ヒョウモンオトメエイ

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ヒョウモンオトメエイ
Himantura undulata lisbon.jpg
ヒョウモンオトメエイ Himantura uarnak
保全状況評価[1]
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 VU.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 軟骨魚綱 Chondrichthyes
亜綱 : 板鰓亜綱 Elasmobranchii
: トビエイ目 Myliobatiformes
: アカエイ科 Dasyatidae
: オトメエイ属 Himantura
: ヒョウモンオトメエイ H. uarnak
学名
Himantura uarnak (Gmelin, 1789)[1][2]
和名
ヒョウモンオトメエイ
英名
Honeycomb stingray[1][2]
Leopard stingray[1][2]
Marbled stingray[1][2]
Reticulate whipray[1][2]

ヒョウモンオトメエイ(豹紋乙女鱏、豹紋乙女鱝、学名:Himantura uarnak)は、トビエイ目アカエイ科オトメエイ属に属するエイ太平洋西部とインド洋熱帯亜熱帯海域に広く分布している。

形態[編集]

体盤幅は1.8m、尾を含めた全長は3mに達することがある。尾は長く、体盤幅の2倍近くに達することもある。

体には、ヒョウによく似た、輪状の斑紋が多数あり、和名の「ヒョウモン(豹紋)」や英名の「Honeycomb(蜂の巣)」はこの模様に由来している。

尾棘には毒があり、刺されると激痛に襲われる。

これまでヒョウモンオトメエイと呼ばれてきた魚は、実際には数種が混同されている可能性があり、今後、数種に分けられる可能性がある。

分布[編集]

太平洋西部とインド洋の熱帯・亜熱帯海域に広く分布。 フランス領ポリネシアからオーストラリア北部、東南アジア台湾インド紅海南アフリカまでの海域で記録がある。

日本では沖縄近海で生息が確認されている。

生態[編集]

沿岸の砂泥底域やサンゴ礁周辺の砂底に生息。時には河口から汽水域にも侵入する。  

人間との関係[編集]

食用とされることもあり、乾燥させたり塩漬けにした後に利用される[1]。一部の地域では骨も利用されたり、皮が財布・帯・靴などに利用されることもある[1]

本種を対象とした漁業、および混獲などにより生息数が減少し、特に東南アジアで漁獲圧が高いとされる[1]。沿岸域を好むため、マングローブ林のエビ養殖場設置・都市開発などのための伐採、塩田開発、汚染などの影響が懸念されている[1]

日本国内では2014年末時点で、美ら海水族館海遊館須磨海浜水族園京都水族館などで飼育されている。

出典[編集]

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  1. ^ a b c d e f g h i j Manjaji Matsumoto, B.M., White, W.T. & Gutteridge, A.N. 2016. Himantura uarnak. The IUCN Red List of Threatened Species 2016: e.T161692A68629130. http://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2016-1.RLTS.T161692A68629130.en. Downloaded on 01 February 2018.
  2. ^ a b c d e Froese, R. and D. Pauly. Editors. 2017. Himantura uarnak. FishBase. World Wide Web electronic publication. http://www.fishbase.org, version (10/2017).