ヒロハグネモン

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ヒロハグネモン
分類新エングラー体系
: 植物界 Plantae
: 裸子植物門 Gymnospermae
: グネツム綱 Gnetopsida
: グネツム目 Gnetales
: グネツム科 Gnetaceae
: グネツム属 Gnetum
: ヒロハグネモン G. latifolium
学名
Gnetum latifolim BL.
和名
ヒロハユミカツラ(広葉弓蔓)

ヒロハグネモン学名 Gnetum latifolium)はグネツム科グネツム属の大蔓木。ヒロハユミカツラともいう。

概要[編集]

インドネシアフィリピン海南島に分布する。茎の節は膨大であり、葉の幅は広い。花は小さく、雌雄異株である。果実は房に着生しており、卵形で、長さ2.5㎝、赤褐色、種子は1個で桃色である。種子の毛を除き、揚げて炒り、または煮て食用にする他、シロップ漬けで貯蔵する。茎を切って出る液を飲用とする。また、茎繊維は鋼索、釣り糸に使用する。

参考文献[編集]

  • 北野至亮 著、熱帯植物研究会 編『熱帯植物要覧』養賢堂、1984年。ISBN 4-924395-03-X