ビャクシ
ヨロイグサ | ||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Angelica dahurica (Hoffm.) Benth. et Hook.f. ex Franch. et Sav. (1873) [3][4] | ||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
ヨロイグサ[3]・オオシシウド[3]・コエゾニュウ[3] |
ビャクシ(白芷)は、漢方薬として用いられるセリ科シシウド属の多年草ヨロイグサ (Angelica dahurica) の根。中国産はその変種のカラビャクシの根。
薬効成分はフロクマリン誘導体及び精油。消炎・鎮痛・排膿・肉芽形成作用がある。皮膚の痒みをとる。日本薬局方にも記載。
血管拡張と消炎の作用から、肌を潤しむくみを取るとして、古来中国の宮廷の女性達により美容用とされていた。また鎮痛、鎮静の効果のため、五積散などの漢方処方に配合される。
基原植物[編集]
基原植物はヨロイグサで、高さ1-2m。茎は太く中空で、上部で枝分かれする。葉は羽状複葉。夏、白色の小花を散形につけ、外見はシシウドに似る。分布は東シベリア、中国北東部、朝鮮半島、本州西部、九州。
脚注[編集]
- ^ 米倉浩司 『高等植物分類表』 北隆館、2010年、重版。ISBN 978-4-8326-0838-2。
- ^ 大場秀章(編著) 『植物分類表』 アボック社、2010年、第2刷。ISBN 978-4-900358-61-4。
- ^ a b c d e 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Angelica dahurica (Hoffm.) Benth. et Hook.f. ex Franch. et Sav.”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2012年8月4日閲覧。
- ^ "'Angelica dahurica (Fisch.) Benth. & Hook. f.". Tropicos. Missouri Botanical Garden. 2012年8月4日閲覧.