身に似ていることを困惑する事態があり[17]、その後キャラクターの存在が抹消されている。
2016年現在、いわゆるファストファッションを代表する「H&M」・「ZARA」・「GAP」・「OLD NAVY」・「Bershka」・「Stradivarius」等が入店し、訪日観光客向けの免税カウンターが設置されている。また、「びわこスカイアドベンチャー」や「めっちゃさわれる動物園」など屋内外の体験型施設が開設され、県内外の家族連れにも人気である。
当モール及びその周辺宿泊施設は、琵琶湖の北湖と南湖をまたぐ琵琶湖大橋のそばに立地していることから、近年、人気が上昇しているビワイチ(自転車による琵琶湖一周)の拠点としても適している[18][19]。
開店後の経緯[編集]
開店前後にリーマン・ショックが発生。売却予定の延期と、その後の売却解約により、2010年10月の大和システム破綻につながった[20]。
開業時は約200の店舗があった[2]。景気の悪化やその後開業・増築した周囲の大型商業施設との競合で店舗数の減少が進み、売却報道がされた2012年3月時点で約70店舗[3]、2013年2月時点で約60店舗[21]に減少。同年9月23日限りでサンマルクカフェとアクアネームが閉店したことで8店舗[22]、同年11月4日時点では4店舗[23]にまで減少した。
照明が明るく点灯しエスカレーターなどの各種設備も作動している一方で、大半の店舗スペースが空き店舗となり、買物客も少なく閑散とした様子がインターネット上で話題を呼び、「明るい廃墟」「生ける廃墟」「ネオ廃墟」などと呼ばれるようになった[24][25]。
2010年に民事再生法適用を申請していた大和システムは2012年1月、三重県の企業であるkodo.ccにピエリ守山を売却した[3]。kodo.ccは施設を改装しスーパーマーケット、ホームセンター等の誘致を検討するとして[3]、ホームセンターのアヤハディオと食品スーパーのハッピーテラダが出店することで合意を締結し[21]、同年初夏に出店すると2013年2月に発表した[21]。しかし、2013年9月のJ-CASTの報道によると「最終的な契約に至らなかった」とし、出店が白紙になったことが明らかになった[22]。
2013年9月25日付で、マイルストーンターンアラウンドマネジメントが、ピエリ運営会社のピエリパートナーズ株式を取得したことを発表し、同社はピエリ守山を「魅力的な商業施設として再生する」と発表した[6]。また同日、マイルストーンターンアラウンドマネジメントとサムティが、ピエリの資産を運営するアンビエントガーデン守山に出資することも発表した[26]。2013年10月2日から3日にかけての報道によると、2014年末から2015年初めにかけて100店から200店規模のショッピングセンターとしてリニューアルオープンする方針と、そのためのテナント誘致を計画しているとされている[4][27]。
2014年秋の改装オープンに向け、一部営業中の店舗につながる通路以外を閉鎖し、部分営業に移行の後[28][28]、2014年2月28日に全店が閉店し、リニューアル工事を開始した[24]。同年5月にはZARA、Bershkaといった人気ファッションブランドが「ピエリ守山店」の開設に向けた募集を開始しており[29]、再オープンに向けたテナント誘致が進められていた。その後、マイルストーンターンアラウンドマネジメントがアンビエントガーデン守山への出資分を全てサムティに譲渡した[30]ため、サムティの単独出資となり、最終的に双日商業開発が運営会社となる形で2014年12月17日にオープンすることが決定した[5][31]。
リニューアルオープンから1年後の時点ではテナントは110店舗となり、ライブ型のイベントには約3000人の集客があるなど、賑わいを取り戻している[32]。2015年9月には店内に消費税免税手続き代行カウンターを設置し、外国人観光客の誘致と購買額の向上に取り組んでいる[33]。
沿革[編集]
- 2007年(平成19年)11月 - 大林組により建物工事を着工。
- 2008年(平成20年)
- 2012年(平成24年)1月 - kodo.ccに売却。
- 2013年(平成25年)8月 - マイルストーンターンアラウンドマネジメントが運営会社の株式を取得。
- 2014年(平成26年)
