パワーエリート
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この記事のほとんどまたは全てが唯一の出典にのみ基づいています。 (2012年10月) |
パワーエリート (The Power Elite) とは高度に発達した独占段階における大ブルジョワジーの状態。これはライト・ミルズによって提唱された概念であり、1950年代のアメリカの最高支配層は「大会社の経営者」、「軍の上層部」、「政府の上層部」の「ビッグスリー」のみが意思決定権を持っており、この3者は相互に地位を交換し合うまでに癒着しており、これをパワーエリートと呼んだ。これは政治の領域に主眼を置き、他方に「無力な大衆」を想定することにより成立する概念である。独占資本と国家権力の癒着ないしは独占資本による国家権力の私有が特質である。この結果、支配層は社会全体において史上最大の影響力を持つに至った。
参考文献
[編集]- 佐藤毅『社会心理学』有斐閣〈有斐閣双書〉、1971年、49頁。