ビリーバンバン

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ビリー・バンバン
出身地 日本の旗 日本,東京都国立市
ジャンル フォーク
活動期間 1969年 -
レーベル キングレコード → 芸音レコード(配給:日本コロムビア) → ユニバーサルミュージック
事務所 ハブ・マーシー
公式サイト ビリー・バンバン - UNIVERSAL MUSIC JAPAN
メンバー 菅原孝(ボーカル・コントラバス)
菅原進(ボーカル・ギター)
旧メンバー ムッシュ中野(パーカッション)

ビリー・バンバンBilly BanBan)は、日本音楽グループ。菅原孝、進の兄弟2人によるフォークデュオハブ・マーシー所属。

メンバー[編集]

特色として、兄弟デュオであるが、弁舌さわやかな兄の孝と、口下手な弟の進という対照的な2人のコンビとなっている。
また、二人兄弟と思われがちであるが、長兄がおり3人兄弟の次男と三男の兄弟デュオである。

歴史[編集]

デビューから解散まで[編集]

1966年に当時青山学院大学の学生であった進が友人達四人組のバンドとして結成。翌年メンバーチェンジが行われ、孝とパーカッションの中野光雄(後のせんだみつお[1])の三人組のバンドとなる。

その頃から、アマチュアバンドに物凄い腕前の持ち主がいるとの噂が音楽業界関係者の間に広まり、浜口庫之助の指導を受け、紆余曲折を経てビリーバンバンは孝と進による兄弟デュオとして、「白いブランコ」でキングレコード(SEVEN SEAS)よりメジャーデビュー、20万枚を超える売上となり[2]、一躍フォークシンガーの代表的存在として人気を得る。この曲は当初「星空のハプニング」のB面曲として発表される予定であったが、ニッポン放送のディレクター井村文彦のアドバイスにより、発表直前にA面とB面が入れ替えられたというエピソードがある[3]。レコーディングで曲の冒頭にトランペットが勝手に入れてあり、これに怒った進がスタッフに抗議したという話がある。一方の孝は、与えられた曲を歌えばいいという考えで特に何も言わず、進のフォローに回ることが多かった。

その後人気は低迷するものの1972年、テレビドラマ『3丁目4番地』(日本テレビ)の主題歌である「さよならをするために」が約80万枚[2][4]の大ヒット、その年の『第23回NHK紅白歌合戦』にも出場。当時のフォークシンガーは、自分の手で作詞、作曲をし、それを歌う物という風潮が強く、石坂浩二作詞、坂田晃一作曲の曲に対して進は躊躇しレコーディングを当日にすっぽかしたという逸話が残っている(後に進は本当はいい曲だったと語っている)。この頃から、お互いの考え方に違いが生じ始め、1976年に解散。孝は司会者として、進は歌手・作曲家として己の道を行くこととなる。

再結成[編集]

進がソロで「琥珀色の日々」をヒットさせるなど、2人はそれぞれの道を歩んでいたが、ビリーバンバンの復活を求めるファンの声は根強く、1984年に再結成、以降は、個人での活動と平行しビリーバンバンとして活動を行う。

現在では、十年以上にわたり手がけている麦焼酎いいちこCMソングでも有名(進のソロ曲が使われたこともある)。「さよならをするために」もCMで使われており、今では何の躊躇もなく歌っている。

2014年7月、孝が脳出血で緊急入院し[5]、出演予定だった生放送『THE MUSIC DAY』(日本テレビ)には進がソロで「白いブランコ」を披露した。病状では左半身麻痺が残り、声もうまく出せなかったが、リハビリを続けた結果、2015年5月、『大沢悠里のゆうゆうワイド』へのゲスト出演から仕事復帰を果たす[6]。その出演の際、進が大腸がんを患い、孝が倒れた時はその手術が終わったばかりだったことを明かした[7]。2017年7月には兄弟揃って『THE MUSIC DAY』に生出演した。

主な曲[編集]

ビリー・バンバンとして[編集]

  • 白いブランコ(1969年)
  • さよならをするために(1972年
  • 遅すぎた季節
  • 砂漠の薔薇 Rose de sable
  • 今は、このまま
  • 君の詩
  • また君に恋してる
  • めぐり逢い
  • 愛につつまれて
  • ミドリーヌ
  • れんげ草(1972年)
  • 誓います
  • よかったね笑えて
  • ハマクラさんの唄
  • 千年の約束

