ビルト (新聞)
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種別 | 日刊紙 |
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判型 | タブロイド |
所有者 | アクセル・シュプリンガー |
編集者 | Kai Diekmann |
設立 | 1952年 |
言語 | ドイツ語 |
本社所在地 | ベルリン |
ウェブサイト | bild.de |
ビルト (Bild-Zeitung) は、1952年にアクセル・シュプリンガー社が創刊したドイツのタブロイドの日刊新聞。発行部数は約311万部(2010年2月)。ヨーロッパで1番売れている新聞で、世界でも6番目[1]。
有名人のゴシップや写真を多用した紙面作りで、南ドイツ新聞など高級紙とは区別される。
概要[編集]
当初はハンブルクに拠点を置いたが、2008年3月に本部をベルリンに移した。32の印刷拠点を持ち、ドイツ全土で印刷されている。また、特別版はスペイン、イタリア、ギリシャ、トルコなどでも発行されている。イギリスのタブロイドのデイリー・ミラーにならって作られ、煽情的な見出しの記事で読者を増やした。
政治的には親米・右派・保守寄り路線であり、長らく東ドイツのことを「ソ連占領地区」と呼び続けていたほか、1968年の学生運動の時代には反学生運動の立場を取り、学生運動によるデモや破壊活動を受けていた。
1984年から1面に女性の水着やヌードの写真を載せていることでも知られ、女性団体から批判されたこともある。2012年には同年3月8日の国際女性デーに合わせてヌード写真を3面に移すことを決定し、3月9日付の紙面で発表した[2]。
2020年4月15日、COVID-19パンデミックでドイツが受けた被害への賠償金として、中国政府に対して総額1650億ドルの賠償を請求すべきだとする社説を掲載した[3]。
1980年代の部数は500万部以上だったが、2002年には400万になり、2007年には354万部に落ちた。
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ^ World’s 100 Largest Newspapers
- ^ “ドイツ最大紙が1面ヌードに幕、28年間に5000人以上が登場” (日本語). ロイター通信. (2012年3月11日) 2012年3月11日閲覧。
- ^ 野口悠紀雄 (2020年5月22日). “日本が選択すべき「孤立する中国」への態度”. 東洋経済オンライン (東洋経済新報社). オリジナルの2020年7月5日時点におけるアーカイブ。