- 2015年(平成27年)
フロア構成[編集]
開業当初のフロア構成は以下のとおり。
- 1F - 専門店街、テラス、ピエリ守山港(かつて琵琶湖汽船の遊覧船が寄港していた)
- 2F - 専門店街、フードコート、レストラン街、展望テラス
- RF - 屋上駐車場
- R2F - 虹の展望台(屋上展望デッキ)
2014年2月14日より、当時残っていた3店舗に直接つながる部分以外の施設を閉鎖した部分営業に移行した[28]。これにより施設のほとんどに一般客が立ち入ることができなくなった。同年2月28日に改修工事のため、12月16日まで休館となった。
立地[編集]
琵琶湖大橋および滋賀県道559号(湖岸道路)沿いに立地している。開業前に休日の来店車両を11,000台と予測したモール側は、琵琶湖大橋東詰交差点や湖岸道路を経由せずに直接駐車場へ出入りできるよう立体交差道路を新設、店舗周辺道路の車線拡幅を行った。
2009年時点で、当時の報道で滋賀県南部は京都市や大阪市のベッドタウンとしてマンション建設が相次き、人口が増加していた[34]。2008年から2010年にかけて、滋賀県南部で大型店の出店ラッシュになっていた[35]。
当モールが開業した2008年秋季は、滋賀県南部を中心に多数の複合商業施設が開業またはリニューアルを行っている[35]。
尚、琵琶湖大橋の片道通行料は、普通車で従来の200円から2016年4月1日から150円に値下げされた。又、2019年春を目途に更にETC割引により値下げされる予定である[36]。
| 施設名 | 開店日 | 核テナント (当時) |
店舗数 | 予想来場者数 |
|---|---|---|---|---|
| ピエリ守山 | 9月20日 | 専門店196店 | 平日2 - 3万人 休日5万人 |
|
| イオンモール草津 | 11月26日 | サティ | 専門店186店 | 平日2万人 休日5万人 |
| エイスクエア | 11月14日 リニューアル |
アル・プラザ草津 | 核テナント3店 専門店34店 |
平日2.2万人 休日3.5万人 |
| フォレオ大津一里山 | 11月21日 | 核テナント5店 専門店100店 |
平日1万人 休日2万人 |
|
| アル・プラザ堅田 | 11月28日 | アル・プラザ | アル・プラザと 専門店60店 |
平日7000人 休日9000人 |
表の出典 - [35]
交通[編集]
- 公共交通機関
- 船舶
- 自動車
- 国道477号利用の場合、琵琶湖大橋料金所付近より。
- 湖岸道路利用の場合、琵琶湖大橋東詰交差点を北上。
- いずれも、施設駐車場へは各方面から左折で入場できる。
脚注[編集]
- ^ a b c d e f g 『大和システムら 滋賀県に8万m2sc 設計は類、大林で11月着工』 - 建設通信新聞 2007年10月5日 17ページ
- ^ a b c d e f g 『湖国南部 大型店ラッシュ皮切り 「ピエリ守山」仮開業』 - 京都新聞 2008年9月19日 31ページ
- ^ a b c d e f 『滋賀・守山の商業施設買収 kodo.cc』 - 日本経済新聞(地方経済面・中部) 2012年3月20日 7ページ
- ^ a b ピエリ守山:滋賀県最大級の商業施設、売却 新装開店へ 店舗激減、ネットで話題に(2013年10月4日時点のアーカイブ) - 毎日新聞 2013年10月2日
- ^ a b ピエリ守山 商業施設計画に関するお知らせ (PDF) [リンク切れ] - サムティ(2014年9月12日)
- ^ a b 株式会社ピエリパートナーズの株式取得及び商業施設「ピエリ守山」について[リンク切れ] - マイルストーンターンアラウンドマネジメント株式会社 2013年9月25日
- ^ 『わんわん王国閉園』 - 毎日新聞(大阪)2005年1月31日夕刊 8ページ
- ^ 『プロジェクトリポート 滋賀県内の整備具体化へ 大型商業施設が活発化』 - 建設通信新聞(2007年11月8日 13ページ)
- ^ a b 『大和システムら 守山市に複合商業施設 設計=類設計室 施工=大林組 7.9万m2、11月着工へ』 - 日刊建設工業新聞(2007年10月3日)
- ^ 『大和システム・オウミ都市開発 大林組で11月着工 琵琶湖守山リゾートSC』- 建設通信新聞(2007年10月23日)
