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ヒルト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ヒルト(ゲブラー-ヒルトモトーレン、Göbler-Hirthmotoren GmbHはドイツのベンニンゲンに拠点を置く航空機エンジンの製造会社。

歴史

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1920年にヘルムート・ヒルトがヘルムート・ヒルト・フェアズークスバウ(Hellmuth Hirth Versuchsbau)として創業し、その後社名変更してライヒトメタル-ヴェルケ(Leichtmetall-Werke GmbH)、さらにエレクトロンメタル(Elektronmetall GmbH)として軽合金製のエンジン部材を生産した。1927年、ヒルトは分社してヒルト・モトーレン(Hirth Motoren GmbH、後のマーレ)となる。ヒルト・モトーレンが最初に開発したエンジンは空冷倒立直列4気筒のHM 60である。これは1931年に発売され成功を収めた。同社は改良を施したHM 60Rを製造したほか、気筒数を6や8、あるいは12に増やした派生型も生産し、ドイツを代表するエンジン製造会社になった。

1938年、ヒルトが飛行機事故で亡くなるとドイツ航空省により国有化され、1941年にはハインケルと合併してハインケル-ヒルト(Heinkel-Hirth)になった。エンジンシリーズの生産は継続されハインケル社の設備もヒルトエンジンの生産に用いられ、そこで働いていたハンス・フォン・オハインは一連のジェットエンジンを開発したが政治的要因を含む複数の理由で広く使用されなかった。

第二次世界大戦の終結に伴い合併は解消され、再びヒルトは独立した。ドイツが占領を解かれるまで小型の定置式エンジンスノーモービル用のエンジンを製造した。1965年にヒルトは航空機用エンジンの製造に復帰したが、1974年に任意清算してハンス・ゲブラー(Hans Göbler)に買収され、2ストロークのエンジンの製造に戻った。

1980年代の超軽量飛行機の始まりに伴い、ヒルトは機体を開発してこの分野で名の知れた製造会社となった。

エンジン

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レシプロ

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タービン式

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外部リンク

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