菅原進[編集]

ソロ曲
  • 琥珀色の日々
  • 時は今、君の中
  • 夢を紡ぐ季節~時は今、君の中~
  • IT'S NICE TO BE WITH YOU 
  • シャンバラ~永遠に愛を秘めて~
  • デジャヴ
  • さよなら
  • ガラス越しの君にメリー・クリスマス
  • おやすみ~時のしとねに~
作曲
  • もしも・ひろしまに(作詞:藤公之介、歌:ダーク・ダックス) テレビ新広島のオープニング・クロージングテーマ
  • ライフフレンド亀宗(作詞 : ファミリーオブザマン、編曲 : 中村弘明、歌 : ビリーバンバン)茨城県を中心に展開していた衣料品店亀宗のテーマソング。制作記念に非売品のソノシートが配られた。(AMS-553)

ディスコグラフィー[編集]

発売された作品の中には現在廃盤となっているものもある。

シングル[編集]

ビリー・バンバン

  1. 白いブランコ/星空のハプニング (1969/1/15)HIT-741
  2. 恋の花うらない/どこからきたのかい (1969/6/1)HIT-747
  3. ミドリーヌ/愛のおくりもの (1969/10/1)HIT-752
  4. 悲しみの中に/さよならの花 (1970/2/1)HIT-758
  5. 白い風とすずらん/海 (1970/6/1) HIT-767
  6. ふたり/真夏の砂 (1970/8/20)HIT-771
  7. ドアを開けたら/茶色い写真 (1970/12/1)HIT-775
  8. ヴァンタンの子守唄/はたちのロマン (1971/4/1)HIT-783
  9. みにくいアヒルの子/なんだか知らないけど (1971/8/10)X-5
  10. さよならをするために/野ばらの咲いていた道 (1972/2/10)X-11
  11. れんげ草/この道をどこまでも (1972/8/10)X-13
  12. 子供たちをよろしく/ここは? (1973/2/10)X-25-W
  13. 愛すべき僕たち/そっと目をあけて (1973/8/10)X-33-W
  14. 目覚めた時には晴れていた/朝から雨の日曜日には (1974/3/1) CD-214-W
  15. 思い出を作ろう/愛の休暇 (1974/9/1)CD-226-W
  16. やさしい雨/最後でいい (1975/1/1)CD-236-W
  17. 風のように砂のように/碧空(あおぞら) (1975/11/1)CD-266-W
  18. 青春の道程(みちのり)/ふりむいた場面 (1976/6/1)LK-11-A
  19. あなたのためなら/一日中 僕らは (1983/10/21)07SH 1409
  20. 誓います/きみは45億分の1 (1984/12/5)RHS-553
  21. 横浜に鐘が鳴る/My Lost Romance  (1985/10/21) RHS-557
  22. さよならをするために(ニューバージョン)/さよならをするために(オリジナルバージョン) (1993/9/22)KIDS-153
  23. 季節は回転木馬のように/夢の中へ帰ろう (1994/4/21)KIDS-179
  24. 遅すぎた季節/君には君しかないのだから (1994/10/21)KIDS-209
  25. TUESDAY'S LOVE/TUESDAY'S LOVE  (1998/1/21)KIDD-1750
  26. よかったね笑えて/砂漠の薔薇〔Rose de sable] (2000/10/21)COCC-15374
  27. 今は、このまま/千年の約束/最初から今まで (2002/2/7)GECB-2086
  28. 今は、このまま/やさしい雨/最初から今まで (2004/8/4)UICZ-5009
  29. 君の詩/hana〜夢の旅人〜 (2005/11/9)UICZ-5026
  30. 天狗/真冬のオレンジ (2007/4/23)
  31. また君に恋してる/ひとりぼっち、ふたりぼっち/If(日本語バージョン) (2007/11/7)UICZ-5035
  32. また君に恋してる/時のしずく (2009/8/26)UICZ-5043
  33. また君に恋してる SPECIAL EDITION (2010/6/30)UICZ-5048、CD(オリジナル・ヴァージョン/アカペラ・ヴァージョン/今は、このまま featuring 坂本冬美)+DVD(iichico CM collection 4種類、また君に恋してるPV)
  34. ずっとあなたが好きでした/風のポスト (2011/1/19)UICZ-5050
  35. 雪が降る前に/愛は祈りのようだね (2013/1/16)UICZ-5057
  36. いつか来た海/これが恋というなら (2014/8/6)UICZ-5063
  37. さよなら涙 (2016/11/2)UICZ-5085

