ビリー・ヘリントン
| ビリー・ヘリントン Billy Herrington | |
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2011年 東京のイベントにて | |
| 本名 | William Glen Harold Herrington |
| 別名義 |
Billy Marcus, Jake Mason, William Herrington, |
| 生年月日 | 1969年7月14日 |
| 没年月日 | 2018年3月2日(48歳没) |
| 出生地 |
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| 死没地 |
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| 国籍 |
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| 民族 | ヨーロッパ系アメリカ人 |
| ジャンル | 映画俳優、モデル |
| 活動期間 | 1990年代 - 2018年 |
| 活動内容 | 1998年:映画デビュー |
| 主な作品 | |
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『HotMen CoolBoyz』 『Lords Of The Lockerroom』 『Workout: Muscle Fantasies 3』 | |
ビリー・ヘリントン(英: Billy Herrington、1969年7月14日 - 2018年3月2日[1][2][3][4])は、アメリカ出身の元ポルノ俳優、モデル[5][6]。主にゲイポルノで活躍していた。身長185cm、体重111kg[1]。後述のようにニコニコ動画を中心とした日本のインターネットで人気を博し、たびたび訪日していた[1][2]。日本での愛称はガチムチ兄貴[1]、ビリー兄貴[2]又は単に兄貴である[4]。
目次
生涯[編集]
琉球空手師範の祖父と父のもと、ニューヨーク州ロングアイランドで育つ。ボクシングやレスリング、マーシャル・アーツといった様々な格闘技に興味を持ったが、彼が本格的にボディビルディングを始めたのはニューヨークに移住した24歳のときであった[5]。
彼のポルノ活動は、当時彼と交際していた彼女が勝手にプレイガールに彼の裸の写真を何枚か送った時から始まった[4]。写真は「Real Men of the Month」(『月例本物の男』賞)を受賞[4]。彼は賞金500ドルを手にすることとなる[5][4]。これらの写真がきっかけで、写真家ジム・フレンチが、写真を郵送した彼の交際相手と接触、2年の期間をはさみ、フレンチの下でコルトからカレンダーを発売した[4]。
その後は、1990年代後半を代表するポルノ俳優として活躍、その知名度によってリッキー・レイクのトークショーにも出演することとなる。トークショーでは女性とのお見合いコーナーが設けられていたが、彼自身は「アダルト業界が私の問題を解決してくれた」と述べていた、また、ある雑誌のインタビューでは、「自分には、ガールフレンドとボーイフレンドがいる」と述べるあたり、彼のセクシュアリティはバイセクシュアルであるとされる[6][4]。2000年以降は、活躍の場をポルノ映画以外にも広げている。
彼の出演する代表的な映画として、デンマークのラース・フォン・トリアーがプロデュースし、「アフター・ウェディング」や「ドッグヴィル」を製作したZentropa社から発売された「HotMen CoolBoyz」などがある。
2002年の秋に男児が出来たことをきっかけに、ポルノ俳優を引退。引退後は建築業に従事していたが[4]、定期的にアメリカ内のゲイクラブでストリップショーにも出演していた[7][8]。また、トレーニングは引退後でも続けていたが、仕事の関係で、現役では4時間だったところが2時間になったという。
日本におけるインターネット・パロディと訪日[編集]
2007年の夏頃から動画投稿サイト「ニコニコ動画」で、彼の出演作品「Workout: The Directors Cut」の一部、またこれを素材としたMADムービーが頻繁にランキングに登場(俗に、ランキング内容を不正に操作「ランキング工作」と称される)し始めた。当初は「釣り」目的とみなされていたが、動画『本格的 ガチムチパンツレスリング』が約2ヶ月間で14万回以上再生され、「ガチムチ兄貴」としてその知名度を上昇させた[9]。
初期には、性的表現を含む動画として運営者に削除されることもあったが、次第にゲイポルノ独特の演出が下ネタとして受け入れられたことや、彼と共演者達との会話が日本語に聞こえるといういわゆる空耳("You got me mad now."→「歪みねえな」など[2])等で反響を呼び[10] 、コンピュータ情報誌「Windows100%」に取り上げられる[11]など、インターネット文化として定着した。
その大ブームに注目したニコニコ動画の運営者側が、ビリー・ヘリントンと直接接触[12]、2009年のバレンタインデーに合わせ訪日をプロモートした[12]。なお、ヘリントン本人もニコニコ動画において自身のビデオが話題になっていることを知っており、2008年12月4日に行われた「ニコニコ大会議・冬」では自己名義の花輪を寄贈。そして2009年2月10日、ついに訪日を果たし、2月14日のイベントでは、figmaにて彼の限定モデルのフィギュア発売が発表された[4]。尚、イベントの最中に「(訪日は今回が)初めてだけど、最後じゃない」と言い、再訪日すると宣言した。帰国の際に、ヘリントンには日本のファンから似顔絵や手作りフィギュア、とんがりコーン(動画の中に「最強とんがりコーン」という空耳がある)等の大量のプレゼントが送られ、「夢のような旅行だった」とも話すなど、日本をかなり気にいったらしい。
2009年2月14日の訪日では、以下のことなどが周知された。
その後、2009年3月19日に行われた「第9回国際ニコニコ映画祭 in 沖縄」にも出演した。2009年7月14日、宣言していた訪日こそなかったものの、ヘリントン本人がニコニコ動画に自身のトレーニング風景や、訪日した際に日本のファンから貰ったプレゼント等を撮影した動画を投稿した。
