ビタミン欠乏症

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jump to navigation Jump to search

ビタミン欠乏症(ビタミンけつぼうしょう)とは、ビタミンの不足によって起こる症状の総称である。摂取総カロリーが欠乏しがちな発展途上国のみならず先進国においても問題となっている[1]

分類[編集]

脂溶性ビタミン[編集]

ビタミンA欠乏症[編集]

  • 症状
    夜盲症
    皮膚・粘膜などの乾燥化:眼球乾燥症ビトー斑、視力低下、失明、毛包周囲の角化、角膜軟化症
    原発性ビタミンA欠乏症:通常は長期の摂食不足によって発症。南アジア、東アジアなどのカロテンを欠いた米を主食とする地域特有のものである。
    続発性ビタミンA欠乏症:
  • 治療:欠乏ビタミンを3000〜10000IU/日内服

ビタミンD欠乏症[編集]

  • 治療:1α-OH-D3を1〜2μg/日内服

ビタミンE欠乏症[編集]

  • 治療:欠乏ビタミンを10〜300mg/日内服

ビタミンK欠乏症[編集]

  • 治療:欠乏ビタミンを10〜50mg/日筋注

水溶性ビタミン[編集]

ビタミンB1欠乏症[編集]

  • 症状
    脚気ウェルニッケ脳症(意識障害、精神障害)、手足のしびれ、腰痛など反射神経の異常、食欲不振、消化不良、下痢
  • 治療:欠乏ビタミンを10〜100mg/日内服もしくは100〜200mg/日静注

ビタミンB2欠乏症[編集]

  • 治療:欠乏ビタミンを30〜50mg/日内服

ビタミンB6欠乏症[編集]

  • 治療:欠乏ビタミンを5〜100mg/日内服

パントテン酸欠乏症[編集]

  • 症状
    四肢のしびれ感、足の灼熱感
  • 治療:欠乏ビタミンを50〜100mg/日内服

ナイアシンニコチン酸)欠乏症[編集]

葉酸欠乏症[編集]

  • 治療:欠乏ビタミンを10〜20mg/日内服

ビタミンB12欠乏症[編集]

  • 治療:欠乏ビタミンを1mg筋注

ビオチン欠乏症[編集]

  • 治療
栄養型ビオチン欠乏症 欠乏ビタミンを9mg〜12mg/日(血中半減期が3時間のため1日3等分に分けて内服)L-アスコルビン酸パントテン酸、ミヤBM細粒3g
先天性ビオチン欠乏症 欠乏ビタミンを5mg〜20mg/日(血中半減期が3時間のため1日3等分に分けて内服)

ビタミンC欠乏症[編集]

  • 治療:欠乏ビタミンを50〜2000mg/日内服

出典[編集]

  1. ^ 渭原博、橋詰直孝、「ビタミン標準化の動向」 臨床検査 (2002) 46巻 6号 p.680-682, doi:10.11477/mf.1542905128

関連項目[編集]

外部リンク[編集]