菅原進

  1. 1965年夏/雨のテーマ (1976/7/1)LK-16-A
  2. ラッシュアワー/まごころを君に (1977/10/1)DR-6150
  3. 愛のある景色/夜のハイウェイ・バス (1978/6/21)DR-6222
  4. 都会(まち)はストレンジャー/悲しみの堕落 (1978/10/21)DR-6261
  5. 雪に抱かれて/マイ・ジャニー・ソー・ロング (1979/11/1)06SH 645
  6. 悲しみのむこうに/かげりゆく夏に (1980/6/1)06SH 780
  7. ジョキジョキテーラー(「キド・アイ」名義[8]) (1981/5)CX-127
  8. 琥珀色の日々/琥珀色の日々(インスト) (1981/6/5)ALR-734
  9. 長い髪の少女/ジュリエット (1981/10/21)ALR-748
  10. WOMAN WOMAN/ララバイ (1982/11/21)ALR-761
  11. 瞳に映して/MEMORY'S BELL (1984/10/21)10165-(07)
  12. 時は今、君の中/水色のグラフティ (1988/1/21)B07S-7
  13. 夢を紡ぐ季節/雨にぬれた朝 (1991/6/21)KIDS-50

アルバム[編集]

ビリー・バンバン

  1. ビリー・バンバンのえるぴい *ミドリーヌ (1969/10/1)SKD-23
  2. ゴールデン・フォーク・ジャンボリー(with 小林啓子) (1971/4/1)SKW-33-34(KR-7071-2)
  3. ビリー・バンバン (1972/7/10)X-5005
  4. ビリー・バンバン 2 (1972/12/10)X-5007
  5. ビリー・バンバン・リサイタル (1973/8/25)X-5011-W
  6. ビリー・バンバン 3 (1973/12/10)CD-7107-W
  7. ビリー・バンバン Vol.4  (1974/6/25)CD-7115-W
  8. SONG FOR YOU (1974/12/25)CD-7127-W
  9. GOOD BYE SO LONG ラスト・コンサート・ライブ (1976/8/25)LZ-7003-4-A
  10. TWO WAY STREET (1976/6/25)LQ-7006-A
  11. マイ・ロスト・ロマンス (1985/3/21)RHL-8819
  12. Billy BanBan 季節は回転木馬のように〜ビリー・バンバンデビュー25周年記念アルバム (1993/12/1)KICS-368
  13. めぐり逢い 〜30th Anniversary〜  (1999/7/17)COCP-30485
  14. Dear…  (2002/11/27)UPCH-1207
  15. 時は今、君の中 Billy BanBan 35th Anniversary〜iichiko collections〜 (2004/10/13)UICZ-4104
  16. 春夏秋冬 (2006/2/15)UICZ-4150
  17. iichiko CM SONG SELECTION (2006/11/22)
  18. セカンド・プロポーズ (2009/1/14)UICZ-4191
  19. 40周年記念ベストアルバム テーマ・ソング コレクション 〜また君に恋してる〜 (2009/8/26)UICZ-4200
  20. 君が幸せでありますように (2011/4/6)UICZ-4240
  21. 愛は祈りのようだね〜Nothem Lights〜 (2012/2/22)UICZ-4258
  22. iichiko CM SONG COLLECTION 『これが恋というなら』 (2013/11/13)UICZ-4290
  23. 愛という名の、自由と不自由 (2014/10/15)UICZ-4311

菅原進

  1. SUSUMU    (1974)
  2. NIGHT SMILE (1978/11/21)MR-3152
  3. 愛の風景 (1981/8/1)25MX-2025
  4. MODERN TIMES (1981/10/21)ALR-28028
  5. 夢を紡ぐ季節 (1991/8/5)KICS-119

ベスト・アルバム[編集]

ほか多数

テレビ[編集]

NHK紅白歌合戦出場歴[編集]

年度/放送回 曲目 出演順 対戦相手
1972年(昭和47年)/第23回 さよならをするために 11/23 ザ・ピーナッツ
注意点
  • 出演順は「出演順/出場者数」で表す。

その他[編集]

主なCM曲[編集]

ナレーション[編集]

菅原孝

CM出演[編集]

「いいちこ」CM曲[編集]