- ^ a b c 『大型商業施設 滋賀・湖南 今秋相次ぎ きょう「ピエリ守山」先陣』 - 日本経済新聞(地方経済面)(2008年9月20日 45ページ)
- ^ ピエリ・オールスターズ大百科[リンク切れ] - ピエリ守山
- ^ "生ける廃墟"で話題! 「ピエリ守山」イメージキャラクターに、元AKB48・光宗薫。発表会に登場。 - ウレぴあ総研・2014年12月15日
- ^ アユはツイートの中でゲンゴについて「河原に店を出して河原で拾った石を売るって言っていたわ」とコメントしたことがある(2014年10月7日)。
- ^ 毎日新聞滋賀版2014年10月8日
- ^ [1]
- ^ マツコ・デラックス 自身に似たキャラクターに戸惑う「社長に報告する」 - トピックニュース、2015年11月19日、2016年6月2日閲覧。
- ^ 「世界最大の自転車メーカー・GIANT社の会長を迎え、滋賀県知事が一緒にビワイチサイクリングを体験」-サンケイ・ビジネス(2016年5月20日)
- ^ 「自販機で「ビワイチ」支援 ピエリ守山」-朝日新聞(2016年3月9日)
- ^ 『倒産学 (199) 大和システム 市場悪化で売却ならず 頼みのADRも頓挫』 - 日刊工業新聞(2011年1月5日)
- ^ a b c “滋賀県守山市の大型商業施設「ピエリ守山」が大型テナント 「アヤハディオ」「ハッピーテラダ」との出店基本合意を締結 〜初夏のリニューアルオープンを目指す〜” (プレスリリース), kodo.cc, (2013年2月6日), オリジナルの2013年2月8日時点によるアーカイブ。
- ^ a b 生ける廃墟モール「ピエリ守山」の行く末は? 店舗ついにヒトケタ、今後は「何も定まってない」 - J-CASTニュース(2013年9月24日)
- ^ ショップガイド|フロアマップ1F:ピエリ守山-びわこクルージングモール[リンク切れ]
- ^ a b 明るい廃墟「ピエリ守山」、ついにWebサイトが更地に 全店舗撤退し施設は閉鎖 - ねとらぼ(2014年2月28日)
- ^ ネオ廃墟「ピエリ守山」ついに売却 - R25(2013年10月7日)
- ^ マイルストーンターンアラウンドマネジメント株式会社との共同事業開始について[リンク切れ] - サムティ(2013年9月25日)
- ^ 「ピエリ守山」を売却 15年めどに新装へ[リンク切れ] - 中日新聞(2013年10月3日)
- ^ a b c 「ピエリ守山」、3店舗で部分営業へ-今秋全面リニューアル目指す - びわ湖大津経済新聞、2014年2月14日
- ^ ピエリ守山が秋にリニューアルオープン? 新規テナントが告知 - ガジェット通信・2014年5月27日
- ^ 商業施設「ピエリ守山」について (PDF) [リンク切れ] - マイルストーンターンアラウンドマネジメント(2014年8月26日)
- ^ 商業施設「ピエリ守山」2014年12月17日リニューアルオープン決定[リンク切れ] - サムティ 2014年10月12日
- ^ “ピエリ守山「再び廃墟にさせぬ」 再生から1年”. 京都新聞. (2015年12月20日) 2015年12月20日閲覧。
- ^ ““爆買いさん”いらっしゃい!! あの「ピエリ守山」に外国人観光客向け免税手続き代行カウンターオープン”. 産経新聞. (2015年9月2日)
- ^ 『動く 人口増 期待と不安 マンション次々』 - 朝日新聞(滋賀全域) 2009年11月29日 28ページ
- ^ a b c 『人も店も奪い合い 大型商業店ラッシュ』 - 朝日新聞(滋賀全域) 2008年11月27日 28ページ
- ^ 「琵琶湖大橋、4月1日から値下げ 普通車150円に」-京都新聞(2016年1月21日)
- ^ 「菜の花温船」-守山の菜の花とおごと温泉を結ぶクルーズ運航 - びわ湖大津経済新聞・2014年1月24日
外部リンク[編集]
- ピエリ守山 - 公式サイト
- サムティ株式会社(出資会社)
- 双日商業開発株式会社(運営会社)
- ナズマ@ワシが館長 (@nazuma_pieri) - Twitter。上述の公式キャラクター、ナズマのアカウント。
- アユ@脱・廃キャラ活動中 (@ayu_pieri) - Twitter。上述の公式キャラクター、アユのアカウント。