コンテンツにスキップ

ビジャゴ諸島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
世界遺産 ビジャゴ諸島とオマティ・ミニョの沿岸・海洋生態系
ギニアビサウ
英名 Coastal and Marine Ecosystems of the Bijagós Archipelago – Omatí Minhô
仏名 Écosystèmes côtiers et marins de l’Archipel des Bijagós - Omatí Minhô
面積 394,067.28 ha(緩衝地域 636,836.19 ha)
登録区分 自然遺産
登録基準 (9), (10)
登録年 2025年
公式サイト 世界遺産センター(英語)
地図
ビジャゴ諸島の位置(ギニアビサウ内)
ビジャゴ諸島
使用方法表示
ギニアビサウの地図。西部の沖合にあるのはビジャゴ諸島

ビジャゴ諸島ポルトガル語: Arquipélago dos Bijagós)は18の大きな島と12の小さな島々から成立つ、大西洋ギニアビサウ沖合に浮かぶ群島である。ギニアビサウ領。

地質的には三角州性の群島であり、大西洋アフリカでは唯一で、世界でも珍しい事例である[1]

20の有人島があり、住民の多くはビジャゴ人であり、ビジャゴ語英語版が話されている。 ボラマ島ブバケ島およびカラヴェラ島の人口が多く、観光客も訪れる。ビジャゴ人社会においては女性が社会福祉・経済・司法・宗教・婚姻において優位であり、男性は「義務から解放された年少者」として扱われる[2]

諸島にはマングローブ干潟ヤシ林、サバナおよび半乾燥林があり、アオウミガメのアフリカでの重要な産卵場である。島々および周辺の海域にはアオウミガメ、オサガメヒメウミガメナイルワニニシアフリカコビトワニカバアフリカマナティーアフリカウスイロイルカハンドウイルカコイネズミヨウム英語版などの野生動物が生息しており、ユネスコ生物圏保護区に指定されている[3][4]ダイシャクシギサルハマシギミヤコドリコオバシギなどの渉禽類が多く訪れており、ラムサール条約にも登録されている[4]。2025年にはよく保存している沿岸・海洋生態系群と豊かな生物多様性により世界自然遺産にも登録され、特にポイラン島英語版ウミガメの重要な産卵地である[1]

女性の彫刻

ビジャゴ諸島のおもな島

[編集]

世界遺産登録基準

[編集]

この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。

  • (9) 陸上、淡水、沿岸および海洋生態系と動植物群集の進化と発達において進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本であるもの。
  • (10) 生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。これには科学上または保全上の観点から、すぐれて普遍的価値を持つ絶滅の恐れのある種の生息地などが含まれる。

脚注

[編集]
  1. ^ a b Coastal and Marine Ecosystems of the Bijagós Archipelago – Omatí Minhô” (英語). UNESCO World Heritage Centre. 2025年11月2日閲覧。
  2. ^ Emmanuel, Olu (2022年1月30日). “Bijagos of Guinea-Bissau : Meet the African tribe where women rule and choose their own husbands”. National Daily Newspaper. https://nationaldailyng.com/bijagos-of-guinea-bissau-meet-the-african-tribe-where-women-rule-and-choose-their-own-husbands/ 2023年9月28日閲覧。 
  3. ^ Boloma Bijagós Biosphere Reserve, Guinea-Bissau” (英語). UNESCO (2020年1月14日). 2023年1月23日閲覧。
  4. ^ a b Archipel Bolama-Bijagós”. Ramsar Sites Information Service (2014年1月14日). 2023年1月23日閲覧。

関連項目

[編集]