Susumu Sugawara
  • 『時は今、君の中』 OA 1986年~1990年
  • 『夢を紡ぐ季節~時は今、君の中~』 OA 1991年~1992年
CM撮影場所:ドナウ・デルタルーマニア)、イビザスペイン)、ヴェネツィアイタリア)、ユリア・パススイス)、ラップランドフィンランド
  • 『IT'S NICE TO BE WITH YOU』 OA 1992年
CM撮影場所:カーディフ(英ウェールズ
Billy Banban
  • 『さよならをするために』OA 1993年~1994年
CM撮影場所:エーゲ海
  • 『遅すぎた季節』OA 1994年~1999年
CM撮影場所:アイルランドウィーンの森(オーストリア)、ポルトガルコルシカ島フランス)、アルゼンチン
  • 『砂漠の薔薇 Rose de sable』OA 1999年~2001年
CM撮影場所:サハラ砂漠のオアシス、ナマクアランド南アフリカ
  • 『今は、このまま』OA 2001年~2005年
CM撮影場所:アイスランドイングランドの水路、タルキートナ(米アラスカ州)、サンクトペテルブルクロシア
  • 『君の詩』OA 2005年~2007年
CM撮影場所:トゥルトゥルポーランド)、ボストン(米マサチューセッツ州
  • 『また君に恋してる』OA 2007年~2010年
CM撮影場所:コパチキリットクロアチア)、ベルニナ(スイス)、アリゾナアメリカ合衆国
  • 『ずっとあなたが好きでした』OA 2010年~2011年
CM撮影場所:ベリーズ
  • 『愛は祈りのようだね』OA 2011年~2013年
CM撮影場所:ノーザンライツカナダアルバータ州)、テキサスカウボーイ(アメリカ合衆国)
  • 『これが恋というなら』OA 2013年~2016年
CM撮影場所:ハドソン川(米ニューヨーク州)、ワナカニュージーランド)、フロリダのライフセーバー(アメリカ合衆国)
  • 『さよなら涙』OA 2016年~
CM撮影場所:サンディエゴ(米カリフォルニア州
※『また君に恋してる』、『ずっとあなたが好きでした』、『愛は祈りのようだね』の3曲は、坂本冬美が歌唱したバージョンが「いいちこ日田全麹」(2009年~)のCMで使用されていた。撮影場所は日本国内であり、武士風の人物(的場浩司)が書院風の日本間に静坐するなど従来の「いいちこ」とはイメージの違うものである。

その他の活動[編集]

菅原孝

ほか

菅原進
ビリーバンバン

出典[編集]

  1. ^ 2009年1月15日に東京・銀座音響ハウスで開かれたデビュー40周年記念記者会見で、せんだみつおが司会を務め、メンバーの登場にあたって自ら「私はですね、芸能界に潜り込むためにビリー・バンバンに入ったんですよ」と、かつてオリジナルメンバーであったことを明かした。ちなみにせんだはメンバーだった当時「ムッシュ中野」の芸名で活動(参照記事:せんだ、ビリー・バンバン“元メンバー”だった! - サンケイスポーツ、2009年1月16日)
  2. ^ a b 読売新聞社文化部『この歌この歌手〈上〉運命のドラマ120』社会思想社、1997年、265頁。ISBN 4390116010
  3. ^ 富澤一誠『フォーク名曲事典300曲〜「バラが咲いた」から「悪女」まで誕生秘話〜』ヤマハミュージックメディア、2007年、55頁。ISBN 978-4-636-82548-0
  4. ^ 富澤一誠『フォーク名曲事典300曲〜「バラが咲いた」から「悪女」まで誕生秘話〜』155頁。
  5. ^ ビリー・バンバンの菅原孝、脳出血で入院 所属事務所「現状、症状も安定」と報告”. ORICON (2014年7月11日). 2015年5月25日閲覧。
  6. ^ ビリー・バンバン菅原孝、脳出血から仕事復帰「頑張っていかないと」”. ORICON (2015年5月25日). 2015年5月25日閲覧。
  7. ^ 「ビリー・バンバン」弟・菅原進が大腸がんだった”. 日刊スポーツ (2015年5月25日). 2017年7月28日閲覧。
  8. ^ 小島豊美とアヴァンデザイン活字楽団『昭和のテレビ童謡クロニクル 『ひらけ! ポンキッキ』から『ピッカピカ音楽館』まで』DU BOOKS、2015年、239頁。ISBN 978-4-907583-45-3

外部リンク[編集]