ビルバオ美術館

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ビルバオ美術館
Museo de Bellas Artes de Bilbao
地図
施設情報
前身 ベジャス・アルテス美術館、アルテ・モデルノ美術館
開館 1914年
所在地 スペインの旗 スペインバスク州ビスカヤ県ビルバオ
ビルバオ美術館の位置(スペイン内)
ビルバオ美術館
ビルバオ美術館
ビルバオ美術館の位置(ビルバオ内)
ビルバオ美術館
ビルバオ美術館
位置 北緯43度15分57.6秒 西経2度56分16.1秒 / 北緯43.266000度 西経2.937806度 / 43.266000; -2.937806座標: 北緯43度15分57.6秒 西経2度56分16.1秒 / 北緯43.266000度 西経2.937806度 / 43.266000; -2.937806
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ビルバオ美術館スペイン語: Museo de Bellas Artes de Bilbao, バスク語 : Bilboko Arte Ederren Museoa, 英語: Bilbao Fine Arts Museum)は、スペインバスク州ビスカヤ県ビルバオにある美術館ドニャ・カシルダ・イトゥリサル公園の敷地内に位置している。

ビルバオ・グッゲンハイム美術館に次いで、バスク州で2番目に規模の大きな美術館であり、バスク州でも来館者数の多い美術館のひとつである[1]。ドニャ・カシルダ・イトゥリサル公園の北辺はアバンドイバラ地区の再開発地区に接しており、ビルバオ・グッゲンハイム美術館アルオンディガ・ビルバオエウスカルドゥナ国際会議場・コンサートホールイベルドローラ・タワーなどに近い。ビルバオ・トラムではサビノ・アラナ停留所が、メトロ・ビルバオではモジュア駅が最寄り駅である。

歴史[編集]

2004年完成の新館

1914年に開館したビルバオ美術館(Museo de Bellas Artes de Bilbao)、1924年に開館した現代美術館(Museo de Arte Moderno)の収蔵作品を総合したものがビルバオ美術館の収蔵作品の基となっている。地元機関や個人収集家からの寄贈、美術館による購入によって、その後の基本的なコレクションが形成された。現在の本館は1966年に改装された[2]。2001年にはリニューアルオープンし、敷地面積が6,500m2に拡大された[3]。2004年には新館が完成し、旧館とは廊下で結ばれている。旧館では主に中世から近代の作品を、新館では主に現代の作品を展示している。2010年の入館者数は192,000人、2011年の入館者数は260,000人、2011年の入館者数は295,655人だった。

コレクション[編集]

絵画彫刻デッサン版画装飾芸術などの分野で、12世紀から現在までの約8,000点を所蔵している[2]エル・グレコバルトロメ・エステバン・ムリーリョフランシスコ・デ・ゴヤなどスペインの画家の作品に加え、アンソニー・ヴァン・ダイクヤーコプ・ファン・ロイスダールベルナルド・ベッロットメアリー・カサットルーカス・クラナッハポール・ゴーギャンジェームズ・アンソールフランシス・ベーコンなどの作品もあり、中世から現代にかけての非常に包括的なコレクションとなっている。日本の作家では歌川国貞歌川広重浮世絵を収蔵している。

近世[編集]

近代[編集]

現代[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Museos de Bellas Artes a examen”. Consumer Eroski (2010年). 2011年7月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年6月22日閲覧。
  2. ^ a b 萩尾生・吉田浩美『現代バスクを知るための50章』〈エリア・スタディーズ〉明石書店, 2012年, p.333
  3. ^ ビルバオ市における都市再生のチャレンジ 吉本光宏、国際交流基金「文化による都市の再生~欧州の事例から」報告書

外部リンク[編集]