2009年7月には「figma」シリーズの一つとしてアクションフィギュア化。ニコニコ市場直販専売商品にもかかわらず、予約開始からわずか3日間で5262件の予約数を記録した。後に、付属品の異なる「バースディVer.」「ハロウィンVer.」「クリスマス&ニューイヤーVer.」も発売。キャッチコピーは「よく動く。歪みねぇ」。
2009年8月16日、3度目の訪日を果たし、同日に行われたプレミアムイベントではK-1ファイターの長島☆自演乙☆雄一郎・DREAMの青木真也と生でレスリングを行った。
2011年12月12日、自身が投稿した動画「Happy Birth♂Day NicoNico!!」にて2012年4月28日と4月29日に開催予定の「ニコニコ超会議2012」に参加することが発表され、4度目の訪日となった[13]。ニコニコの公式送迎車で、空港から宿泊先への送迎を生中継、「ビリーブートキャンプ」としてユーザーから隊員を公募し会場を巡るクルーズを行ったり、観客から無差別に3人選び(ブートキャンプ・クルーズ共に男性限定)ステージ上で公開スパンキングを行うなど、ファンサービスで超会議を盛り上げた。
2013年1月15日、ニコファーレで開催された「ニコニコ超会議2発表会 ~あと102日!超会議2のブース企画&超パIIゲスト発表!~」にて2013年4月27日と4月28日に開催予定の「ニコニコ超会議2」に参加することが発表された[14]。これが生前最後の訪日となった。
また、ヘリントンと共演した俳優であるダニー・リー、ダンカン・ミルス、マーク・ウォルフ、ヴァン・ダークホームらにも話題が及んでいる。中でもヴァン・ダークホームは、日本で自身のビデオが話題になっていることをファンから知らされており、更に自身のホームページでそのことを取り上げたうえで好意的なコメントを残している。なお、ヘリントン以外はニコニコ動画の「レスリングシリーズ」タグが付けられている映像の空耳や容姿から付けられた日本名のような愛称(例としてダニー・リー→木吉カズヤ)で呼ばれることがほとんどである。
死去[編集]
2018年3月1日、ランチョ・ミラージュのカリフォルニア州道111号線で交通事故を起こし、パームスプリングスの病院へ運ばれたものの、翌3月2日に死去した[1][3][4]。ヘリントンの死は最初、ポルノ監督のチ・チ・ラルーによりTwitterで明かされ、その後ヘリントンのFacebookのアカウントが彼の母であるキャサリン・ウッドにより追悼アカウントに移行された[2][4] 彼女はこの追悼アカウントにて、「息子のビリー・ヘリントンが亡くなったことで、非常に心が重く、つらい思いを抱えています。そのことをみんなに知らせたい。私は息子のあなたを愛してます。ママより」と悲嘆の気持ちが込められたコメントを投稿した。
さらに、ニコニコ動画の「レスリングシリーズ」の動画には驚きや追悼のコメントが寄せられ、追悼動画も数多く作られた[1]。
出演[編集]
DVD[編集]
1998年[編集]
- Wrestlers: Muscle Fantasies 2(Can-Am Productions)
1999年[編集]
- Wrestlers(Sidmoore Shepherd)
- Workout: Muscle Fantasies 3(Can-Am Productions)
- Wrestlers: Director's Cut(Can-Am Productions)
- Workout: Director's Cut(Can-Am Productions)
- Minuit Man 17(Buckshot Productions)
- Minuit Man 18(Buckshot Productions)
- Body Shop(All Worlds Video)
- Summer Trophies(Pacific Sun Entertainment)
- Maxon VS Marcus※Billy Marcus名義(Can-Am Productions)
- Tales from the Foxhole(All Worlds Video)
2000年[編集]
- Playing with Fire 2(All Worlds Video)
- The Final Link
- Lords of the Locker room(Can-Am Productions)
出典[編集]
- ^ a b c d e f 快訊/G片男星比利海靈頓車禍身亡! 「森之妖精」享年48歲 ETtoday星光雲(中国語)2018年3月4日
- ^ a b c d e ビリー・ヘリントンさん死去。「ビリー兄貴」として親しまれた元ゲイビデオ男優 HUFFPOST 2018年3月4日
- ^ a b Adult film actor dies in Rancho Mirage crash KESQ-TV 2018年3月5日(英語)
- ^ a b c d e f g h i j k Gay Porn Icon Billy Herrington Dies At 48 AVN.com 2018年3月5日 (英語)
- ^ a b c Porn Star Interview: Billy Herrington
- ^ a b http://groups.yahoo.com/group/billyherringtonfanclub/message/12
- ^ ATKOL Forums
- ^ JimmyZ Videos - Body Building DVD
- ^ レスリングシリーズ(タグ検索)ニコニコ動画
- ^ レスリングシリーズ ニコニコ大百科
- ^ http://win100.jp/movie2008/
- ^ a b Live Better!(歪みなく生きろ) ビリー・ヘリントンがNipponにやってくる!! - ニコニコラム
- ^ ニコニコ超パーティー公式サイト
- ^ ニコニコ超パーティー2公式サイト
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- Billy Herrington - インターネット・ムービー・データベース(英語)
- BILLY HERRINGTON smutjunkies (英語)(男性器が無修正で写っているので閲覧要注意)
- BillyAniki.com(公式ホームページ)